ヨブ記をヘブライ語原典から逐語訳してみました
ヨブ記はユダヤ教聖典ケツヴィイム(諸書)のうちの一つです
神の息子たちが神の前に集まった時真ん中にいたサタンに神が話しかけ完全で正しい者ヨブのことをサタンに任せました
ヨブはサタンによって家畜と息子と娘たちを打たれ体も頭から足の裏まで打たれました彼を慰める為に友人たちが来て対話が始まり最後に主が顕現してヨブに答えます
ヨブ記1章から順を追ってっ数々の話(内容)に分け逐語訳を進めました
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ヨブ記 章別リンク先 節数 逐語数 話(内容)別リンク先 כתובים ケツヴィーム איוב イヨブ
1章 22節 345語 1;1-5 完全で正しい者ヨブには多くの子供と家畜と僕がいた
1;6-12 主ヤㇵウェㇵはサタンの手にヨブの財産を任せた
1;13-22 ヨブの家畜と僕と子供は次々殺された
2章 13節 209語 2;1-6 主ヤㇵウェㇵはサタンにヨブの体を任せた
2;7-10 ヨブの全身は腫れ物で打たれた
2;11-13 ヨブの友人三人が慰める為にやって来た
3章 26節 204語 3;1-10 ヨブは彼の生まれた日を彼の妊娠が告げられた夜を呪いました
3;11-19 何故に私は流産の子に光を見ない子にならなかったのか
3;20-26 何故に神は苦しむ者に光を与え辛い魂に命を与えるのか
4章 21節 149語 4;1-6 テマン人エリファズ「あなたは神を畏れ完全な道を希望していた」
4;7-11「 罪のない者が滅びたか?真っ直ぐな者が断ち切られたか?」
4;12-16 夜の幻の故に私は恐れ震え目の前に姿があり声を聞きました
4;17-21 「人は神より正しいのか?人は人を造った者より清いのか?」
5章 27節 205語 5;1-5 愚か者は怒りと妬みによって滅びるが根付くなら私は呪う
5;6-7 塵から不正は出ず土から苦は出ないが人は苦の為に生まれます
5;8-11 私は神に委託します神は低い者を高くし嘆き悲しむ者を救います
5;12-14 神はずる賢い者の策を挫き賢い者をずる賢さの中で捕らえます
5;15-17 神が叱責する人は幸いだその懲らしめを見くびってはいけない
5;18-27 神は傷つけその手で癒しあなたに安全と子孫と天寿を与えます
6章 30節 220語 6;1-4 私(ヨブ)の霊は全能者の矢の毒を飲み私の悲しみは海の砂より重い
6;5-7 塩なしに無味の物を食べられるか私の魂は触れることを拒みます
6;8-10 神が私を砕き神の手が私を断ち切って下さい
6;11-13 私が待つ為にどんな力があり延命してどんな終わりがあるのか
6;14-20 絶望の者に同情すべき私の兄弟は干上がった川のように裏切る
6;21-23 今やあなたたちは無になり恐ろしいものを見て恐れています
6;24-27 あなたたちは孤児を籤で割り当て友人を売り買いします
6;28-30 私の舌に不正があろうか私の口は破滅の原因を識別できないか
7章 21節 172語 7;1-6 夜明けまで寝返りを続ける私の肉はウジを纏い皮膚は割れている
7;7-8 私の命は風であり私の目は再び幸いを見ないでしょう
7;9-10 黄泉に下って行く者は上って来ることはありません
7;11-16 私の日々は空しいから私の魂は骨より死を選びます
7;17-21 何の罪を私は犯したのか何故にあなたは私を的に置いたのか
8章 22節 166語 8;1-7 シュア人ビルダド「あなたの息子たちは咎の手の中に送られました」
8;8-10 あなたは前の世代に尋ねなさい父祖の求めたことを見据えなさい
8;11-12 葦は水なしに大きくなるか?緑なのに全ての草より前に枯れます
8;13-15 神を信じない者の希望は消え頼りは切られ蜘蛛の巣を頼ります
8;16-19 芽を出し根を張っても飲み込まれれば見たことはないと否まれます
8;20-22 全き者を拒まず悪人を支えず神はあなたの口に笑いを満たします
9章 35節 259語 9;1-4 ヨブは「それは知っています人は神に対してどうして正しいだろうか」
9;5-10 神は怒りによって山をひっくり返し地を揺らす太陽や星を封じ込める
9;11-13 神が奪えば誰が戻すことが出来るか何をするのかと誰が言えるか
9;14-18 私は正しくても答えることが出来ず私を裁く者に恵みを求めます
9;19-24 神は無垢な者と悪人を滅ぼし尽くし罪なき者の試練を嘲笑います
9;25-29 私の日々は速く過ぎ去り幸せを見ない私が有罪なら何故労するか
9;30-31 水で洗っても灰汁で清めてもあなたは私を腐敗の穴に浸します
9;32-33 神は人にあらず神と私二人の上に手を置く審判者はいません
9;34-35 神の鞭を取り除き私を脅かさず私が恐れず語れるようにして下さい
10章 22節 169語 10;1-2 私は神に言います「私を有罪にしないで下さい何故に私と争うのか」
10;3-7 あなたは私の無罪を熟知の上で私の罪咎を捜し求めます
10;8-9 あなたの両手が造った私をあなたは飲み込み土を塵に戻させます
10;10-12 あなたは私に皮と肉を着せ骨と腱で囲い命と恵みを与えました
10;13-17 あなたの心の中では常に私を見張り咎から無罪としません
10;18-19 何故胎から出したのか私は腹から墓に運ばれていたら良かった
10;20-22 死の陰の暗闇の国に行く前に私からあなたは暫し離れて下さい
11章 20節 148語 11;1-4 ナアマ人ツォファル「私の説は純粋無垢で私は清いとあなたは言う」
11;5-6 神があなたの為に咎の一部を忘れてくれたことを知りなさい
11;7-12 あなたは神を究めることが出来るのか?神は偽る人を知っています
11;13-19 悪を離れ不正をしないなら恐れも苦もなく希望を持ち心安らかです
11;20-20 邪悪な者の目は衰え逃げ所は消え希望は息絶えます
12章 25節 183語 12;1-3 ヨブ「私にもあなたたちの様に心があり私はあなたたちに劣りません」
12;4-6 正しく完全無欠な者が嘲笑の的になり略奪者の天幕は繁栄します
12;7-10 主の手が全てを造り生きるものの命は全て主の手の中にあります
12;11-13 知恵と力は神と共にあり諭しと弁えは神のものです
12;14-21 神は顧問や祭司を裸足で行かせ高貴な者に侮蔑を注ぎます
12;22-22 神は暗闇の秘奥を露わにし死の陰を光に出させます
12;23-25 神は国々を大きくし滅ぼし民の頭の心を奪い混沌に彷徨わせます
13章 28節 203語 13;1-6 私は全能者に申し上げます無意味なあなたたちは沈黙して下さい
13;7-12 神の為に論争するのか?あなたたちの建言は灰の箴言です
13;13-16 神は私を殺すでしょう私は待てません神の前で弁護し救いを得ます
13;17-19 私は正しいが私の不正を証明する者がいるなら黙って息絶えます
13;20-22 あなたの掌を私から離して下さい恐怖で私を脅かさないで下さい
13;23-28 返事して下さいどれほど私に不正と罪咎があるのか知らせて下さい
14章 22節 177語 14;1-6 人は寿命が短く苦労に満ちているのにあなたは私を裁きに出すのか
14;7-10 木は切られても芽を出すが人は死ねば無力になり息絶えます
14;11-12 人は横になれば天が無くなるまで目覚めることはありません
14;13-14 あなたの怒りが元に戻るまで私を黄泉に隠して下さい
14;15-17 あなたが呼べば私は答えます私の罪咎を封印して下さい
14;18-22 あなたは人の希望を消し永久に人を負かし顔を変えて去らせます
15章 35節 261語 15;1-6 エリファズ「不正があなたの口を教えあなたはずる賢い者の舌を選ぶ」
15;7-10 あなたは神の会議を聞いたのか?何か私たちにない知識があるのか
15;11-13 何故にあなたの目はぎらりと光るのか?神に怒りを戻すのか
15;14-16 どうして人が清く正しいだろうか?人は不正を水のように飲む者です
15;17-19 賢者たちが父祖に隠さず告知したことにあなたは耳を傾けなさい
15;20-24 悪者は一生身を苦しめ剣に見守られパンを求めて歩き回ります
15;25-28 彼は神に手を伸ばし厚い盾と頑な首で全能者に向かって行きました
15;29-35 神を信じない者の仲間は不毛であり労苦を身籠り不正を産みます
16章 22節 172語 16;1-5 ヨブ「あなたたちは苦痛の慰め手です」
16;6-7 語っても語らなくても苦痛は去らず今や私は疲れました
16;8-8 あなた(神)は私を削りました私の痩せた姿が証人になります
16;9-11 神は私を神を信じない者に引き渡し邪悪な者の手に押しやりました
16;12-16 神の射手は私を包囲し私の腎臓を突き刺し胆汁を流出させました
16;17-17 私の掌には暴力がなく私の祈りは清いにも拘わらず
16;18-22 地よ私の血を覆うな私の叫びを絶やすな私の証人は天にいます
17章 16節 112語 17;1-2 私の息は砕かれ私の日々は終わり私には墓があります
17;3-4 あなた(神)が私を保証して側に置いて下さい
17;5-7 私は民のもの笑いの種になり唾される者になりました
17;8-10 正しい者は彼の道を確り保ち手の清い者は力を増し加えます
17;11-16 私の家を黄泉に期待するなら私の希望はどこにあるのか
18章 21節 143語 18;1-4 ビルダド「何故私たちを獣のように見做すのか怒りで自分を裂く者よ」
18;5-7 邪悪な者の光は消え歩みは困難となり彼の意図は彼を倒します
18;8-11 通り道の上に罠があり四方八方から恐怖が彼を脅かします
18;12-15 死の初子が彼の皮膚を貪り食い恐怖の王の許に歩ませます
18;16-18 彼の思い出は地から消え彼の名は通りの面にはありません
18;19-21 彼の息子も孫も民の中にいない彼の滞在先に生き残りはいない
19章 29節 213語 19;1-3 ヨブ「何時まであなたたちは私の魂を苦しめ言葉で私を砕くのか」
19;4-6 神が私を曲げて私の上に捕獲網を広げていることを知りなさい
19;7-12 神は私に怒りを燃やし私を敵と見なしました
19;13-19 兄弟親類に去られ僕に無視され妻に嫌われ親友に嫌悪されます
19;20-20 私の骨は皮と肉にくっつきました
19;21-22 憐れんでくれ何故にあなたたちは神のように私を追うのか
19;23-24 私の言葉が鉄筆と鉛で記録されるようにして下さい
19;25-27 私を贖う者は生きており最後に塵の上に立つことを知っています
19;28-29 事の根は私に見出されると言うあなたたちは剣の罰を恐れなさい
20章 29節 208語 20;1-3 ツォファル「私への侮辱の叱責を聞いて私の悟りの霊が答えます」
20;4-5 邪悪な者の喜びの声は短く神を信じない者の喜びは一瞬です
20;6-9 彼の高ぶりが天に上って行っても彼は糞のように永久に消滅します
20;10-11 彼の息子たちは貧者に恵みを求め彼の両手は富を戻します
20;12-16 彼が飲み込んだ富を神が彼の腹から吐き出させます
20;17-22 彼は貧者を圧迫し見捨て自ら建てない家を略奪したから
20;23-26 神は燃える怒りを彼に降り注ぎ吹かれない火が彼を焼く尽くします
20;27-29 神の怒りの日に彼の家の産み出したものを流し出し運び去ります
21章 34節 240語 21;1-3 ヨブ「私の言葉を聞くことがあなたたちの慰めだから我慢して下さい」
21;4-6 私は人に向かって不平を言っているのか?それを思うと身震いします
21;7-13 何故に悪者が長生きし力を増し子孫が幸せな日々を送るのか?
21;14-16 彼等は神に言う「あなたの道を知りたくない何の利益があるのか」
21;17-18 神の怒りによって彼等の上に災いが下ったことがどれほどあるのか
21;19-21 神は悪者の息子にではなく彼自身の目に破滅を見させて下さい
21;22-22 神に知識を教える者はいるのか
21;23-26 安楽な人生の者も辛い人生の者も共に塵に横たわり蛆に覆われる
21;27-33 悪者は災いの日から逃れ激怒の日に導かれるのに誰が報いるのか
21;34-34 あなたたちは空しい言葉でどうして私に安らぎを与えるのか
22章 30節 210語 22;1-4 エリファズ「人は完全な道を歩んでも神にとって有益であろうか」
は22;5-9 あなたの悪は大きく不正は果てしないものではないだろうか
22;10-11 それ故あなたは四方の罠に恐れ暗闇で見えず大水に覆われます
22;12-14 天の高みにいる神は何を知っているだろうかとあなたは言います
22;15-17 不正の者たちは神に言う「離れて下さい全能者に何が出来るか」
22;18-20 神は彼等の家を富で満たした後に倒すので罪のない者が嘲ります
22;21-23 あなたは神と和睦し彼の口から教えを受け取り不正を遠ざけなさい
22;24-30 その時は全能者に喜びを与えられ神に祈れば聞き入れられます
23章 17節 118語 23;1-3 ヨブ「どうしたら私は彼を見い出せるのか?彼の居る所に至るのか?」
23;4-7 私は彼の面前に訴えを並べ彼が答えるなら理解します
23;8-9 東に行っても西に行っても彼は居ません左にも右にも見かけません
23;10-12 私が金であり彼の道と命令を守っていることを彼は知っています
23;13-14 彼は唯一です誰も彼が望み行動することを戻すことは出来ません
23;15-16 それ故に私は彼の前に恐れます神は私の心を弱くさせます
23;17-17 彼は私の前から暗黒を隠さず私は暗闇の前から終わりにされません
24章 25節 203語 24;1-1 何故に神を知る者が神の日々を見ないのか
24;2-4 彼等は境界を越し群れを奪い孤児や寡婦や貧しい者を苦しめます
24;5-12 困窮者が裸で歩き飢え渇き呻き声を上げても神は考慮しません
24;13-17 殺人と姦淫と盗みを犯す者は光に背を向け朝を恐れます
24;18-21 不正行為は砕かれ彼は蛆虫に食われ彼を思い出す者はいません
24;22-24 権力者は暫時高く上がるが穀物の穂の頭のように刈り取られます
24;25-25 そうでないなら誰が私を嘘つきと呼べるか私の言葉を無に出来るか
25章 6節 43語 25;1-3 ビルダド「神は恐怖の支配力と共に在ります高い所に平和を造ります」
25;4-6 どうして人が神に対して正しくありえようか人は蛆虫であるから
26章 14節 100語 26;1-4 ヨブ「あなたは誰に言葉を告げ誰の息があなたから出て行ったのか」
26;5-6 神の前に黄泉は裸です滅びの場所に覆いはありません
26;7-9 彼は無の上に大地を架け密雲の中に水を束ね雲で玉座を覆いました
26;10-13 水面上に円を描き光と闇の限界とし彼の叱責で天の柱は揺れます
26;14-14 神について私たちが聞き得る言葉はなんと僅かなことか
27章 23節 169語 27;1-6 私があなたたちを正しいとするなんてとんでもない私の義を死守します
27;7-10 私に敵対する者は邪まな者の如く不正な者の如くなりますように
27;11-12 私はあなたたちに神の手の中を教えます
27;13-13 これは邪まな者が神から受け取る分け前です
27;14-15 彼の息子たちに剣が向かい子孫はパンに満ち足りません
27;16-17 彼が銀や衣服を用意したとしても義者と罪なき者がそれを用います
27;18-19 彼は富者として横たわり目を開くと富者ではありません
27;20-21 恐怖が水のように彼を襲い東風が彼を吹き去ります
27;22-23 神は彼に向かって掌を叩き彼の場所から追い出します
28章 28節 207語 28;1-2 銀と金と鉄と銅にはそれを産出し精錬する場所があります
28;3-6 人は鉱石を捜す為に暗闇の果てまで死の陰の暗黒まで行きます
28;7-11 人は山をひっくり返し岩を切り開き貴重なものを見出します
28;12-13 知恵と悟りはどこにあるのか命ある者の地には見出されません
28;14-19 深い淵も海もその中に無いと言う知恵は金銀宝石より貴重です
28;20-22 知恵と悟りは生きている者の目から天の鳥から隠されています
28;23-26 神は知恵の道を分かっています知恵の場所を知っています
28;27-28 主を畏怖することが知恵です悪から離れることが悟りです
29章 25節 169語 29;1-6 全能者がまだ私と共に居た時に私の回りに子供たちが居ました
29;7-10 町の門や広場の席で私を見た人々は立ち上がり話を止めました
29;11-17 私は盲の目になり跛の足になり貧しい者の父になりました
29;18-20 私は言いました「日々は砂のように増し加わり私の誉れは新しい」
29;21-25 私は彼等の道を選び首座を占め悲しむ者を慰める王のようでした
30章 31節 227語 30;1-1 牧羊犬にも劣ると私が拒んだ者の子である年少者たちが私を嘲ります
30;2-8 彼等は気力なく困窮と飢えの中に彷徨い名も無く愚かな者たちでした
30;9-14 今や彼等は私をもの笑いの種にし嫌悪し私の顔に唾をかけます
30;15-19 私の救いは通り過ぎました神は私を泥に投げ込みました
30;20-23 私が叫んでもあなたは答えず私に敵対し嵐で私を散らしました
30;24-31 私は幸いを望んだのに災いが来ました光を待ったのに闇が来ました
31章 40節 310語 31;1-4 どうして私が乙女に目を注ぐだろうか神は私の道を見ていないだろうか
31;5-8 私の足が偽りに向かい道から逸れたなら子孫が根絶されても構わない
31;9-12 私の心が女の為に誘惑されたなら妻の上に他人が伏しても構わない
31;13-15 僕や女召使の権利を拒んだなら私たちを造った神に何と答えるのか
31;16-23 貧者や寡婦や孤児の面倒を見なかったら腕が砕かれても構わない
31;24-28 金や富を頼み日や月に心を寄せたなら裁かれるべき咎です
31;29-30 私を憎む者の不幸を喜んだり呪って彼の命を求めたこともありません
31;31-32 見知らぬ人が通りに宿らないように私の扉を旅人に開きました
31;33-34 咎と不正を覆い隠すなら私は黙して門を出て行きません
31;35-37 全能者よ私に答えて下さい私は告訴状を冠に君主の如く近づきます
31;38-40 私に向かって土地が叫ぶなら小麦の代わりに荊が生えても構わない
32章 22節 197語 32;1-5 ブズ人エリフはヨブの主張と年長の友人三人の沈黙に対して怒りました
32;6-10 エリフ「私は若いが全能者の息が悟りを与えるので意見を言います」
32;11-14 あなたたちの答えではヨブを正せなかった私は同じ答えを返さない
32;15-19 私は言葉に満ち私の腹の霊が私を強います
32;20-22 私は人に諂いません諂ったなら神が私を取り去るように
33章 33節 246語 33;1-3 私の言葉は私の心を正確に表し私の唇は汚れない知識を話します
33;4-7 あなたと同様に私も神によって土から造られた者あなたを脅しません
33;8-12 咎も汚れも不正もないのに神が敵視すると言うあなたは正しくない
33;13-14 神が答えないからといって人より偉大な神と何故あなたは争うのか
33;15-18 夢と幻の中で神は人の耳を開き導き高慢を除き滅びを逃れさせます
33;19-22 人は痛みによって懲らしめられ彼の肉は衰え果て滅びに近づきます
33;23-25 彼の上に天使がいて贖うなら彼の肉は溌剌となり若い時に戻ります
33;26-30 神は二度も三度も人を滅びの穴から戻し命の光に輝かせます
33;31-33 ヨブよ戻す言葉があるなら答えなさい私はあなたに知恵を教えます
34章 37節 297語 34;1-4 私たちは正義を選び何が善であるか知りましょう
34;5-8 私は正しいのに神が正義を取り上げたと言うヨブは悪人の仲間です
34;9-9 神に受け入れられても人に利益がないと彼は言います
34;10-12 神が悪を為すことはありません全能者は正義を曲げません
34;13-15 神が霊と息を集めるなら全ての肉は息絶え人は土に帰ります
34;16-20 全ての者は彼の手の業です彼は金持ちを貧者より尊重しません
34;21-22 神は人の歩みの全てを見ています悪人に隠れる闇はありません
34;23-28 神は権力者を邪悪な者として打ち砕き困窮者の叫びを聞きます
34;29-30 神の沈黙を 誰が罪有りとするのか隠した神の顔を誰が見るのか
34;31-33 私に見えないことを教えて下さいと神に言っても彼は報いるだろうか
34;34-37 ヨブは知識も分別もなく語り罪の上に咎を加えています
35章 16節 116語 35;1-4 罪から離れることは自分に何の利益があるのかとあなたは言います
35;5-8 あなたが罪を犯しても正しくても神に何を与えることが出来るのか
35;9-11 助けてと叫び声を上げても私を造った神は何処に居ますかと言わない
35;12-13 神は悪者の傲慢に答えません虚偽を聞きません
35;14-16 ヨブは空虚に口を開け知識なしに言葉を多くしています
36章 33節 240語 36;1-4 知識の完全な者である私の造り主に義を帰します
36;5-7 神は力強く悪者を生かさず困窮者を公正に裁き正しい者を高めます
36;8-12 苦悩に中にいる者にその咎を告げ不正から戻るなら幸いを与えます
36;13-15 神を信じない者は心に怒りを積み助けを求めず若い時に死にます
36;16-17 神はあなたを苦悩の狭苦しい所から安らぎの広い所に出します
36;18-19 賠償金が多くても神はあなたの富を評価しません
36;20-21 夜を待ち焦がれるな苦悩より不正を選ぶな
36;22-23 誰が神に教えのか誰が神にあなたは不正を行ったと言えるのか
36;24-25 あなたは神の業を賞賛するように心がけなさい
36;26-31 神は雨を多くの人の上に降らせ諸国民に食べ物を豊富に与えます
36;32-33 神は掌に稲光を包み攻撃することを民の上に大声で告げます
37章 24節 188語 37;1-5 神は雷鳴を轟かせ私たちが知り得ない驚くべき偉大なことを実行します
37;6-10 神の業を知らせる為に雪と雨に降れと命じて人の手を封じます
37;11-13 鞭の為土地の為恵みの為に黒雲から稲光を放ち全地に巡らします
37;14-18 南風と熱さと鏡の如き空を齎す神の驚きの業をあなたは熟慮しなさい
37;19-20 私たちは神に何も言うことが出来ません何か言っても飲み込まれます
37;21-24 神は公正で正義に富みます心の賢い人には目を注ぎません
38章 41節 298語 38;1-3 主は嵐の中からヨブに答えました「腰に帯を締めて私に告げなさい」
38;4-7 私が地を据えた時にあなたはどこに居たのか
38;8-11 私は海の上に境界を定め閂と扉を置き越えることを禁じました
38;12-15 あなたは朝に命令したり夜明けに場所を知らせたことがあるのか
38;16-18 海の泉まで来て深淵を歩いたのか死の陰の門を見たのか
38;19-21 光と暗闇の場所はどこか日数の多い者なら知っている筈です
38;22-24 雪と雹の倉庫を見たことがあるのか東風が散らされる道はどこか
38;25-30 誰が雨と露と氷と霜を生じさせるのか
38;31-34 すばる座やオリオン座や大熊座を導くことが出来るのか
38;35-38 誰が雲を数え天の水袋を横に傾け塵に注ぎ泥を造り塊にするのか
38;39-41 誰が獅子の食欲を満たし烏に餌を用意するのか
39章 30節 213語 39;1-4 あなたは岩山の野山羊と雌鹿が産む時を知っているのか
39;5-8 誰が野驢馬を送り出して自由にしたのか
39;9-12 野牛があなたの僕になることを望むだろうか
39;13-18 神は駝鳥に知恵を与えなかったが高く上がって馬を笑います
39;19-25 あなたは馬に力を与え蝗のように跳ねさせることが出来るのか
39;26-30 あなたの判断で鷹が飛ぶのかあなたの命令で鷲が高く上がるのか
40章 32節 214語 40;1-2 全能者と争い神を非難しあら探しするのかと主はヨブに言いました
40;3-5 私はつまらない者です手を口に置き答えませんとヨブは言いました
40;6-8 あなたが正しいので私を有罪にするのかと主はヨブに言いました
40;9-13 あなたには神のような腕があるのか悪人を塵に埋めてみなさい
40;14-14 それなら私はあなたを賞賛しあなたの右手があなたを救います
40;15-24 見なさい私が造ったベヘモットを造った者だけが剣を近づけます
40;25-32 あなたはレビヤタンを捕らえたりそれと遊ぶことが出来るのか
41章 26節 177語 41;1-3 誰が私の前に立ち私に対面することが出来るのか
41;4-9 誰がそれ(レビヤタン)の顎の中に入りその顔の扉を開けられるのか
41;10-14 それの息は石炭を燃やし口から炎が鼻から煙が出て行きます
41;15-21 それの肉と心臓は堅固であり剣も槍も矢も役に立ちません
41;22-26 それは恐れ無しのものとして造られ誇り高い獣の上に居る王です
42章 17節 241語 42;1-4 ヨブは答えました「あなたには全てが可能であることを知りました」
42;5-5 あなたについて耳で聞いていましたが今私の目はあなたを見ました
42;6-6 私は退いて塵と灰の上で悔います
42;7-9 主はエリファズとビルダドとツォファルを怒りヨブに執成しをさせました
42;10-11 ヨブが友人の為に祈った時主はヨブの財産を二倍に増やしました
42;12-15 ヨブは息子七人と娘三人をもうけ娘に兄弟と同じ財産を与えました
42;16-17 この後ヨブは百四十年生き寿命を満たし年老いて死にました
全42章 全1070節 全8341語
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