ネヘミヤ記をヘブライ語原典から逐語訳してみました
ネヘミヤ記はユダヤ教聖典ケツヴィイム(諸書)の一つでありエズラ記に続く書です
ペルシア王に葡萄酒をお酌する役であったネヘミヤがユダに総督として派遣されエルサレムの城壁を再建する話です
ネヘミヤは律法の遵守を誓い安息日を厳しく守らせ外国人女性と結婚した者を咎め呪い叩き毛を引き抜き大祭司の孫を追放しました
ネヘミヤ記1章から13章まで章別に幾つかの話(内容)に分け逐語訳を進めました
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ネヘミヤ記 章別リンク先 節数 逐語訳数 話(内容)別リンク先 כתובים ケツヴィーム נחמיה ネㇰヘムヤ
1章 11節 202語 1;1-3 ネヘミヤはエルサレムの壁の破壊とそこに残った人々の苦悩を聞きました
1;4-4 私は泣き喪に服し断食して天の神の前に祈りました
1;5-7 主よ私も私の父の家もあなたが命じたことを守らずあなたに罪を犯しました
1;8-9 罪を犯すなら散らすが命令を守るなら集めるという御言葉を思い起こして下さい
1;10-11 彼等はあなたの僕でありあなたが贖った民です僕の祈りを憐れんで下さい
2章 20節 370語 2;1-2 葡萄酒をついで差し上げている私に王は何故顔色が悪いのか聞きました
2;3-6 荒廃している父祖の町ユダに私を遣わし再建することを王に願い許されました
2;7-9 ユダまでの通行許可状と再建の木材支給状を与えられ護衛も付けられました
2;10-10 イスラエルの幸いを求める者が来たのでホロニ人とアンモン人は不快でした
2;11-15 エルサレムに到着して或る夜に私は壁を調べに行き崩壊を確認しました
2;16-18 恵みの神の手と王の言葉をユダヤ人に告げ壁の再建に同意を得ました
2;19-20 王に反乱するつもりかとホロニ人とアンモン人とアラブ人は嘲笑しました
3章 38節 555語 3;1-2 羊の門の再建に立ち上がったのは大祭司エルヤシブと兄弟たち
3;3-5 魚の門を再建したのはハセナアの息子たち
3;6-8 古(エシャナ)の門を修復したのはヨヤダとメシュラム
3;9-12 彼等の傍らで壁を修復したのはエルサレムの半区長たちと彼の娘たち
3;13-13 谷の門を修復したのはハヌンとザノアの住民
3;14-14 糞の門を修復したのはマルキヤ
3;15-15 泉の門とシェラの池の壁を修復したのはシャルン
3;16-16 ダビデの墓の向かい側まで修復したのはネヘムヤ
3;17-21 大祭司の家の角から入口まで修復したのは(熱心な)バルクとメレモト
3;22-27 東の水の門と塔を修復したのはペダヤとオフェルに住む神殿奴隷たち
3;28-30 馬の門から上は祭司たちが各人の家の前を修復しました
3;31-32 ミフカドの門の向かいにある神殿奴隷と商人の家を修復したのはマルキヤ
3;33-35 再建を聞いて(ホロニ人)サンバラトと(アンモン人)トビヤは激怒し罵りました
3;36-37 ネヘミヤは神に祈りました「彼等の非難を彼等の頭上に戻して下さい」
3;38-38 壁は半分まで建てられました
4章 17節 250語 4;1-5 敵がエルサレムに入ろうと共謀したので私たちは神に祈り見張りを立てました
4;6-8 民に武器を持たせて配置し主を思い起こし家族の為に戦いなさいと言いました
4;9-9 敵は神が彼等の意図を無にしたことを知り私たちは各人壁に戻りました 
4;10-14 壁を建てる者も荷を運ぶ者も片手で仕事をして片手に武器を握りました
4;15-17 民は見張りの為にエルサレムの中で夜を過ごし昼作業するように言いました
5章 19節 328語 5;1-1 民と妻たちがユダヤ人の兄弟たちに対して大きな声を上げました
5;2-5 穀物を得る為に畑や家を担保にしたり息子娘を奴隷に売らなければならない
5;6-7 私は怒り「兄弟に高利を貸している」支配者たちと争い集会を開きました
5;8-11 私たちも兄弟に対する貸しを捨てるからあなたたちも彼等のものを戻しなさい
5;12-13 会衆はアーメンと言い民はこの言葉通りに実行しました
5;14-16 私はユダの地の総督になってから総督の食べ物(手当)を食べませんでした
5;17-19 民の上に労働が重かったからです私の神よこの民にしたことを覚えて下さい
6章 19節 305語 6;1-4 壁の再建が進むと敵は四回会合を申し入れてきたが私は断りました
6;5-7 ユダヤ人は反乱を企てあなたは王になろうとしているという手紙を寄こしました
6;8-9 あなたのでっち上げであると敵に返事しました「(神よ)今私の手を強めて下さい」
6;10-11 敵を避ける為に神殿の中で会おうと言った(祭司)シェマヤを私は拒みました
6;12-13 私に罪を犯させる為に敵が彼を雇って預言させたことが分ったからです
6;14-14 「私の神よ覚えて下さいこうした行為をする敵と私を恐れさせる預言者たちを」
6;15-16 壁は五十二日間で完成しました敵と周りの諸国民は落ち込みました
6;17-19 ユダの貴族たちと(敵)トビヤは姻戚関係にあり互いに手紙を送っていました
7章 72節 626語 7;1-3 私はエルサレムの司を任命し扉を固く閉じ各自持ち場を守るように言いました
7;4-5 貴族や民を集め家系図を記させようとしたところ家系図の記録を見つけました
7;6-7 これらは捕囚の民のうちエルサレムやユダの町に戻って来た人々です
7;8-25 イスラエルの民の男の数(家族・氏族名の一族別)
7;26-38 イスラエルの民の男の数(場所別)
7;39-42 祭司の数(イエシュアのエダヤ、イメル、パシュフル、ハリム各一族別)
7;43-43 レビ人の数(イエシュア、カドミエル、ビヌイ、ホダウヤの各一族合計)七十四人
7;44-44 歌う者たちの数(アサフ一族)百四十八人
7;45-45 門番の数(各一族合計)百三十八人
7;46-56 神殿奴隷の一族名
7;57-59 ソロモンの奴隷の一族名
7;60-60 神殿奴隷とソロモンの奴隷の合計数三百九十二人
7;61-62 イスラエル出身かどうか示せなかったのはデラヤ、トビヤ、ネコダの各一族
7;63-65 祭司のうちホバヤ、ハコツ、バルジライの各一族は祭司職から除かれました
7;66-68 会衆の総数は四万二千三百六十人その他に歌う男女二百四十五人
7;69-71 首長から一般の民まで金と銀と祭司の衣服を寄付しました
7;72-72 イスラエルの人々は彼等の町の中に住みました
8章 18節 357語 8;1-3 律法学者の祭司エズラは男女の民の前で律法を夜明けから昼まで読みました
8;4-6 エズラが壇の上に立ち書を開き主を讃美すると民はアーメンと答え平伏しました
8;7-8 レビ人たちが神の律法の書を読み意味を訳したので民は理解しました
8;9-11 ネヘミヤとエズラとレビ人たちは言葉を聞いた民に泣かないように言いました
8;12-12 告げられた言葉を理解した民は皆食べたり飲んだりして大喜びしました
8;13-15 二日目に律法の中に「仮庵を造り仮庵の中に住め」という命令を見つけました
8;16-17 捕囚から戻った民の全ては仮庵を造り仮庵の中に住み大喜びしました
8;18-18 初日から最終日まで律法を読み七日間の祝祭と八日目の集会を実行しました
9章 37節 656語 9;1-3 二十四日に人々は集まり断食し粗布を纏い律法を読み罪を告白し平伏しました
9;4-6 レビ人たちは台に立ち主に叫びました「あなたは全てを造り全てを生かします」
9;7-8 アブラハムを選び契約を結び子孫に土地を与えるという言葉を実行しました
9;9-12 エジプトで苦しむ父祖たちの声を聞き奇跡を行い海を裂き彼等を導き出しました
9;13-15 聖なる安息日を知らせ僕モーセによって律法を命じ天からパンを与えました
9;16-18 彼等は項を堅くしあなたの命令に従わず子牛の神を鋳造し冒涜しました
9;19-21 憐れみ深いあなたは彼等を荒野に見捨てず四十年間養いました
9;22-25 彼等に諸王国と諸民族を与え彼等の息子を星のように増やしました
9;26-28 彼等が背信を繰り返し敵の手に渡され叫び求めるとあなたは救いました
9;29-31 不従順な彼等を諸国民の手に渡しても見捨てず終わりにしませんでした
9;32-35 私たちの上に臨む全てのことであなたは正しく私たちは悪いのです
9;36-37 あなたが与えた土地の上で今私たちは奴隷であり大きな苦難の中に居ます
10章 40節 341語 10;1-9 私たちは誓約し印を押します総督ネヘミヤと祭司たちは
10;10-14 レビ人たちは
10;15-28 民の首長たちは
10;29-29 民の残りと彼等の妻たち息子たち娘たちは
10;30-30 モーセの律法によって歩み主の命令の全てを守り実行することを誓います
10;31-31 私たちの娘をその地の民に与えず彼等の娘を私たちの息子に娶りません
10;32-32 安息日と聖なる日に彼等の商品を受け取らず七年目に貸付を免除します
10;33-34 神殿奉仕の為に年三分の一シェケルを捧げます
10;35-35 籤を引いて祭壇の上で燃やす薪を各家族が持って来ます
10;36-37 産物の初物と私たちの初(男)子と家畜の初(雄)子を神殿に捧げます
10;38-40 レビ人は土地の産物の十分の一を受け取りそれの十分一を神殿に捧げます
11章 36節 378語 11;1-2 首長たちと民の十分の一(籤引き)がエルサレムに住みました
11;3-6 エルサレムに住む(ユダの息子たちの)ペレツの息子たち
11;7-9 エルサレムに住むベニヤミンの息子たち
11;10-14 エルサレムに住む祭司たち
11;15-18 エルサレムに住むレビ人たち
11;19-19 エルサレムに住む門番たち
11;20-21 残りのイスラエルの人々は相続地であるユダの町々に住みました
11;22-24 エルサレムに住むレビ人の監督
11;25-30 ユダの息子たちの一部が住んだ村々
11;31-36 ベニヤミンの息子たちが住んだ村々
12章 47節 471語 12;1-11 ゼルバベルとイエシュアと共に上って行った祭司たちとレビ人たち
12;12-21 (イエシュアの息子)ヨヤキムの時代に祭司で家長の者たち
12;22-23 祭司とレビ人の家長は各時代の年代記に記されています
12;24-26 ヨヤキムとエズラの時代のレビ人の頭たち
12;27-29 エルサレムの壁の奉献を喜び歌う為レビ人を捜し歌唱者を集めました
12;30-30 祭司とレビ人は身を清め民と門と壁を清めました
12;31-37 壁の上で讃美歌合唱団を二つ編成し一つはエズラを先頭に右に進みました
12;38-39 第二の合唱団は左に進み私はその後ろに続きました
12;40-42 二つの合唱団は神殿の中に立ち祭司は喇叭を携え歌唱者は歌いました
12;43-43 その日多くの生贄を捧げて彼等は女子供と共に喜び楽しみました
12;44-47 その日祭司とレビ人の為に律法の割当分を畑から集める人を任命しました
13章 31節 473語 13;1-3 その日彼等は律法を聞いて混血の者をイスラエルから分離しました
13;4-5 祭司エルヤシブが神殿の部屋を近親の(アンモン人)トビヤに用いさせました
13;6-9 それを知った私は非常に不快でトビヤの家具を部屋から投げ出しました
13;10-11割当分を与えられず己の畑に逃げた レビ人たちを集め任務に立たせました
13;12-14 全ユダが十分の一の穀物と新しい葡萄酒と油を倉庫に持って来ました
13;15-18 安息日に葡萄を踏み荷を運び込み商売する者を見て私は警告し叱りました
13;19-22 エルサレムの門を安息日が終わるまで閉じ荷が入らないよう見張らせました
13;23-24 ユダヤ人が他の民の女を娶りその子が他の民の言葉を話すことを知りました
13;25-27 私は彼等を叱り呪い叩き毛を引き抜き神にかけて娶らぬことを誓わせました
13;28-29 ホロニ人サンバラトの婿になっていた大祭司エルヤシブの孫を追放しました
13;30-31 外国人から彼等を清め祭司とレビ人の規定と薪と初物の規定を定めました
全13章 全405節 全5312語
Office Murakami