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タルムードTalmud |
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タルムードはユダヤ教ラビ(教師)たちの口伝(ミシュナ)と解説(ゲマラ)から成っています |
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寓話(信仰を貫いて七人息子が殺され母が自殺する話です) |
下記の☞をクリックすると聖書の該当する節の逐語訳が開きます |
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タルムード選書(H.ポラノ、1876年)から |
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ハンナと彼女の七人の息子たち |
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類似の話 |
☞LXX外典マカバイ記ニ(ギリシャ語原典)逐語訳MaccabeesB 母と七人兄弟の殉教と復活信仰 |
聖都の倒壊に続く恐怖の時代の間に |
ハンナと彼女の七人の息子たちは投獄されました |
彼等の年齢順に彼等は征服者の専制君主の前に連れて行かれました |
そして彼と彼の神々に敬意を表すように命じました |
神は禁じています |
長男が叫びました |
私があなたの偶像を拝むことを |
私たちの戒めは私たちに言います |
私があなたたちの神なる主であると |
☞出エジプト記20:2 |
他のものを私は拝みません |
彼は直ちに死刑執行に連れ出されました |
そして同じ要求が彼の兄弟に |
次男に為されました |
私の兄弟は拝みませんでした |
彼は答えました |
そして私も又しません |
何故にしないのか? |
専制君主は尋ねました |
何故なら |
若者は答えました |
十戒の二番目の戒めが私たちに告げます |
あなたには私以外の他の神が居てはいけません |
☞出エジプト記20:3 |
彼の死は彼の勇敢な言葉の直ぐ後に続きました |
私の信仰は私に教えます |
あなたは他の神を拝んではいけません |
☞出エジプト記34:14 |
三番目の息子が言いました |
そして私は私の兄弟たちと一致した死の運命を喜んで受け入れます |
あなた或いはあなたの偶像を拝むより |
同じ敬意を表すことが四番目の息子に要求されました |
しかし彼の兄弟たちと同様に勇敢で忠実な |
彼は答えました |
主一人以外の他の神に生贄を捧げる者は滅ぼされる |
☞出エジプト記22:19 |
そして彼は無情に殺されました |
聞きなさい |
☞申命記6:4 |
イスラエルよ |
私たちの神なる主は |
主は一人です |
五番目の若者が叫びました |
イスラエル軍の合言葉と共に彼の若い命を渡しました |
何故あなたはそんなに頑固なのか |
六番目の兄弟は問われました |
彼も |
又 |
専制君主の前に連れて行かれてその提案が彼に為された時 |
あなたの神なる主はあなたの真ん中にいます |
☞申命記7:21 |
大いなる畏るべき神が |
彼は言いました |
そして彼が宣言した信条の為に死にました |
それから七番目の一番年下の少年が彼の兄弟殺しの前に連れて来られました |
彼(専制君主)は彼(少年)に優しく言いました |
こう言って |
我が息子よ |
来て私の神々を拝みなさい |
すると子供は答えました |
とんでもない |
私たちの聖なる信仰は私たちに教えます |
それ故に今日知りなさい |
☞申命記4:39 |
そしてあなたの心に留めなさい |
主が神であり |
上の天にも下の地にも他に神はいないことを |
決して私たちは私たちの神を他のものに取り替えません |
決して彼は私たちを他の国民に取り替えません |
何故ならこう書き記されているから |
あなたは今日主に宣言しました |
☞申命記26:17 |
又こう書き記されています |
そして主は今日あなたに宣言しました |
☞申命記26:18 |
あなたが彼にとって特別な民であることを |
それでもなお専制君主は口滑らかに話しました |
そして優しい言葉で |
あなたは若い |
彼は言いました |
あなたは人生の楽しみと喜びを少ししか経験していません |
あなたの兄弟たちが経験した量に達する程多くありません |
私があなたに望むようにしなさい |
そうすればあなたの将来は輝かしく幸せになるでしょう |
主は永遠に支配します |
少年は言いました |
あなたの国民とあなたの王国は滅ぼされるでしょう |
あなたは居ます |
今日ここに |
明日墓の中に |
今日高められ |
明日低くされます |
しかしいと高き方は永遠に持続します |
見なさい |
もう一方が続けました |
あなたの兄弟たちはあなたの前で殺されて横たわっています |
彼等の運命はあなたのものになるでしょう |
もしあなたが私の望み通りしないなら |
見なさい |
私は私の指輪を地面に投げます |
あなたは身を屈めてそれ拾いなさい |
それを私は私の神々に対する忠誠と見做しましょう |
あなたは思っていますか? |
私があなたの脅しを恐れると |
恐れない少年は返答しました |
何故私は人間を恐れなければならないのか? |
王の中の王である大いなる神より |
あなたの神はどこにいて何ものですか? |
圧制者は尋ねました |
この世に一つなる神はいますか? |
創造主なしに世はあり得ません |
若者は答えました |
あなたの神々について |
こう言われています |
彼等は口を持っています |
しかし話せません |
私たちの神について |
詩編作家は言います |
主の言葉によって天は造られました |
あなたの神々は目を持つが見えません |
しかし主の目は全地をあちらこちら見渡します |
あなたの神々は耳を持つが聞こえません |
しかし私たちの神について |
こう書かれています |
主は耳を傾けて聞きました |
あなたの神々について |
こう言われています |
彼等は鼻を持つが匂いを嗅げません |
一方私たちの神は |
甘い匂いを嗅ぎました |
あなたの神々は手を持つが触れません |
一方私たちの神は言います |
私の手は又地の礎を据えました |
あなたの神々について |
こう書かれています |
彼等は足を持つが歩けない |
一方ザカリヤは私たちの神について語ります |
彼の足はその日オリーブ山の上に立つでしょう |
そこで残酷な人は言いました |
もしあなたの神がこれらの特性を全て持っているなら |
何故彼はあなたを私の力から救い出さないのか? |
少年は答えました |
彼はチャナンヤと彼の仲間をネブカドネザルの力から救い出しました |
しかし彼等は正しい人々でした |
そしてネブカドネザルは奇跡が起きるのを見るのに値する王でした |
しかし私は |
ああ悲しいかな |
私は救済の価値がありません |
あなたも神の力を実際に見る価値はありあせん |
少年を彼の兄弟たちのように殺すように |
専制君主は命じました |
その時ハンナが言いました |
少年たちの母が |
私の子供を渡して下さい |
彼女は叫びました |
ああ |
残酷な王よ |
私の腕の中に彼を抱かせて下さい |
あなたが彼の純真な若い命を滅ぼす前に |
彼女は彼女の腕を少年に回して |
彼女の胸に彼を固く抱きしめて |
彼女の唇を彼に押し当てました |
私の命を取って下さい |
彼女は叫びました |
私の子供の前にまず私を殺して下さい |
否 |
彼は答えました |
嘲笑って |
私はそうすることが出来ません |
何故ならあなた自身の律法が禁じているから |
牛或いは羊を屠る時同じ日にそれとその子を屠ってはいけません |
☞レビ記22:28 |
ああ |
あなたに災いあれ |
母が答えました |
その律法を特に重視するあなたに |
それから彼女の胸に彼女の少年を押し付け |
行きなさい |
私の愛する子よ |
彼女は言いました |
アブラハムに言いなさい |
私の生贄は彼のものを超えました |
彼はイサクを生贄に捧げる為に一つの祭壇を築きました |
あなたの母は七つの祭壇を築きました |
そして一日に七人のイサクを生贄に捧げました |
彼は試みられただけでした |
あなたの母は実行しました |
彼女の最後の息子に死刑が執行された後 |
ハンナは正気を失い |
彼女の家の屋根から身を投げました |
彼女の落ちた所で |
彼女は息を引き取りました |
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あなたたちは幸せです |
ハンナの七人の息子たちよ |
来世であなたたちの取り分があなたたちを待っていました |
忠実にあなたたちはあなたたちの神に仕えました |
そして彼女の子供たちと共に |
あなたたちの母は永遠の世でとこしえに喜ぶでしょう |
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Office Murakami |