タルムードTalmud
タルムードはユダヤ教ラビ(教師)たちの口伝(ミシュナ)と解説(ゲマラ)から成っています
寓話1(特に福音書のイエスの言葉に繋がる話を選びました) 下記の☞をクリックすると新約聖書福音書のイエスの言葉が開きます
イスラエルの知恵(エドウィン・コリンズ、1910年)から
貧しい女の僅かな捧げ物 ☞マルコ福音書12:41-44 ☞ルカ福音書21:1-4
或る貧しい女が神殿に捧げ物として一握りの小麦粉を持って来ました
すると祭司は軽蔑の目でそれを見て
言いました
捧げ物として持って来たこれは何ですか?
これに何か食べる所がありますか?
その後で祭司は夢の中で厳しく叱られました
そして彼に示されました
彼女の捧げ物は金持ちの生贄より神に受け入れられたことを
神の言葉は彼に言いました
あなたは彼女を軽蔑の目で見てはいけません
彼女はあたかも彼女自身の命を捧げたようなものです
(ヴァイクラ・ラバ)
葡萄園の労働者たち ☞マタイ福音書20:1-16
或る王が葡萄園を持っていました
そして彼はそこで働く大勢の労働者を雇いました
彼等の中に一人の労働者がいました
彼は他の全ての者より優って速く働きました
そして求められる以上に働きました
その王はどうしたか?
彼は彼の手を取って彼と共に葡萄園を歩き回りました
そして夕方に
全ての労働者は彼等の報酬を受け取りに来ました
そしてその労働者も彼等と共に来ました
そして王は彼に丸一日分を払いました
そこで他の労働者たちは不平を言いました
彼等は言いました
見て下さい
私たちは丸一日働きました
一方この人は二時間働きました
それで王は彼に丸一日分を払いました
そこで王は言いました
あなたたちは何の権利があって妬むのか?
この人は彼の二時間でもっと適切な仕事をしました
あなたたちが丸一日苦労して働いたより
(このようにラビ・ブン・バー・キアは彼の二十八年の生涯で律法の多くのことを学びました
他の多くの者が百年で学ぶことが出来るより
敬虔で学識のあるラビが
彼は実に若くして死にました
この寓話の主題です)
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