詩編第2編をヘブライ語原典から逐語訳してみました 参照 下記の節の☞をクリックすると参照先(旧約聖書内の類似の言葉及び新約聖書に引用された言葉)の逐語訳が開きます
詩編2:7
ヘブライ語は右から左に日本語は左から右に読みます
ヘブライ語の音読みはウェブ上で公開されているヘブライ語聖書の朗唱と朗読によりました(朗唱朗読ではיהוהはアドナイと読み替えています)
ヘブライ語の文法はウェブ上で参照した逐語訳文法を纏め直したものです
ヘブライ語を日本語に逐語訳するにあたって定冠詞や複数形をできる限り日本語に反映するように努めました
人や土地などの固有名詞はカタカナ訳の後に元の意味を==内に訳して付けました
各節にリンクして最後に日本語訳を添付しました ☞@逐語訳の語順を変え言葉を添えた書き下し文(私訳) A文語訳(1917年)B口語訳(1954年)
詩編全150編
תהרימ テヒリーム 讃美 旧約聖書詩編第2編1節〜12節
☞2;2-2 主ヤㇵウェㇵに対して、地の王たちは
☞2;7-7 主ヤㇵウェㇵの法について、大いに宣べます
☞2;11-11 主ヤㇵウェㇵに仕えなさい、恐れをもって
詩編2:1(01) ל:מה ラ・ムマ なぜ〜のか 前置詞+代名詞・疑問
詩編2:1(02) רגשו ラゲシュー [彼等は]荒れ狂う 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
詩編2:1(03) גוים ゴイーム 異邦の民たちは 名詞(普通)・男性・複数
詩編2:1(04) ו:לאמים ウ・レウミーム そして民たちは 接続詞+名詞(普通)・男性・複数
詩編2:1(05) יהגו־ イェフグー・ [彼等は]呟く 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・複数
詩編2:1(06) ריק リク 空しいことを 名詞(普通)・男性・単数
詩編2:2(01) יתיצבו イトゥヤツェヴー [彼等は]自らを立たした 動詞・ヒトパエル(再帰)・未完了・三人称・男性・複数
詩編2:2(02) מלכי־ マルㇰヘイ・ 王たちは 名詞(普通)・男性・複数
詩編2:2(03) ארץ エーレツ 地の 名詞(普通)・女性・単数
詩編2:2(04) ו:רוזנים ヴェ・ロズニーム そして力ある者たちは 接続詞+動詞・クァル(基本)・分詞・男性・複数
詩編2:2(05) נוסדו־ ノスドゥー・ [彼等は]据えられた 動詞・ニファル(受動)・完了・三人称・通性・複数
詩編2:2(06) יחד ヤーㇰハド 一緒に 副詞
詩編2:2(07) על־ アル・ 〜の上に 前置詞
詩編2:2(08) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者= 名詞(固有)
詩編2:2(09) ו:על־ ヴェ・アル・ そして〜の上に 接続詞+前置詞
詩編2:2(10) משיח:ו メシㇰホ・ォー 彼の油塗られた者 形容詞・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編2:3(01) ננתקה ネナテカー [私たちは]粉々に引き裂きます 動詞・ピエル(強調)・未完了・一人称・通性・複数
詩編2:3(02) את־ エト・ 〜を 目的
詩編2:3(03) מוסרותי:מו モスロテイ・モ 彼等の枷 名詞(普通)・女性・複数+接尾辞・三人称・男性・複数
詩編2:3(04) ו:נשליכה ヴェ・ナシュリㇰハ そして[私たちは]投げ捨てさせます 接続詞+動詞・ヒフィル(使役)・未完了・一人称・通性・複数
詩編2:3(05) מ:מ:נו ミ・メ・ヌー 私たちから 前置詞+接尾辞・一人称・通性・複数
詩編2:3(06) עבתי:מו アヴォテイ・モ 彼等の諸々の縄を 名詞(普通)・両性・複数+接尾辞・三人称・男性・複数
詩編2:4(01) יושב ヨシェヴ 座る[者] 動詞・クァル(基本)・分詞・男性・単数
詩編2:4(02) ב:שמים バ・シャマイム 諸々の天の中に 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
詩編2:4(03) ישחק イスㇰハク [彼は]笑います 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・単数
詩編2:4(04) אדני アドナイ 我が主は 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編2:4(05) ילעג־ イルアグ・ [彼は]嘲ります 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・単数
詩編2:4(06) ל:מו ラー・モ 彼等に向かって 前置詞+接尾辞・三人称・男性・複数
詩編2:5(01) אז アズ その時 副詞
詩編2:5(02) ידבר イェダベール [彼は]厳しく告げます 動詞・ピエル(強調)・未完了・三人称・男性・単数
詩編2:5(03) אלי:מו エレイ・モ 彼等に 前置詞+接尾辞・三人称・男性・複数
詩編2:5(04) ב:אפ:ו ヴェ・アポ・ォー 彼の鼻の穴(怒り)の中で 前置詞+名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編2:5(05) ו:ב:חרונ:ו ウ・ヴァ・ㇰハロノ・ォー そして彼の燃える怒りの中で 接続詞+前置詞+名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編2:5(06) יבהל:מו イェヴァハレー・モ そして[彼は]大いに恐れ慌てさせます、彼等を 動詞・ピエル(強調)・未完了・三人称・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・複数
詩編2:6(01) ו:אני ヴァ・アニー そして私は 接続詞+代名詞・一人称・通性・単数
詩編2:6(02) נסכתי ナサㇰフティ [私は]油を注ぎました 動詞・クァル(基本)・完了・一人称・通性・単数
詩編2:6(03) מלכ:י マルキ・ィー 私の王に 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編2:6(04) על־ アル・ 〜の上で 前置詞
詩編2:6(05) ציון ツィヨン シオン=乾いた場所= 名詞(固有)
詩編2:6(06) הר־ ハル・ 名詞(普通)・男性・単数
詩編2:6(07) קדש:י コデシ・ィ 我が聖の 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編2:7(01) אספרה アサペラー [私は]大いに宣べましょう 動詞・ピエル(強調)・未完了・一人称・通性・単数 詩編2:7
詩編2:7(02) אל エル 〜について 前置詞 ☞マルコ福音書1:11
詩編2:7(03) חק ㇰホク 定め 名詞(普通)・男性・単数 ☞マルコ福音書9:7
詩編2:7(04) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=の 名詞(固有) ☞マタイ福音書17:5
詩編2:7(05) אמר アマール [彼は]言いました 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数
詩編2:7(06) אל:י エラー・イ 私に 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編2:7(07) בנ:י ベニ・ィー 私の息子 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編2:7(08) אתה アータ あなたは 代名詞・二人称・男性・単数
詩編2:7(09) אני アニー 私は 代名詞・一人称・通性・単数
詩編2:7(10) ה:יום ハ・ヨム この日 定冠詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編2:7(11) ילדתי:ך イェリドゥティー・ㇰハ [私は]生みました、あなたを  動詞・クァル(基本)・完了・一人称・通性・単数+接尾辞・二人称・男性・単数
詩編2:8(01) שאל シェアル [あなたは]求めなさい 動詞・クァル(基本)・命令・男性・単数
詩編2:8(02) מ:מ:ני ミ・メ・ニー 私から 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編2:8(03) ו:אתנה ヴェ・エテナー そして[私は]与えます 接続詞+動詞・クァル(基本)・未完了・一人称・通性・単数
詩編2:8(04) גוים ゴイーム 異邦の民たちを 名詞(普通)・男性・複数
詩編2:8(05) נחלת:ך ナㇰハラテー・ㇰハ 相続財産に 名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・二人称・男性・単数
詩編2:8(06) ו:אחזת:ך ヴァ・アㇰフザテ・ㇰハー そしてあなたの領地に 接続詞+名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・二人称・男性・単数
詩編2:8(07) אפסי־ アフセイ・ 諸々の果てを 名詞(普通)・男性・複数
詩編2:8(08) ארץ アーレツ 地の 名詞(普通)・女性・単数
詩編2:9(01) תרע:ם テロエム [あなたは]害します、彼等を 動詞・クァル(基本)・未完了・二人称・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・複数
詩編2:9(02) ב:שבט ベ・シェヴェト 棒で 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編2:9(03) ברזל バルゼル 鉄の 名詞(普通)・男性・単数
詩編2:9(04) כ:כלי キ・ㇰフリー 器のように 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編2:9(05) יוצר ヨツェール 陶工の 名詞(普通)・男性・単数
詩編2:9(06) תנפצ:ם テナペツェ・ム [あなたは]粉々に壊します、彼等を 動詞・ピエル(強調)・未完了・二人称・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・複数
詩編2:10(01) ו:עתה ヴェ・アター そして今や 接続詞+副詞
詩編2:10(02) מלכים メラㇰヒーム 王たち 名詞(普通)・男性・複数
詩編2:10(03) השכילו ハスキール [あなたたちは]賢くありなさい 動詞・ヒフィル(使役)・命令・男性・複数
詩編2:10(04) הוסרו ヒヴァセルー [あなたたちは]諭されなさい 動詞・ニファル(受動)・命令・男性・複数
詩編2:10(05) שפטי ショフテイ 裁く人たち 動詞・クァル(基本)・分詞・男性・複数
詩編2:10(06) ארץ アーレツ 地の 名詞(普通)・女性・単数
詩編2:11(01) עבדו イヴドゥー [あなたたちは]仕えなさい 動詞・クァル(基本)・命令・男性・複数
詩編2:11(02) את־ エト・ 〜に 目的
詩編2:11(03) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者= 名詞(固有)
詩編2:11(04) ב:יראה ベ・イルアー 恐れの中で 前置詞+名詞(普通)・女性・単数
詩編2:11(05) ו:גילו ヴェ・ギール そして[あなたたちは]喜びなさい 接続詞+動詞・クァル(基本)・命令・男性・複数
詩編2:11(06) ב:רעדה ビ・ルアダー 慄きの中で 前置詞+名詞(普通)・女性・単数
詩編2:12(01) נשקו ナシェクー・ [あなたたちは]口づけしなさい 動詞・ピエル(強調)・命令・男性・複数
詩編2:12(02) בר ヴァール 息子に 名詞(普通)・男性・単数
詩編2:12(03) פן־ ペン・ 〜ことのないように 接続詞
詩編2:12(04) יאנף イェエナフ [彼が](鼻息荒く)怒る 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・単数
詩編2:12(05) ו:תאבדו ヴェ・トーヴェドゥー そして[あなたたちが]滅びる 接続詞+動詞・クァル(基本)・未完了・二人称・男性・複数
詩編2:12(06) דרך デーレㇰフ 道に 名詞(普通)・両性・単数
詩編2:12(07) כי־ キー・ なぜなら 接続詞
詩編2:12(08) יבער イヴアール [彼は]燃え上がります 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・単数
詩編2:12(09) כ:מעט キ・ムアト 少しの間に 前置詞+形容詞・男性・単数
詩編2:12(10) אפ:ו アポ・ォー 彼の鼻の穴(怒り)は 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編2:12(11) אשרי アシュレイ 幸い[な者たち] 間投詞
詩編2:12(12) כל־ コル・ ことごとく 名詞(普通)・男性・単数
詩編2:12(13) חוסי ㇰホーセイ 避け所を求める[者たち] 動詞・クァル(基本)・分詞・男性・複数
詩編2:12(14) ב:ו ヴ・ォー 彼の中に 前置詞+接尾辞・三人称・男性・単数
日本語訳 詩編第2編
☞1節
(文語訳) 一 何なればもろもろの國人はさわざたちゥ民はむなしきことを謀るや
(口語訳) 一 なにゆえ、もろもろの国びとは騒ぎたち、もろもろの民はむなしい事をたくらむのか。
☞2節
(文語訳) 二 地のもろもろの王はたちかまへ群伯はともに議り ヱホバとその受膏者とにさからひていふ
(口語訳) 二 地のもろもろの王は立ち構え、もろもろのつかさはともに、はかり、主とその油そそがれた者とに逆らって言う、
☞3節
(文語訳) 三 われらその械をこぼちその繩をすてんと
(口語訳) 三 「われらは彼らのかせをこわし、彼らのきずなを解き捨てるであろう」と。
☞4節
(文語訳) 四 天に坐するもの笑ひたまはん 主かれらを嘲りたまふべし
(口語訳) 四 天に座する者は笑い、主は彼らをあざけられるであろう。
☞5節
(文語訳) 五 かくて主は忿恚をもてものいひ 大なる怒をもてかれらを怖まどはしめて宣給ふ
(口語訳) 五 そして主は憤りをもって彼らに語り、激しい怒りをもって彼らを恐れ惑わせて言われる、
☞6節
(文語訳) 六 しかれども我わが王をわがきよきシオンの山にたてたりと
(口語訳) 六 「わたしはわが王を聖なる山シオンに立てた」と。
☞7節 七  主ヤㇵウェㇵの定めについて私は宣べましょう 彼は私に言いました あなたは私の息子(です) 私は今日あなたを生みました
(文語訳) 七 われ詔命をのべんヱホバわれに宣まへり なんぢはわが子なり今日われなんぢを生り
(口語訳) 七 わたしは主の詔をのべよう。主はわたしに言われた、「おまえはわたしの子だ。きょう、わたしはおまえを生んだ。
☞8節
(文語訳) 八 われに求めよさらば汝にもろもろの國を嗣業としてあたへ地の極をなんぢの有としてあたへん
(口語訳) 八 わたしに求めよ、わたしはもろもろの国を/嗣業としておまえに与え、地のはてまでもおまえの所有として与える。
☞9節
(文語訳) 九 汝くろがねの杖をもて彼等をうちやぶり陶工のうつはもののごとくに打碎かんと
(口語訳) 九 おまえは鉄のつえをもって彼らを打ち破り、陶工の作る器物のように彼らを/打ち砕くであろう」と。
☞10節
(文語訳) 一〇 されば汝等もろもろの王よさとかれ地の審士輩をしへをうけよ
(口語訳) 一〇 それゆえ、もろもろの王よ、賢くあれ、地のつかさらよ、戒めをうけよ。
☞11節
(文語訳) 一一 畏をもてヱホバにつかへ戰慄をもてよろこべ 
(口語訳) 一一 恐れをもって主に仕え、おののきをもって
☞12節
(文語訳) 一二 子にくちつけせよ おそらくはかれ怒をはなちなんぢら途にほろびん その忿恚はすみやかに燃べければなり すべてかれに依ョむものはbミなり
(口語訳) 一二 その足に口づけせよ。さもないと主は怒って、あなたがたを道で滅ぼされるであろう、その憤りがすみやかに燃えるからである。すべて主に寄り頼む者はさいわいである。
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