哀歌4章をヘブライ語原典から逐語訳してみました
ヘブライ語は右から左に日本語は左から右に読みます
ヘブライ語の音読みはウェブ上で公開されているヘブライ語聖書の朗唱と朗読によりました(朗唱朗読ではיהוהはアドナイと読み替えています)
ヘブライ語の文法はウェブ上で参照した逐語訳文法を纏め直したものです
ヘブライ語を日本語に逐語訳するにあたって定冠詞や複数形をできる限り日本語に反映するように努めました
人や土地などの固有名詞はカタカナ訳の後に元の意味を==内に訳して付けました
各節にリンクして最後に日本語訳を添付しました ☞@逐語訳の語順を変え言葉を添えた書き下し文(私訳) A文語訳(1917年)B口語訳(1954年)
哀歌全5章
איכה  כתובים エイㇰハー(どうして) ケツヴィイム(諸書) 旧約聖書哀歌4章1節〜22節
☞4;1-2 <אエイㇰハー>ああ金は黒くなりました<בベネイ>(シオンの)息子たちは貴重でした
☞4;3-4 <גガム>(山犬)でさえ乳房を与えますその子らに<דダヴァク>くっ付きました乳飲み子の舌は上顎に渇きによって
☞4;5-6 <הハ・オㇰヘリーム>その(美味を)食べた者たちは顧みられません通りで<וヴァ・イィグダール>そして大きいものでした私の民の娘の咎は
☞4;7-8 <זザックー>清いものでした彼女の聖別者たちは雪より<חㇰハサㇰフ>(それは)黒くなりました石炭より
☞4;9-10 <טトッヴィーム>(剣の殺害者は飢えの殺害者より)良いものです<יイェデイ>(憐れみ深い女たちの)両手が煮ました彼女の子供たちを
☞4;11-12 <כキッラー>燃え尽くしました主は激怒を<לロー>(信じた)ことはありません地の王たちは
☞4;13-14 <מメ・ㇰハトト>(預言者たちの罪の)故<נナァウー>彷徨いました盲たちは通りを
☞4;15-16 <סスール>離れなさい汚れた者<פペネイ>(主の)顔が彼等を分けました
☞4;17-18 <עオデイ・ヌー>まだ私たちは(無駄な救助を)見張りました<צツァドゥー>(彼等は)狩って追いました私たちの歩みを
☞4;19-20 <קカッリーム>早い者たちでした私たちを追う者たちは<רルーアㇰフ>(私たちの鼻の)息(主に油塗られた者)が捕らわれました
☞4;21-22 <שシシ>喜びなさい楽しみなさい娘エドムよ<תタム>終わりましたあなたの咎は娘シオンよ
哀歌4:1(01) איכה エイㇰハー ああ 間投詞
哀歌4:1(02) יועם ユアム [それは]黒っぽくさせられました 動詞・ホファル(使役受動)・未完了・三人称・男性・単数
哀歌4:1(03) זהב ザハーヴ 金は 名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:1(04) ישנא イィシュネ [それは]変わりました 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・単数
哀歌4:1(05) ה:כתם ハ・ッケーテム その純金は 定冠詞+名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:1(06) ה:טוב ハ・ットーヴ その良質な[もの] 定冠詞+形容詞・男性・単数
哀歌4:1(07) תשתפכנה ティシュタッペーㇰフナー [それらは]自分自身を注ぎ出させました 動詞・ヒトパエル(再帰)・未完了・三人称・女性・複数
哀歌4:1(08) אבני־ アヴネイ 諸々の石は 名詞(普通)・女性・複数
哀歌4:1(09) קדש コーデシュ 聖所の 名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:1(10) ב:ראש ベ・ローシュ 先端(角)に 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:1(11) כל־ コル・ ことごとくの 名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:1(12) חוצות ㇰフツォート 諸々の通りの 名詞(普通)・男性・複数
哀歌4:2(01) בני ベネイ 息子たちは 名詞(普通)・男性・複数
哀歌4:2(02) ציון ツィヨーン シオン=乾いた場所=の 名詞(固有)
哀歌4:2(03) ה:יקרים ハ・イェカリーム 貴重な[者たち](でした) 定冠詞+形容詞・男性・複数
哀歌4:2(04) ה:מסלאים ハ・ムスッライーム その完全に匹敵された[者たち] 定冠詞+動詞・プアル(強調受動)・分詞・男性・複数
哀歌4:2(05) ב:פז バ・ッパーズ 純金に 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:2(06) איכה エイㇰハー ああ何と 間投詞
哀歌4:2(07) נחשבו ネㇰフシェヴゥー [彼等は]見做されています 動詞・ニファル(受動)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:2(08) ל:נבלי־ レ・ニヴレイ・ 壷に 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
哀歌4:2(09) חרש ㇰヘーレス 土製の 名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:2(10) מעשה マァアセー 業(である) 名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:2(11) ידי イェデイ 両手の 名詞(普通)・女性・双数
哀歌4:2(12) יוצר ヨツェール 陶工の 名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:3(01) גם־ ガム・ 〜でさえ 接続詞
哀歌4:3(02) תנין タンニン 山犬たち 名詞(普通)・両性・複数
哀歌4:3(03) חלצו ㇰハレツゥー [彼等は]渡します 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:3(04) שד シャド 乳房を 名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:3(05) היניקו ヘイニークー [彼等は]乳を飲まさせます 動詞・ヒフィル(使役)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:3(06) גורי:הן グレイ・ヘン 彼女たちの子たちに 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・三人称・女性・複数
哀歌4:3(07) בת־ バト・ 娘は 名詞(普通)・女性・単数
哀歌4:3(08) עמ:י アムミ・ィ 私の民の 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
哀歌4:3(09) ל:אכזר レ・アㇰフザール 残酷な[者]に(なります) 前置詞+形容詞・男性・単数
哀歌4:3(10) כי キー それは〜ように 接続詞
哀歌4:3(11) ענים エニーム 駝鳥たち(である) 名詞(普通)・男性・複数
哀歌4:3(12) ב:מדבר バ・ムミドバール 荒野の中の 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:4(01) דבק ダヴァク [それは]くっ付きました 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数
哀歌4:4(02) לשון レショーン 舌は 名詞(普通)・両性・単数
哀歌4:4(03) יונק ヨネク 乳飲み子の 名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:4(04) אל־ エル・ 〜に 前置詞
哀歌4:4(05) חכ:ו ㇰヒッコ・ォ 彼の口顎 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
哀歌4:4(06) ב:צמא バ・ツァマー 渇きによって 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:4(07) עוללים オラリーム 幼子たちは 名詞(普通)・男性・複数
哀歌4:4(08) שאלו シャアールー [彼等は]求めます 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:4(09) לחם レーㇰヘム パンを 名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:4(10) פרש ポレス 差し伸べる[者は] 動詞・クァル(基本)・分詞・男性・単数
哀歌4:4(11) אין エイン 〜居ません 副詞
哀歌4:4(12) ל:הם ラ・ヘム 彼等に 前置詞+接尾辞・三人称・男性・複数
哀歌4:5(01) ה:אכלים ハ・オㇰヘリーム その食べた[者たちは] 定冠詞+動詞・クァル(基本)・分詞・男性・複数
哀歌4:5(02) ל:מעדנים レ・マァアダニーム 諸々の美味を 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
哀歌4:5(03) נשמו ナシャームムー [彼等は]顧みられません 動詞・ニファル(受動)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:5(04) ב:חוצות バ・ㇰフツォート 諸々の通りで 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
哀歌4:5(05) ה:אמנים ハ・エムニーム その育て上げられた[者たちは] 定冠詞+動詞・クァル(基本)・受動分詞・男性・複数
哀歌4:5(06) עלי アレイ 〜の上に 前置詞
哀歌4:5(07) תולע トーラ 緋色(の衣) 名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:5(08) חבקו ㇰヒッベクー [彼等は]完全に抱きます 動詞・ピエル(強調)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:5(09) אשפתות アシュパットート ごみの山を 名詞(普通)・男性・複数
哀歌4:6(01) ו:יגדל ヴァ・イィグダール そして[それは]大きいものでした 接続詞+動詞・クァル(基本)・(ワウ接続)未完了・三人称・男性・単数
哀歌4:6(02) עון アヴォン 咎は 名詞(普通)・両性・単数
哀歌4:6(03) בת־ バト・ 娘の 名詞(普通)・女性・単数
哀歌4:6(04) עמ:י アムミ・ィ 私の民の 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
哀歌4:6(05) מ:חטאת メ・ㇰハッタート 罪より 前置詞+名詞(普通)・女性・単数
哀歌4:6(06) סדם セドーム ソドム=燃える=の 名詞(固有)
哀歌4:6(07) ה:הפוכה ハ・ハフㇰハー そのひっくり返された[もの] 定冠詞+動詞・クァル(基本)・受動分詞・女性・単数
哀歌4:6(08) כמו־ ㇰヘモ・ 〜のように 前置詞
哀歌4:6(09) רגע ラーガー 一瞬 名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:6(10) ו:לא־ ヴェ・ロー・ そして〜ことはなく 接続詞+否定
哀歌4:6(11) חלו ㇰハールー [彼等は]齎す 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:6(12) ב:ה ヴ・ァ それに 前置詞+接尾辞・三人称・女性・単数
哀歌4:6(13) ידים ヤダイィム 両手を 名詞(普通)・女性・双数
哀歌4:7(01) זכו ザックー [彼等は]清かった 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:7(02) נזירי:ה ネズィレイ・ハ 彼女のナジル人(聖別者)たちは 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・三人称・女性・単数
哀歌4:7(03) מ:שלג ミ・シェーレグ 雪より 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:7(04) צחו ツァㇰフー [彼等は]白かった 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:7(05) מ:חלב メ・ㇰハラヴ 乳より 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:7(06) אדמו アデムー [彼等は]赤かった 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:7(07) עצם エーツェム 骨肉は 名詞(普通)・女性・単数
哀歌4:7(08) מ:פנינים ミ・ッペニニーム 諸々の宝石より 前置詞+名詞(普通)・女性・複数
哀歌4:7(09) ספיר サッピール サファイア(でした) 名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:7(10) גזרת:ם ギズラター・ム 彼等の艶は 名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・三人称・男性・複数
哀歌4:8(01) חשך ㇰハサㇰフ [それは]黒くなりました 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数
哀歌4:8(02) מ:שחור ミ・シュㇰホル 石炭より 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:8(03) תאר:ם タァアラ・ム 彼等の姿は 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・複数
哀歌4:8(04) לא ロー 〜ことはありません 否定
哀歌4:8(05) נכרו ニッケルー [彼等は]見分けられる 動詞・ニファル(受動)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:8(06) ב:חוצות バ・ㇰフツォート 諸々の通りで 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
哀歌4:8(07) צפד ツァファード [それは]くっ付きました 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数
哀歌4:8(08) עור:ם オラ・ム 彼等の皮は 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・複数
哀歌4:8(09) על־ アル・ 〜の上に 前置詞
哀歌4:8(10) עצמ:ם アツマ・ム 彼等の骨 名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・三人称・男性・複数
哀歌4:8(11) יבש ヤヴェーシュ [それは]乾きました 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数
哀歌4:8(12) היה ハーヤー [それは]〜[に]なりました 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数
哀歌4:8(13) כ:עץ ㇰハ・エツ 木のように 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:9(01) טובים トッヴィーム 良い[者たち] 形容詞・男性・複数
哀歌4:9(02) היו ハユー [彼等は]〜です 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:9(03) חללי־ ㇰハルレイ・ 殺害の[者たちは] 形容詞・男性・複数
哀歌4:9(04) חרב ㇰヘーレヴ 剣の 名詞(普通)・女性・単数
哀歌4:9(05) מ:חללי メ・ㇰハルレイ その殺害の[者たち]より 前置詞+形容詞・男性・複数
哀歌4:9(06) רעב ラァアーヴ 飢えの 名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:9(07) ש:הם シェ・ヘム それは彼等は〜為 関係詞+代名詞・三人称・男性・複数
哀歌4:9(08) יזובו ヤズーヴゥー [彼等は]枯れる 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・複数
哀歌4:9(09) מדקרים メドゥッカリーム 完全に突き刺された[者たちは] 動詞・プアル(強調受動)・分詞・男性・複数
哀歌4:9(10) מ:תנובת ミ・ッテヌヴォト 諸々の農産物故に 前置詞+名詞(普通)・女性・複数
哀歌4:9(11) שד:י サダ・イ 畑の 名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:10(01) ידי イェデイ 両手が 名詞(普通)・女性・双数
哀歌4:10(02) נשים ナシㇶーム 女たちの 名詞(普通)・女性・複数
哀歌4:10(03) רחמניות ラㇰハマニヨート 憐れみ深い[女たち] 形容詞・女性・複数
哀歌4:10(04) בשלו ビシュルー [それらが]完全に煮ました 動詞・ピエル(強調)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:10(05) ילדי:הן ヤルデイ・ヘン 彼女たちの子供たちを 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・三人称・女性・複数
哀歌4:10(06) היו ハユー [彼等は]〜になりました 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:10(07) ל:ברות レ・ヴァロート 完全に食べること 前置詞+動詞・ピエル(強調)・不定詞
哀歌4:10(08) ל:מו ラー・モー 彼等を 前置詞+接尾辞・三人称・男性・複数
哀歌4:10(09) ב:שבר ベ・シェーヴェル 破滅の時に 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:10(10) בת־ バト・ 娘の 名詞(普通)・女性・単数
哀歌4:10(11) עמ:י アムミ・ィ 私の民の 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
哀歌4:11(01) כלה キッラー [彼が]完全に燃え尽くしました 動詞・ピエル(強調)・完了・三人称・男性・単数
哀歌4:11(02) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=は 名詞(固有)
哀歌4:11(03) את־ エト・ 〜を 目的
哀歌4:11(04) חמת:ו ㇰハマト・ォ 彼の激怒 名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
哀歌4:11(05) שפך シャファㇰフ [彼は]注ぎました 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数
哀歌4:11(06) חרון ㇰハロン 灼熱を 名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:11(07) אפ:ו アッポ・ォ 彼の鼻の穴(怒り)の 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
哀歌4:11(08) ו:יצת־ ヴァ・ヤツェート・ そして[彼は]燃え上がらさせました 接続詞+動詞・ヒフィル(使役)・(ワウ接続)未完了・三人称・男性・単数
哀歌4:11(09) אש エーシュ 火を 名詞(普通)・両性・単数
哀歌4:11(10) ב:ציון ベ・ツィヨン シオン=乾いた場所=に 前置詞+名詞(固有)
哀歌4:11(11) ו:תאכל ヴァ・ットㇰハル そして[それは]焼き尽くしました 接続詞+動詞・クァル(基本)・(ワウ接続)未完了・三人称・女性・単数
哀歌4:11(12) יסודתי:ה イェソドテイ・ハ それの諸々の基を 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・三人称・女性・単数
哀歌4:12(01) לא ロー 〜ことはありません。 否定
哀歌4:12(02) האמינו ヘエミーヌー [彼等は]信じさせた 動詞・ヒフィル(使役)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:12(03) מלכי־ マルㇰヘイ・ 王たちは 名詞(普通)・男性・複数
哀歌4:12(04) ארץ エーレツ 地の 名詞(普通)・女性・単数
哀歌4:12(05) ו:כל ヴェ・コル そしてことごとくは 接続詞+名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:12(06) ישבי ヨシェヴェイ 住む[者たちの] 動詞・クァル(基本)・分詞・男性・複数
哀歌4:12(07) תבל テヴェール 世界に 名詞(普通)・女性・単数
哀歌4:12(08) כי キー それは〜こと 接続詞
哀歌4:12(09) יבא ヤヴォー [彼が]入る 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・単数
哀歌4:12(10) צר ツァール 敵対者が 名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:12(11) ו:אויב ヴェ・オイェヴ そして敵が 接続詞+名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:12(12) ב:שערי ベ・シャアレイ 諸々の門に 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
哀歌4:12(13) ירושלם イェルシャライム エルサレム=平和の教え=の 名詞(固有)
哀歌4:13(01) מ:חטאת メ・ㇰハトト 諸々の罪の故 前置詞+名詞(普通)・女性・複数
哀歌4:13(02) נביאי:ה ネヴィエイ・ハ それの預言者たちの 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・三人称・女性・単数
哀歌4:13(03) עונות アヴォノート 諸々の不正の故 名詞(普通)・両性・複数
哀歌4:13(04) כהני:ה コハネイ・ハ それの祭司たちの 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・三人称・女性・単数
哀歌4:13(05) ה:שפכים ハ・ショフェㇰヒーム その流した[者たち](である) 定冠詞+動詞・クァル(基本)・分詞・男性・複数
哀歌4:13(06) ב:קרב:ה ベ・キルバ・ァ それの中に 前置詞+名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・女性・単数
哀歌4:13(07) דם ダム 血を 名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:13(08) צדיקים ツァッディキーム 正しい[者たちの] 形容詞・男性・複数
哀歌4:14(01) נעו ナァウー [彼等は]彷徨いました 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:14(02) עורים イヴリーム 盲の[者たちは] 形容詞・男性・複数
哀歌4:14(03) ב:חוצות バ・ㇰフツォート 諸々の通りにおいて 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
哀歌4:14(04) נגאלו ネゴアールー [彼等は]汚されました 動詞・ニファル(受動)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:14(05) ב:דם バ・ッダム 血によって 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:14(06) ב:לא ベ・ロー (それ)故に〜ことはありません 前置詞+否定
哀歌4:14(07) יוכלו ユーㇰフルー [彼等は]出来た 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・複数
哀歌4:14(08) יגעו イィッゲウー [彼等は]触れた 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・複数
哀歌4:14(09) ב:לבשי:הם ビ・ルヴゥシェイ・ヘム 彼等の諸々の衣に 前置詞+名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・三人称・男性・複数
哀歌4:15(01) סורו スール [あなたたちは]離れなさい 動詞・クァル(基本)・命令・男性・複数
哀歌4:15(02) טמא タメー 汚れた[者] 形容詞・男性・単数
哀歌4:15(03) קראו カレウー [彼等は]叫びました 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:15(04) ל:מו ラー・モー 彼等に 前置詞+接尾辞・三人称・男性・複数
哀歌4:15(05) סורו スール [あなたたちは]離れなさい 動詞・クァル(基本)・命令・男性・複数
哀歌4:15(06) סורו スール [あなたたちは]離れなさい 動詞・クァル(基本)・命令・男性・複数
哀歌4:15(07) אל־ アル・ 〜ことはない(ようにしなさい) 副詞
哀歌4:15(08) תגעו ティッガーウ [あなたたちは]触れる 動詞・クァル(基本)・未完了・二人称・男性・複数
哀歌4:15(09) כי キー 〜時 接続詞
哀歌4:15(10) נצו ナツゥー [彼等が]逃げ去った 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:15(11) גם־ ガム・ 更に 接続詞
哀歌4:15(12) נעו ナァウー [彼等が]彷徨った 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:15(13) אמרו アメルー [彼等は]言います 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:15(14) ב:גוים バ・ッゴイィム 諸国民の中で 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
哀歌4:15(15) לא ロー 〜ことはない(ようにしなさい) 否定
哀歌4:15(16) יוסיפו ヨシーフ [彼等は]加えさせる 動詞・ヒフィル(使役)・未完了・三人称・男性・複数
哀歌4:15(17) ל:גור ラ・グール 滞在すること 前置詞+動詞・クァル(基本)・不定詞
哀歌4:16(01) פני ペネイ [諸々の]顔が 名詞(普通)・両性・複数
哀歌4:16(02) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=の 名詞(固有)
哀歌4:16(03) חלק:ם ㇰヒッレカ・ム [それが]完全に分けました、彼等を 動詞・ピエル(強調)・完了・三人称・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・複数
哀歌4:16(04) לא ロー 〜ことはありません 否定
哀歌4:16(05) יוסיף ヨシーフ [彼は]加えさせる 動詞・ヒフィル(使役)・未完了・三人称・男性・単数
哀歌4:16(06) ל:הביט:ם レ・ハッビタ・ム 彼等に目を留めさせること 前置詞+動詞・ヒフィル(使役)・不定詞+接尾辞・三人称・男性・複数
哀歌4:16(07) פני ペネイ [諸々の]顔は 名詞(普通)・両性・複数
哀歌4:16(08) כהנים ㇰホハニーム 祭司たちの 名詞(普通)・男性・複数
哀歌4:16(09) לא ロー 〜ことはありません 否定
哀歌4:16(10) נשאו ナサァウー [それらは]高く上がった 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:16(11) זקנים ゼケニーム 長老の[者たちは] 形容詞・男性・複数
哀歌4:16(12) לא ロー 〜ことはありません 否定
哀歌4:16(13) חננו ㇰハナーヌー [彼等は]特別扱いであった 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:17(01) עודי:נה オデイ・ヌー まだ私たちは 副詞+接尾辞・三人称・女性・複数
哀歌4:17(02) תכלינה ティㇰフレイナー [それらは]疲れ果てました 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・女性・複数
哀歌4:17(03) עיני:נו エイネイ・ヌー 私たちの両目は 名詞(普通)・両性・双数+接尾辞・一人称・通性・複数
哀歌4:17(04) אל־ エル・ 〜に 前置詞
哀歌4:17(05) עזרת:נו エズラテー・ヌー 私たちの救助 名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・一人称・通性・複数
哀歌4:17(06) הבל ハーヴェル 無駄(である) 名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:17(07) ב:צפית:נו ベ・ツィッピヤテー・ヌー 私たちの見張りに 前置詞+名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・一人称・通性・複数
哀歌4:17(08) צפינו ツィッピーヌー [私たちは]完全に見張りました 動詞・ピエル(強調)・完了・一人称・通性・複数
哀歌4:17(09) אל־ エル・ 〜を 前置詞
哀歌4:17(10) גוי ゴーイ 名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:17(11) לא ロー 〜ことはない 否定
哀歌4:17(12) יושע ヨシㇶーア [彼が]救助させる 動詞・ヒフィル(使役)・未完了・三人称・男性・単数
哀歌4:18(01) צדו ツァドゥー [彼等は]狩って追いました 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:18(02) צעדי:נו ツェアデイ・ヌー 私たちの諸々の歩みを 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・複数
哀歌4:18(03) מ:לכת ミ・ッレーㇰヘト 歩くことから(遠ざけました) 前置詞+動詞・クァル(基本)・不定詞
哀歌4:18(04) ב:רחבתי:נו ビ・ルㇰホヴォテイ・ヌー 私たちの諸々の通りを 前置詞+名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・複数
哀歌4:18(05) קרב カラーヴ [それが]近づきました 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数
哀歌4:18(06) קצי:נו キツェイ・ヌー 私たちの終わりが 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・複数
哀歌4:18(07) מלאו マレウー [それらは]満ちました 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:18(08) ימי:נו ヤメイ・ヌー 私たちの日々は 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・複数
哀歌4:18(09) כי־ キー・ なぜなら〜から 接続詞
哀歌4:18(10) בא ヴ・ァ [それが]来た 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数
哀歌4:18(11) קצי:נו キツェイ・ヌー 私たちの終わりが 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・複数
哀歌4:19(01) קלים カッリーム 速い[者たち] 形容詞・男性・複数
哀歌4:19(02) היו ハユー [彼等は]〜でした 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:19(03) רדפי:נו ロデフェイ・ヌー 私たちを追う[者たちは] 動詞・クァル(基本)・分詞・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・複数
哀歌4:19(04) מ:נשרי ミ・ンニシュレイ 鷲たちより 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
哀歌4:19(05) שמים シャマイィム 諸々の天の 名詞(普通)・男性・複数
哀歌4:19(06) על־ アル・ 〜の上を 前置詞
哀歌4:19(07) ה:הרים ヘ・ハリーム その山々 定冠詞+名詞(普通)・男性・複数
哀歌4:19(08) דלק:נו デラクー・ヌー [彼等は]追って来ました、私たちを 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数+接尾辞・一人称・通性・複数
哀歌4:19(09) ב:מדבר バ・ムミドバール 荒野の中で 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
哀歌4:19(10) ארבו アーレヴー [彼等は]待ち伏せしました 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
哀歌4:19(11) ל:נו ラー・ヌー 私たちを 前置詞+接尾辞・一人称・通性・複数
哀歌4:20(01) רוח ルーアㇰフ 息が 名詞(普通)・女性・単数
哀歌4:20(02) אפי:נו アッペイ・ヌー 私たちの鼻の両穴の 名詞(普通)・男性・双数+接尾辞・一人称・通性・複数
哀歌4:20(03) משיח メシㇶーアㇰフ 油塗られた[者が] 形容詞・男性・単数
哀歌4:20(04) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=の 名詞(固有)
哀歌4:20(05) נלכד ニルカド [彼が]捕らえられました 動詞・ニファル(受動)・完了・三人称・男性・単数
哀歌4:20(06) ב:שחיתות:ם ビ・シュㇰヒトタ・ム 彼等の諸々の穴の上に 前置詞+名詞(普通)・女性・複数+接尾辞・三人称・男性・複数
哀歌4:20(07) אשר アシェール それは〜者 関係詞
哀歌4:20(08) אמרנו アマルヌー [私たちが]言った 動詞・クァル(基本)・完了・一人称・通性・複数
哀歌4:20(09) ב:צל:ו ベ・ツィッロ・ォ 彼の陰で 前置詞+名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
哀歌4:20(10) נחיה ニㇰフイェ [私たちは]生きます 動詞・クァル(基本)・未完了・一人称・通性・複数
哀歌4:20(11) ב:גוים バ・ッゴイィム 諸国民の中で 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
哀歌4:21(01) שישי シシ [あなたは]喜びなさい 動詞・クァル(基本)・命令・女性・単数
哀歌4:21(02) ו:שמחי ヴェ・シムㇰヒー そして[あなたは]楽しみなさい 接続詞+動詞・クァル(基本)・命令・女性・単数
哀歌4:21(03) בת־ バト・ 名詞(普通)・女性・単数
哀歌4:21(04) אדום エドーム エドム=赤い=(よ) 名詞(固有)
哀歌4:21(05) יושבתי ヨシェヴェティ 住む[女](よ) 動詞・クァル(基本)・分詞・女性・単数
哀歌4:21(06) ב:ארץ ベ・エーレツ 地に 前置詞+名詞(普通)・女性・単数
哀歌4:21(07) עוץ ウツ ウツ=樹木の茂った=の 名詞(固有)
哀歌4:21(08) גם־ ガム・ また 接続詞
哀歌4:21(09) עלי:ך アライィ・ㇰフ あなたの上に 前置詞+接尾辞・二人称・女性・単数
哀歌4:21(10) תעבר־ タアヴァール・ [それは]巡って来ます 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・女性・単数
哀歌4:21(11) כוס コース 杯は 名詞(普通)・女性・単数
哀歌4:21(12) תשכרי ティシュケリー [あなたは]酔っぱらいます 動詞・クァル(基本)・未完了・二人称・女性・単数
哀歌4:21(13) ו:תתערי ヴェ・ティトアリー そして[あなたは]自分自身を裸にさせます 接続詞+動詞・ヒトパエル(再帰)・未完了・二人称・女性・単数
哀歌4:22(01) תם־ タム・ [それは]終わりました 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数
哀歌4:22(02) עונ:ך アヴォネ・ㇰフ あなたの咎は 名詞(普通)・両性・単数+接尾辞・二人称・女性・単数
哀歌4:22(03) בת־ バト・ 名詞(普通)・女性・単数
哀歌4:22(04) ציון ツィヨーン シオン=乾いた場所=(よ) 名詞(固有)
哀歌4:22(05) לא ロー 〜ことはありません 否定
哀歌4:22(06) יוסיף ヨシーフ [彼は]加えさせる 動詞・ヒフィル(使役)・未完了・三人称・男性・単数
哀歌4:22(07) ל:הגלות:ך レ・ハグロテ・ㇰフ あなたを捕囚にさせること 前置詞+動詞・ヒフィル(使役)・不定詞+接尾辞・二人称・女性・単数
哀歌4:22(08) פקד パカード [彼は]罰します 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数
哀歌4:22(09) עונ:ך アヴォネ・ㇰフ あなたの咎を 名詞(普通)・両性・単数+接尾辞・二人称・女性・単数
哀歌4:22(10) בת־ バト・ 名詞(普通)・女性・単数
哀歌4:22(11) אדום エドーム エドム=赤い=(よ) 名詞(固有)
哀歌4:22(12) גלה ギッラー [彼は]完全に明らかにします 動詞・ピエル(強調)・完了・三人称・男性・単数
哀歌4:22(13) על־ アル・ 〜について 前置詞
哀歌4:22(14) חטאתי:ך ㇰハットタイィ・ㇰフ あなたの諸々の罪 名詞(普通)・女性・複数+接尾辞・二人称・女性・単数
日本語訳 哀歌4章
☞1節
(文語訳) 一 ああ黃金は光をうしなひ純金は色を變じ 聖所の石はもろもろの街衢の口に投すてられたり 
(口語訳) 一 ああ、黄金は光を失い、純金は色を変じ、聖所の石は/すべてのちまたのかどに投げ捨てられた。
☞2節
(文語訳) 二 ああ焔烽ノも比ぶべきシオンの愛子等は陶噐師の手の作なる土の器のごとくに見做る 
(口語訳) 二 ああ、精金にも比すべきシオンのいとし子らは、陶器師の手のわざである土の器のようにみなされる。
☞3節
(文語訳) 三 山犬さへも乳房をたれてその子に乳を哺す 然るにわが民の女は殘忍荒野の鴕鳥のごとくなれり 
(口語訳) 三 山犬さえも乳ぶさをたれて、その子に乳を飲ませる。ところが、わが民の娘は、荒野のだちょうのように無慈悲になった。
☞4節
(文語訳) 四 乳哺兒の舌は渴きて上顎にひたと貼き 幼兒はパンをもとむるも擘てあたふる者なし 
(口語訳) 四 乳のみ子の舌はかわいて、上あごに、ひたとつき、幼な子らはパンを求めても、これに与える者がない。
☞5節
(文語訳) 五 肥甘物をくらひ居りし者はおちぶれて街衢にあり 紅の衣服にて育てられし者も今は塵堆を抱く 
(口語訳) 五 うまい物を食べていた者は、落ちぶれて、ちまたにおり、紫の着物で育てられた者も、今は灰だまりの上に伏している。
☞6節
(文語訳) 六 今我民の女のうくる愆の罰はソドムの罪の罰よりもおほいなり ソドムは古昔人に手を加へらるることなくして瞬く閧ノほろぼされしなり 
(口語訳) 六 わが民の娘のうけた懲らしめは、ソドムの罰よりも大きかった。ソドムは昔、人の手によらないで、またたくまに滅ぼされたのだ。
☞7節
(文語訳) 七 わが民の中なる貴き人は從前には雪よりも咬潔に乳よりも白く 珊瑚よりも躰紅色にしてその形貌のうるはしきこと藍玉のごとくなりしが 
(口語訳) 七 わが民の君たちは雪よりも清らかに、乳よりも白く、そのからだは、さんごよりも赤く、その姿の美しさはサファイヤのようであった。
☞8節
(文語訳) 八 いまはその面くろきが上にKく 街衢にあるとも人にしられず その皮は骨にひたと貼き 乾きて枯木のごとくなれり 
(口語訳) 八 今はその顔はすすよりも黒く、町の中にいても人に知られず、その皮膚は縮んで骨につき、かわいて枯れ木のようになった。
☞9節
(文語訳) 九 劍にて死る者は饑て死る者よりもさいはひなり そは斯る者は田圃の產物の罄るによりて漸々におとろへゆき刺れし者のごとくに成ばなり 
(口語訳) 九 つるぎで殺される者は、飢えて死ぬ者よりもさいわいである。彼らは田畑の産物の欠乏によって、刺された者のように衰え行くからである。
☞10節
(文語訳) 一〇 わが民の女のほろぶる時には情愛ふかき婦人等さへも手づから己の子等を煑て食となせり 
(口語訳) 一〇 わが民の娘の滅びる時には/情深い女たちさえも、手ずから自分の子どもを煮て、それを食物とした。
☞11節
(文語訳) 一一 ヱホバその憤恨をことごとく洩し 烈しき怒をそそぎ給ひ シオンに火をもやしてその基礎までも燒しめ給へり 
(口語訳) 一一 主はその憤りをことごとく漏らし、激しい怒りをそそぎ、シオンに火を燃やして、その礎までも焼き払われた。
☞12節
(文語訳) 一二 地のゥ王も世のもろもろの民もすべてヱルサレムの門に仇や敵の打いらんとは信ぜざりき 
(口語訳) 一二 地の王たちも、世の民らもみな、エルサレムの門に、あだや敵が、討ち入ろうとは信じなかった。
☞13節
(文語訳) 一三 斯なりしはその預言者の罪によりその祭司の愆によれり かれらは卽ち正しき者の血をその邑の中にながしたりき 
(口語訳) 一三 これはその預言者たちの罪のため、その祭司たちの不義のためであった。彼らは義人の血をその町の中に流した者である。
☞14節
(文語訳) 一四 今かれらは盲人のごとく街衢にさまよひ 身は血にて汚れをれば人その衣服にふるるあたはず 
(口語訳) 一四 彼らは盲人のように、ちまたにさまよい、血で汚れている。だれもその衣にさわることができない。
☞15節
(文語訳) 一五 人かれらに向ひて呼はり言ふ 去れよ穢らはし 去れ去れ觸るなかれと 彼らはしり去りて流離ば異邦人の中閧ノても人々また言ふ 彼らは此に寓るべからずと 
(口語訳) 一五 人々は彼らにむかって、「去れよ、けがらわしい」、「去れよ、去れよ、さわるな」と叫んだので、彼らは逃げ去って放浪者となったが、異邦人の中でも人々は「もうわれわれのうちに/宿ってはならない」と言った。
☞16節
(文語訳) 一六 ヱホバ怒れる面をもてこれを散し給へり 再びこれを顧みたまはじ 人々祭司の面をも尊ばず長老をもあはれまざりき 
(口語訳) 一六 主はみずから彼らを散らして、再び彼らを顧みず、祭司を尊ばず、長老をいたわられなかった。
☞17節
(文語訳) 一七 われらはョまれぬ救援を望みて目つかれおとろふ 我らは俟ゐたりしが救拯をなすこと能はざる國人を待をりぬ 
(口語訳) 一七 われわれの目は、むなしく助けを待ち望んで/疲れ衰えた。われわれは待ち望んだが、救を与え得ない国びとを待ち望んだ。
☞18節
(文語訳) 一八 敵われらの脚をうかがへば我らはおのれの街衢をも歩くことあたはず 我らの終ちかづけり 我らの日つきたり 卽ち我らの終きたりぬ 
(口語訳) 一八 人々がわれわれの歩みをうかがうので、われわれは自分の町の中をも、歩くことができなかった。われわれの終りは近づいた、日は尽きた。われわれの終りが来たからである。
☞19節
(文語訳) 一九 我らを追ふものは天空ゆく鷲よりも迅し 山にて我らを追ひ 野に伏てわれらを伺ふ 
(口語訳) 一九 われわれを追う者は空のはげたかよりも速く、彼らは山でわれわれを追い立て、野でわれわれを待ち伏せる。
☞20節
(文語訳) 二〇 かの我らが鼻の氣息たる者ヱホバに膏そそがれたるものは陷阱にて執へられにき 是はわれらが異邦にありてもこの蔭に住んとおもひたりし者なり 
(口語訳) 二〇 われわれが鼻の息とたのんだ者、主に油そそがれた者は、彼らの落し穴で捕えられた。彼はわれわれが「異邦人の中でも/その陰に生きるであろう」と思った者である。
☞21節
(文語訳) 二一 ウズの地に住むエドムの女よスび樂しめ 汝にもまたつひに杯めぐりゆかん なんぢも醉て裸になるべし 
(口語訳) 二一 ウズの地に住むエドムの娘よ、喜び楽しめ、あなたにもまた杯がめぐって行く、あなたも酔って裸になる。
☞22節
(文語訳) 二二 シオンの女よ なんぢが愆の罰はをはれり 重ねてなんぢを擄へゆきたまはじ エドムの女よ なんぢの愆を罰したまはん 汝の罪を露はしたまはん
(口語訳) 二二 シオンの娘よ、あなたの不義の罰は終った。主は重ねてあなたを捕え移されない。エドムの娘よ、主はあなたの不義を罰し、あなたの罪をあらわされる。
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