ヨエル書3章をヘブライ語原典から逐語訳してみました
ヘブライ語は右から左に日本語は左から右に読みます
ヘブライ語の音読みはウェブ上で公開されているヘブライ語聖書の朗唱と朗読によりました(朗唱朗読ではיהוהはアドナイと読み替えています)
ヘブライ語の文法はウェブ上で参照した逐語訳文法を纏め直したものです
ヘブライ語を日本語に逐語訳するにあたって定冠詞や複数形をできる限り日本語に反映するように努めました
人や土地などの固有名詞はカタカナ訳の後に元の意味を==内に訳して付けました
各節にリンクして最後に日本語訳を添付しました ☞@逐語訳の語順を変え言葉を添えた書き下し文(私訳) A文語訳(1917年)B口語訳(1954年)
ヨエル書全4章
יואל קנביאים ヨエル ネヴィーイム預言者たち 旧約聖書ヨエル書 3章1節〜5節の逐語訳です
☞3;1-2 「その後に全ての人の上に私の霊を注ぎます男女の奴隷の上にも」
☞3;3-4「私は天と地の中に血と火と煙の柱の不思議を齎します」
☞3;5-5 主の名を呼ぶ者はことごとく救われます
ヨエル書3:1(01) ו:היה ヴェ・ハヤー そして[それは](こう)なります 接続詞+動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数
ヨエル書3:1(02) אחרי־ アㇰハレィ・ 〜後に 前置詞
ヨエル書3:1(03) כן ヘン その 副詞
ヨエル書3:1(04) אשפוך エシュポㇰフ [私は]注ぐ(ことをしましょう) 動詞・クァル(基本)・未完了・一人称・通性・単数
ヨエル書3:1(05) את־ エト・ 〜を 目的
ヨエル書3:1(06) רוח:י ルㇰヒ・ィー 私の霊 名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
ヨエル書3:1(07) על־ アル・ 〜の上に 前置詞
ヨエル書3:1(08) כל־ コル・ ことごとく 名詞(普通)・男性・単数
ヨエル書3:1(09) בשר バサール 肉(人)の 名詞(普通)・男性・単数
ヨエル書3:1(10) ו:נבאו ヴェ・ニッベウー そして[彼等は]預言する(でしょう) 接続詞+動詞・ニファル(受動)・完了・三人称・通性・複数
ヨエル書3:1(11) בני:כם ベネイ・ㇰヘム あなたたちの息子たちは 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・二人称・男性・複数
ヨエル書3:1(12) ו:בנותי:כם ウ・ヴェノテイ・ㇰヘム そしてあなたたちの娘たちは 接続詞+名詞(普通)・女性・複数+接尾辞・二人称・男性・複数
ヨエル書3:1(13) זקני:כם ズィクネイ・ㇰヘム あなたたちの長老の[者たちは] 形容詞・男性・複数+接尾辞・二人称・男性・複数
ヨエル書3:1(14) חלמות ㇰハロモト 諸々の夢を 名詞(普通)・男性・複数
ヨエル書3:1(15) יחלמון ヤㇰハロムーン [彼等は]夢を見る(でしょう) 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・複数
ヨエル書3:1(16) בחורי:כם バㇰフレイ・ㇰヘム あなたたちの若者たちは 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・二人称・男性・複数
ヨエル書3:1(17) חזינות ㇰヘズヨノート 諸々の幻を 名詞(普通)・男性・複数
ヨエル書3:1(18) יראו イィルウー [彼等は]見る(でしょう) 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・複数
ヨエル書3:2(01) ו:גם ヴェ・ガム そしてまた 接続詞+接続詞
ヨエル書3:2(02) על־ アル・ 〜の上に 前置詞
ヨエル書3:2(03) ה:עבדים ハ・アヴァディーム その男奴隷たち 定冠詞+名詞(普通)・男性・複数
ヨエル書3:2(04) ו:על־ ヴェ・アル・ そして〜の上に 接続詞+前置詞
ヨエル書3:2(05) ה:שפחות ハ・シェファㇰホート その女奴隷たち 定冠詞+名詞(普通)・女性・複数
ヨエル書3:2(06) ב:ימים バ・ヤミーム 日々において 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
ヨエル書3:2(07) ה:המה ハ・ヘムマー まさにそれらの 定冠詞+代名詞・三人称・男性・複数
ヨエル書3:2(08) אשפוך エシュポーㇰフ [私は]注ぐ(ことをしましょう) 動詞・クァル(基本)・未完了・一人称・通性・単数
ヨエル書3:2(09) את־ エト・ 〜を 目的
ヨエル書3:2(10) רוח:י ルㇰヒ・ィー 私の霊 名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
ヨエル書3:3(01) ו:נתתי ヴェ・ナタッティー そして[私は]齎す(でしょう) 接続詞+動詞・クァル(基本)・完了・一人称・通性・単数
ヨエル書3:3(02) מופתים モフティーム 諸々の不思議を 名詞(普通)・男性・複数
ヨエル書3:3(03) ב:שמים バ・ッシャマイィム 諸々の天の中に 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
ヨエル書3:3(04) ו:ב:ארץ ウ・ヴァ・アーレツ そして地の中に 接続詞+前置詞+名詞(普通)・女性・単数
ヨエル書3:3(05) דם ダーム 血を 名詞(普通)・男性・単数
ヨエル書3:3(06) ו:אש ヴァ・エーシュ そして火を 接続詞+名詞(普通)・両性・単数
ヨエル書3:3(07) ו:תימרות ヴェ・ティムロト そして諸々の柱を 接続詞+名詞(普通)・女性・複数
ヨエル書3:3(08) עשן アシャーン 煙の 名詞(普通)・男性・単数
ヨエル書3:4(01) ה:שמש ハ・シェーメシュ その太陽は 定冠詞+名詞(普通)・両性・単数
ヨエル書3:4(02) יהפך イェハフェㇰフ [それは]変えられる(でしょう) 動詞・ニファル(受動)・未完了・三人称・男性・単数
ヨエル書3:4(03) ל:חשך レ・ㇰホーシェㇰフ 暗闇に 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
ヨエル書3:4(04) ו:ה:ירח ヴェ・ハ・ヤレアㇰフ そしてその月は 接続詞+定冠詞+名詞(普通)・男性・単数
ヨエル書3:4(05) ל:דם レ・ダーム 血に 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
ヨエル書3:4(06) ל:פני リフネイ 〜の前に 前置詞+名詞(普通)・両性・複数
ヨエル書3:4(07) בוא ボー 来る時 動詞・クァル(基本)・不定詞
ヨエル書3:4(08) יום ヨム 日が 名詞(普通)・男性・単数
ヨエル書3:4(09) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=の 名詞(固有)
ヨエル書3:4(10) ה:גדול ハ・ッガドール その大いなる[もの] 定冠詞+形容詞・男性・単数
ヨエル書3:4(11) ו:ה:נורא ヴェ・ハ・ンノラー そしてその恐れを抱かされる[もの] 接続詞+定冠詞+動詞・ニファル(受動)・分詞・男性・単数
ヨエル書3:5(01) ו:היה ヴェ・ハヤー しかし[それは](こう)なります 接続詞+動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数
ヨエル書3:5(02) כל コール ことごとくは 名詞(普通)・男性・単数
ヨエル書3:5(03) אשר־ アシェル・ それは〜ものの 関係詞
ヨエル書3:5(04) יקרא イィクラー [彼は]呼ぶ 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・単数
ヨエル書3:5(05) ב:שם ベ・シェム 名を 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
ヨエル書3:5(06) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=の 名詞(固有)
ヨエル書3:5(07) ימלט イィムマレート [彼は]救われます 動詞・ニファル(受動)・未完了・三人称・男性・単数
ヨエル書3:5(08) כי キー 確かに 接続詞
ヨエル書3:5(09) ב:הר־ ヴェ・ハル・ 山に 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
ヨエル書3:5(10) ציון ツィヨン シオン=乾いた場所=の 名詞(固有)
ヨエル書3:5(11) ו:ב:ירושלם ウ・ヴィ・ロウシャラーム そしてエルサレム=平和の教え=に 接続詞+前置詞+名詞(固有)
ヨエル書3:5(12) תהיה ティフイェ [それが]います 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・女性・単数
ヨエル書3:5(13) פליטה フェレイター 逃れる者が 名詞(普通)・女性・単数
ヨエル書3:5(14) כ:אשר カ・アシェル それは〜通りに 前置詞+関係詞
ヨエル書3:5(15) אמר アマール [彼が]言った 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数
ヨエル書3:5(16) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=が 名詞(固有)
ヨエル書3:5(17) ו:ב:שרידים ウ・ヴァ・ッセリディーム そして生き残りの者たち中に 接続詞+前置詞+名詞(普通)・男性・複数
ヨエル書3:5(18) אשר アシェル それは〜者が(います) 関係詞
ヨエル書3:5(19) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=が 名詞(固有)
ヨエル書3:5(20) קרא コレー 呼ぶ[もの](である) 動詞・クァル(基本)・分詞・男性・単数
日本語訳 ヨエル書3章
☞1節
(文語訳) 二八 その後われ吾靈を一切の人に注がん 汝らの男子女子は預言せん 汝らの老たる人は夢を見 汝らの少き人は異象を見ん
(口語訳) 一 その後わたしはわが霊を/すべての肉なる者に注ぐ。あなたがたのむすこ、娘は預言をし、あなたがたの老人たちは夢を見、あなたがたの若者たちは幻を見る。
☞2節
(文語訳) 二九 その日我またわが靈を僕婢に注がん
(口語訳) 二 その日わたしはまた/わが霊をしもべ、はしために注ぐ。
☞3節
(文語訳) 三〇 また天と地に徵證を顯さん 卽ち血あり火あり煙の柱あるべし
(口語訳) 三 わたしはまた、天と地とにしるしを示す。すなわち血と、火と、煙の柱とがあるであろう。
☞4節
(文語訳) 三一 ヱホバの大なる畏るべき日の來らん前に日は暗く月は血に變らん
(口語訳) 四 主の大いなる恐るべき日が来る前に、日は暗く、月は血に変る。
☞5節
(文語訳) 三二 凡てヱホバの名を龥ぶ者は救はるべし そはヱホバの宣ひし如くシオンの山とヱルサレムとに救はれし者あるべければなり 其遺れる者の中にヱホバの召し給へるものあらん
(口語訳) 五 すべて主の名を呼ぶ者は救われる。それは主が言われたように、シオンの山とエルサレムとに、のがれる者があるからである。その残った者のうちに、主のお召しになる者がある。
Office Murakami