イザヤ書12章をヘブライ語原典から逐語訳してみました
ヘブライ語は右から左に日本語は左から右に読みます
ヘブライ語の音読みはウェブ上で公開されているヘブライ語聖書の朗唱と朗読によりました(朗唱朗読ではיהוהはアドナイと読み替えています)
ヘブライ語の文法はウェブ上で参照した逐語訳文法を纏め直したものです
ヘブライ語を日本語に逐語訳するにあたって定冠詞や複数形をできる限り日本語に反映するように努めました
人や土地などの固有名詞はカタカナ訳の後に元の意味を==内に訳して付けました
各節にリンクして最後に日本語訳を添付しました ☞@逐語訳の語順を変え言葉を添えた書き下し文(私訳) A文語訳(1917年)B口語訳(1954年)
イザヤ書全66章
ישעיה イェシャヤー ネヴィイム預言者たち 旧約聖書イザヤ書 12章1節〜6節の逐語訳です
☞12;1-3 私の救いの神を私は信頼し恐れません主は私の力であり歌であるから
☞12;4-6 あなたたちは主に感謝し主の名を呼び主の業を諸国民に知らせ主を褒め歌いなさい
イザヤ書12:1(01) ו:אמרת ヴェ・アマルター そして[あなたは]言います 接続詞+動詞・クァル(基本)・完了・二人称・男性・単数
イザヤ書12:1(02) ב:יום バ・ヨーム 日に 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
イザヤ書12:1(03) ה:הוא ハ・フー まさにその[時] 定冠詞+代名詞・三人称・男性・単数
イザヤ書12:1(04) אוד:ך オーデ・ㇰハ [私は]感謝を捧げさせます、あなたに 動詞・ヒフィル(使役)・未完了・一人称・通性・単数+接尾辞・二人称・男性・単数
イザヤ書12:1(05) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=(よ) 名詞(固有)
イザヤ書12:1(06) כי キー なぜなら〜から 接続詞
イザヤ書12:1(07) אנפת アナフタ [あなたは]腹を立てた 動詞・クァル(基本)・完了・二人称・男性・単数
イザヤ書12:1(08) ב:י ビ・ィ 私に 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
イザヤ書12:1(09) ישב ヤシューヴ [それは]戻った 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・単数
イザヤ書12:1(10) אפ:ך アッペ・ㇰハ あなたの鼻の穴(怒り)は 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・二人称・男性・単数
イザヤ書12:1(11) ו:תנחמ:ני ウ・テナㇰハメ・ニー そして[あなたは]完全に慰めた、私を 接続詞+動詞・ピエル(強調)・未完了・二人称・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
イザヤ書12:2(01) הנה ヒンネー 見なさい 間投詞
イザヤ書12:2(02) אל エル 名詞(普通)・男性・単数
イザヤ書12:2(03) ישועת:י イェシュアテ・ィ 私の救いの 名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
イザヤ書12:2(04) אבטח エヴタㇰフ [私は]信頼します 動詞・クァル(基本)・未完了・一人称・通性・単数
イザヤ書12:2(05) ו:לא ヴェ・ロー そして〜ことはありません 接続詞+否定
イザヤ書12:2(06) אפחד エフㇰハド [私は]恐れる 動詞・クァル(基本)・未完了・一人称・通性・単数
イザヤ書12:2(07) כי־ キー なぜなら〜から 接続詞
イザヤ書12:2(08) עז:י アズ・ィ 私の力 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
イザヤ書12:2(09) ו:זמרת ヴェ・ズィムラト そして歌(である) 接続詞+名詞(普通)・女性・単数
イザヤ書12:2(10) יה ヤー ヤㇵ=在る者= 名詞(固有)
イザヤ書12:2(11) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=は 名詞(固有)
イザヤ書12:2(12) ו:יהי־ ヴァ・イェヒー・ そして[彼は]〜[に]なりました 接続詞+動詞・クァル(基本)・(ワウ接続)未完了・三人称・男性・単数
イザヤ書12:2(13) ל:י リ・ィ 私にとって 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
イザヤ書12:2(14) ל:ישועה リ・ィシュアー 救いに 前置詞+名詞(普通)・女性・単数
イザヤ書12:3(01) ו:שאבתם ウ・シェアヴテム そして[あなたたちは]汲み出します 接続詞+動詞・クァル(基本)・完了・二人称・男性・複数
イザヤ書12:3(02) מים マーイィム 諸々の水を 名詞(普通)・男性・複数
イザヤ書12:3(03) ב:ששון ベ・サソオーン 喜びのうちに 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
イザヤ書12:3(04) מ:מעיני ミ・ムマアイネイ 諸々の泉から 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
イザヤ書12:3(05) ה:ישועה ハ・イェシュアー その救いの 定冠詞+名詞(普通)・女性・単数
イザヤ書12:4(01) ו:אמרתם ヴァ・アマルテム そして[あなたたちは]言います 接続詞+動詞・クァル(基本)・完了・二人称・男性・複数
イザヤ書12:4(02) ב:יום バ・ヨーム 日に 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
イザヤ書12:4(03) ה:הוא ハ・フー まさにその[時] 定冠詞+代名詞・三人称・男性・単数
イザヤ書12:4(04) הודו ホドゥー・ [あなたたちは]感謝を捧げさせなさい 動詞・ヒフィル(使役)・命令・男性・複数
イザヤ書12:4(05) ל:יהוה ラ・ァドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=に 前置詞+名詞(固有)
イザヤ書12:4(06) קראו キルウー [あなたたちは]呼びなさい 動詞・クァル(基本)・命令・男性・複数
イザヤ書12:4(07) ב:שמ:ו ヴィ・シュモ・ォ 彼の名を 前置詞+名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
イザヤ書12:4(08) הודיעו ホディーウー [あなたたちは]知らさせなさい 動詞・ヒフィル(使役)・命令・男性・複数
イザヤ書12:4(09) ב:עמים バ・アムミム 諸国民に 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
イザヤ書12:4(10) עלילתי:ו アリロタ・ァー 彼の諸々の業を 名詞(普通)・女性・複数+接尾辞・三人称・男性・単数
イザヤ書12:4(11) הזכירו ハズキール そして[あなたたちは]述べさせなさい 動詞・ヒフィル(使役)・命令・男性・複数
イザヤ書12:4(12) כי キー それは〜こと 接続詞
イザヤ書12:4(13) נשגב ニスガヴ 高く讃えられる[もの](である) 動詞・ニファル(受動)・分詞・男性・単数
イザヤ書12:4(14) שמ:ו シェモ・ォ 彼の名前が 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
イザヤ書12:5(01) זמרו ザメルー [あなたたちは]完全に褒め歌いなさい 動詞・ピエル(強調)・命令・男性・複数
イザヤ書12:5(02) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=を 名詞(固有)
イザヤ書12:5(03) כי キー なぜなら〜から 接続詞
イザヤ書12:5(04) גאות ゲウート 素晴らしいことを 名詞(普通)・女性・単数
イザヤ書12:5(05) עשה アサー [彼は]実行した 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数
イザヤ書12:5(06) מידעת ミッダアト 完全に知られる[こと](です) 動詞・プアル(強調受動)・分詞・女性・単数
イザヤ書12:5(07) זאת ゾート この[ことは] 形容詞・女性・単数
イザヤ書12:5(08) ב:כל־ ベ・ㇰホル・ ことごとくにおいて 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
イザヤ書12:5(09) ה:ארץ ハ・アーレツ その地の 定冠詞+名詞(普通)・女性・単数
イザヤ書12:6(01) צהלי ツァハリー そして[あなたは]大きく叫びなさい 動詞・クァル(基本)・命令・女性・単数
イザヤ書12:6(02) ו:רני ヴァ・ロニー そして[あなたは]喜び歌いなさい 接続詞+動詞・クァル(基本)・命令・女性・単数
イザヤ書12:6(03) יושבת ヨーシェヴェト 住む[女](よ) 動詞・クァル(基本)・分詞・女性・単数
イザヤ書12:6(04) ציון ツィヨーン シオン=乾いた場所=に 名詞(固有)
イザヤ書12:6(05) כי־ キー・ なぜなら〜から 接続詞
イザヤ書12:6(06) גדול ガドール 大いなる[もの](である) 形容詞・男性・単数
イザヤ書12:6(07) ב:קרב:ך ベ・キルベー・ㇰフ あなたの中に(居る) 前置詞+名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・二人称・女性・単数
イザヤ書12:6(08) קדוש ケドーシュ 聖なる[者は] 形容詞・男性・単数
イザヤ書12:6(09) ישראל イィスラエール イスラエル=神が支配する=の 名詞(固有)
日本語訳 イザヤ書12章
☞1節
(文語訳) 一 その日なんぢ言ん ヱホバよ我なんぢに感謝すべし 汝さきに我をいかり給ひしかどその怒はやみて我をなぐさめたまへり 
(口語訳) 一 その日あなたは言う、「主よ、わたしはあなたに感謝します。あなたは、さきにわたしにむかって怒られたが、その怒りはやんで、わたしを慰められたからです。
☞2節
(文語訳) 二 視よ~はわが救なり われ依ョておそるるところなし 主ヱホバはわが力わが歌なり ヱホバは亦わが救となりたまへりと 
(口語訳) 二 見よ、神はわが救である。わたしは信頼して恐れることはない。主なる神はわが力、わが歌であり、わが救となられたからである」。
☞3節
(文語訳) 三 此故になんぢら欣喜をもて救の井より水をくむべし 
(口語訳) 三 あなたがたは喜びをもって、救の井戸から水をくむ。
☞4節
(文語訳) 四 その日なんぢらいはん ヱホバに感謝せよ その名をよべ その行爲をもろもろの民の中につたへよ その名のあがむべきことを語りつげよと 
(口語訳) 四 その日、あなたがたは言う、「主に感謝せよ。そのみ名を呼べ。そのみわざをもろもろの民の中につたえよ。そのみ名のあがむべきことを語りつげよ。
☞5節
(文語訳) 五 ヱホバを頌うたへ そのみわざは高くすぐれたればなり これを全地につたへよ 
(口語訳) 五 主をほめうたえ。主はそのみわざを、みごとになし遂げられたから。これを全地に宣べ伝えよ。
☞6節
(文語訳) 六 シオンに住るものよ聲をあげてよばはれ イスラエルの聖者はなんぢの中にて大なればなり
(口語訳) 六 シオンに住む者よ、声をあげて、喜びうたえ。イスラエルの聖者はあなたがたのうちで/大いなる者だから」。
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