コーラン110章をアラビア語原典から逐語訳してみました
アラビア語は右から左に日本語は左から右に読みます
アラビア語の音読みはウェブ上で公開されているコーランの朗唱によりました
アラビア語の文法はウェブ上で公開されている逐語訳文法をもとにして日本語に纏め直したものです
逐語訳各節にリンクして逐語訳を基にした日本語私訳を付けてみました
逐語訳に「コーラン経」を加えて同一頁で読めるようにしました(章によっては両者の啓示時期や節の数字が違います) →「コーラン経」第百十
النصر アン・ナスル 助け メッカ啓示 110章1節〜3節の逐語訳です
☞110;1-3 神の宗教に大勢の人々が入ります
110章1節(1) إِذَا イダㇵー 〜時 副詞・時間
110章1節(2) جَاء ジャーア [それが]やって来る 動詞・完了・三人称・男性・単数
110章1節(3) نَصْرُ ナスル 助けが 名詞・主格・男性
110章1節(4) اللَّهِ ッ・ラヒ 御神の 定冠詞+名詞・固有・属格
110章1節(5) وَالْفَتْحُ ワ・ル・ファト[ゥㇷ] そしてあの勝利が 接続詞+定冠詞+名詞・主格・男性
110章2節(1) وَرَأَيْتَ ワ・ラアイ・タ そしてあなたは見ます 接続詞+動詞・完了・二人称・男性・単数+代名詞・主語
110章2節(2) النَّاسَ ン・ナーサ その人々を 定冠詞+名詞・対格・男性・複数
110章2節(3) يَدْخُلُونَ ヤドクㇷルー・ナ 彼等は入ります 動詞・未完了・三人称・男性・複数+代名詞・主語
110章2節(4) فِي フィー 〜[の]中に 前置詞
110章2節(5) دِينِ ディーニ 宗教の 名詞・属格
110章2節(6) اللَّهِ ッ・ラヒ 御神の 定冠詞+名詞・固有・属格
110章2節(7) أَفْوَاجًا アフワージャ[ン] 大勢の人々を 名詞・不定・対格・複数
110章3節(1) فَسَبِّحْ ファ・サッビフ そして[あなたは]栄光を讃えなさい 助詞・結果+動詞・命令・二人称・男性・単数
110章3節(2) بِحَمْدِ ビ・ハムディ 諸々の讃美をもって 前置詞+名詞・属格・男性
110章3節(3) رَبِّكَ ラッビ・カ あなたの主の 名詞・属格・男性+代名詞・所有・二人称・男性・単数
110章3節(4) وَاسْتَغْفِرْهُ ワ・スタグㇷフィル・フ そして[あなたは]許しを請いなさい、彼に 接続詞+動詞・命令・二人称・男性・単数+代名詞・目的・三人称・男性・単数
110章3節(5) إِنَّهُ インナ・フ 真に、彼 助詞・対格+代名詞・目的・三人称・男性・単数
110章3節(6) كَانَ カーナ [彼は]〜です 動詞・完了・三人称・男性・単数
110章3節(7) تَوَّابًا タウワーバ[ン] 度々許す[者] 分詞・不定・能動・対格・男性・単数
コーラン(私訳) 第一一〇章 アン・ナスル 助け メッカ啓示
☞1節 一 御神の助けとその勝利が来る時
☞2節 二 そしてあなたがその人々を見る[時] 御神の教えの中に入る大勢の人々を 
☞3節 三 その時あなたの主を讃美して栄光を讃えなさい そして彼に許しを請いなさい 真に彼は度々許す[者]です
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「コーラン經」 ~助品 第百十 [アル・ナスル] 默コ那
「コーラン經」は日本初のコーラン全文翻訳本です
「コーラン經」は<譯者・坂本健一>{上下二巻}として世界聖典全集刊行會から(大正九年)発行されました
「コーラン經」の構成は凡例、目次、114品(章)の本文、附録として各品(章)の解題と註釋、イスラム教とコーランについての詳細な後書きから成っています。
ここでは114品(章)別に本文と解題と註釋をまとめて紹介します
本文の漢字・ルビ・送り仮名は大正時代そのままの形を復刻できるように努めました
~助品[アル・ナスル](1-3節)の本文
大慈悲~の名に於て
一 ~の援助と捷利との來る時、
二 爾曹、民の相率ゐて~ヘに歸するを見ん。
三 爾曹の上帝を頌めよ、その赦を請へ、~は宥恕を好めば。
~助品[アル・ナスル](1-3節)の解題(題名の由来、啓示時期、内容解説)
長篇なる默コ那書の殘篇なり。
ヘジラ八年頃。
 内容 イスラムの捷利の爲に~の頌。
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