コーラン75章をアラビア語原典から逐語訳してみました
アラビア語は右から左に日本語は左から右に読みます
アラビア語の音読みはウェブ上で公開されているコーランの朗唱によりました
アラビア語の文法はウェブ上で公開されている逐語訳文法をもとにして日本語に纏め直したものです
逐語訳の語順を変えたり言葉を添えたりして和文として意味の通じるような私訳を各節にリンクして最後に付けてみました
逐語訳に「コーラン経」を加えて同一頁で読めるようにしました(章によっては節数が違います) →「コーラン経」第七十五
القيامة アル・クィヤーマ 復活 メッカ啓示 75章1節〜40節の逐語訳です
☞75;1-2 復活の日によって誓う
☞75;3-15 その日決して逃げ場なし
☞75;16-19 それ(啓示)の説き明かしは私たちに拠る 
☞75;20-30 その日喜びに輝く顔と憂いに歪んだ顔になる
☞75;31-35 真理を拒んだ者に災いが近づく
☞75;36-40 人間を創った神は死者に命を与える
75章1節(1) لَا ラー いや 助詞・否定
75章1節(2) أُقْسِمُ ウクシム [私は]誓います 動詞・未完了・一人称・単数
75章1節(3) بِيَوْمِ ビ・ヤウミ 日によって 前置詞+名詞・属格・男性
75章1節(4) الْقِيَامَةِ ル・クィヤーマ[ティ] その復活の 定冠詞+名詞・属格・女性
75章2節(1) وَلَا ワ・ラー 重ねて、いや 接続詞+助詞・否定
75章2節(2) أُقْسِمُ ウクシム [私は]誓います 動詞・未完了・一人称・単数
75章2節(3) بِالنَّفْسِ ビ・ン・ナフシ その心によって 前置詞+定冠詞+名詞・属格・女性・単数
75章2節(4) اللَّوَّامَةِ ッ・ラウアーマ[ティ] その自責の[ものの] 定冠詞+形容詞・属格・女性
75章3節(1) أَيَحْسَبُ ア・ヤフサブ [彼は]考えているのか? 疑問+動詞・未完了・三人称・男性・単数
75章3節(2) الْإِنسَانُ ㇽ・インサーヌ 人間は 定冠詞+名詞・主格・男性
75章3節(3) أَلَّن アッ・ラン 〜ことはないと 接続詞・従属+助詞・否定
75章3節(4) نَجْمَعَ ナジュマア [私たちが]集めようとする 動詞・仮定・未完了・一人称・複数
75章3節(5) عِظَامَهُ イザーマ・[フ] 彼の諸々の骨を 名詞・対格・男性・複数+代名詞・所有・三人称・男性・単数
75章4節(1) بَلَى バラー いやそれどころか 助詞
75章4節(2) قَادِرِينَ クァーディリーナ 可能とする[者たち](である) 分詞・能動・対格・男性・複数
75章4節(3) عَلَى アラー 〜を 前置詞
75章4節(4) أَن アン 〜こと 接続詞・従属
75章4節(5) نُّسَوِّيَ ヌサウウィヤ [私たちは]元の所に戻そうとする 動詞・仮定・未完了・一人称・複数
75章4節(6) بَنَانَهُ バナーナ・[フ] 彼の指先(の骨)を 名詞・対格・男性+代名詞・所有・三人称・男性・単数
75章5節(1) بَلْ バル いや 助詞・取消
75章5節(2) يُرِيدُ ユリードゥ [彼は]望みます 動詞・未完了・三人称・男性・単数
75章5節(3) الْإِنسَانُ ル・インサーヌ 人間は 定冠詞+名詞・主格・男性
75章5節(4) لِيَفْجُرَ リ・ヤフジュラ 偽りであると示そうとすることを 助詞・目的+動詞・仮定・未完了・三人称・男性・単数
75章5節(5) أَمَامَهُ アマーマ・[フ] 彼(神)の前にある(もの)を 副詞・時間・対格+代名詞・所有・三人称・男性・単数
75章6節(1) يَسْأَلُ ヤスアル [彼は]尋ねます 動詞・未完了・三人称・男性・単数
75章6節(2) أَيَّانَ アイヤーナ いつか? 名詞・疑問
75章6節(3) يَوْمُ ヤウム 日は 名詞・主格・男性
75章6節(4) الْقِيَامَةِ ル・クィヤーマ[ティ] その復活の 定冠詞+名詞・属格・女性
75章7節(1) فَإِذَا ファ・イダㇵー 本当に〜時 助詞・再開+副詞・時間
75章7節(2) بَرِقَ バリクァ [それが]目を眩ませる 動詞・完了・三人称・男性・単数
75章7節(3) الْبَصَرُ ル・バサル その光景が 定冠詞+名詞・主格・男性
75章8節(1) وَخَسَفَ ワ・カㇵサファ そして[それが]暗くなる(時) 接続詞+動詞・完了・三人称・男性・単数
75章8節(2) الْقَمَرُ ル・クァマル あの月が 定冠詞+名詞・主格・男性
75章9節(1) وَجُمِعَ ワ・ジュミア そして[それが]合体させられる(時) 接続詞+動詞・受動・完了・三人称・男性・単数
75章9節(2) الشَّمْسُ ッ・シャムス あの太陽が 定冠詞+名詞・主格・女性
75章9節(3) وَالْقَمَرُ ワ・ル・クァマル そしてあの月が 接続詞+定冠詞+名詞・主格・男性
75章10節(1) يَقُولُ ヤクール [彼は]言います 動詞・未完了・三人称・男性・単数
75章10節(2) الْإِنسَانُ ル・インサーヌ 人間は 定冠詞+名詞・主格・男性
75章10節(3) يَوْمَئِذٍ ヤウマイディㇶン その日 副詞・時間
75章10節(4) أَيْنَ アイナ どこか? 名詞・疑問
75章10節(5) الْمَفَرُّ ル・マファル その逃げ場は 定冠詞+名詞・主格・男性
75章11節(1) كَلَّا カッラー いや決して 助詞・嫌悪
75章11節(2) لَا ラー 〜なし 助詞・否定
75章11節(3) وَزَرَ ワザル[ァ] 逃げ場 名詞・対格・男性
75章12節(1) إِلَى イラー 〜許に(なる) 前置詞
75章12節(2) رَبِّكَ ラッビ・カ あなたの主の 名詞・属格・男性+代名詞・所有・二人称・男性・単数
75章12節(3) يَوْمَئِذٍ ヤウマイディㇶン その日 副詞・時間
75章12節(4) الْمُسْتَقَرُّ ル・ムスタクァル その留められる[所は] 定冠詞+分詞・受動・主格・男性
75章13節(1) يُنَبَّأُ ユナッバウ [彼は]告げられます 動詞・受動・未完了・三人称・男性・単数
75章13節(2) الْإِنسَانُ ル・インサーヌ 人間は 定冠詞+名詞・主格・男性
75章13節(3) يَوْمَئِذٍ ヤウマイディㇶン その日 副詞・時間
75章13節(4) بِمَا ビ・マー 〜ことについて 前置詞+代名詞・関係
75章13節(5) قَدَّمَ クァッダマ [彼が]前に放った 動詞・完了・三人称・男性・単数
75章13節(6) وَأَخَّرَ ワ・アㇰハル[ァ] そして[彼が]後に残した 接続詞+動詞・完了・三人称・男性・単数
75章14節(1) بَلِ バリ いや 助詞・取消
75章14節(2) الْإِنسَانُ ル・インサーヌ 人間は 定冠詞+名詞・主格・男性
75章14節(3) عَلَى アラー 〜ことについて 前置詞
75章14節(4) نَفْسِهِ ナフシ・ヒ 彼自身の 名詞・属格・女性・単数+代名詞・所有・三人称・男性・単数
75章14節(5) بَصِيرَةٌ バシーラ[トゥン] 証人(である) 名詞・不定・主格・女性
75章15節(1) وَلَوْ ワ・ラウ たとえ〜としても 助詞・情況+接続詞・従属
75章15節(2) أَلْقَى アルクァー [彼が]提出する 動詞・完了・三人称・男性・単数
75章15節(3) مَعَاذِيرَهُ マアーディㇶラ・[フ] 彼の言い訳を 名詞・対格・男性+代名詞・所有・三人称・男性・単数
75章16節(1) لَا ラー 〜ことはいけません 助詞・禁止
75章16節(2) تُحَرِّكْ トゥハッリク [あなたは]動かそうとする 動詞・意図・未完了・二人称・男性・単数
75章16節(3) بِهِ ビ・ヒ それ(啓示)に対して 前置詞+代名詞・人称・三人称・男性・単数
75章16節(4) لِسَانَكَ リサーナ・カ あなたの舌を 名詞・対格・男性+代名詞・所有・二人称・男性・単数
75章16節(5) لِتَعْجَلَ リタァジャラ [あなたは]急いで(記憶)するため 助詞・目的+動詞・仮定・未完了・二人称・男性・単数
75章16節(6) بِهِ ビ・[ヒ] それ(啓示)に対して 前置詞+代名詞・人称・三人称・男性・単数
75章17節(1) إِنَّ インナ 真に 助詞・対格
75章17節(2) عَلَيْنَا アライ・ナー 私たちに拠る 前置詞+代名詞・目的・一人称・複数
75章17節(3) جَمْعَهُ ジャムア・フ それ(啓示)の収集 名詞・対格・男性+代名詞・所有・三人称・男性・単数
75章17節(4) وَقُرْآنَهُ ワ・クルアーナ・[フ] そしてそれ(啓示)の朗誦 接続詞+名詞・対格・男性+代名詞・所有・三人称・男性・単数
75章18節(1) فَإِذَا ファ・イダㇵー だから〜時 助詞・再開+副詞・時間
75章18節(2) قَرَأْنَاهُ クァラ・ナー・フ 私たちが朗誦した、それ(啓示)を 動詞・完了・一人称・複数+代名詞・主語+代名詞・目的・三人称・男性・単数
75章18節(3) فَاتَّبِعْ ファ・ッタビ その時[あなたは]従いなさい 助詞・結果+動詞・命令・二人称・男性・単数
75章18節(4) قُرْآنَهُ クルアーナ・[フ] それ(啓示)の朗誦に 名詞・対格・男性+代名詞・所有・三人称・男性・単数
75章19節(1) ثُمَّ スムマ そのうえ 接続詞
75章19節(2) إِنَّ インナ 真に 助詞・対格
75章19節(3) عَلَيْنَا アライ・ナー 私たちに拠る 前置詞+代名詞・目的・一人称・複数
75章19節(4) بَيَانَهُ バヤーナ・[フ] それ(啓示)の説き明かし 名詞・対格・男性+代名詞・所有・三人称・男性・単数
75章20節(1) كَلَّا カッラー いや 助詞・嫌悪
75章20節(2) بَلْ バル けれども 助詞・取消
75章20節(3) تُحِبُّونَ トゥヒッブー・ナ あなたたちは愛しています 動詞・未完了・二人称・男性・複数+代名詞・主語
75章20節(4) الْعَاجِلَةَ ル・アージラ[タ] 最も近くにある[もの(この世)を] 定冠詞+分詞・能動・対格・女性
75章21節(1) وَتَذَرُونَ ワ・タダㇵルー・ナ そしてあなたたちは構わないで置きます 接続詞+動詞・未完了・二人称・男性・複数+代名詞・主語
75章21節(2) الْآخِرَةَ ル・アーキㇶラ[タ] あの来世を 定冠詞+名詞・対格・女性・単数
75章22節(1) وُجُوهٌ ウジューフン 数々の顔は 名詞・不定・主格・男性・複数
75章22節(2) يَوْمَئِذٍ ヤウマイディㇶン その日 副詞・時間
75章22節(3) نَّاضِرَةٌ ナーディラ[トゥン] 喜びに輝く[もの](になる) 分詞・不定・能動・主格・女性
75章23節(1) إِلَى イラー 〜方を 前置詞
75章23節(2) رَبِّهَا ラッビ・ハー 彼等の主の 名詞・属格・男性+代名詞・所有・三人称・女性・単数
75章23節(3) نَاظِرَةٌ ナーズィラ[トゥン] 見つめる[者] 分詞・不定・能動・主格・女性
75章24節(1) وَوُجُوهٌ ワ・ウジューフン そして数々の顔は 接続詞+名詞・不定・主格・男性・複数
75章24節(2) يَوْمَئِذٍ ヤウマイディㇶン その日 副詞・時間
75章24節(3) بَاسِرَةٌ バーシラ[トゥン] 憂いに歪んだ[もの](になる) 分詞・不定・能動・主格・女性
75章25節(1) تَظُنُّ タズンヌ [それは]知ります 動詞・未完了・三人称・女性・単数
75章25節(2) أَن アン 〜こと 接続詞・従属
75章25節(3) يُفْعَلَ ユファアラ [それが]実行されようとする 動詞・受動・仮定・未完了・三人称・男性・単数
75章25節(4) بِهَا ビ・ハー それに対して 前置詞+代名詞・人称・三人称・女性・単数
75章25節(5) فَاقِرَةٌ ファークィラ[トゥン] ひどく骨の折れる[こと(大災難)が] 分詞・不定・能動・主格・女性
75章26節(1) كَلَّا カッラー いや 助詞・嫌悪
75章26節(2) إِذَا イダㇵー 〜時 副詞・時間
75章26節(3) بَلَغَتْ バラガㇵティ [それ(魂)が]達する 動詞・完了・三人称・女性・単数
75章26節(4) التَّرَاقِيَ ッ・タラークィヤ その鎖骨(喉元)に 定冠詞+名詞・動詞的・対格・男性
75章27節(1) وَقِيلَ ワ・クィーラ そして[それは]言われます 接続詞+動詞・受動・完了・三人称・男性・単数
75章27節(2) مَنْ マン 誰か? 名詞・疑問
75章27節(3) رَاقٍ ラーク[ィン] 癒す[者(呪術者)は] 分詞・不定・能動・主格・男性
75章28節(1) وَظَنَّ ワ・ズアンナ そして[彼は]覚悟します 接続詞+動詞・完了・三人称・男性・単数
75章28節(2) أَنَّهُ アンナ・フ それを〜と 助詞・対格+代名詞・目的・三人称・男性・単数
75章28節(3) الْفِرَاقُ ル・フィラーク[ゥ] 最後の別れ(である) 定冠詞+名詞・動詞的・主格・男性
75章29節(1) وَالْتَفَّتِ ワ・ルタファティ そして[それが]からみ合います 接続詞+動詞・完了・三人称・女性・単数
75章29節(2) السَّاقُ ッ・サーク その足が 定冠詞+名詞・主格・男性
75章29節(3) بِالسَّاقِ ビ・ッ・サーク[ィ] その足に 前置詞+定冠詞+名詞・属格・男性
75章30節(1) إِلَى イラー 〜許に 前置詞
75章30節(2) رَبِّكَ ラッビ・カ あなたの主の 名詞・属格・男性+代名詞・所有・二人称・男性・単数
75章30節(3) يَوْمَئِذٍ ヤウマイディㇶン その日 副詞・時間
75章30節(4) الْمَسَاقُ ル・マサーク[ゥ] まさに駆り立てること(になる) 名詞・主格・男性
75章31節(1) فَلَا ファ・ラー それでも〜ことはありません 接続詞+助詞・否定
75章31節(2) صَدَّقَ サッダクァ [彼は]真理を受け入れた 動詞・完了・三人称・男性・単数
75章31節(3) وَلَا ワ・ラー そして〜こともありません 接続詞+助詞・否定
75章31節(4) صَلَّى サッラー [彼は]祈った 動詞・完了・三人称・男性・単数
75章32節(1) وَلَكِن ワ・ラーキン そしてそうではなく 助詞・再開+助詞・修正
75章32節(2) كَذَّبَ カッダㇵバ [彼は](真理を)拒みました 動詞・完了・三人称・男性・単数
75章32節(3) وَتَوَلَّى ワ・タワッラー そして[彼は]背を向けました 接続詞+動詞・完了・三人称・男性・単数
75章33節(1) ثُمَّ スムマ それから 接続詞
75章33節(2) ذَهَبَ ダㇵハバ [彼は]行きました 動詞・完了・三人称・男性・単数
75章33節(3) إِلَى イラー 〜許に 前置詞
75章33節(4) أَهْلِهِ アフリ・ヒ 彼の人々(家族)の 名詞・属格・男性+代名詞・所有・三人称・男性・単数
75章33節(5) يَتَمَطَّى ヤタマッター [彼は]威張って歩きます 動詞・未完了・三人称・男性・単数
75章34節(1) أَوْلَى アウラー 災いが(近づいた) 名詞・主格・男性・単数
75章34節(2) لَكَ ラ・カ あなたに 前置詞+代名詞・人称・二人称・男性・単数
75章34節(3) فَأَوْلَى ファ・アウラー さらに災いが(近づいた) 接続詞+名詞・主格・男性・単数
75章35節(1) ثُمَّ スムマ そのうえ 接続詞
75章35節(2) أَوْلَى アウラー 災いが(近づいた) 名詞・主格・男性・単数
75章35節(3) لَكَ ラ・カ あなたに 前置詞+代名詞・人称・二人称・男性・単数
75章35節(4) فَأَوْلَى ファ・アウラー さらに災いが(近づいた) 接続詞+名詞・主格・男性・単数
75章36節(1) أَيَحْسَبُ ア・ヤフサブ [彼は]考えているのか? 疑問+動詞・未完了・三人称・男性・単数
75章36節(2) الْإِنسَانُ ル・インサーヌ 人間は 定冠詞+名詞・主格・男性
75章36節(3) أَن アン 〜と 接続詞・従属
75章36節(4) يُتْرَكَ ユトラカ [彼は]〜されたままである 動詞・受動・仮定・未完了・三人称・男性・単数
75章36節(5) سُدًى スダ[ン] 放置に 名詞・不定・対格・男性
75章37節(1) أَلَمْ ア・ラム 〜ではないか? 疑問+助詞・否定
75章37節(2) يَكُ ヤク [彼は]〜であった 動詞・意図・未完了・三人称・男性・単数
75章37節(3) نُطْفَةً ヌトファタン 一滴 名詞・不定・対格・女性
75章37節(4) مِّن ミン 〜[の]中の 前置詞
75章37節(5) مَّنِيٍّ マニイイィン 精液の 名詞・不定・属格・男性
75章37節(6) يُمْنَى ユムナー [それは]放出された 動詞・受動・未完了・三人称・男性・単数
75章38節(1) ثُمَّ スムマ それから 接続詞
75章38節(2) كَانَ カーナ [彼(人間)は]〜なりました 動詞・完了・三人称・男性・単数
75章38節(3) عَلَقَةً アラクァタン 凝血に 名詞・不定・対格・女性
75章38節(4) فَخَلَقَ ファ・カㇵラクァ そのうえ[彼(神)が]創りました 接続詞+動詞・完了・三人称・男性・単数
75章38節(5) فَسَوَّى ファ・サウワー そのうえ[彼(神)が]形を整えました 接続詞+動詞・完了・三人称・男性・単数
75章39節(1) فَجَعَلَ ファ・ジャアラ それから[彼(神)が]造りました 接続詞+動詞・完了・三人称・男性・単数
75章39節(2) مِنْهُ ミン・フ 彼(人間)から 前置詞+代名詞・目的・三人称・男性・単数
75章39節(3) الزَّوْجَيْنِ ッ・ザウジャイニ その二種類を 定冠詞+名詞・対格・男性・双数
75章39節(4) الذَّكَرَ ッ・ダㇵカラ 男性を 定冠詞+名詞・対格・男性
75章39節(5) وَالْأُنثَى ワ・ル・ウンタㇵー そして女性を 接続詞+定冠詞+名詞・対格・女性
75章40節(1) أَلَيْسَ ア・ライサ [彼(神)は]〜ではないか? 疑問+動詞・完了・三人称・男性・単数
75章40節(2) ذَلِكَ ダㇵーリカ それこそ 代名詞・指示・男性・単数
75章40節(3) بِقَادِرٍ ビ・クァーディリン 可能とする[者]に 前置詞+分詞・不定・能動・属格・男性
75章40節(4) عَلَى アラー 〜を 前置詞
75章40節(5) أَن アン 〜こと 接続詞・従属
75章40節(6) يُحْيِيَ ユフイィヤ [彼(神)は]命を与えようとする 動詞・仮定・未完了・三人称・男性・単数
75章40節(7) الْمَوْتَى ル・マウタ 死者に 定冠詞+名詞・対格・複数
コーラン(私訳) 第七五章 アル・クィヤーマ 復活 メッカ啓示
☞1節 一 いや 復活の日によって[私は]誓います
☞2節 二 重ねて いや 自責の心によって[私は]誓います
☞3節 三 人間は 彼の骨を[私たちが]集めることはないと考えているのか?
☞4節 四 いやそれどころか 彼の指先(の骨)を[私たちは]元の所に戻すことを可能とする[者たち](である)
☞5節 五 いや 人間は彼(神)の前にある(もの)を 偽りであると示すことを望みます
☞6節 六 [彼は]尋ねます その復活の日はいつか?
☞7節 七 本当に その光景が目を眩ませる時
☞8節 八 そしてあの月が暗くなる(時)
☞9節 九 そしてあの太陽と月が合体させられる(時)
☞10節 一〇 その日 人間は言います 逃げ場はどこか?
☞11節 一一 いや決して逃げ場なし
☞12節 一ニ その日留められる[所は] あなたの主の許に(なる)
☞13節 一三 その日 人間は告げられます [彼が]前に放ったことについて そして[彼が]後に残した(ことについて)
☞14節 一四 いや 人間は彼自身のことについて証人(である)
☞15節 一五 たとえ彼の言い訳を[彼が]提出しても
☞16節 一六 それ(啓示)に対して[あなたは]急いで(記憶)するため それ(啓示)に対してあなたの舌を[あなたは]動かしてはいけません
☞17節 一七 真に それ(啓示)の収集 そしてそれ(啓示)の朗誦は 私たちに拠る
☞18節 一八 だから私たちがそれ(啓示)を朗誦した時 その時[あなたは]従いなさい それ(啓示)の朗誦に
☞19節 一九 そのうえ真に それ(啓示)の説き明かしは私たちに拠る
☞20節 二〇 いや けれども あなたたちは愛しています 最も近くにある[もの(この世)を]
☞21節 二一 そしてあなたたちは構わないで置きます あの来世を
☞22節 二二 その日 数々の顔は喜びに輝く[もの](になる)
☞23節 二三 彼等の主の方を見つめる[者]
☞24節 二四 そして数々の顔は その日 憂いに歪んだ[もの](になる)
☞25節 二五 それに対してひどく骨の折れる[こと(大災難)が]実行されることを[それは]知ります
☞26節 二六 いや 鎖骨(喉元)に[それ(魂)が]達する時
☞27節 二七 そして[それは]言われます 癒す[者(呪術者)は]誰か?
☞28節 二八 そして[彼は]覚悟します それを最後の別れ(である)と
☞29節 二九 そして足がからみ合います 足に
☞30節 三〇 その日 あなたの主の許に まさに駆り立てること(になる)
☞31節 三一 それでも[彼は]真理を受け入れたことはありません そして[彼は]祈ったこともありません
☞32節 三ニ そしてそうではなく [彼は](真理を)拒みました そして[彼は]背を向けました
☞33節 三三 それから彼の人々(家族)の許に[彼は]行きました [彼は]威張って歩きます
☞34節 三四 災いが(近づいた) あなたに さらに災いが(近づいた)
☞35節 三五 そのうえ災いが(近づいた) あなたに さらに災いが(近づいた)
☞36節 三六 人間は放置されたままであると[彼は]考えているのか?
☞37節 三七 [彼は]放出された精液の中の一滴であったではないか?
☞38節 三八 それから凝血に[彼(人間)は]なりました そのうえ[彼(神)が]創りました そのうえ[彼(神)が]形を整えました
☞39節 三九 それから[彼(神)が]造りました 彼(人間)から二種類を 男性を そして女性を
☞40節 四〇 それこそ死者に命を与えることを[彼(神)は]可能とする[者]ではないか?
Office Murakami
「コーラン經」 復活品 第七十五 [アル・キヤマト] 默伽
「コーラン經」は日本初のコーラン全文翻訳本です
「コーラン經」は<譯者・坂本健一>{上下二巻}として世界聖典全集刊行會から(大正九年)発行されました
「コーラン經」の構成は凡例、目次、114品(章)の本文、附録として各品(章)の解題と註釋、イスラム教とコーランについての詳細な後書きから成っています。
ここでは114品(章)別に本文と解題と註釋をまとめて紹介します
本文の漢字・送り仮名は大正時代そのままの形を復刻できるように努めました
復活品[アル・キヤマト](1-40節)の本文
大慈悲~の名に於て
一 洵にわれ復活の日によりて誓ふ、
二 われ自責むる心によりて誓ふ、
三 われその骨を集めずとや人は思ふ、
四 左なり、その指の(小かなる)骨をも集め得。
五 されど人はその前にある所を否めり。
六 渠問へり、復活の日は何時ぞと。
七 されど眼眩き
八 太陰虧け
九 太陽と太陰と重會る時、
一〇 その日人いはん、何處にか避くべきと。
一一 否、決して、遁るゝに地なからん。
一二 その日爾曹の上帝に安全の地あり。
一三 その日人はその最初に最後に爲せし所を語らざるべからず。
一四 左なり、人は己に對して自證せざるべからず。
一五 假令渠罪を謝するとも(そは容れられず)。
一六 爾の舌を勿動しそ、そを記憶せんと急ぎて、
一七 爾の心裏に(可蘭を)集めそを讀ましむるはわれに在り。
一八 されどわれそを讀誦する時、爾從ひて讀誦せよ、
一九 のちそを解くはわれに在り。
二〇 決して(斯く未來に勿急ぎそ)。されど爾は過ぎ去るものを愛して
二一 來世を等閑にす。
二二 この日ある面は輝きて
二三 その上帝を見ん。
二四 この日ある面は暗く、
二五 不幸なる困厄の來らんを憂へん。
二六 碓に。人の心靈の(最後の苦痛に)その咽頭に來る時、
二七 (傍人は)いはん、誰か(そを醫する)呪文ありやと。
二八 そを(現世の)永訣と思はん、
二九 一脚を一脚と合せん。
三〇 その日爾曹の上帝に渠は逐はれん。
三一 渠は信ぜずまた祈らざれば
三二 僞瞞を以て(~の使徒を)讒り(それに從ふを)避けたれば、
三三 その時渠は傲然と去りてその民にゆきたれば。
三四 されば不幸は爾曹に、不幸、
三五 再び、不幸は爾曹に、不幸。
三六 渠充分の自由ありと人は思ふや。
三七 渠一滴の奄漏らさゞりしや。
三八 のち渠凝血と化せり、~は渠を形成れり、渠を齊整たり、
三九 渠に男女の兩性を創造れり
四〇 (之を爲せる)~死を甦らし得ずや。
復活品[アル・キヤマト](1-40節)の解題(題名の由来、啓示時期、内容解説)
復活の名は首節の文字によりしのみならず、また能く全品の命意に適す。唯一六−一九の數句は全然他の挿入なりととす。
時代は宣傳第五年の始とすべし。
內容
~は復活の力あるに不信者は之を嘲笑し、その日人各赦を請ふに至る(一−一五)。
麻訶末は可蘭の傳授を天使に豫期せり(一六−一九)。
人は現世を愛し來世を等閑にす(二〇−二一)。
復活の日の正邪兩般の思量、死に臨みて力なき人(二二−三六)。
人を創造せし~はそを復活し得(三七−四〇)。
復活品[アル・キヤマト](1-40節)の註釋(文字の解釈)
二〇 過ぎ去るものは飛ぶが如く去る現世の快樂。
二九 脚と脚とを合すは死者の兩脚を竝べ伸ばすこと。
三四 三四、三五の兩節は「時は爾に近づけリ、近づけり。 爾にu近づけり、更に近づけり」と譯せるあり。
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