| コーラン1章をアラビア語原典から逐語訳してみました | |||||
| アラビア語は右から左に日本語は左から右に読みます | |||||
| アラビア語の音読みはウェブ上で公開されているコーランの朗唱によりました | |||||
| アラビア語の文法はウェブ上で公開されている逐語訳文法をもとにして日本語に纏め直したものです | |||||
| 逐語訳の語順を変えたり言葉を添えたりして和文として意味の通じるような私訳を各節にリンクして最後に付けてみました | |||||
| 逐語訳に「コーラン経」を加えて解説や注釈を読めるようにしました(章によっては節の数字が微妙にズレています) | →「コーラン経」第一 | ||||
| الفاتحة | アル・ファーティハ 初め メッカ啓示 1章1節〜7節の逐語訳です | ||||
| ☞1;1-4 全ての讃美は御神にあれ | |||||
| ☞1;5-7 あなたにだけ私たちは礼拝します | |||||
| 1章1節(1) | بِسْمِ | ビ・スミ | 名において | 前置詞+名詞・属格・男性 | |
| 1章1節(2) | اللهِ | ッ・ラヒ | 御神の | 定冠詞+名詞・固有・属格 | |
| 1章1節(3) | الرَّحْمنِ | ッ・ラフマーニ | 最も憐れみ深い[者の] | 定冠詞+」形容詞・属格・男性・単数 | |
| 1章1節(4) | الرَّحِيمِِ | ッ・ラヒーム[ィ] | 最も慈悲深い[者の] | 定冠詞+形容詞・属格・男性・単数 | |
| 1章2節(1) | الْحَمْدُ | アル・ハムドゥ | その全ての讃美は | 定冠詞+名詞・主格・男性 | |
| 1章2節(2) | للّهِ | リ・ッ・ラヒ | 御神に(あれ) | 前置詞+定冠詞+名詞・固有・属格 | |
| 1章2節(3) | رَبِّ | ラッビ | 主の | 名詞・属格・男性 | |
| 1章2節(4) | الْعَالَمِينَ | ル・アーラミーヌ[ァ] | この諸々の天地万物の | 定冠詞+名詞・属格・男性・複数 | |
| 1章3節(1) | الرَّحْمـنِ | アル・ラフマーニ | 最も憐れみ深い[者の](御神にあれ) | 定冠詞+形容詞・属格・男性・単数 | |
| 1章3節(2) | الرَّحِيمِ | ル・ラヒーム[ィ] | 最も慈悲深い[者の] | 定冠詞+形容詞・属格・男性・単数 | |
| 1章4節(1) | مَالِكِ | マーリキ | 支配する[者の](御神にあれ) | 分詞・能動・属格・男性 | |
| 1章4節(2) | يَوْمِ | ヤウミ | 日の | 名詞・属格・男性 | |
| 1章4節(3) | الدِّينِ | ッ・ディーヌ[ィ] | その裁きの | 定冠詞+名詞・属格・男性 | |
| 1章5節(1) | إِيَّاكَ | イイヤーカ | あなたにだけ | 代名詞・人称・二人称・男性・単数 | |
| 1章5節(2) | نَعْبُدُ | ナァブドゥ | [私たちは]礼拝します | 動詞・未完了・一人称・複数 | |
| 1章5節(3) | وإِيَّاكَ | ワ・イイヤーカ | そしてあなたにだけ | 接続詞+代名詞・人称・二人称・男性・単数 | |
| 1章5節(4) | نَسْتَعِينُ | ナスタイーヌ[ゥ] | [私たちは]助けを求めます | 動詞・未完了・一人称・複数 | |
| 1章6節(1) | اهدِنَــــا | イㇷデ・ィ・ナー | あなたは導いて下さい、私たちを | 動詞・命令・二人称・男性・単数+代名詞・目的・一人称・複数+代名詞・主語 | |
| 1章6節(2) | الصِّرَاطَ | ッ・スィラータ | その道に | 定冠詞+名詞・対格・男性 | |
| 1章6節(3) | المُستَقِيمَ | ル・ムスタクィーム[ァ] | その真直ぐである[ものに] | 定冠詞+分詞・能動・対格・男性 | |
| 1章7節(1) | صِرَاطَ | スィラータ | 道に(導いて下さい) | 名詞・対格・男性 | |
| 1章7節(2) | الَّذِينَ | ッラディㇶーナ | それは〜者たちの | [定冠詞]代名詞・関係・男性・複数 | |
| 1章7節(3) | أَنعَمتَ | アンアム・タ | あなたが恵みを与えた | 動詞・完了・二人称・男性・単数+代名詞・主語 | |
| 1章7節(4) | عَلَيهِمْ | アライ・ヒム | 彼等の上に | 前置詞+代名詞・目的・三人称・男性・複数 | |
| 1章7節(5) | غَيرِ | ガㇵイリ | 〜(ことは)無しの | 名詞・属格・男性 | |
| 1章7節(6) | المَغضُوبِ | ル・マグㇷドゥービ | その(あなたの)怒りを下された[者たちの](道である) | 定冠詞+分詞・受動・属格・男性 | |
| 1章7節(7) | عَلَيهِمْ | アライ・ヒム | 彼等の上に | 前置詞+代名詞・目的・三人称・男性・複数 | |
| 1章7節(8) | وَلاَ | ワ・ラー | そして〜ことはない | 接続詞+助詞・否定 | |
| 1章7節(9) | الضَّالِّينَ | ッ・ダーリーヌ[ァ] | その迷う[者たちの](道である) | 定冠詞+分詞・能動・属格・男性・複数 | |
| コーラン(私訳) | 一章 アル・ファーティハ 初め メッカ啓示 | ||||
| ☞1節 | 一 最も慈悲深い最も憐れみ深い御神の名において | ||||
| ☞2節 | 二 全ての讃美は天地万物の主の御神に(あれ) | ||||
| ☞3節 | 三 最も慈悲深い最も憐れみ深い(御神にあれ) | ||||
| ☞4節 | 四 裁きの日の支配する(御神にあれ) | ||||
| ☞5節 | 五 あなたにだけ[私たちは]礼拝します そしてあなたにだけ[私たちは]助けを求めます | ||||
| ☞6節 | 六 真直ぐである道に あなたは私たちを導いて下さい | ||||
| ☞7節 | 七 彼等の上に(あなたの)怒りを下された[者たちの](道では)無く そして迷う[者たちの](道で)はない 彼等の上にあなたが恵みを与えた者たちの道に(導いて下さい) | ||||
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| 「コーラン經」 序品 第一 [ウル・ファチハト] 默伽 | |||||
| 「コーラン經」は日本初のコーラン全文翻訳本です | |||||
| 「コーラン經」は<譯者・坂本健一>{上下二巻}として世界聖典全集刊行會から(大正九年)発行されました | |||||
| 「コーラン經」の構成は凡例、目次、114品(章)の本文、附録として各品(章)の解題と註釋、イスラム教とコーランについての詳細な後書きから成っています。 | |||||
| ここでは114品(章)別に本文と解題と註釋をまとめて紹介します | |||||
| 本文・解題・註釋の漢字・送り仮名は大正時代そのままの形を復刻できるように努めました | |||||
| 序品[ウル・ファチハト](1-7節)の本文 | |||||
| 大慈悲~の名に於て | |||||
| 一 ~を頌へよ、萬物の主宰、 | |||||
| 二 最大慈悲、 | |||||
| 三 審判の日の王。 | |||||
| 四 爾をわれ(吾曹)禮拜す、爾にわれ援助を請ふ。 | |||||
| 五 われを導け、正しき道に、 | |||||
| 六 爾が寛仁なりしものゝ道に、 | |||||
| 七 爾が怒れる者背き去りし者の道ならで。 | |||||
| 序品[ウル・ファチハト](1-7節)の解題(題名の由来、啓示時期、内容解説) | |||||
| 可蘭の各卷には品を以て名く。 | |||||
| この一品は全篇の粹にて、或は祈禱、或は頌讚、或は謝恩、或は寶財等の名を命ずるも普通にはウル・ファチハト(序品)と名く。 | |||||
| タフシル・イ・ラウフィは此經の讀誦は全可蘭の讀誦に同じといひ、其各節には全可蘭に有る~性頌讚~約~罰ありと為せり。 | |||||
| 毎經品の冒頭には大慈悲~の名に於ての一句あり。 | |||||
| 是イスラムヘ徒が畜獸を屠り經文を讀誦し其他あらゆる重要の行為に當りて先づ唱ふる所なり。 | |||||
| 但し茲には單に慈悲と譯せるも原文にはビスミルラ・ビ・ラーマニ・ルライム Bismil-l'a-bi rahmani rrahim 云々とあり。 | |||||
| ラーマンもラヒムもともに殆んど同義異辭にて前を慈惠とすれば後を祝bニする程の差ありといひ、或はともに仁慈悲愛の義なるも前者は唯~にのみ用ひらるといふ。 | |||||
| 今そを區別すべき辭句と必要となければ慈悲の二字面を用ひたり。 | |||||
| 蓋し此冠冒語は猶太拜星ヘ徒の夙に用し所を、麻訶末と同代にして年長者なる詩人タイエフのオマヤーの孤列種族にヘへしを始とし、麻訶末も亦襲踏せりといふ。 | |||||
| 序品[ウル・ファチハト](1-7節)の註釋(文字の解釈) | |||||
| 一 萬物の主宰は原語ラッビララミナRabbi'la Laminaにて世界の上帝の義なり。されど其アラミナは人、妖精、天使の三種を指すと云ふ。 | |||||
| 五 正しき道とは麻訶末のイスラムヘなり。 | |||||
| 六 爾が寛仁なりし者とはゥ豫言者、ゥ正人、ゥ殉道者、ゥ善男女をいひ、次の爾が怒れる者とは主として猶太ヘ徒なりといふ。 | |||||
| 或は此句は寧ろ譯して「爾が寛仁なりし者怒らざりし者誤らざりし者の道に導け」と爲すべしといふ。孰れにするも意義は通ずべし。 | |||||
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