詩編第149編をヘブライ語原典から逐語訳してみました
ヘブライ語は右から左に日本語は左から右に読みます
ヘブライ語の音読みはウェブ上で公開されているヘブライ語聖書の朗唱と朗読によりました(朗唱朗読ではיהוהはアドナイと読み替えています)
ヘブライ語の文法はウェブ上で参照した逐語訳文法を纏め直したものです
ヘブライ語を日本語に逐語訳するにあたって定冠詞や複数形をできる限り日本語に反映するように努めました
人や土地などの固有名詞はカタカナ訳の後に元の意味を==内に訳して付けました
各節にリンクして最後に日本語訳を添付しました ☞@逐語訳の語順を変え言葉を添えた書き下し文(私訳) A文語訳(1917年)B口語訳(1954年)
詩編全150編
תהרימ  כתובים テヒリーム讃美 (ケツヴィイム諸書) 旧約聖書詩編第149編1節〜9節
☞149;1-1 ハレル(あなたたちは褒め讃えなさい)ヤ(主ヤㇵを)主ヤㇵウェㇵに新しい歌を歌いなさい
☞149;4-4 主ヤㇵウェㇵは彼の民を受け入れます
☞149;9-9 ハレル(あなたたちは褒め讃えなさい)ヤ(主ヤㇵを)
詩編149:1(01) הללו ハレルー・ ハレル(あなたたちは完全に褒め讃えなさい) 動詞・ピエル(強調)・命令・男性・複数
詩編149:1(02) יה ヤー ヤㇵ(=在る者=主を) 名詞(固有)
詩編149:1(03) שירו シㇶール [あなたたちは]歌いなさい 動詞・クァル(基本)・命令・男性・複数
詩編149:1(04) ל:יהוה ラ・ァドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=に向かって 前置詞+名詞(固有)
詩編149:1(05) שיר シㇶール 歌を 名詞(普通)・男性・単数
詩編149:1(06) חדש ㇰハダーシュ 新しい[もの] 形容詞・男性・単数
詩編149:1(07) תהלת:ו テヒッラト・ォ 彼の讃美を 名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編149:1(08) ב:קהל ビ・クハル 集会の中で 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編149:1(09) חסידים ㇰハシディム 聖なる[者たちの] 形容詞・男性・複数
詩編149:2(01) ישמח イィスマㇰフ [彼は]喜ぶ(ようにしなさい) 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・単数
詩編149:2(02) ישראל イィスラエール イスラエル=神が支配する=は 名詞(固有)
詩編149:2(03) ב:עשי:ו ベ・オサー・ヴ 彼を造った[者]によって 前置詞+動詞・クァル(基本)・分詞・男性・複数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編149:2(04) בני־ ベネイ・ 息子たちは 名詞(普通)・男性・複数
詩編149:2(05) ציון ツィヨーン シオン=乾いた場所=の 名詞(固有)
詩編149:2(06) יגילו ヤギールー [彼等は]楽しむ(ようにしなさい) 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・複数
詩編149:2(07) ב:מלכ:ם ヴェ・マルカ・ム 彼等の王によって 前置詞+名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・複数
詩編149:3(01) יהללו イェハレルー [彼等は]完全に讃える(ようにしなさい) 動詞・ピエル(強調)・未完了・三人称・男性・複数
詩編149:3(02) שמ:ו シェモ・ォ 彼の名前を 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編149:3(03) ב:מחול ヴェ・マㇰホール 踊りによって 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編149:3(04) ב:תף ベ・トフ 小太鼓〜によって 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編149:3(05) ו:כנור ヴェ・ㇰヒンノール そして竪琴 接続詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編149:3(06) יזמרו־ イェザムメルー・ [彼等は]完全に褒め歌う(ようにしなさい) 動詞・ピエル(強調)・未完了・三人称・男性・複数
詩編149:3(07) ל:ו ロ・ォ 彼を 前置詞+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編149:4(01) כי־ キー・ なぜなら〜から 接続詞
詩編149:4(02) רוצה ローツェー 受け入れる[者](である) 動詞・クァル(基本)・分詞・男性・単数
詩編149:4(03) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=は 名詞(固有)
詩編149:4(04) ב:עמ:ו ベ・アムモ・ォ 彼の民を 前置詞+名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編149:4(05) יפאר イェファエール [彼は]完全に美しくします 動詞・ピエル(強調)・未完了・三人称・男性・単数
詩編149:4(06) ענוים アナヴィーム 困窮の[者たちを] 形容詞・男性・複数
詩編149:4(07) ב:ישועה ビ・シュアー 救いによって 前置詞+名詞(普通)・女性・単数
詩編149:5(01) יעלזו ヤァレズー [彼等は]喜ぶ(ようにしなさい) 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・複数
詩編149:5(02) חסידים ㇰハシディーム 聖なる[者たちは] 形容詞・男性・複数
詩編149:5(03) ב:כבוד ベ・ㇰハヴォード 栄光によって 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編149:5(04) ירננו イェランネヌー [彼等は]完全に喜び歌う(ようにしなさい) 動詞・ピエル(強調)・未完了・三人称・男性・複数
詩編149:5(05) על־ アル・ 〜の上で 前置詞
詩編149:5(06) משכבות:ם ミシュケヴォタ・ム 彼等の諸々の寝床 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・三人称・男性・複数
詩編149:6(01) רוממות ロムモート 高めるもの(称賛)が 名詞(普通)・男性・複数
詩編149:6(02) אל エル 神(へ)の 名詞(普通)・男性・単数
詩編149:6(03) ב:גרונ:ם ビ・グロナ・ム 彼等の喉に 前置詞+名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・複数
詩編149:6(04) ו:חרב ヴェ・ㇰヘーレヴ そして剣が(在ります) 接続詞+名詞(普通)・女性・単数
詩編149:6(05) פיפיות ピフィヨート 諸々の刃の 名詞(普通)・女性・複数
詩編149:6(06) ב:יד:ם ベ・ヤダ・ム 彼等の手に 前置詞+名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・三人称・男性・複数
詩編149:7(01) ל:עשות ラ・アソート 実行する為 前置詞+動詞・クァル(基本)・不定詞
詩編149:7(02) נקמה ネカマー 復讐を 名詞(普通)・女性・単数
詩編149:7(03) ב:גוים バ・ッゴイィム 諸国に 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
詩編149:7(04) תוכחת トㇰヘㇰホート 諸々の罰を 名詞(普通)・女性・複数
詩編149:7(05) בל־ バル・ 〜以外 副詞
詩編149:7(06) אמים ウムミム 諸国民 名詞(普通)・両性・複数
詩編149:8(01) ל:אסר レ・ェソール 縛る為 前置詞+動詞・クァル(基本)・不定詞
詩編149:8(02) מלכי:הם マルㇰヘイ・ヘム 彼等の王たちを 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・三人称・男性・複数
詩編149:8(03) ב:זקים ベズィッキーム 諸々の鎖によって 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
詩編149:8(04) ו:נכבדי:הם ヴェ・ニㇰフベデイ・ヘム そして彼等の高貴とされる[者たちを] 接続詞+動詞・ニファル(受動)・分詞・男性・複数+接尾辞・三人称・男性・複数
詩編149:8(05) ב:כבלי ベ・ㇰハヴレイ 諸々の足枷によって 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
詩編149:8(06) ברזל ヴァルゼール 鉄の 名詞(普通)・男性・単数
詩編149:9(01) ל:עשות ラ・アソート 実行する為 前置詞+動詞・クァル(基本)・不定詞
詩編149:9(02) ב:הם バ・ヘム 彼等に 前置詞+接尾辞・三人称・男性・複数
詩編149:9(03) משפט ミシュパト 裁きを 名詞(普通)・男性・単数
詩編149:9(04) כתוב カトゥーヴ 書き記されている[ものの] 動詞・クァル(基本)・受動分詞・男性・単数
詩編149:9(05) הדר ハダール 誉れ(です) 名詞(普通)・男性・単数
詩編149:9(06) הוא フー これは 代名詞・三人称・男性・単数
詩編149:9(07) ל:כל־ レ・ㇰホール・ ことごとくにとって 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編149:9(08) חסידי:ו ㇰハシダー・ヴ 彼の聖なる[者たちの] 形容詞・男性・複数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編149:9(09) הללו־ ハレルー・ ハレル(あなたたちは完全に褒め讃えなさい) 動詞・ピエル(強調)・命令・男性・複数
詩編149:9(10) יה ヤー ヤㇵ(=在る者=主を) 名詞(固有)
日本語訳 詩編第149編
☞1節
(文語訳) 一 ヱホバをほめたゝへよ ヱホバに對ひてあたらしき歌をうたへ 聖徒のつどひにてヱホバの頌美をうたへ
(口語訳) 一 【】主をほめたたえよ。主にむかって新しい歌をうたえ。聖徒のつどいで、主の誉を歌え。
☞2節
(文語訳) 二 イスラエルはおのれを造りたまひしものをよろこび シオンの子輩は己が王のゆゑによりて樂しむべし
(口語訳) 二 イスラエルにその造り主を喜ばせ、シオンの子らにその王を喜ばせよ。
☞3節
(文語訳) 三 かれらをどりつゝその聖名をほめたゝへ 琴鼓にてヱホバをほめうたふべし
(口語訳) 三 彼らに踊りをもって主のみ名をほめたたえさせ、鼓と琴とをもって主をほめ歌わせよ。
☞4節
(文語訳) 四 ヱホバはおのが民をよろこび 救にて柔和なるものを美しくしたまへばなり
(口語訳) 四 主はおのが民を喜び、へりくだる者を勝利をもって飾られるからである。
☞5節
(文語訳) 五 聖徒はえいくわうの故によりてよろこび その寢牀にてよろこびうたふべし
(口語訳) 五 聖徒を栄光によって喜ばせ、その床の上で喜び歌わせよ。
☞6節
(文語訳) 六 その口に~をほむるうたあり その手にもろはの劍あり
(口語訳) 六 そののどには神をあがめる歌があり、その手にはもろ刃のつるぎがある。
☞7節
(文語訳) 七 こはもろもろの國に仇をかへし もろもろの民をつみなひ
(口語訳) 七 これはもろもろの国にあだを返し、もろもろの民を懲らし、
☞8節
(文語訳) 八 かれらの王たちを鏈にて かれらの貴人をくろかねの械にていましめ
(口語訳) 八 彼らの王たちを鎖で縛り、彼らの貴人たちを鉄のかせで縛りつけ、
☞9節
(文語訳) 九 錄したる審判をかれらに行ふべきためなり 斯るほまれはそのもろもろの聖徒にあり ヱホバをほめたゝへよ
(口語訳) 九 しるされたさばきを彼らに行うためである。これはそのすべての聖徒に与えられる誉である。主をほめたたえよ。
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