詩編第133編をヘブライ語原典から逐語訳してみました
ヘブライ語は右から左に日本語は左から右に読みます
ヘブライ語の音読みはウェブ上で公開されているヘブライ語聖書の朗唱と朗読によりました(朗唱朗読ではיהוהはアドナイと読み替えています)
ヘブライ語の文法はウェブ上で参照した逐語訳文法を纏め直したものです
ヘブライ語を日本語に逐語訳するにあたって定冠詞や複数形をできる限り日本語に反映するように努めました
人や土地などの固有名詞はカタカナ訳の後に元の意味を==内に訳して付けました
各節にリンクして最後に日本語訳を添付しました ☞@逐語訳の語順を変え言葉を添えた書き下し文(私訳) A文語訳(1917年)B口語訳(1954年)
詩編全150編
תהרימ  כתובים テヒリーム讃美 (ケツヴィイム諸書) 旧約聖書詩編第133編1節〜3節
☞133;3-3 主ヤㇵウェㇵは祝福を命じました
☞133;3-3 主ヤㇵウェㇵは祝福を命じました
詩編133:1(01) שיר シㇶール 名詞(普通)・男性・単数
詩編133:1(02) ה:מעלות ハ・ムマァアロート その諸々の上りの 定冠詞+名詞(普通)・女性・複数
詩編133:1(03) ל:דוד レ・ダヴィード ダビデ=最愛の=に(属する) 前置詞+名詞(固有)
詩編133:1(04) הנה ヒンネー 見なさい 間投詞
詩編133:1(05) מה־ マー・ 何と〜か 代名詞
詩編133:1(06) טוב トーヴ 善い[こと] 形容詞・男性・単数
詩編133:1(07) ו:מה־ ウ・マー・ そして何と〜か 接続詞+代名詞
詩編133:1(08) נעים ナイム そして喜ばしい[こと] 形容詞・男性・単数
詩編133:1(09) שבת シェーヴェト 住むこと 動詞・クァル(基本)・不定詞
詩編133:1(10) אחים アㇰヒーム 兄弟たちが 名詞(普通)・男性・複数
詩編133:1(11) גם־ ガム・ また 接続詞
詩編133:1(12) יחד ヤーㇰハド 一緒に 副詞
詩編133:2(01) כ:שמן カ・シェーメン 油のように 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編133:2(02) ה:טוב ハ・ットーヴ その(香りの)良い[もの] 定冠詞+形容詞・男性・単数
詩編133:2(03) על־ アル・ 〜の上に 前置詞
詩編133:2(04) ה:ראש ハ・ローシュ その頭 定冠詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編133:2(05) ירד ヨレード 下って行く[もの](です) 動詞・クァル(基本)・分詞・男性・単数
詩編133:2(06) על־ アル・ 〜の上に 前置詞
詩編133:2(07) ה:זקן ハ・ッザカーン その顎鬚 定冠詞+名詞(普通)・両性・単数
詩編133:2(08) זקן־ ゼカン 顎の 名詞(普通)・両性・単数
詩編133:2(09) אהרן アハローン アロン=光をもたらす者=の 名詞(固有)
詩編133:2(10) ש:ירד シェ・ヨレード それは下って行く[もの](です) 関係詞+動詞・クァル(基本)・分詞・男性・単数
詩編133:2(11) על־ アル・ 〜の上に 前置詞
詩編133:2(12) פי ピ・ィ 口(縁) 名詞(普通)・男性・単数
詩編133:2(13) מדותי:ו ミッドター・ヴ 彼の諸々の衣の 名詞(普通)・女性・複数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編133:3(01) כ:טל־ ケ・タル・ 露のように 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編133:3(02) חרמון ㇰヘルモーン ヘルモン=神聖な場所=の 名詞(固有)
詩編133:3(03) ש:ירד シェ・ヨレード それは下って行く[もの](です) 関係詞+動詞・クァル(基本)・分詞・男性・単数
詩編133:3(04) על־ アル・ 〜の上に 前置詞
詩編133:3(05) הררי ハレレイ 名詞(普通)・男性・複数
詩編133:3(06) ציון ツィヨーン シオン=乾いた場所=の 名詞(固有)
詩編133:3(07) כי キー なぜなら〜から 接続詞
詩編133:3(08) שם シャム そこに 副詞
詩編133:3(09) צוה ツィヴァー [彼は]完全に命じた 動詞・ピエル(強調)・完了・三人称・男性・単数
詩編133:3(10) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=は 名詞(固有)
詩編133:3(11) את־ エト・ 〜を 目的
詩編133:3(12) ה:ברכה ハ・ベラㇰハー その祝福 定冠詞+名詞(普通)・女性・単数
詩編133:3(13) חיים ㇰハイィム 諸々の命を 名詞(普通)・男性・複数
詩編133:3(14) עד־ アド・ 〜まで 前置詞
詩編133:3(15) ה:עולם ハ・オラム そのとこしえ 定冠詞+名詞(普通)・男性・単数
日本語訳 詩編第133編
☞1節
(文語訳) 一 ダビデがよめる京まうでの歌 視よはらから相睦てともにをるはいかに善いかに樂きかな
(口語訳) 一 【ダビデがよんだ都もうでの歌】見よ、兄弟が和合して共におるのは/いかに麗しく楽しいことであろう。
☞2節
(文語訳) 二 首にそゝがれたる貴きあぶら鬚にながれ アロンの鬚にながれ その衣のすそにまで流れしたゝるゝがごとく
(口語訳) 二 それはこうべに注がれた尊い油がひげに流れ、アロンのひげに流れ、その衣のえりにまで流れくだるようだ。
☞3節
(文語訳) 三 またヘルモンの露くだりてシオンの山にながるゝがごとし そはヱホバかしこに祉をくだし窮なき生命をさへあたへたまへり
(口語訳) 三 またヘルモンの露がシオンの山に下るようだ。これは主がかしこに祝福を命じ、とこしえに命を与えられたからである。
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