詩編第131編をヘブライ語原典から逐語訳してみました
ヘブライ語は右から左に日本語は左から右に読みます
ヘブライ語の音読みはウェブ上で公開されているヘブライ語聖書の朗唱と朗読によりました(朗唱朗読ではיהוהはアドナイと読み替えています)
ヘブライ語の文法はウェブ上で参照した逐語訳文法を纏め直したものです
ヘブライ語を日本語に逐語訳するにあたって定冠詞や複数形をできる限り日本語に反映するように努めました
人や土地などの固有名詞はカタカナ訳の後に元の意味を==内に訳して付けました
各節にリンクして最後に日本語訳を添付しました ☞@逐語訳の語順を変え言葉を添えた書き下し文(私訳) A文語訳(1917年)B口語訳(1954年)
詩編全150編
תהרימ  כתובים テヒリーム讃美 (ケツヴィイム諸書) 旧約聖書詩編第131編1節〜3節
☞131;1-1 主ヤㇵウェㇵよ私の心は高ぶりません
☞131;3-3 主ヤㇵウェㇵを待ち望みまさいイスラエルよ
詩編131:1(01) שיר シㇶール 名詞(普通)・男性・単数
詩編131:1(02) ה:מעלות ハ・ムマァアロート その諸々の上りの 定冠詞+名詞(普通)・女性・複数
詩編131:1(03) ל:דוד レ・ダヴィード ダビデ=最愛の=に(属する) 前置詞+名詞(固有)
詩編131:1(04) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=(よ) 名詞(固有)
詩編131:1(05) לא־ ロー・ 〜ことはありません 否定
詩編131:1(06) גבה ガヴァー [それは]高く上がる 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数
詩編131:1(07) לב:י リッビ・ィー 私の心は 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編131:1(08) ו:לא־ ヴェ・ロー・ そして〜ことはありません 接続詞+否定
詩編131:1(09) רמו ラムー [それらは]高くなる 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
詩編131:1(10) עינ:י エイナー・イ 私の両目は 名詞(普通)・両性・双数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編131:1(11) ו:לא־ ヴェ・ロー・ そして〜ことはありません 接続詞+否定
詩編131:1(12) הלכתי ヒッラㇰフティ [私は]完全に行く 動詞・ピエル(強調)・完了・一人称・通性・単数
詩編131:1(13) ב:גדלות ビ・グドロート 大いなる[諸々のもの]に 前置詞+形容詞・女性・複数
詩編131:1(14) ו:ב:נפלאות ウ・ヴェ・ニフラオート そして異常に力超される[諸々のもの]に 接続詞+前置詞+動詞・ニファル(受動)・分詞・女性・複数
詩編131:1(15) מ:מ:ני ミ・ムメン・ニー 私より 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編131:2(01) אם־ イム・ 〜ことはありません 接続詞
詩編131:2(02) לא ロー 〜ことはない 否定
詩編131:2(03) שויתי シヴィーティ [私は]完全に穏やかになる 動詞・ピエル(強調)・完了・一人称・通性・単数
詩編131:2(04) ו:דוממתי ヴェ・ドマムティ そして[私は]静めました 接続詞+動詞・ポエル(強調)・完了・一人称・通性・単数
詩編131:2(05) נפש:י ナフシㇶ・ィ 私の魂を 名詞(普通)・両性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編131:2(06) כ:גמל ケ・ガムール 離乳された[者]のように 前置詞+動詞・クァル(基本)・受動分詞・男性・単数
詩編131:2(07) עלי アレイ 〜の上に 前置詞
詩編131:2(08) אמ:ו イムモ・ォ 彼の母 名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編131:2(09) כ:גמל カ・ッガムール 離乳された[者]のように(なりました) 前置詞+動詞・クァル(基本)・受動分詞・男性・単数
詩編131:2(10) על:י アラー・イ 私の上に 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編131:2(11) נפש:י ナフシㇶ・ィ 私の魂は 名詞(普通)・両性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編131:3(01) יחל ヤㇰヘール [あなたは]待ち望みなさい 動詞・ピエル(強調)・命令・男性・単数
詩編131:3(02) ישראל イィスラエール イスラエル=神が支配する=(よ) 名詞(固有)
詩編131:3(03) אל־ エル・ 〜を 前置詞
詩編131:3(04) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者= 名詞(固有)
詩編131:3(05) מ:עתה メ・アッター 今から 前置詞+副詞
詩編131:3(06) ו:עד־ ヴェ・アド・ そして〜まで 接続詞+前置詞
詩編131:3(07) עולם オラム とこしえ 名詞(普通)・男性・単数
日本語訳 詩編第131編
☞1節
(文語訳) 一 ダビデのよめる京まうでのうた  ヱホバよわが心おごらずわが目たかぶらず われは大なることと我におよばぬ奇しき事とをつとめざりき
(口語訳) 一 【ダビデがよんだ都もうでの歌】主よ、わが心はおごらず、わが目は高ぶらず、わたしはわが力の及ばない大いなる事と/くすしきわざとに関係いたしません。
☞2節
(文語訳) 二 われはわが靈魂をもださしめまた安からしめたり 乳をたちし嬰兒のその母にたよるごとく我がたましひは乳をたちし嬰兒のごとくわれに恃れり
(口語訳) 二 かえって、乳離れしたみどりごが、その母のふところに安らかにあるように、わたしはわが魂を静め、かつ安らかにしました。わが魂は乳離れしたみどりごのように、安らかです。
☞3節
(文語訳) 三 イスラエルよ今よりとこしへにヱホバにたよりて望をいだけ
(口語訳) 三 イスラエルよ、今からとこしえに/主によって望みをいだけ。
Office Murakami