詩編第123編をヘブライ語原典から逐語訳してみました
ヘブライ語は右から左に日本語は左から右に読みます
ヘブライ語の音読みはウェブ上で公開されているヘブライ語聖書の朗唱と朗読によりました(朗唱朗読ではיהוהはアドナイと読み替えています)
ヘブライ語の文法はウェブ上で参照した逐語訳文法を纏め直したものです
ヘブライ語を日本語に逐語訳するにあたって定冠詞や複数形をできる限り日本語に反映するように努めました
人や土地などの固有名詞はカタカナ訳の後に元の意味を==内に訳して付けました
各節にリンクして最後に日本語訳を添付しました ☞@逐語訳の語順を変え言葉を添えた書き下し文(私訳) A文語訳(1917年)B口語訳(1954年)
詩編全150編
תהרימ  כתובים テヒリーム讃美 (ケツヴィイム諸書) 旧約聖書詩編第123編1節〜4節
☞123;2-2 私たちの神(エロヘイ)である主ヤㇵウェㇵに私たちの目は向かいます
☞123;3-3 主ヤㇵウェㇵよ私たちを憐れんで下さい
詩編123:1(01) שיר シㇶール 名詞(普通)・男性・単数
詩編123:1(02) ה:מעלות ハ・ムマァアロート その諸々の上りの 定冠詞+名詞(普通)・女性・複数
詩編123:1(03) אלי:ך エレイ・ㇰハー あなたに 前置詞+接尾辞・二人称・男性・単数
詩編123:1(04) נשאתי ナサーティ [私は]上げます 動詞・クァル(基本)・完了・一人称・通性・単数
詩編123:1(05) את־ エト・ 〜を 目的
詩編123:1(06) עינ:י エイナー・イ 私の両目 名詞(普通)・両性・双数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編123:1(07) ה:ישבי ハ・ヨシェヴィー その住む[者](よ) 定冠詞+動詞・クァル(基本)・分詞・男性・単数
詩編123:1(08) ב:שמים バ・シャマーイィム 諸々の天に 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
詩編123:2(01) הנה ヒンネー 見て下さい 間投詞
詩編123:2(02) כ:עיני ㇰヘ・エイネイ 両目のように 前置詞+名詞(普通)・両性・双数
詩編123:2(03) עבדים アヴァディーム 僕たちの 名詞(普通)・男性・複数
詩編123:2(04) אל־ エル・ 〜に(向ける) 前置詞
詩編123:2(05) יד ヤード 名詞(普通)・女性・単数
詩編123:2(06) אדוני:הם アドネイ・ヘム 彼等の主[たち]の 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・三人称・男性・複数
詩編123:2(07) כ:עיני ケ・エイネイ 両目のように 前置詞+名詞(普通)・両性・双数
詩編123:2(08) שפחה シㇶフㇰハー 婢の 名詞(普通)・女性・単数
詩編123:2(09) אל־ エル・ 〜に(向ける) 前置詞
詩編123:2(10) יד ヤード 名詞(普通)・女性・単数
詩編123:2(11) גברת:ה ゲヴィルタ・ァ 彼女の女主人の 名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・三人称・女性・単数
詩編123:2(12) כן ケン そのように 副詞
詩編123:2(13) עיני:נו エイネイ・ヌー 私たちの両目は 名詞(普通)・両性・双数+接尾辞・一人称・通性・複数
詩編123:2(14) אל־ エル・ 〜に(向かいます) 前置詞
詩編123:2(15) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者= 名詞(固有)
詩編123:2(16) אלהי:נו エロヘイ・ヌー 私たちの神[々](である) 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・複数
詩編123:2(17) עד アード 〜まで 前置詞
詩編123:2(18) ש:יחנ:נו シェ・イェㇰハンネー・ヌー それは〜時[彼が]憐れむ、私たちを 関係詞+動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・複数
詩編123:3(01) חנ:נו ㇰハンネー・ヌー [あなたは]憐れんで下さい、私たちを 動詞・クァル(基本)・命令・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・複数
詩編123:3(02) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=(よ) 名詞(固有)
詩編123:3(03) חנ:נו ㇰハンネー・ヌー [あなたは]憐れんで下さい、私たちを 動詞・クァル(基本)・命令・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・複数
詩編123:3(04) כי־ キー・ なぜなら〜から 接続詞
詩編123:3(05) רב ラーヴ 多くの[もの] 形容詞・男性・単数
詩編123:3(06) שבענו サヴァヌー [私たちは]満ちている 動詞・クァル(基本)・完了・一人称・通性・複数
詩編123:3(07) בוז ヴゥーズ 侮蔑に 名詞(普通)・男性・単数
詩編123:4(01) רבת ラッバト 多くの[もの] 形容詞・女性・単数
詩編123:4(02) שבעה־ サヴェアー・ [それは]満たしています 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・女性・単数
詩編123:4(03) ל:ה ラ・ァ それを 前置詞+接尾辞・三人称・女性・単数
詩編123:4(04) נפש:נו ナフシェー・ヌー 私たちの魂は 名詞(普通)・両性・単数+接尾辞・一人称・通性・複数
詩編123:4(05) ה:לעג ハ・ッラァアグ その嘲りに 定冠詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編123:4(06) ה:שאננים ハ・シャアナンニーム その安楽な[者たちの] 定冠詞+形容詞・男性・複数
詩編123:4(07) ה:בוז ハ・ッブーズ その侮蔑に 定冠詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編123:4(08) לגאיונם リグエヨニーム 高慢な者たちに(属する) 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
日本語訳 詩編第123編
☞1節
(文語訳) 一 京まうでの歌  天にいますものよ我なんぢにむかひて目をあぐ
(口語訳) 一 【都もうでの歌】天に座しておられる者よ、わたしはあなたにむかって目をあげます。
☞2節
(文語訳) 二 みよ僕その主の手に目をそゝぎ 婢女その主母の手に目をそゝぐがごとく われらはわが~ヱホバに目をそゝぎて そのわれを憐みたまはんことをまつ
(口語訳) 二 見よ、しもべがその主人の手に目をそそぎ、はしためがその主婦の手に目をそそぐように、われらはわれらの神、主に目をそそいで、われらをあわれまれるのを待ちます。
☞3節
(文語訳) 三 ねがはくはわれらを憐みたまへ ヱホバよわれらを憐みたまへ そはわれらに輕侮はみちあふれぬ
(口語訳) 三 主よ、われらをあわれんでください。われらをあわれんでください。われらに侮りが満ちあふれています。
☞4節
(文語訳) 四 おもひわづらひなきものの凌辱と たかぶるものの輕侮とは われらの靈魂にみちあふれぬ
(口語訳) 四 思い煩いのない者のあざけりと、高ぶる者の侮りとは、われらの魂に満ちあふれています。
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