詩編第122編をヘブライ語原典から逐語訳してみました
ヘブライ語は右から左に日本語は左から右に読みます
ヘブライ語の音読みはウェブ上で公開されているヘブライ語聖書の朗唱と朗読によりました(朗唱朗読ではיהוהはアドナイと読み替えています)
ヘブライ語の文法はウェブ上で参照した逐語訳文法を纏め直したものです
ヘブライ語を日本語に逐語訳するにあたって定冠詞や複数形をできる限り日本語に反映するように努めました
人や土地などの固有名詞はカタカナ訳の後に元の意味を==内に訳して付けました
各節にリンクして最後に日本語訳を添付しました ☞@逐語訳の語順を変え言葉を添えた書き下し文(私訳) A文語訳(1917年)B口語訳(1954年)
詩編全150編
תהרימ  כתובים テヒリーム讃美 (ケツヴィイム諸書) 旧約聖書詩編第122編1節〜9節
☞122;1-1 主ヤㇵウェㇵの家に私たちは行きましょう
☞122;4-4 主ヤㇵの部族が上って来ます主ヤㇵウェㇵの名に感謝を捧げる為
☞122;9-9 私たちの神(エロヘイ)である主ヤㇵウェㇵの神殿の為に
詩編122:1(01) שיר シㇶール 名詞(普通)・男性・単数
詩編122:1(02) ה:מעלות ハ・ムマァアロート その諸々の上りの 定冠詞+名詞(普通)・女性・複数
詩編122:1(03) ל:דוד レ・ダヴィード ダビデ=最愛の=に(属する) 前置詞+名詞(固有)
詩編122:1(04) שמחתי サマㇰフティ [私は]喜びました 動詞・クァル(基本)・完了・一人称・通性・単数
詩編122:1(05) ב:אמרים ベ・オムリム (彼等が)言う[者たち](である)時に 前置詞+動詞・クァル(基本)・分詞・男性・複数
詩編122:1(06) ל:י リ・ィ 私に 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編122:1(07) בית ベイト 家に 名詞(普通)・男性・単数
詩編122:1(08) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=の 名詞(固有)
詩編122:1(09) נלך ネレㇰフ [私たちは]行く(ことにしょう) 動詞・クァル(基本)・未完了・一人称・通性・複数
詩編122:2(01) עמדות オメドート 立っている[諸々のもの] 動詞・クァル(基本)・分詞・女性・複数
詩編122:2(02) היו ハユー [それらは]〜です 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
詩編122:2(03) רגלי:נו ラグレイ・ヌー 私たちの両足は 名詞(普通)・女性・双数+接尾辞・一人称・通性・複数
詩編122:2(04) ב:שערי:ך ビ・シュアライィ・ㇰフ あなたの諸々の門の中に 前置詞+名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・二人称・女性・単数
詩編122:2(05) ירושלם イェルシャライム エルサレム=平和の教え=(よ) 名詞(固有)
詩編122:3(01) ירושלם イェルシャライム エルサレム=平和の教え=は 名詞(固有)
詩編122:3(02) ה:בנויה ハ・ッベヌヤー その建てられた[もの](です) 定冠詞+動詞・クァル(基本)・受動分詞・女性・単数
詩編122:3(03) כ:עיר ケ・イール 町として 前置詞+名詞(普通)・女性・単数
詩編122:3(04) ש:חברה־ シェ・ㇰフッベラー・ それは完全に結び合わされたもの 関係詞+動詞・プアル(強調受動)・完了・三人称・女性・単数
詩編122:3(05) ל:ה ラ・ァ それに 前置詞+接尾辞・三人称・女性・単数
詩編122:3(06) יחדו ヤㇰフダーヴ 一緒に 副詞
詩編122:4(01) ש:שם シェ・シャム それはそこに〜所 関係詞+副詞
詩編122:4(02) עלו アルー [彼等が]上って来る 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
詩編122:4(03) שבטים シェヴァティーム 諸々の部族が 名詞(普通)・男性・複数
詩編122:4(04) שבטי־ シㇶヴテイ・ 諸々の部族が 名詞(普通)・男性・複数
詩編122:4(05) יה ヤー ヤㇵ=在る者=の 名詞(固有)
詩編122:4(06) עדות エドゥート 証し(として) 名詞(普通)・女性・単数
詩編122:4(07) ל:ישראל レ・イィスラエール イスラエル=神が支配する=の為の 前置詞+名詞(固有)
詩編122:4(08) ל:הדות レ・ホドート 感謝を捧げさせる為 前置詞+動詞・ヒフィル(使役)・不定詞
詩編122:4(09) ל:שם レ・シェム 名に 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編122:4(10) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=の 名詞(固有)
詩編122:5(01) כי キー なぜなら〜から 接続詞
詩編122:5(02) שמ:ה シャムマー そこの方に 副詞+接尾辞・方向
詩編122:5(03) ישבו ヤーシェヴー [それらが]在った 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
詩編122:5(04) כסאות ㇰヒスオート 諸々の王座が 名詞(普通)・男性・複数
詩編122:5(05) ל:משפט レ・ミシュパート 裁きの為の 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編122:5(06) כסאות キスオート 諸々の王座が 名詞(普通)・男性・複数
詩編122:5(07) ל:בית レ・ヴェイト 〜の家に(属する) 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編122:5(08) דויד ダヴィード ダビデ=最愛の= 名詞(固有)
詩編122:6(01) שאלו シャアールー [あなたたちは]求めなさい 動詞・クァル(基本)・命令・男性・複数
詩編122:6(02) שלום シェローム 平和を 名詞(普通)・男性・単数
詩編122:6(03) ירושלם イェルシャライム エルサレム=平和の教え=の 名詞(固有)
詩編122:6(04) ישליו イィシュラーユー [彼等が]安んじる(ように) 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・複数
詩編122:6(05) אהבי:ך オハヴァイィ・ㇰフ あなたを愛する[者たちが] 動詞・クァル(基本)・分詞・男性・複数+接尾辞・二人称・女性・単数
詩編122:7(01) יהי־ イェヒー・ [それが]在る(ように) 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・単数
詩編122:7(02) שלום シャローム 平和が 名詞(普通)・男性・単数
詩編122:7(03) ב:חיל:ך ベ・ㇰヘイレ・ㇰフ あなたの(城)壁の中に 前置詞+名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・二人称・女性・単数
詩編122:7(04) שלוה シャルヴァー 安心が 名詞(普通)・女性・単数
詩編122:7(05) ב:ארמנותי:ך ベ・アルメノタイィ・ㇰフ あなたの諸々の宮殿の中に 前置詞+名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・二人称・女性・単数
詩編122:8(01) למען レマァアン 〜の為に 前置詞
詩編122:8(02) אחי アㇰハイ 私の兄弟たち 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編122:8(03) ו:רעי ヴェ・レアイ そして私の友人たち 接続詞+名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編122:8(04) אדברה־ アダッベラー・ [私は]完全に言います 動詞・ピエル(強調)・未完了・一人称・通性・単数
詩編122:8(05) נא ナー どうか 間投詞
詩編122:8(06) שלום シャローム 平和が(在るように) 名詞(普通)・男性・単数
詩編122:8(07) ב:ך バ・ㇰフ あなたの中に 前置詞+接尾辞・二人称・女性・単数
詩編122:9(01) למען レマァアン 〜の為に 前置詞
詩編122:9(02) בית־ ベイト・ 家(神殿) 名詞(普通)・男性・単数
詩編122:9(03) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=の 名詞(固有)
詩編122:9(04) אלהי:נו エロヘイ・ヌー 私たちの神[々](である) 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・複数
詩編122:9(05) אבקשה アヴァクシャー [私は]完全に求めます 動詞・ピエル(強調)・未完了・一人称・通性・単数
詩編122:9(06) טוב トーヴ 幸いを 名詞(普通)・男性・単数
詩編122:9(07) ל:ך ラ・ㇰフ あなたに 前置詞+接尾辞・二人称・女性・単数
日本語訳 詩編第122編
☞1節
(文語訳) 一 ダビデがよめる京まうでの歌 人われにむかひて 率ヱホバのいへにゆかんといへるとき我よろこべり
(口語訳) 一 【ダビデがよんだ都もうでの歌】人々がわたしにむかって「われらは主の家に行こう」/と言ったとき、わたしは喜んだ。
☞2節
(文語訳) 二 ヱルサレムよわれらの足はなんぢの門のうちにたてり
(口語訳) 二 エルサレムよ、われらの足は/あなたの門のうちに立っている。
☞3節
(文語訳) 三 ヱルサレムよなんぢは稠くつらなりたる邑のごとく固くたてり
(口語訳) 三 しげくつらなった町のように/建てられているエルサレムよ、
☞4節
(文語訳) 四 もろもろのやから即ちヤハの支派かしこに上りきたり イスラエルにむかひて證詞をなし またヱホバの名にかんしやをなす
(口語訳) 四 もろもろの部族すなわち主の部族が、そこに上って来て主のみ名に感謝することは、イスラエルのおきてである。
☞5節
(文語訳) 五 彼處にさばきの寳座まうけらる これダビデの家のみくらなり
(口語訳) 五 そこにさばきの座、ダビデの家の王座が設けられてあった。
☞6節
(文語訳) 六 ヱルサレムのために平安をいのれ ヱルサレムを愛するものは榮ゆべし
(口語訳) 六 エルサレムのために平安を祈れ、「エルサレムを愛する者は栄え、
☞7節
(文語訳) 七 ねがはくはなんぢの石垣のうちに平安あり なんぢのゥ殿のうちに祉あらんことを
(口語訳) 七 その城壁のうちに平安があり、もろもろの殿のうちに安全があるように」と。
☞8節
(文語訳) 八 わが兄弟のためわが侶のために われ今なんぢのなかに平安あれといはん
(口語訳) 八 わが兄弟および友のために、わたしは/「エルサレムのうちに平安があるように」と言い、
☞9節
(文語訳) 九 われらの~ヱホバのいへのために我なんぢの祉をもとめん
(口語訳) 九 われらの神、主の家のために、わたしは/エルサレムのさいわいを求めるであろう。
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