詩編第113編をヘブライ語原典から逐語訳してみました
ヘブライ語は右から左に日本語は左から右に読みます
ヘブライ語の音読みはウェブ上で公開されているヘブライ語聖書の朗唱と朗読によりました(朗唱朗読ではיהוהはアドナイと読み替えています)
ヘブライ語の文法はウェブ上で参照した逐語訳文法を纏め直したものです
ヘブライ語を日本語に逐語訳するにあたって定冠詞や複数形をできる限り日本語に反映するように努めました
人や土地などの固有名詞はカタカナ訳の後に元の意味を==内に訳して付けました
各節にリンクして最後に日本語訳を添付しました ☞@逐語訳の語順を変え言葉を添えた書き下し文(私訳) A文語訳(1917年)B口語訳(1954年)
詩編全150編
תהרימ  כתובים テヒリーム讃美 (ケツヴィイム諸書) 旧約聖書詩編第113編1節〜9節
☞113;1-1 ハレルヤㇵ(あなたたちは褒め讃えなさい主を)主ヤㇵウェㇵの僕らよ主の名を讃えよ
☞113;2-2 主ヤㇵウェㇵの名が今からとこしえに讃美されるように
☞113;3-3 主ヤㇵウェㇵの名が太陽の昇る所から入る所まで讃えられるように
☞113;4-4 主ヤㇵウェㇵは諸国民全ての上に高く居ます
☞113;5-5 私たちの神(エロヘイ)である主ヤㇵウェㇵのような者は誰が居るだろうか
☞113;9-9  ハレルヤㇵ(あなたたちは褒め讃えなさい主を)
詩編113:1(01) הללו ハレルー・ ハレル(あなたたちは完全に褒め讃えなさい) 動詞・ピエル(強調)・命令・男性・複数
詩編113:1(02) יה ヤー ヤㇵ=在る者=を 名詞(固有)
詩編113:1(03) הללו ハレルー [あなたたちは]完全に褒め讃えなさい 動詞・ピエル(強調)・命令・男性・複数
詩編113:1(04) עבדי アヴデイ 僕たち(よ) 名詞(普通)・男性・複数
詩編113:1(05) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=の 名詞(固有)
詩編113:1(06) הללו ハレルー [あなたたちは]完全に褒め讃えなさい 動詞・ピエル(強調)・命令・男性・複数
詩編113:1(07) את־ エト・ 〜を 目的
詩編113:1(08) שם シェム 名詞(普通)・男性・単数
詩編113:1(09) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=の 名詞(固有)
詩編113:2(01) יהי イェヒー・ [それは]〜になる(ように) 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・単数
詩編113:2(02) שם シェム 名は 名詞(普通)・男性・単数
詩編113:2(03) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=の 名詞(固有)
詩編113:2(04) מברך メヴォラㇰフ 完全に讃美される[もの] 動詞・プアル(強調受動)・分詞・男性・単数
詩編113:2(05) מ:עתה メ・アッター 今から 前置詞+副詞
詩編113:2(06) ו:עד־ ヴェ・アド・ そして〜まで 接続詞+前置詞
詩編113:2(07) עולם オラム とこしえ 名詞(普通)・男性・単数
詩編113:3(01) מ:מזרח־ ミ・ムミズラㇰフ・ 昇る所から 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編113:3(02) שמש シェーメシュ 太陽の 名詞(普通)・両性・単数
詩編113:3(03) עד־ アド・ 〜まで 前置詞
詩編113:3(04) מבוא:ו メヴォヴオ・ォ それの入る所 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編113:3(05) מהלל メフッラル 完全に褒め讃えられる[もの](であるように) 動詞・プアル(強調受動)・分詞・男性・単数
詩編113:3(06) שם シェム 名は 名詞(普通)・男性・単数
詩編113:3(07) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=の 名詞(固有)
詩編113:4(01) רם ラム 高く在る[者](です) 動詞・クァル(基本)・分詞・男性・単数
詩編113:4(02) על־ アル・ 〜の上に 前置詞
詩編113:4(03) כל־ コール・ ことごとくの 名詞(普通)・男性・単数
詩編113:4(04) גוים ゴイーム 諸々の国民の 名詞(普通)・男性・複数
詩編113:4(05) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=は 名詞(固有)
詩編113:4(06) על アル 〜の上に(在ります) 前置詞
詩編113:4(07) ה:שמים ハ・シャマーイィム その諸々の天の 定冠詞+名詞(普通)・男性・複数
詩編113:4(08) כבוד:ו ケヴォド・ォー 彼の栄光は 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編113:5(01) מי ミー 誰が(居るだろう)か? 代名詞・疑問
詩編113:5(02) כ:יהוה カ・ァドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=のような(者は) 前置詞+名詞(固有)
詩編113:5(03) אלהי:נו エロヘイ・ヌー 私たちの神[々](である) 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・複数
詩編113:5(04) ה:מגביהי ハ・ムマグビヒー その高くさせる[者] 定冠詞+動詞・ヒフィル(使役)・分詞・男性・単数
詩編113:5(05) ל:שבת ラ・シャーヴェト 座ること 前置詞+動詞・クァル(基本)・不定詞
詩編113:6(01) ה:משפילי ハ・ムマシュピリー 低くさせる[者] 定冠詞+動詞・ヒフィル(使役)・分詞・男性・単数
詩編113:6(02) ל:ראות リ・ルオート 見る為 前置詞+動詞・クァル(基本)・不定詞
詩編113:6(03) ב:שמים バ・シャマーイィム 諸々の天を 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
詩編113:6(04) ו:ב:ארץ ウ・ヴァ・アーレツ そして地を 接続詞+前置詞+名詞(普通)・女性・単数
詩編113:7(01) מקימי メキミー 立ち上がらさせる[者](です) 動詞・ヒフィル(使役)・分詞・男性・単数
詩編113:7(02) מ:עפר メ・アファール 塵の中から 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編113:7(03) דל ダル 貧しい[者を] 形容詞・男性・単数
詩編113:7(04) מ:אשפת メ・アシュポート 糞の中から 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編113:7(05) ירים ヤァリーム [彼は]高く上げさせます 動詞・ヒフィル(使役)・未完了・三人称・男性・単数
詩編113:7(06) אביון エヴヨーン 困窮している[者を] 形容詞・男性・単数
詩編113:8(01) ל:הושיבי レ・ホシㇶーヴィ 座らさせること(をします) 前置詞+動詞・ヒフィル(使役)・不定詞
詩編113:8(02) עם־ イム・ 〜と共に 前置詞
詩編113:8(03) נדיבים ネディヴィーム 高貴な[者たち] 形容詞・男性・複数
詩編113:8(04) עם イム 〜と共に 前置詞
詩編113:8(05) נדיבי ネディヴェイ 高貴な[者たち] 形容詞・男性・複数
詩編113:8(06) עמ:ו アムモ・ォ 彼の民の 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編113:9(01) מושיבי モオシㇶヴィー 住まわさせる者(です) 動詞・ヒフィル(使役)・分詞・男性・単数
詩編113:9(02) עקרת アケーレト 不妊の[女を] 形容詞・女性・単数
詩編113:9(03) ה:בית ハ・ッバーイィト その家に 定冠詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編113:9(04) אם־ エム・ 母(として) 名詞(普通)・女性・単数
詩編113:9(05) ה:בנים ハ・ッバニーム その息子たちの 定冠詞+名詞(普通)・男性・複数
詩編113:9(06) שמחה セメㇰハー 喜びの[女] 形容詞・女性・単数
詩編113:9(07) הללו־ ハレルー・ ハレル(あなたたちは完全に褒め讃えなさい) 動詞・ピエル(強調)・命令・男性・複数
詩編113:9(08) יה ヤー ヤㇵ=在る者=を 名詞(固有)
日本語訳 詩編第113編
☞1節
(文語訳) 一 ヱホバをほめまつれ汝等ヱホバの僕よほめまつれヱホバの名をほめまつれ 
(口語訳) 一 【】主をほめたたえよ。主のしもべたちよ、ほめたたえよ。主のみ名をほめたたえよ。
☞2節
(文語訳) 二 今より永遠にいたるまでヱホバの名はほむべきかな
(口語訳) 二 今より、とこしえに至るまで主のみ名はほむべきかな。
☞3節
(文語訳) 三 日のいづる處より日のいる處までヱホバの名はほめらるべし
(口語訳) 三 日のいずるところから日の入るところまで、主のみ名はほめたたえられる。
☞4節
(文語訳) 四 ヱホバはもろもろの國の上にありてたかく その榮光は天よりもたかし
(口語訳) 四 主はもろもろの国民の上に高くいらせられ、その栄光は天よりも高い。
☞5節
(文語訳) 五 六 われらの~ヱホバにたぐふべき者はたれぞや 寶座をその高處にすゑ己をひくゝして天と地とをかへりみ給ふ
(口語訳) 五 われらの神、主にくらぶべき者はだれか。主は高き所に座し、
☞6節
(文語訳) 五 六 われらの~ヱホバにたぐふべき者はたれぞや 寶座をその高處にすゑ己をひくゝして天と地とをかへりみ給ふ
(口語訳) 六 遠く天と地とを見おろされる。
☞7節
(文語訳) 七 まづしきものを塵よりあげ乏しきものを糞土よりあげて
(口語訳) 七 主は貧しい者をちりからあげ、乏しい者をあくたからあげて、
☞8節
(文語訳) 八 もろもろのゥ侯とともにすわらせ その民のきみたちと共にすわらせたまはん
(口語訳) 八 もろもろの君たちと共にすわらせ、その民の君たちと共にすわらせられる。
☞9節
(文語訳) 九 又はらみなき婦に家をまもらせ おほくの子女のよろこばしき母たらしめたまふ ヱホバを讃まつれ
(口語訳) 九 また子を産まぬ女に家庭を与え、多くの子供たちの喜ばしい母とされる。主をほめたたえよ。
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