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詩編第111編をヘブライ語原典から逐語訳してみました |
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ヘブライ語は右から左に日本語は左から右に読みます |
ヘブライ語の音読みはウェブ上で公開されているヘブライ語聖書の朗唱と朗読によりました(朗唱朗読ではיהוהはアドナイと読み替えています) |
ヘブライ語の文法はウェブ上で参照した逐語訳文法を纏め直したものです |
ヘブライ語を日本語に逐語訳するにあたって定冠詞や複数形をできる限り日本語に反映するように努めました |
人や土地などの固有名詞はカタカナ訳の後に元の意味を==内に訳して付けました |
各節にリンクして最後に日本語訳を添付しました |
☞@逐語訳の語順を変え言葉を添えた書き下し文(私訳) A文語訳(1917年)B口語訳(1954年) |
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詩編全150編 |
תהרימ כתובים |
テヒリーム讃美 (ケツヴィイム諸書) 旧約聖書詩編第111編1節〜10節 |
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☞111;1-1 ハレルヤㇵ(あなたたちは褒め讃えなさい主を)私は主ヤㇵウェㇵを讃美します |
☞111;2-2 主ヤㇵウェㇵの業は大いなるものです |
☞111;4-4 主ヤㇵウェㇵは慈悲深く憐れみ深い者です |
☞111;10-10 主ヤㇵウェㇵへの畏怖は知恵の初めです |
詩編111:1(01) |
הללו |
ハレルー・ |
ハレル(あなたたちは完全に褒め讃えなさい) |
動詞・ピエル(強調)・命令・男性・複数 |
詩編111:1(02) |
יה |
ヤー |
ヤㇵ(=在る者=主を) |
名詞(固有) |
詩編111:1(03) |
אודה |
オーデー |
[私は]讃美させます |
動詞・ヒフィル(使役)・未完了・一人称・通性・単数 |
詩編111:1(04) |
יהוה |
アドナイ |
主ヤㇵウェㇵ=在る者=を |
名詞(固有) |
詩編111:1(05) |
ב:כל־ |
ベ・ㇰホール・ |
ことごとくにおいて |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数 |
詩編111:1(06) |
לבב |
レヴァーヴ |
心の |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編111:1(07) |
ב:סוד |
ベ・ソード |
集いの〜中で |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数 |
詩編111:1(08) |
ישרים |
イェシャリーム |
(心の)真っ直ぐな[者たちの] |
形容詞・男性・複数 |
詩編111:1(09) |
ו:עדה |
ヴェ・エダー |
そして集会の |
接続詞+名詞(普通)・女性・単数 |
詩編111:2(01) |
גדלים |
ゲドリーム |
大いなる[諸々のもの](です) |
形容詞・男性・複数 |
詩編111:2(02) |
מעשי |
マァアセイ |
諸々の業は |
名詞(普通)・男性・複数 |
詩編111:2(03) |
יהוה |
アドナイ |
主ヤㇵウェㇵ=在る者=の |
名詞(固有) |
詩編111:2(04) |
דרושים |
デルシㇶーム |
求められる[諸々のもの](です) |
動詞・クァル(基本)・受動分詞・男性・複数 |
詩編111:2(05) |
ל:כל־ |
レ・ㇰホール・ |
ことごとくに |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数 |
詩編111:2(06) |
חפצי:הם |
ㇰヘフツェイ・ヘム |
それらを喜ぶ[者たちの] |
形容詞・男性・複数+接尾辞・三人称・男性・複数 |
詩編111:3(01) |
הוד־ |
ホード |
栄光 |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編111:3(02) |
ו:הדר |
ヴェ・ハダール |
そして威厳(に満ちています) |
接続詞+名詞(普通)・男性・単数 |
詩編111:3(03) |
פעל:ו |
パオロ・ォ |
彼の業は |
名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数 |
詩編111:3(04) |
ו:צדקת:ו |
ヴェ・ツィドカト・ォ |
そして彼の義は |
接続詞+名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数 |
詩編111:3(05) |
עמדת |
オメーデト |
立つ[もの](です) |
動詞・クァル(基本)・分詞・女性・単数 |
詩編111:3(06) |
ל:עד |
ラ・アード |
とこしえに |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数 |
詩編111:4(01) |
זכר |
ゼーㇰヘル |
記念に |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編111:4(02) |
עשה |
アサー |
[彼は]定めました |
動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数 |
詩編111:4(03) |
ל:נפלאתי:ו |
レ・ニフレオター・ヴ |
彼の驚かされる[諸々のこと]を |
前置詞+動詞・ニファル(受動)・分詞・女性・複数+接尾辞・三人称・男性・単数 |
詩編111:4(04) |
חנון |
ㇰハンヌーン |
慈悲深い[者] |
形容詞・男性・単数 |
詩編111:4(05) |
ו:רחום |
ヴェ・ラㇰフーム |
そして憐れみ深い[者](です) |
接続詞+形容詞・男性・単数 |
詩編111:4(06) |
יהוה |
アドナイ |
主ヤㇵウェㇵ=在る者=は |
名詞(固有) |
詩編111:5(01) |
טרף |
テーレフ |
餌食を |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編111:5(02) |
נתן |
ナタン |
[彼は]与えました |
動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数 |
詩編111:5(03) |
ל:יראי:ו |
リ・レア・ヴ |
彼を畏れる[者たち]に |
前置詞+形容詞・男性・複数+接尾辞・三人称・男性・単数 |
詩編111:5(04) |
יזכר |
イィズコール |
[彼は]心に留めます |
動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・単数 |
詩編111:5(05) |
ל:עולם |
レ・オラム |
とこしえに |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数 |
詩編111:5(06) |
ברית:ו |
ベリト・ォー |
彼の契約を |
名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数 |
詩編111:6(01) |
כח |
コーアㇰフ |
力を |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編111:6(02) |
מעשי:ו |
マァアサー・ヴ |
彼の諸々の業の |
名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・三人称・男性・単数 |
詩編111:6(03) |
הגיד |
ヒッギード |
[彼は]告げ知らさせました |
動詞・ヒフィル(使役)・完了・三人称・男性・単数 |
詩編111:6(04) |
ל:עמ:ו |
レ・アムモ・ォー |
彼の民に |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数 |
詩編111:6(05) |
ל:תת |
ラ・テト |
与えること |
前置詞+動詞・クァル(基本)・不定詞 |
詩編111:6(06) |
ל:הם |
ラ・ヘム |
彼等に |
前置詞+接尾辞・三人称・男性・複数 |
詩編111:6(07) |
נחלת |
ナㇰハラート |
相続財産を |
名詞(普通)・女性・単数 |
詩編111:6(08) |
גוים |
ゴイーム |
諸々の国民の |
名詞(普通)・男性・複数 |
詩編111:7(01) |
מעשי |
マァアセイ |
諸々の業は |
名詞(普通)・男性・複数 |
詩編111:7(02) |
ידי:ו |
ヤダー・ヴ |
彼の両手の |
名詞(普通)・女性・双数+接尾辞・三人称・男性・単数 |
詩編111:7(03) |
אמת |
エメト |
真実 |
名詞(普通)・女性・単数 |
詩編111:7(04) |
ו:משפט |
ウ・ミシュパート |
そして公正(です) |
接続詞+名詞(普通)・男性・単数 |
詩編111:7(05) |
נאמנים |
ネエマニーム |
確かとされる[諸々のもの](です) |
動詞・ニファル(受動)・分詞・男性・複数 |
詩編111:7(06) |
כל־ |
コール・ |
ことごとくは |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編111:7(07) |
פקודי:ו |
ピックダー・ヴ |
彼の諸々の戒めの |
名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・三人称・男性・単数 |
詩編111:8(01) |
סמוכים |
セムㇰヒーム |
支えられる[諸々のもの](です) |
動詞・クァル(基本)・受動分詞・男性・複数 |
詩編111:8(02) |
ל:עד |
ラ・アード |
とこしえに |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数 |
詩編111:8(03) |
ל:עולם |
レ・オラム |
とこしえに |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数 |
詩編111:8(04) |
עשוים |
アスイィム |
為される[諸々のもの](です) |
動詞・クァル(基本)・受動分詞・男性・複数 |
詩編111:8(05) |
ב:אמת |
ベ・エメト |
真実〜によって |
前置詞+名詞(普通)・女性・単数 |
詩編111:8(06) |
ו:ישר |
ヴェ・ヤシャール |
そして真っ直ぐな[こと] |
接続詞+形容詞・男性・単数 |
詩編111:9(01) |
פדות |
ペドゥート |
贖いを |
名詞(普通)・女性・単数 |
詩編111:9(02) |
שלח |
シャラㇰフ |
[彼は]送りました |
動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数 |
詩編111:9(03) |
ל:עמ:ו |
レ・アムモ・ォー |
彼の民の為に |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数 |
詩編111:9(04) |
צוה־ |
ツィヴァー |
[彼は]完全に命じました |
動詞・ピエル(強調)・完了・三人称・男性・単数 |
詩編111:9(05) |
ל:עולם |
レ・オラム |
とこしえに |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数 |
詩編111:9(06) |
ברית:ו |
ベリト・ォー |
彼の契約を |
名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数 |
詩編111:9(07) |
קדוש |
カドーシュ |
聖なる[者] |
形容詞・男性・単数 |
詩編111:9(08) |
ו:נורא |
ヴェ・ノラー |
そして恐れられる[者](です) |
接続詞+動詞・ニファル(受動)・分詞・男性・単数 |
詩編111:9(09) |
שמ:ו |
シェモ・ォ |
彼の名前は |
名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数 |
詩編111:10(01) |
ראשית |
レシㇶート |
初め(です) |
名詞(普通)・女性・単数 |
詩編111:10(02) |
חכמה |
ハㇰフマー |
知恵の |
名詞(普通)・女性・単数 |
詩編111:10(03) |
יראת |
イィルアト |
畏怖は |
名詞(普通)・女性・単数 |
詩編111:10(04) |
יהוה |
アドナイ |
主ヤㇵウェㇵ=在る者=(へ)の |
名詞(固有) |
詩編111:10(05) |
שכל |
セーㇰヘル |
思慮が(与えらます) |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編111:10(06) |
טוב |
トーヴ |
良い[もの] |
形容詞・男性・単数 |
詩編111:10(07) |
ל:כל־ |
レ・ㇰホール・ |
ことごとくに |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数 |
詩編111:10(08) |
עשי:הם |
オセイ・ヘム |
それらを実行する[者たちの] |
動詞・クァル(基本)・分詞・男性・複数+接尾辞・三人称・男性・複数 |
詩編111:10(09) |
תהלת:ו |
テヒッラト・ォ |
彼の讃美は |
名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数 |
詩編111:10(10) |
עמדת |
オメーデト |
立つ[もの](です) |
動詞・クァル(基本)・分詞・女性・単数 |
詩編111:10(11) |
ל:עד |
ラ・アード |
とこしえに |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数 |
日本語訳 |
詩編第111編 |
☞1節 |
(文語訳) |
一 ヱホバを讃たゝへよ 我はなほきものの會あるひは公會にて心をつくしてヱホバに感謝せん |
(口語訳) |
一 【】主をほめたたえよ。わたしは正しい者のつどい、および公会で、心をつくして主に感謝する。 |
☞2節 |
(文語訳) |
二 ヱホバのみわざは大なり すべてその事跡をしたふものは之をかんがへ究む |
(口語訳) |
二 主のみわざは偉大である。すべてそのみわざを喜ぶ者によって尋ね窮められる。 |
☞3節 |
(文語訳) |
三 その行ひたまふところは榮光ありまた稜威あり その公義はとこしへに失することなし |
(口語訳) |
三 そのみわざは栄光と威厳とに満ち、その義はとこしえに、うせることがない。 |
☞4節 |
(文語訳) |
四 ヱホバはその奇しきみわざを人のこゝろに記しめたまへり ヱホバはめぐみと憐憫とにて充たまふ |
(口語訳) |
四 主はそのくすしきみわざを記念させられた。主は恵みふかく、あわれみに満ちていられる。 |
☞5節 |
(文語訳) |
五 ヱホバは己をおそるゝものに糧をあたへたまへり またその契約をとこしへに心にとめたまはん |
(口語訳) |
五 主はおのれを恐れる者に食物を与え、その契約をとこしえに心にとめられる。 |
☞6節 |
(文語訳) |
六 ヱホバはもろもろの國の所領をおのれの民にあたへてその作爲のちからを之にあらはしたまへり |
(口語訳) |
六 主はもろもろの国民の所領をその民に与えて、みわざの力をこれにあらわされた。 |
☞7節 |
(文語訳) |
七 その手のみわざは眞實なり公義なり そのもろもろの訓諭はかたし |
(口語訳) |
七 そのみ手のわざは真実かつ公正であり、すべてのさとしは確かである。 |
☞8節 |
(文語訳) |
八 これらは世々かぎりなく堅くたち眞實と正直とにてなれり |
(口語訳) |
八 これらは世々かぎりなく堅く立ち、真実と正直とをもってなされた。 |
☞9節 |
(文語訳) |
九 ヱホバはそのたみに救贖をほどこし その契約をとこしへに立たまへり ヱホバの名は聖にしてあがむべきなり |
(口語訳) |
九 主はその民にあがないを施し、その契約をとこしえに立てられた。そのみ名は聖にして、おそれおおい。 |
☞10節 |
(文語訳) |
一〇 ヱホバをおそるゝは智慧のはじめなり これらを行ふものは皆あきらかなる聰ある人なり ヱホバの頌美はとこしへに失ることなし |
(口語訳) |
一〇 主を恐れることは知恵のはじめである。これを行う者はみな良き悟りを得る。主の誉は、とこしえに、うせることはない。 |
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Office Murakami |