詩編第100編をヘブライ語原典から逐語訳してみました
ヘブライ語は右から左に日本語は左から右に読みます
ヘブライ語の音読みはウェブ上で公開されているヘブライ語聖書の朗唱と朗読によりました(朗唱朗読ではיהוהはアドナイと読み替えています)
ヘブライ語の文法はウェブ上で参照した逐語訳文法を纏め直したものです
ヘブライ語を日本語に逐語訳するにあたって定冠詞や複数形をできる限り日本語に反映するように努めました
人や土地などの固有名詞はカタカナ訳の後に元の意味を==内に訳して付けました
各節にリンクして最後に日本語訳を添付しました ☞@逐語訳の語順を変え言葉を添えた書き下し文(私訳) A文語訳(1917年)B口語訳(1954年)
詩編全150編
תהרימ テヒリーム 讃美 旧約聖書詩編第100編1節〜5節
☞100;1-1 主ヤㇵウェㇵに向かって歓声を上げなさい
☞100;2-2 喜びの中で主ヤㇵウェㇵに仕えなさい
☞100;3-3 主ヤㇵウェㇵは神であることを知りなさい
☞100;5-5 主ヤㇵウェㇵは本当に思いやりがある者です
詩編100:1(01) מזמור ミズモール 讃美歌 名詞(普通)・男性・単数
詩編100:1(02) ל:תודה レ・トダー 感謝のための 前置詞+名詞(普通)・女性・単数
詩編100:1(03) הריעו ハリウー [あなたたちは]歓声を上げさせなさい 動詞・ヒフィル(使役)・命令・男性・複数
詩編100:1(04) ל:יהוה ラ・ァドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=に向かって 前置詞+名詞(固有)
詩編100:1(05) כל־ コル・ ことごとくよ 名詞(普通)・男性・単数
詩編100:1(06) ה:ארץ ハ・アーレツ この地の 定冠詞+名詞(普通)・女性・単数
詩編100:2(01) עבדו イヴドゥー [あなたたちは]仕えなさい 動詞・クァル(基本)・命令・男性・複数
詩編100:2(02) את־ エト・ 〜に 目的
詩編100:2(03) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者= 名詞(固有)
詩編100:2(04) ב:שמחה ベ・シムㇰハー 喜びの中で 前置詞+名詞(普通)・女性・単数
詩編100:2(05) באו ボーウ [あなたたちは]来なさい 動詞・クァル(基本)・命令・男性・複数
詩編100:2(06) ל:פני:ו レ・ファナー・ヴ 彼の面前に 前置詞+名詞(普通)・両性・複数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編100:2(07) ב:רננה ビ・ルナナー 喜びの歌の中で 前置詞+名詞(普通)・女性・単数
詩編100:3(01) דעו デウー [あなたたちは]知りなさい 動詞・クァル(基本)・命令・男性・複数
詩編100:3(02) כי־ キー・ それは〜こと 接続詞
詩編100:3(03) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=は 名詞(固有)
詩編100:3(04) הוא フー 彼は 代名詞・三人称・男性・単数
詩編100:3(05) אלהים エロヒーム 神[々](である) 名詞(普通)・男性・複数
詩編100:3(06) הוא־ フー 彼は 代名詞・三人称・男性・単数
詩編100:3(07) עש:נו アサー・ヌ 私たちを造った[者](である) 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・複数
詩編100:3(08) ו:לא ヴェ・ロー そして〜(私たちのもの)ではない 接続詞+否定
詩編100:3(09) אנחנו アナㇰフヌー 私たちは 代名詞・一人称・通性・複数
詩編100:3(10) עמ:ו アムモ・ォー 彼の民(である) 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編100:3(11) ו:צאן ヴェ・ツォン そして羊の群れ(である) 接続詞+名詞(普通)・両性・単数
詩編100:3(12) מרעית:ו マルイト・ォー 彼の牧草地の 名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編100:4(01) באו ボーウ [あなたたちは]入りなさい 動詞・クァル(基本)・命令・男性・複数
詩編100:4(02) שערי:ו シェアラー・ヴ 彼の諸々の門に 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編100:4(03) ב:תודה ベ・トダー 感謝をもって 前置詞+名詞(普通)・女性・単数
詩編100:4(04) חצרתי:ו ㇰハツェロター・ヴ 彼の諸々の中庭に 名詞(普通)・両性・複数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編100:4(05) ב:תהלה ビ・トヒッラー 讃美をもって 前置詞+名詞(普通)・女性・単数
詩編100:4(06) הודו־ ホドゥー・ [あなたたちは]感謝を捧げさせなさい 動詞・ヒフィル(使役)・命令・男性・複数
詩編100:4(07) ל:ו ロ・ォー 彼に 前置詞+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編100:4(08) ברכו バラㇰフー [あなたたちは]完全に讃えなさい 動詞・ピエル(強調)・命令・男性・複数
詩編100:4(09) שמ:ו シェモ・ォー 彼の名を 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編100:5(01) כי キー・ 本当に 接続詞
詩編100:5(02) טוב トッヴ 思いやりがある(者です) 形容詞・男性・単数
詩編100:5(03) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=は 名詞(固有)
詩編100:5(04) ל:עולם レ・オラム とこしえに(あります) 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編100:5(05) חסד:ו ㇰハスドー 彼の慈しみは 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編100:5(06) ו:עד־ ヴェ・アド・ そして〜まで(あります) 接続詞+前置詞
詩編100:5(07) דר ドール 世代 名詞(普通)・男性・単数
詩編100:5(08) ו:דר ヴァ・ドール そして世代 接続詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編100:5(09) אמונת:ו エムナトー 彼の真は 名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
日本語訳 詩編第100編
☞1節
(文語訳) 感謝のうた 一 全地よヱホバにむかひて歡ばしき聲をあげよ
(口語訳) 一 【感謝の供え物のための歌】全地よ、主にむかって喜ばしき声をあげよ。
☞2節
(文語訳) 二 欣喜をいだきてエホバに事へ うたひつゝその前にきたれ
(口語訳) 二 喜びをもって主に仕えよ。歌いつつ、そのみ前にきたれ。
☞3節
(文語訳) 三 知れヱホバこそ~にますなれ われらを造りたまへるものはヱホバにましませば我儕はその屬なり われらはその民その草苑のひつじなり
(口語訳) 三 主こそ神であることを知れ。われらを造られたものは主であって、われらは主のものである。われらはその民、その牧の羊である。
☞4節
(文語訳) 四 感謝しつゝその門にいり ほめたゝへつゝその大庭にいれ 感謝してその名をほめたゝへよ
(口語訳) 四 感謝しつつ、その門に入り、ほめたたえつつ、その大庭に入れ。主に感謝し、そのみ名をほめまつれ。
☞5節
(文語訳) 五 ヱホバはめぐみふかくその憐憫かぎりなく その眞實よろづ世におよぶべければなり
(口語訳) 五 主は恵みふかく、そのいつくしみはかぎりなく、そのまことはよろず代に及ぶからである。
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