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詩編第64編をヘブライ語原典から逐語訳してみました |
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ヘブライ語は右から左に日本語は左から右に読みます |
ヘブライ語の音読みはウェブ上で公開されているヘブライ語聖書の朗唱と朗読によりました(朗唱朗読ではיהוהはアドナイと読み替えています) |
ヘブライ語の文法はウェブ上で参照した逐語訳文法を纏め直したものです |
ヘブライ語を日本語に逐語訳するにあたって定冠詞や複数形をできる限り日本語に反映するように努めました |
人や土地などの固有名詞はカタカナ訳の後に元の意味を==内に訳して付けました |
各節にリンクして最後に日本語訳を添付しました |
☞@逐語訳の語順を変え言葉を添えた書き下し文(私訳) A文語訳(1917年)B口語訳(1954年) |
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詩編全150編 |
תהרימ כתובים |
テヒリーム讃美 (ケツヴィイム諸書) 旧約聖書詩編第64編1節〜11節 |
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☞64;2-2 神(エロヒーム)よ私の声を聞いて下さい |
☞64;8-8 神(エロヒーム)は彼等に矢を射かけます |
☞64;10-10 人は皆神(エロヒーム)の業を告げます |
☞64;11-11 正しい人は主ヤㇵウェㇵによって喜び楽しみます |
詩編64:1(01) |
ל:מנצח |
ラ・ムナツェーアㇰフ |
歌を完全に指揮する[者]に(任せた) |
前置詞+動詞・ピエル(強調)・分詞・男性・単数 |
詩編64:1(02) |
מזמור |
ミズモール |
讃美歌 |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編64:1(03) |
ל:דוד |
レ・ダヴィード |
ダビデ=最愛の=に(属する) |
前置詞+名詞(固有) |
詩編64:2(01) |
שמע־ |
シェマー |
[あなたは]聞いて下さい |
動詞・クァル(基本)・命令・男性・単数 |
詩編64:2(02) |
אלהים |
エロヒーム |
神[々](よ) |
名詞(普通)・男性・複数 |
詩編64:2(03) |
קול:י |
コリ・ィ |
私の声を |
名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数 |
詩編64:2(04) |
ב:שיח:י |
ヴェ・シㇰヒ・ィ |
私の悩みによる |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数 |
詩編64:2(05) |
מ:פחד |
ミ・ッパーㇰハド |
恐怖から |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数 |
詩編64:2(06) |
אויב |
オイェーヴ |
敵の |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編64:2(07) |
תצר |
ティツォール |
[あなたは]守る(ようにして下さい) |
動詞・クァル(基本)・未完了・二人称・男性・単数 |
詩編64:2(08) |
חיי |
ㇰハヤイ |
私の諸々の命を |
名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・単数 |
詩編64:3(01) |
תסתיר:ני |
タスティレー・ニー |
[あなたは]隠させる(ようにして下さい)、私を |
動詞・ヒフィル(使役)・未完了・二人称・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数 |
詩編64:3(02) |
מ:סוד |
ミ・ッソード |
集会から |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数 |
詩編64:3(03) |
מרעים |
メレイーム |
悪を為させる[者たちの] |
動詞・ヒフィル(使役)・分詞・男性・複数 |
詩編64:3(04) |
מ:רגשת |
メ・リグシャト |
集団から |
前置詞+名詞(普通)・女性・単数 |
詩編64:3(05) |
פעלי |
ポアレイ |
働く[者たちの] |
動詞・クァル(基本)・分詞・男性・複数 |
詩編64:3(06) |
און |
アーヴェン |
不正を |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編64:4(01) |
אשר |
アシェール |
それは〜者 |
関係詞 |
詩編64:4(02) |
שננו |
シャネヌー |
[彼等は]鋭くする |
動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数 |
詩編64:4(03) |
כ:חרב |
ㇰハ・ㇰヘーレヴ |
剣のように |
前置詞+名詞(普通)・女性・単数 |
詩編64:4(04) |
לשונ:ם |
レショナ・ム |
彼等の舌を |
名詞(普通)・両性・単数+接尾辞・三人称・男性・複数 |
詩編64:4(05) |
דרכו |
ダレㇰフゥー |
[彼等は](弓を曲げて)放つ |
動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数 |
詩編64:4(06) |
חצ:ם |
ㇰヒツァー・ム |
彼等の諸々の矢(のように) |
名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・複数 |
詩編64:4(07) |
דבר |
ダヴァール |
言葉を |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編64:4(08) |
מר |
マール |
苦い[もの] |
形容詞・男性・単数 |
詩編64:5(01) |
ל:ירות |
リ・ロート |
射る為 |
前置詞+動詞・クァル(基本)・不定詞 |
詩編64:5(02) |
ב:מסתרים |
バ・ミスタリーム |
諸々の隠れ場所で |
前置詞+名詞(普通)・男性・複数 |
詩編64:5(03) |
תם |
ターム |
汚れなき完全な[者を] |
形容詞・男性・単数 |
詩編64:5(04) |
פתאם |
ピトオム |
突然 |
副詞 |
詩編64:5(05) |
יר:הו |
ヨルー・フー |
[彼等は]射させます、彼を |
動詞・ヒフィル(使役)・未完了・三人称・男性・複数+接尾辞・三人称・男性・単数 |
詩編64:5(06) |
ו:לא |
ヴェ・ロー |
そして〜ことはありません |
接続詞+否定 |
詩編64:5(07) |
ייראו |
イィラーウー |
[彼等は]恐れる |
動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・複数 |
詩編64:6(01) |
יחזקו־ |
イェㇰハゼクー・ |
そして[彼等は]完全に強化します |
動詞・ピエル(強調)・未完了・三人称・男性・複数 |
詩編64:6(02) |
ל:מו |
ラー・モー |
彼等の為に |
前置詞+接尾辞・三人称・男性・複数 |
詩編64:6(03) |
דבר |
ダヴァール |
事を |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編64:6(04) |
רע |
ラー |
悪い[こと] |
形容詞・男性・単数 |
詩編64:6(05) |
יספרו |
イェサッペルー |
[彼等は]完全に語ります |
動詞・ピエル(強調)・未完了・三人称・男性・複数 |
詩編64:6(06) |
ל:טמון |
リ・トモーン |
隠す為 |
前置詞+動詞・クァル(基本)・不定詞 |
詩編64:6(07) |
מוקשים |
モクシㇶーム |
諸々の罠を |
名詞(普通)・男性・複数 |
詩編64:6(08) |
אמרו |
アーメルー |
[彼等は]言います |
動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数 |
詩編64:6(09) |
מי |
ミー |
誰が(〜)か? |
代名詞・ |
詩編64:6(10) |
יראה־ |
イィルエー・ |
[彼が]見出す |
動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・単数 |
詩編64:6(11) |
ל:מו |
ラー・モー |
それらを |
前置詞+接尾辞・三人称・男性・複数 |
詩編64:7(01) |
יחפשו־ |
ヤㇰフペスー・ |
[彼等は]探します |
動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・複数 |
詩編64:7(02) |
עולת |
オロート |
諸々の不正を |
名詞(普通)・女性・複数 |
詩編64:7(03) |
תמנו |
ターメヌー |
[私たちは]やり尽くします |
動詞・クァル(基本)・完了・一人称・通性・複数 |
詩編64:7(04) |
חפש |
ㇰヘーフェス |
探すことを |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編64:7(05) |
מחפש |
メㇰフッパス |
完全に探される[ものを] |
動詞・プアル(強調受動)・分詞・男性・単数 |
詩編64:7(06) |
ו:קרב |
ヴェ・ケーレヴ |
しかし内部は |
接続詞+名詞(普通)・男性・単数 |
詩編64:7(07) |
איש |
イーシュ |
[男の]人の |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編64:7(08) |
ו:לב |
ヴェ・レヴ |
そして心は |
接続詞+名詞(普通)・男性・単数 |
詩編64:7(09) |
עמק |
アモク |
深い[もの](です) |
形容詞・男性・単数 |
詩編64:8(01) |
ו:ירם |
ヴァ・ヨレム |
[彼は]射かけます、彼等に |
接続詞+動詞・ヒフィル(使役)・(ワウ接続)未完了・三人称・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・複数 |
詩編64:8(02) |
אלהים |
エロヒーム |
神[々]は |
名詞(普通)・男性・複数 |
詩編64:8(03) |
חץ |
ㇰヘツ |
矢を |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編64:8(04) |
פתאום |
ピトオム |
突然 |
副詞 |
詩編64:8(05) |
היו |
ハユー |
[それらは]〜になります |
動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数 |
詩編64:8(06) |
מכות:ם |
マッコタ・ム |
彼等の諸々の傷 |
名詞(普通)・女性・複数+接尾辞・三人称・男性・複数 |
詩編64:9(01) |
ו:יכשילו:הו |
ヴァ・ヤㇰフシㇶルー・フー |
そして[彼等は]躓かさせます、それを |
接続詞+動詞・ヒフィル(使役)・(ワウ接続)未完了・三人称・男性・複数+接尾辞・三人称・男性・単数 |
詩編64:9(02) |
עלי:מו |
アレイ・モー |
彼等の上で |
前置詞+接尾辞・三人称・男性・複数 |
詩編64:9(03) |
לשונ:ם |
レショナ・ム |
彼等の舌を |
名詞(普通)・両性・単数+接尾辞・三人称・男性・複数 |
詩編64:9(04) |
יתנדדו |
イィトノダドゥー |
[彼等は]自分自身を逃げさせます |
動詞・ヒトポレル(使役再帰)・未完了・三人称・男性・複数 |
詩編64:9(05) |
כל־ |
コル・ |
ことごとくは |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編64:9(06) |
ראה |
ロエー |
見る[者の] |
動詞・クァル(基本)・分詞・男性・単数 |
詩編64:9(07) |
ב:ם |
ヴァ・ム |
彼等を |
前置詞+接尾辞・三人称・男性・複数 |
詩編64:10(01) |
ו:ייראו |
ヴァ・イィルウー |
そして[彼等は]見ました |
接続詞+動詞・クァル(基本)・(ワウ接続)未完了・三人称・男性・複数 |
詩編64:10(02) |
כל־ |
コル・ |
ことごとくは |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編64:10(03) |
אדם |
アダム |
[男の]人の |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編64:10(04) |
ו:יגידו |
ヴァ・ヤッギードゥ |
そして[彼等は]告げさせました |
接続詞+動詞・ヒフィル(使役)・(ワウ接続)未完了・三人称・男性・複数 |
詩編64:10(05) |
פעל |
ポォアル |
業を |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編64:10(06) |
אלהים |
エロヒーム |
神[々]の |
名詞(普通)・男性・複数 |
詩編64:10(07) |
ו:מעש:הו |
ウ・マァアセー・フー |
そして彼の実行したことを |
接続詞+名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数 |
詩編64:10(08) |
השכילו |
ヒスキールー |
[彼等は]理解させました |
動詞・ヒフィル(使役)・完了・三人称・通性・複数 |
詩編64:11(01) |
ישמח |
イィスマㇰフ |
[彼は]喜び楽しみます |
動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・単数 |
詩編64:11(02) |
צדיק |
ツァッディーク |
正しい[者は] |
形容詞・男性・単数 |
詩編64:11(03) |
ב:יהוה |
バ・ァドナイ |
主ヤㇵウェㇵ=在る者=において |
前置詞+名詞(固有) |
詩編64:11(04) |
ו:חסה |
ヴェ・ㇰハーサー |
そして[彼は]信頼します |
接続詞+動詞・クァル(基本)・完了・三人称・男性・単数 |
詩編64:11(05) |
ב:ו |
ヴ・ォー |
彼に |
前置詞+接尾辞・三人称・男性・単数 |
詩編64:11(06) |
ו:יתהללו |
ヴェ・イィトハレルー |
そして[彼等は]自分自身を誇らさせます |
接続詞+動詞・ヒトパエル(再帰)・未完了・三人称・男性・複数 |
詩編64:11(07) |
כל־ |
コル・ |
ことごとくは |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編64:11(08) |
ישרי־ |
イィシュレイ・ |
真っ直ぐな[者たちの] |
形容詞・男性・複数 |
詩編64:11(09) |
לב |
レーヴ |
心の |
名詞(普通)・男性・単数 |
日本語訳 |
詩編第64編 |
☞1節 |
(文語訳) |
伶長にうたはしめたるダビデのうた |
(口語訳) |
一 聖歌隊の指揮者によってうたわせたダビデの歌 |
☞2節 |
(文語訳) |
一 ~よわがなげくときわが聲をきゝたまへ わが生命をまもりて仇のおそれより脫かれしめたまへ |
(口語訳) |
二 神よ、わたしが嘆き訴えるとき、わたしの声をお聞きください。敵の恐れからわたしの命をお守りください。 |
☞3節 |
(文語訳) |
二 ねがはくは汝われをかくして惡をなすものの陰かなる謀略よりまぬかれしめ不義をおこなふものの喧嘩よりまぬかれしめ給へ |
(口語訳) |
三 わたしを隠して、悪を行う者の/ひそかなはかりごとから免れさせ、不義を行う者のはかりごとから免れさせてください。 |
☞4節 |
(文語訳) |
三 かれらは劍のごとくおのが舌をとぎ その弓をはり矢をつがへるごとく苦言をはなち |
(口語訳) |
四 彼らはその舌をつるぎのようにとぎ、苦い言葉を矢のように放ち、 |
☞5節 |
(文語訳) |
四 隠れたるところにて全者を射んとす俄かにこれを射ておそるゝことなし |
(口語訳) |
五 隠れた所から罪なき者を射ようとする。にわかに彼を射て恐れることがない。 |
☞6節 |
(文語訳) |
五 また彼此にあしき企圖をはげまし共にはかりてひそかに羂をまうく 斯ていふ誰かわれらを見んと |
(口語訳) |
六 彼らは悪い企てを固くたもち、共にはかり、ひそかにわなをかけて言う、「だれがわれらを見破ることができるか。 |
☞7節 |
(文語訳) |
六 かれらはさまざまの不義をたづねいだして云われらは懇ろにたづね終れりと おのおのの衷のおもひと心とはふかし |
(口語訳) |
七 だれがわれらの罪をたずね出すことができるか。われらは巧みに、はかりごとを考えめぐらしたのだ」と。人の内なる思いと心とは深い。 |
☞8節 |
(文語訳) |
七 然はあれど~は矢にてかれらを射たまふべし かれらは俄かに傷をうけん |
(口語訳) |
八 しかし神は矢をもって彼らを射られる。彼らはにわかに傷をうけるであろう。 |
☞9節 |
(文語訳) |
八 斯てかれらの舌は其身にさからふがゆゑに遂にかれらは躓かん これを見るものみな逃れさるべし |
(口語訳) |
九 神は彼らの舌のゆえに彼らを滅ぼされる。彼らを見る者は皆そのこうべを振るであろう。 |
☞10節 |
(文語訳) |
九 もろもろの人はおそれん而して~のみわざをのべつたへ その作たまへることを考ふべし |
(口語訳) |
一〇 その時すべての人は恐れ、神のみわざを宣べ伝え、そのなされた事を考えるであろう。 |
☞11節 |
(文語訳) |
一〇 義者はヱホバをよろこびて之によりたのまん すべて心のなほきものは皆ほこることを得ん |
(口語訳) |
一一 正しい人は主にあって喜び、かつ主に寄り頼む。すべて心の直き者は誇ることができる。 |
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Office Murakami |