詩編第43編をヘブライ語原典から逐語訳してみました
ヘブライ語は右から左に日本語は左から右に読みます
ヘブライ語の音読みはウェブ上で公開されているヘブライ語聖書の朗唱と朗読によりました(朗唱朗読ではיהוהはアドナイと読み替えています)
ヘブライ語の文法はウェブ上で参照した逐語訳文法を纏め直したものです
ヘブライ語を日本語に逐語訳するにあたって定冠詞や複数形をできる限り日本語に反映するように努めました
人や土地などの固有名詞はカタカナ訳の後に元の意味を==内に訳して付けました
各節にリンクして最後に日本語訳を添付しました ☞@逐語訳の語順を変え言葉を添えた書き下し文(私訳) A文語訳(1917年)B口語訳(1954年)
詩編全150編
תהרימ  כתובים テヒリーム讃美 (ケツヴィイム諸書) 旧約聖書詩編第43編1節〜5節
☞43;1-1 神(エロヒーム)よ私を裁いて下さい
☞43;2-2 あなたは私の砦である神(エロヘイ)
☞43;4-4 神(エロヒーム)の祭壇に来て神(エル)を喜ぶ神(エロヒーム)よ私の神(エロハイ)よ
☞43;5-5 神(エロヒーム)を待ち望みなさい
詩編43:1(01) שפט:ני シャフテー・ニー [あなたは]裁いて下さい、私を 動詞・クァル(基本)・命令・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編43:1(02) אלהים エロヒーム 神[々](よ) 名詞(普通)・男性・複数
詩編43:1(03) ו:ריבה ヴェ・リヴァー そして[あなたは]争って下さい 接続詞+動詞・クァル(基本)・命令・男性・単数
詩編43:1(04) ריב:י リヴ・ィー 私の争いを 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編43:1(05) מ:גוי ミ・ッゴイ 国民から 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編43:1(06) לא־ ロー・ 〜ことはない 否定
詩編43:1(07) חסיד ㇰハシード 信心深い[者](である) 形容詞・男性・単数
詩編43:1(08) מ:איש־ メ・イシュ・ [男の]人から 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編43:1(09) מרמה ミルマー 騙しの 名詞(普通)・女性・単数
詩編43:1(10) ו:עולה ヴェ・アヴラー そして不正の 接続詞+名詞(普通)・女性・単数
詩編43:1(11) תפלט:ני テファッレテー・ニー [あなたは]完全に救い出す(ようにして下さい)、私を 動詞・ピエル(強調)・未完了・二人称・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編43:2(01) כי־ キー・ なぜなら〜から 接続詞
詩編43:2(02) אתה アッター あなたは 代名詞・二人称・男性・単数
詩編43:2(03) אלהי エロヘイ 神[々](である) 名詞(普通)・男性・複数
詩編43:2(04) מעוז:י マァウズ・ィ 私の砦の 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編43:2(05) ל:מה ラ・ムマー 何故に(〜)か? 前置詞+代名詞・疑問
詩編43:2(06) זנחת:ני ゼナㇰフター・ニー [あなた]捨てた、私を 動詞・クァル(基本)・完了・二人称・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編43:2(07) ל:מה־ ラ・ムマー・ 何故に〜か? 前置詞+代名詞・疑問
詩編43:2(08) קדר コデール 嘆き悲しむ[者は] 動詞・クァル(基本)・分詞・男性・単数
詩編43:2(09) אתהלך エトハッレㇰフ [私は]自分自身を歩まさせる 動詞・ヒトパエル(再帰)・未完了・一人称・通性・単数
詩編43:2(10) ב:לחץ ベ・ラㇰハツ 圧迫の中で 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編43:2(11) אויב オイェーヴ 敵の 名詞(普通)・男性・単数
詩編43:3(01) שלח־ シェラㇰフ・ [あなたは]遣わして下さい 動詞・クァル(基本)・命令・男性・単数
詩編43:3(02) אור:ך オル・ㇰハー あなたの光を 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・二人称・男性・単数
詩編43:3(03) ו:אמת:ך ヴァ・アミッテ・ㇰハー そしてあなたの真を 接続詞+名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・二人称・男性・単数
詩編43:3(04) המה ヘムマー 彼等が 代名詞・三人称・男性・複数
詩編43:3(05) ינחו:ני ヤンㇰフー・ニー [彼等が]導かさせる(ようにして下さい)、私を 動詞・ヒフィル(使役)・未完了・三人称・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編43:3(06) יביאו:ני イェヴィウー・ニー [彼等が]至らさせる(ようにして下さい)、私を 動詞・ヒフィル(使役)・未完了・三人称・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編43:3(07) אל־ エル・ 〜に 前置詞
詩編43:3(08) הר־ ハル・ 名詞(普通)・男性・単数
詩編43:3(09) קדש:ך カドシェ・ㇰハー あなたの聖の 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・二人称・男性・単数
詩編43:3(10) ו:אל־ ヴェ・エル・ そして〜に 接続詞+前置詞
詩編43:3(11) משכנותי:ך ミシュケノテイ・ㇰハー あなたの諸々の住まい 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・二人称・男性・単数
詩編43:4(01) ו:אבואה ヴェ・アヴォーアー そして[私は]来ます 接続詞+動詞・クァル(基本)・未完了・一人称・通性・単数
詩編43:4(02) אל־ エル・ 〜に 前置詞
詩編43:4(03) מזבח ミズバㇰフ 祭壇 名詞(普通)・男性・単数
詩編43:4(04) אלהים エロヒーム 神[々]の 名詞(普通)・男性・複数
詩編43:4(05) אל־ エル・ 〜に 前置詞
詩編43:4(06) אל エル 名詞(普通)・男性・単数
詩編43:4(07) שמחת シムㇰハート 喜び(である) 名詞(普通)・女性・単数
詩編43:4(08) גיל:י ギリー 私の大喜びの 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編43:4(09) ו:אוד:ך ヴェ・オド・ㇰハー そして[私は]讃えさせます、あなたを 接続詞+動詞・ヒフィル(使役)・未完了・一人称・通性・単数+接尾辞・二人称・男性・単数
詩編43:4(10) ב:כנור ヴェ・ㇰヒンノール 竪琴によって 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編43:4(11) אלהים エロヒーム 神[々](よ) 名詞(普通)・男性・複数
詩編43:4(12) אלהי エロハイ 私の神[々](よ) 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編43:5(01) מה־ マー・ 何故〜か? 代名詞・疑問
詩編43:5(02) תשתוחחי ティシュトㇰハㇰヒー [あなたは]自分自身を伏せさせる 動詞・ヒトポレル(使役再帰)・未完了・二人称・女性・単数
詩編43:5(03) נפש:י ナフシㇶ・ィ 私の魂(よ) 名詞(普通)・両性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編43:5(04) ו:מה־ ウ・マー・ そして何故〜か? 接続詞+代名詞・疑問
詩編43:5(05) תהמי テヘミー [あなたは]呻吟する 動詞・クァル(基本)・未完了・二人称・女性・単数
詩編43:5(06) על:י アラー・イ 私に向かって 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編43:5(07) הוחילי ホㇰヒーリ [あなたは]待ち望みなさい 動詞・ヒフィル(使役)・命令・女性・単数
詩編43:5(08) ל:אלהים レ・ェロヒーム 神[々]を 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
詩編43:5(09) כי־ キー・ なぜなら〜から 接続詞
詩編43:5(10) עוד オード 更に 副詞
詩編43:5(11) אוד:נו オーデ・ンヌー [私は]讃えさせる、彼を 動詞・ヒフィル(使役)・未完了・一人称・通性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編43:5(12) ישועת イェシュオト 諸々の救いを 名詞(普通)・女性・複数
詩編43:5(13) פני パナー・イ 私の[諸々の]顔の 名詞(普通)・両性・複数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編43:5(14) ו:אלהי ヴ・ェロハイ そして私の神[々]を 接続詞+名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・単数
日本語訳 詩編第43編
☞1節
(文語訳) 一 ~よねがはくは我をさばき 情しらぬ民にむかひてわが訟をあげつらひ詭詐おほきよこしまなる人より我をたすけいだし給へ
(口語訳) 一 【】神よ、わたしをさばき、神を恐れない民にむかって、わたしの訴えをあげつらい、たばかりをなすよこしまな人から/わたしを助け出してください。
☞2節
(文語訳) 二 なんぢはわが力の~なり なんぞ我をすてたまひしや 何ぞわれは仇の暴虐によりてかなしみありくや
(口語訳) 二 あなたはわたしの寄り頼む神です。なぜわたしを捨てられたのですか。なぜわたしは敵のしえたげによって/悲しみ歩くのですか。
☞3節
(文語訳) 三 願くはなんぢの光となんぢの眞理とをはなち我をみちびきてその聖山とその帷幄とにゆかしめたまへ
(口語訳) 三 あなたの光とまこととを送ってわたしを導き、あなたの聖なる山と、あなたの住まわれる所に/わたしをいたらせてください。
☞4節
(文語訳) 四 さらばわれ~の祭壇にゆき又わがよろこびよろこぶ~にゆかん あゝ~よわが~よわれ琴をもてなんぢを讃たゝへん
(口語訳) 四 その時わたしは神の祭壇へ行き、わたしの大きな喜びである神へ行きます。神よ、わが神よ、わたしは琴をもってあなたをほめたたえます。
☞5節
(文語訳) 五 あゝわが靈魂よなんぢなんぞうなたるゝや なんぞわが衷におもひみだるゝや なんぢ~によりて望をいだけ 我なほわが面のたすけなるわが~をほめたゝふべければなり
(口語訳) 五 わが魂よ、何ゆえうなだれるのか。何ゆえわたしのうちに思いみだれるのか。神を待ち望め。わたしはなおわが助け、わが神なる主をほめたたえるであろう。
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