詩編第42編をヘブライ語原典から逐語訳してみました
ヘブライ語は右から左に日本語は左から右に読みます
ヘブライ語の音読みはウェブ上で公開されているヘブライ語聖書の朗唱と朗読によりました(朗唱朗読ではיהוהはアドナイと読み替えています)
ヘブライ語の文法はウェブ上で参照した逐語訳文法を纏め直したものです
ヘブライ語を日本語に逐語訳するにあたって定冠詞や複数形をできる限り日本語に反映するように努めました
人や土地などの固有名詞はカタカナ訳の後に元の意味を==内に訳して付けました
各節にリンクして最後に日本語訳を添付しました ☞@逐語訳の語順を変え言葉を添えた書き下し文(私訳) A文語訳(1917年)B口語訳(1954年)
詩編全150編
תהרימ テヒリーム 讃美 旧約聖書詩編第42編1節〜12節
☞42;2-2 神よ、あなたに向かって私の魂は喘ぎ求めます
☞42;3-3 生きている神に向かって私の魂は渇き望みます
☞42;6-6 神を待ち望みなさい
☞42;9-9 主ヤㇵウェㇵは命じました、昼に慈しみを
☞42;10-10 私の岩の神に言います、何故に私を忘れたのか
☞42;12-12 神を待ち望みなさい
詩編42:1(01) ל:מנצח ラ・ムナツェーアㇰフ 歌を完全に指揮する者による 前置詞+動詞・ピエル(強調)・分詞・男性・単数
詩編42:1(02) משכיל マスキール マスキール(詩歌) 名詞(普通)・男性・単数
詩編42:1(03) ל:בני־ リ・ヴネイ・ 息子たちの 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
詩編42:1(04) קרח コーラㇰフ コラ=禿げ頭の=の 名詞(固有)
詩編42:2(01) כ:איל ケ・アヤール 鹿のように 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編42:2(02) תערג タアログ [それは]喘ぎ求めます 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・女性・単数
詩編42:2(03) על־ アル・ 〜を 前置詞
詩編42:2(04) אפיקי־ アフィケイ・ 諸々の川 名詞(普通)・男性・複数
詩編42:2(05) מים マーイィム 諸々の水の 名詞(普通)・男性・複数
詩編42:2(06) כן ケン そのように 副詞
詩編42:2(07) נפש:י ナフシ・ィー 私の魂は 名詞(普通)・両性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:2(08) תערג タアログ [それは]喘ぎ求めます 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・女性・単数
詩編42:2(09) אלי:ך エレイ・ㇰハ あなたに向かって 前置詞+接尾辞・二人称・男性・単数
詩編42:2(10) אלהים エロヒーム 神[々]よ 名詞(普通)・男性・複数
詩編42:3(01) צמאה ツァメアー [それは]渇き望みます 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・女性・単数
詩編42:3(02) נפש:י ナフシ・ィー 私の魂は 名詞(普通)・両性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:3(03) ל:אלהים レ・ロヒーム 神[々]に向かって 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
詩編42:3(04) ל:אל レ・エル 神に向かって 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編42:3(05) חי ㇰハイ 生きている 形容詞・男性・単数
詩編42:3(06) מתי マタイ いつ〜か? 疑問
詩編42:3(07) אבוא アヴォー [私は]至る 動詞・クァル(基本)・未完了・一人称・通性・単数
詩編42:3(08) ו:אראה ヴェ・エラエー そして[私は]見られる 接続詞+動詞・ニファル(受動)・未完了・一人称・通性・単数
詩編42:3(09) פני ペネイ 顏を 名詞(普通)・両性・複数
詩編42:3(10) אלהים エロヒーム 神[々]の 名詞(普通)・男性・複数
詩編42:4(01) היתה ハイタ・ [それが]〜になりました 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・女性・単数
詩編42:4(02) ל:י リ・ィー 私にとって 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:4(03) דמעת:י ディムアテ・ィー 私の涙が 名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:4(04) לחם レーㇰヘム 食物に 名詞(普通)・男性・単数
詩編42:4(05) יומם ヨマム 副詞
詩編42:4(06) ו:לילה ヴァ・ライラ そして夜 接続詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編42:4(07) ב:אמר ベ・エモール こう言う時に 前置詞+動詞・クァル(基本)・不定詞
詩編42:4(08) אל:י エラー・イ 私に 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:4(09) כל־ コル・ ことごとくを 名詞(普通)・男性・単数
詩編42:4(10) ה:יום ハ・ヨーム その日の 定冠詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編42:4(11) איה アイェー どこか? 疑問
詩編42:4(12) אלהי:ך エロヘイ・ㇰハー あなたの神[々]は 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・二人称・男性・単数
詩編42:5(01) אלה エッレ これらの[諸々のことを] 形容詞・両性・複数
詩編42:5(02) אזכרה エズケラー [私は]思い起こします 動詞・クァル(基本)・未完了・一人称・通性・単数
詩編42:5(03) ו:אשפכה ヴェ・エシュペㇰハー そして[私は]注ぎ出します 接続詞+動詞・クァル(基本)・未完了・一人称・通性・単数
詩編42:5(04) על:י アラ・イ 私の上に 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:5(05) נפש:י ナフシ・ィ 私の魂を 名詞(普通)・両性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:5(06) כי キー 〜時 接続詞
詩編42:5(07) אעבר エエヴォール [私は]通った 動詞・クァル(基本)・未完了・一人称・通性・単数
詩編42:5(08) ב:סך バ・ッサーㇰフ 群衆の中を 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編42:5(09) אדד:ם エッダッデ・ム [私は]ゆっくり身を歩ませました、彼等を(導いて) 動詞・ヒトパエル(再帰)・未完了・一人称・通性・単数+接尾辞・三人称・男性・複数
詩編42:5(10) עד־ アド・ 〜まで 前置詞
詩編42:5(11) בית ベイト 名詞(普通)・男性・単数
詩編42:5(12) אלהים エロヒーム 神[々]の 名詞(普通)・男性・複数
詩編42:5(13) ב:קול־ ベ・コル・ 声の中で 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編42:5(14) רנה リンナー 喜びの 名詞(普通)・女性・単数
詩編42:5(15) ו:תודה ヴェ・トダー そして感謝の 接続詞+名詞(普通)・女性・単数
詩編42:5(16) המון ハモン 大勢の 名詞(普通)・男性・単数
詩編42:5(17) חוגג ㇰホゲーグ 祭を守る[者たちの] 動詞・クァル(基本)・分詞・男性・単数
詩編42:6(01) מה マー・ なぜ〜か? 代名詞・疑問
詩編42:6(02) תשתוחחי ティシュトㇰハㇰヒー [あなたは]身を伏せさせる 動詞・ヒトポレル(使役再帰)・未完了・二人称・女性・単数
詩編42:6(03) נפש:י ナフシ・ィー 私の魂 名詞(普通)・両性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:6(04) ו:תהמי ヴァ・テヘミ [あなたは]呻吟する 接続詞+動詞・クァル(基本)・(ワウ接続)未完了・二人称・女性・単数
詩編42:6(05) על:י アラー・イ 私の上で 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:6(06) הוחילי ホㇰヒーリ [あなたは]待ち望みなさい 動詞・ヒフィル(使役)・命令・女性・単数
詩編42:6(07) ל:אלהים レ・ロヒーム 神[々]を 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
詩編42:6(08) כי־ キー・ なぜなら〜から 接続詞
詩編42:6(09) עוד オド 再び 副詞
詩編42:6(10) אוד:נו オデ・ンヌー [私は]感謝を捧げさせる、彼に 動詞・ヒフィル(使役)・未完了・一人称・通性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編42:6(11) ישועות イェシュオート 諸々の救いに 名詞(普通)・女性・複数
詩編42:6(12) פני:ו パナー・ヴ 彼の面前の 名詞(普通)・両性・複数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編42:7(01) אלהי エロハーイ 私の神[々] 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:7(02) על:י アラー・イ 私の上に 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:7(03) נפש:י ナフシ・ィー 私の魂は 名詞(普通)・両性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:7(04) תשתוחח ティシュトㇰハㇰフ [それは]身を伏せさせています 動詞・ヒトポレル(使役再帰)・未完了・三人称・女性・単数
詩編42:7(05) על־ アル・ 〜の故に 前置詞
詩編42:7(06) כן ケン そのようなこと 副詞
詩編42:7(07) אזכר:ך エズカル・ㇰハー [私は]思い起こします、あなたを 動詞・クァル(基本)・未完了・一人称・通性・単数+接尾辞・二人称・男性・単数
詩編42:7(08) מ:ארץ メ・エレツ 地から 前置詞+名詞(普通)・女性・単数
詩編42:7(09) ירדן ヤルデン ヨルダン=下るもの=の 名詞(固有)
詩編42:7(10) ו:חרמונים ヴェ・ㇰヘルモニーム そしてヘルモン=神聖な場所=の 接続詞+名詞(固有)
詩編42:7(11) מ:הר メ・ハル 山から 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編42:7(12) מצער ミツアール ミザル=小さい=の 名詞(普通)・男性・単数
詩編42:8(01) תהום テホーム 深い淵は 名詞(普通)・両性・単数
詩編42:8(02) אל־ エル・ 〜を 前置詞
詩編42:8(03) תהום テホーム 深い淵 名詞(普通)・両性・単数
詩編42:8(04) קורא コレー 呼ぶ[もの] 動詞・クァル(基本)・分詞・男性・単数
詩編42:8(05) ל:קול レ・コル 轟きに 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編42:8(06) צנורי:ך ツィンノレイ・ㇰハー あなたの水路の 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・二人称・男性・単数
詩編42:8(07) כל־ コール・ ことごとくは 名詞(普通)・男性・単数
詩編42:8(08) משברי:ך ミシュバレイ・ㇰハー あなたの諸々の白波の 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・二人称・男性・単数
詩編42:8(09) ו:גלי:ך ヴェ・ガレイ・ㇰハー そしてあなたの諸々の波の 接続詞+名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・二人称・男性・単数
詩編42:8(10) על:י アラー・イ 私の上を 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:8(11) עברו アヴァール [それらが]通り過ぎて行きました 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
詩編42:9(01) יומם ヨマーム 昼に 副詞
詩編42:9(02) יצוה イェツァッヴェー [彼は]完全に命じました 動詞・ピエル(強調)・未完了・三人称・男性・単数
詩編42:9(03) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=は 名詞(固有)
詩編42:9(04) חסד:ו ㇰハスドー 彼の慈しみを 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編42:9(05) ו:ב:לילה ウ・ヴァ・ッライラ そして夜の間に 接続詞+前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編42:9(06) שיר:ה シロ・ォ 彼の歌が 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編42:9(07) עמ:י イムミ・ィー 私と共に(あります) 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:9(08) תפלה テフィラー 祈りが(あります) 名詞(普通)・女性・単数
詩編42:9(09) ל:אל レ・エル 神に対する 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編42:9(10) חיי ㇰハヤイ 私の命の 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:10(01) אומרה オムラー [私は]言います 動詞・クァル(基本)・未完了・一人称・通性・単数
詩編42:10(02) ל:אל レ・エル 神に 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編42:10(03) סלע:י サル・イー 私の岩の 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:10(04) ל:מה ラ・マー 何故に〜か? 前置詞+代名詞・疑問
詩編42:10(05) שכחת:ני シェㇰハㇰフター・ニ [あなたは]忘れた、私を 動詞・クァル(基本)・完了・二人称・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:10(06) ל:מה־ ラ・ムマー・ 何故に〜か? 前置詞+代名詞・疑問
詩編42:10(07) קדר コデール 嘆き悲しむ[者は] 動詞・クァル(基本)・分詞・男性・単数
詩編42:10(08) אלך エレーㇰフ [私は]歩む 動詞・クァル(基本)・未完了・一人称・通性・単数
詩編42:10(09) ב:לחץ ベ・ラㇰハツ 圧迫の中で 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編42:10(10) אויב オイェヴ 敵の 名詞(普通)・男性・単数
詩編42:11(01) ב:רצח ベ・レーツァㇰフ 粉々に(して) 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編42:11(02) ב:עצמותי ベ・アツモタイ 私の諸々の骨を 前置詞+名詞(普通)・女性・複数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:11(03) חרפו:ני ㇰヘレフー・ニ [彼等は]完全に責めます、私を 動詞・ピエル(強調)・完了・三人称・通性・複数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:11(04) צוררי ツォレライ 私に敵対する[者たちは] 動詞・クァル(基本)・分詞・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:11(05) ב:אמר:ם ベ・アムラー・ム 彼等がこう言うことによって 前置詞+動詞・クァル(基本)・不定詞+接尾辞・三人称・男性・複数
詩編42:11(06) אל:י エラー・イ 私に 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:11(07) כל־ コル・ ことごとくを 名詞(普通)・男性・単数
詩編42:11(08) ה:יום ハ・ヨーム その日の 定冠詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編42:11(09) איה アイェー どこか? 疑問
詩編42:11(10) אלהי:ך エロヘイ・ㇰハー あなたの神[々]は 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・二人称・男性・単数
詩編42:12(01) מה マー・ なぜ〜か? 代名詞・疑問
詩編42:12(02) תשתוחחי ティシュトㇰハㇰヒー [あなたは]身を伏せさせる 動詞・ヒトポレル(使役再帰)・未完了・二人称・女性・単数
詩編42:12(03) נפש:י ナフシ・ィー 私の魂 名詞(普通)・両性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:12(04) ו:מה־ ウ・マー・ そしてなぜ〜か? 接続詞+代名詞・疑問
詩編42:12(05) תהמי テヘミ [あなたは]呻吟する 動詞・クァル(基本)・未完了・二人称・女性・単数
詩編42:12(06) על:י アラ・イ 私の上で 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:12(07) הוחילי ホㇰヒーリ [あなたは]待ち望みなさい 動詞・ヒフィル(使役)・命令・女性・単数
詩編42:12(08) ל:אלהים レ・ロヒーム 神[々]を 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
詩編42:12(09) כי־ キー・ なぜなら〜から 接続詞
詩編42:12(10) עוד オード 再び 副詞
詩編42:12(11) אוד:נו オデ・ンヌー [私は]感謝を捧げさせる、彼に 動詞・ヒフィル(使役)・未完了・一人称・通性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編42:12(12) ישועת イェシュオト 救い 名詞(普通)・女性・複数
詩編42:12(13) פני パナー・イ 私の顔の 名詞(普通)・両性・複数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編42:12(14) ו:אלהי ヴェ・ロハイ そして私の神[々] 接続詞+名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・単数
日本語訳 詩編第42編
☞1節
(文語訳) 伶長にうたはしめたるコラの子のをしへの歌
(口語訳) 一 聖歌隊の指揮者によってうたわせたコラの子のマスキールの歌
☞2節
(文語訳) 一 あゝ~よ しかの溪水をしたひ喘ぐがごとく わが靈魂もなんぢをしたひあへぐなり
(口語訳) 二 神よ、しかが谷川を慕いあえぐように、わが魂もあなたを慕いあえぐ。
☞3節
(文語訳) 二 わがたましひは渴けるごとくに~をしたふ 活~をぞしたふ 何れのときにか我ゆきて~のみまへにいでん
(口語訳) 三 わが魂はかわいているように神を慕い、いける神を慕う。いつ、わたしは行って神のみ顔を/見ることができるだろうか。
☞4節
(文語訳) 三 かれらが終日われにむかひて なんぢの~はいづくにありやとのゝしる間はたゞわが涙のみ晝夜そゝぎてわが糧なりき
(口語訳) 四 人々がひねもすわたしにむかって/「おまえの神はどこにいるのか」と言いつづける間は/わたしの涙は昼も夜もわたしの食物であった。
☞5節
(文語訳) 四 われむかし群をなして祭日をまもる衆人とともにゆき歡喜と讃美のこゑをあげてかれらを~の家にともなへり 今これらのことを追想してわが衷よりたましひを注ぎいだすなり
(口語訳) 五 わたしはかつて祭を守る多くの人と共に/群れをなして行き、喜びと感謝の歌をもって彼らを神の家に導いた。今これらの事を思い起して、わが魂をそそぎ出すのである。
☞6節
(文語訳) 五 あゝわが靈魂よ なんぢ何ぞうなたるゝや なんぞわが衷におもひみだるゝや なんぢ~をまちのぞめ われに聖顏のたすけありて我なほわが~をほめたゝふべければなり
(口語訳) 六 わが魂よ、何ゆえうなだれるのか。何ゆえわたしのうちに思いみだれるのか。神を待ち望め。わたしはなおわが助け、わが神なる主をほめたたえるであろう。
☞7節
(文語訳) 六 わが~よ わがたましひはわが衷にうなたる 然ばわれヨルダンの地よりヘルモンよりミザルの山より汝をおもひいづ
(口語訳) 七 わが魂はわたしのうちにうなだれる。それで、わたしはヨルダンの地から、またヘルモンから、ミザルの山からあなたを思い起す。
☞8節
(文語訳) 七 なんぢの大瀑のひゞきによりて淵々よびこたへ なんぢの波なんぢの猛浪ことごとくわが上をこえゆけり
(口語訳) 八 あなたの大滝の響きによって淵々呼びこたえ、あなたの波、あなたの大波は/ことごとくわたしの上を越えていった。
☞9節
(文語訳) 八 然はあれど晝はヱホバその憐憫をほどこしたまふ 夜はその歌われとともにあり 此うたはわがいのちの~にさゝぐる祈なり
(口語訳) 九 昼には、主はそのいつくしみをほどこし、夜には、その歌すなわちわがいのちの神にささげる/祈がわたしと共にある。
☞10節
(文語訳) 九 われわが磐なる~にいはん なんぞわれを忘れたまひしや なんぞわれは仇のしへたげによりて悲しみありくや
(口語訳) 一〇 わたしはわが岩なる神に言う、「何ゆえわたしをお忘れになりましたか。何ゆえわたしは敵のしえたげによって/悲しみ歩くのですか」と。
☞11節
(文語訳) 一〇 わが骨もくだくるばかりにわがてをはひねもす我にむかひて なんぢの~はいづくにありやといひのゝしりつゝ我をそしれり
(口語訳) 一一 わたしのあだは骨も砕けるばかりに/わたしをののしり、ひねもすわたしにむかって/「おまえの神はどこにいるのか」と言う。
☞12節
(文語訳) 一一 あゝわがたましひよ 汝なんぞうなたるゝや 何ぞわがうちに思ひみだるゝや なんぢ~をまちのぞめ われわがかほの助なるわが~をほめたゝふべければなり
(口語訳) 一二 わが魂よ、何ゆえうなだれるのか。何ゆえわたしのうちに思いみだれるのか。神を待ち望め。わたしはなおわが助け、わが神なる主をほめたたえるであろう。
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