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詩編第4編をヘブライ語原典から逐語訳してみました |
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ヘブライ語は右から左に日本語は左から右に読みます |
ヘブライ語の音読みはウェブ上で公開されているヘブライ語聖書の朗唱と朗読によりました(朗唱朗読ではיהוהはアドナイと読み替えています) |
ヘブライ語の文法はウェブ上で参照した逐語訳文法を纏め直したものです |
ヘブライ語を日本語に逐語訳するにあたって定冠詞や複数形をできる限り日本語に反映するように努めました |
人や土地などの固有名詞はカタカナ訳の後に元の意味を==内に訳して付けました |
各節にリンクして最後に日本語訳を添付しました |
☞@逐語訳の語順を変え言葉を添えた書き下し文(私訳) A文語訳(1917年)B口語訳(1954年) |
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詩編全150編 |
תהרימ |
テヒリーム 讃美 旧約聖書詩編第4編1節〜9節 |
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☞4;2-2 私が呼ぶ時に答えて下さい私の正義の神よ |
☞4;4-4 私が呼ぶ時に主ヤㇵウェㇵは聞きます |
☞4;6-6 正しい生贄を捧げて主ヤㇵウェㇵに頼みなさい |
☞4;7-7 主ヤㇵウェㇵよ御顔の光を私たちの上に高く上げて下さい |
☞4;9-9 主ヤㇵウェㇵだけが私を安全に住まわせます |
詩編4:1(01) |
ל:מנצח |
ラ・ムナツェーアㇰフ |
歌を完全に指揮する者による |
前置詞+動詞・ピエル(強調)・分詞・男性・単数 |
詩編4:1(02) |
ב:נגינות |
ビ・ンギノート |
諸々の伴奏において |
前置詞+名詞(普通)・女性・複数 |
詩編4:1(03) |
מזמור |
ミズモール |
讃美歌 |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編4:1(04) |
ל:דוד |
レ・ダヴィード |
ダビデ=最愛の=に(属する) |
前置詞+名詞(固有) |
詩編4:2(01) |
ב:קרא:י |
ベ・カレ・イ |
私が呼ぶ時に |
前置詞+動詞・クァル(基本)・不定詞+接尾辞・一人称・通性・単数 |
詩編4:2(02) |
ענ:ני |
アネ・ニー |
[あなたは]答えて下さい |
動詞・クァル(基本)・命令・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数 |
詩編4:2(03) |
אלהי |
エロヘイ |
神[々](よ) |
名詞(普通)・男性・複数 |
詩編4:2(04) |
צדק:י |
ツィドキ・ィ |
私の正義の |
名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数 |
詩編4:2(05) |
ב:צר |
バ・ツァール |
困窮の[者の]時に |
前置詞+形容詞・男性・単数 |
詩編4:2(06) |
הרחבת |
ヒルㇰハヴタ |
[あなたは]広く(解放)させる(ようにして下さい) |
動詞・ヒフィル(使役)・完了・二人称・男性・単数 |
詩編4:2(07) |
ל:י |
リ・ィ |
私を |
前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数 |
詩編4:2(08) |
חנ:ני |
ㇰハンネー・ニー |
[あなたは]憐れんで下さい、私を |
動詞・クァル(基本)・命令・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数 |
詩編4:2(09) |
ו:שמע |
ウ・シェマ・ァ |
そして[あなたは]聞いて下さい |
接続詞+動詞・クァル(基本)・命令・男性・単数 |
詩編4:2(10) |
תפלת:י |
テフィッラテ・ィ |
私の祈りを |
名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数 |
詩編4:3(01) |
בני |
ベネイ・ |
息子たち(よ) |
名詞(普通)・男性・複数 |
詩編4:3(02) |
איש |
イーシュ |
[男の]人の |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編4:3(03) |
עד־ |
アド・ |
〜まで |
前置詞 |
詩編4:3(04) |
מה |
メー |
何時〜か? |
代名詞・疑問 |
詩編4:3(05) |
כבוד:י |
ケヴォデ・ィ |
私の栄光を |
名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数 |
詩編4:3(06) |
ל:כלמה |
リ・ㇰフリムマ |
恥辱に(貶める) |
前置詞+名詞(普通)・女性・単数 |
詩編4:3(07) |
תאהבון |
テアハヴン |
[あなたたちは]愛する |
動詞・クァル(基本)・未完了・二人称・男性・複数 |
詩編4:3(08) |
ריק |
リーク |
空しいものを |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編4:3(09) |
תבקשו |
テヴァクシュー |
[あなたたちは]完全に求める |
動詞・ピエル(強調)・未完了・二人称・男性・複数 |
詩編4:3(10) |
כזב |
ㇰハザーヴ |
偽りを |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編4:3(11) |
סלה |
セーラ |
セラ |
間投詞 |
詩編4:4(01) |
ו:דעו |
ウ・デウー |
そして[あなたたちは]知りなさい |
接続詞+動詞・クァル(基本)・命令・男性・複数 |
詩編4:4(02) |
כי־ |
キー・ |
それは〜こと |
接続詞 |
詩編4:4(03) |
הפלה |
ヒフラー |
[彼は]見分けさせる |
動詞・ヒフィル(使役)・完了・三人称・男性・単数 |
詩編4:4(04) |
יהוה |
アドナイ |
主ヤㇵウェㇵ=在る者=は |
名詞(固有) |
詩編4:4(05) |
חסיד |
ㇰハシド |
信心深い[者を] |
形容詞・男性・単数 |
詩編4:4(06) |
ל:ו |
ロ・ォ |
彼に対して |
前置詞+接尾辞・三人称・男性・単数 |
詩編4:4(07) |
יהוה |
アドナイ |
主ヤㇵウェㇵ=在る者=は |
名詞(固有) |
詩編4:4(08) |
ישמע |
イィシュマー |
[彼は]聞きます |
動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・単数 |
詩編4:4(09) |
ב:קרא:י |
ベ・カレ・イ |
私が呼ぶ時に |
前置詞+動詞・クァル(基本)・不定詞+接尾辞・一人称・通性・単数 |
詩編4:4(10) |
אלי:ו |
エラー・ヴ |
彼に向かって |
前置詞+接尾辞・三人称・男性・単数 |
詩編4:5(01) |
רגזו |
リグズー |
[あなたたちは]震えなさい |
動詞・クァル(基本)・命令・男性・複数 |
詩編4:5(02) |
ו:אל־ |
ヴェ・アル |
そして〜ことはない(ようにしなさい) |
接続詞+副詞 |
詩編4:5(03) |
תחטאו |
テㇰヘターウー |
[あなたたちは]罪を犯す |
動詞・クァル(基本)・未完了・二人称・男性・複数 |
詩編4:5(04) |
אמרו |
イムルー |
[あなたたちは]語りなさい |
動詞・クァル(基本)・命令・男性・複数 |
詩編4:5(05) |
ב:לבב:כם |
ヴィ・ルヴァヴ・ㇰヘム |
あなたたちの心に |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・二人称・男性・複数 |
詩編4:5(06) |
על־ |
アル・ |
〜の上で |
前置詞 |
詩編4:5(07) |
משכב:כם |
ミシュカヴ・ㇰヘム |
あなたたちの寝床 |
名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・二人称・男性・複数 |
詩編4:5(08) |
ו:דמו |
ヴェ・ドムム |
そして[あなたたちは]沈黙しなさい |
接続詞+動詞・クァル(基本)・命令・男性・複数 |
詩編4:5(09) |
סלה |
セーラ |
セラ |
間投詞 |
詩編4:6(01) |
זבחו |
ズィブㇰフー |
[あなたたちは]生贄を捧げなさい |
動詞・クァル(基本)・命令・男性・複数 |
詩編4:6(02) |
זבחי־ |
ズィヴㇰヘイ・ |
諸々の生贄を |
名詞(普通)・男性・複数 |
詩編4:6(03) |
צדק |
ツェーデク |
正しいものの |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編4:6(04) |
ו:בטחו |
ウ・ヴィトㇰフー |
そして[あなたたちは]頼みなさい |
接続詞+動詞・クァル(基本)・命令・男性・複数 |
詩編4:6(05) |
אל־ |
エル・ |
〜に |
前置詞 |
詩編4:6(06) |
יהוה |
アドナイ |
主ヤㇵウェㇵ=在る者= |
名詞(固有) |
詩編4:7(01) |
רבים |
ラッビーム |
多くの[者たちは] |
形容詞・男性・複数 |
詩編4:7(02) |
אמרים |
オメリーム |
こう言う[者たち](です) |
動詞・クァル(基本)・分詞・男性・複数 |
詩編4:7(03) |
מי־ |
ミー・ |
誰が(〜だろう)か? |
代名詞・ |
詩編4:7(04) |
ירא:נו |
ヤルエ・ヌー |
[彼が]見させる、私たちに |
動詞・ヒフィル(使役)・未完了・三人称・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・複数 |
詩編4:7(05) |
טוב |
トーヴ |
幸いを |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編4:7(06) |
נסה־ |
ネサー・ |
[あなたは]高く上げて下さい |
動詞・クァル(基本)・命令・男性・単数 |
詩編4:7(07) |
עלי:נו |
アレイ・ヌー |
私たちの上に |
前置詞+接尾辞・一人称・通性・複数 |
詩編4:7(08) |
אור |
オール |
光を |
名詞(普通)・男性・単数 |
詩編4:7(09) |
פני:ך |
パネイ・ㇰハ |
あなたの[諸々の]顔の |
名詞(普通)・両性・複数+接尾辞・二人称・男性・単数 |
詩編4:7(10) |
יהוה |
アドナイ |
主ヤㇵウェㇵ=在る者=(よ) |
名詞(固有) |
詩編4:8(01) |
נתתה |
ナタッター |
[あなたは]与えました |
動詞・クァル(基本)・完了・二人称・男性・単数 |
詩編4:8(02) |
שמחה |
シムㇰハー |
喜びを |
名詞(普通)・女性・単数 |
詩編4:8(03) |
ב:לב:י |
ヴェ・リッビ・ィ |
私の心の中に |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数 |
詩編4:8(04) |
מ:עת |
メ・エト |
〜(取り入れの)季節より(優る) |
前置詞+名詞(普通)・両性・単数 |
詩編4:8(05) |
דגנ:ם |
デガナー・ム |
彼等の穀物の |
名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・複数 |
詩編4:8(06) |
ו:תירוש:ם |
ヴェ・ティロシャー・ム |
そして彼等の新酒の |
接続詞+名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・複数 |
詩編4:8(07) |
רבו |
ラッブー |
[彼等が]増し加えた |
動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数 |
詩編4:9(01) |
ב:שלום |
ベ・シャローム |
安らかに |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数 |
詩編4:9(02) |
יחדו |
ヤフダーヴ |
まったく |
副詞 |
詩編4:9(03) |
אשכבה |
エシュケヴァー |
[私は]横たわります |
動詞・クァル(基本)・未完了・一人称・通性・単数 |
詩編4:9(04) |
ו:אישן |
ヴェ・イシャン |
そして[私は]眠ります |
接続詞+動詞・クァル(基本)・未完了・一人称・通性・単数 |
詩編4:9(05) |
כי־ |
キー・ |
確かに |
接続詞 |
詩編4:9(06) |
אתה |
アッター |
あなた |
代名詞・二人称・男性・単数 |
詩編4:9(07) |
יהוה |
アドナイ |
主ヤㇵウェㇵ=在る者=(よ) |
名詞(固有) |
詩編4:9(08) |
ל:בדד |
レ・ヴァダド |
一人だけ |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数 |
詩編4:9(09) |
ל:בטח |
ラ・ヴェータㇰフ |
安全に |
前置詞+名詞(普通)・男性・単数 |
詩編4:9(10) |
תושיב:ני |
トシㇶヴェー・ニー |
[あなたは]住まわさせます、私を |
動詞・ヒフィル(使役)・未完了・二人称・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数 |
日本語訳 |
詩編第4編 |
☞1節 |
(文語訳) |
琴にあほせて伶長にうたはしめたるダビデの歌 |
(口語訳) |
〇 聖歌隊の指揮者によって琴にあわせてうたわせたダビデの歌 |
☞2節 |
(文語訳) |
一 わが義をまもりたまふ~よ ねがはくはわが呼るときに答へたまへ わがなやみたる時なんぢ我をくつろがせたまへり ねがはくは我をあはれみ わが祈をきゝたまへ |
(口語訳) |
一 わたしの義を助け守られる神よ、わたしが呼ばわる時、お答えください。あなたはわたしが悩んでいた時、わたしをくつろがせてくださいました。わたしをあわれみ、わたしの祈をお聞きください。 |
☞3節 |
(文語訳) |
二 人の子よなんぢらわが榮をはぢしめて幾何時をへんとするか なんぢらむなしき事をこのみ虛僞をしたひていくそのときを經んとするか セラ |
(口語訳) |
二 人の子らよ、いつまでわたしの誉をはずかしめるのか。いつまでむなしい言葉を愛し、偽りを慕い求めるのか。〔セラ |
☞4節 |
(文語訳) |
三 然どなんぢら知れ ヱホバは~をうやまふ人をわかちて己につかしめたまひしことを われヱホパによばはらば聽たまはん |
(口語訳) |
三 しかしあなたがたは知るがよい、主は神を敬う人をご自分のために聖別されたことを。主はわたしが呼ばわる時におききくださる。 |
☞5節 |
(文語訳) |
四 なんぢら愼みをのゝきて罪ををかすなかれ 臥床にておのが心にかたりて默せ セラ |
(口語訳) |
四 あなたがたは怒っても、罪を犯してはならない。床の上で静かに自分の心に語りなさい。〔セラ |
☞6節 |
(文語訳) |
五 なんぢら義のそなへものを獻てヱホバに依ョめ |
(口語訳) |
五 義のいけにえをささげて主に寄り頼みなさい。 |
☞7節 |
(文語訳) |
六 おほくの人はいふたれか嘉事をわれらに見するものあらんやと ヱホバよねがはくは聖顏の光をわれらの上にのぼらせたまへ |
(口語訳) |
六 多くの人は言う、「どうか、わたしたちに良い事が見られるように。主よ、どうか、み顔の光を/わたしたちの上に照されるように」と。 |
☞8節 |
(文語訳) |
七 なんぢのわが心にあたへたまひし歡喜はかれらの穀物と酒との豐かなる時にまさりき |
(口語訳) |
七 あなたがわたしの心にお与えになった喜びは、穀物と、ぶどう酒の豊かな時の喜びに/まさるものでした。 |
☞9節 |
(文語訳) |
八 われ安然にして臥またねぶらん ヱホバよわれを獨にて坦然にをらしむるものは汝なり |
(口語訳) |
八 わたしは安らかに伏し、また眠ります。主よ、わたしを安らかにおらせてくださるのは、ただあなただけです。 |
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Office Murakami |