詩編第3編をヘブライ語原典から逐語訳してみました
ヘブライ語は右から左に日本語は左から右に読みます
ヘブライ語の音読みはウェブ上で公開されているヘブライ語聖書の朗唱と朗読によりました(朗唱朗読ではיהוהはアドナイと読み替えています)
ヘブライ語の文法はウェブ上で参照した逐語訳文法を纏め直したものです
ヘブライ語を日本語に逐語訳するにあたって定冠詞や複数形をできる限り日本語に反映するように努めました
人や土地などの固有名詞はカタカナ訳の後に元の意味を==内に訳して付けました
各節にリンクして最後に日本語訳を添付しました ☞@逐語訳の語順を変え言葉を添えた書き下し文(私訳) A文語訳(1917年)B口語訳(1954年)
詩編全150編
תהרימ  כתובים テヒリーム讃美 (ケツヴィイム諸書) 旧約聖書詩編第3編1節〜12節
☞3;2-2 主ヤㇵウェㇵよ私の敵はいかに多いことか
☞3;4-4 主ヤㇵウェㇵよあなたは私の盾です
☞3;5-5 主ヤㇵウェㇵに呼び掛けると彼は私に答えます
☞3;6-6 主ヤㇵウェㇵが私を支えます
☞3;8-8 主ヤㇵウェㇵよ立ち上がって下さい私の神(エロハイ)よ私を救って下さい
☞3;9-9 救いは主ヤㇵウェㇵに属します
詩編3:1(01) מזמור ミズモール 讃美歌 名詞(普通)・男性・単数
詩編3:1(02) ל:דוד レ・ダヴィード ダビデ=最愛の=に(属する) 前置詞+名詞(固有)
詩編3:1(03) ב:ברח:ו ベ・ヴァルㇰホ・ォー 彼が逃げた時 前置詞+動詞・クァル(基本)・不定詞+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編3:1(04) מ:פני ミ・ッペネイ 〜の[諸々の]前から 前置詞+名詞(普通)・両性・複数
詩編3:1(05) אבשלום アヴシャローム アブサロム=私の父は平和= 名詞(固有)
詩編3:1(06) בנ:ועל:י ベノ・ォー 彼の息子 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編3:2(01) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=(よ) 名詞(固有)
詩編3:2(02) מה־ マー・ いかに(〜こと)か 代名詞・疑問
詩編3:2(03) רבו ラッブー [彼等は]多い 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
詩編3:2(04) צרי ツァラー・イ 私の敵たちは 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編3:2(05) רבים ラッビーム 多い[者たち](である) 形容詞・男性・複数
詩編3:2(06) קמים カミーム 立ち上がる[者たちは] 動詞・クァル(基本)・分詞・男性・複数
詩編3:2(07) על:י アラー・イ 私に向かって 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編3:3(01) רבים ラッビーム 多い[者たち](です) 形容詞・男性・複数
詩編3:3(02) אמרים オメリーム 言う[者たちは] 動詞・クァル(基本)・分詞・男性・複数
詩編3:3(03) ל:נפש:י レ・ナフシㇶ・ィー 私の魂について 前置詞+名詞(普通)・両性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編3:3(04) אין エイン ない 副詞
詩編3:3(05) ישועתה イェシュアーター 救いは 名詞(普通)・女性・単数
詩編3:3(06) ל:ו ロ・ォ 彼に 前置詞+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編3:3(07) ב:אלהים ヴ・ェロヒーム 神[々]による 前置詞+名詞(普通)・男性・複数
詩編3:3(08) סלה セーラ セラ 間投詞
詩編3:4(01) ו:אתה ヴェ・アッター しかしあなたは 接続詞+代名詞・二人称・男性・単数
詩編3:4(02) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=(よ) 名詞(固有)
詩編3:4(03) מגן マゲン 盾(です) 名詞(普通)・両性・単数
詩編3:4(04) בעד:י バァアデ・ィ 私の為の 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編3:4(05) כבוד:י ケヴォデ・ィ 私の栄光 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編3:4(06) ו:מרים ウ・メリーム そして上げさせる[者](です) 接続詞+動詞・ヒフィル(使役)・分詞・男性・単数
詩編3:4(07) ראש:י ロシㇶ・ィ 私の頭を 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編3:5(01) קול:י コリ・ィ 私の声を 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編3:5(02) אל־ エル・ 〜に 前置詞
詩編3:5(03) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者= 名詞(固有)
詩編3:5(04) אקרא エクラー [私は]大声で呼びかけます 動詞・クァル(基本)・未完了・一人称・通性・単数
詩編3:5(05) ו:יענ:ני ヴァ・ヤァアネー・ニー そして[彼は]答えます、私に 接続詞+動詞・クァル(基本)・(ワウ接続)未完了・三人称・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編3:5(06) מ:הר メ・ハル 山から 前置詞+名詞(普通)・男性・単数
詩編3:5(07) קדש:ו カドショ・ォー 彼の聖の 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・三人称・男性・単数
詩編3:5(08) סלה セーラ セラ 間投詞
詩編3:6(01) אני アニー 私は 代名詞・一人称・通性・単数
詩編3:6(02) שכבתי シャㇰハヴティ [私は]横になります 動詞・クァル(基本)・完了・一人称・通性・単数
詩編3:6(03) ו:אישנה ヴァ・イシャーナー そして[私は]眠ります 接続詞+動詞・クァル(基本)・(ワウ接続)未完了・一人称・通性・単数
詩編3:6(04) הקיצותי ヘキツォーティ [私は]目覚めさせます 動詞・ヒフィル(使役)・完了・一人称・通性・単数
詩編3:6(05) כי キー なぜなら〜から 接続詞
詩編3:6(06) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=が 名詞(固有)
詩編3:6(07) יסמכ:ני イィスメㇰヘー・ニー [彼が]支える、私を 動詞・クァル(基本)・未完了・三人称・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編3:7(01) לא־ ロー・ 〜ことはありません 否定
詩編3:7(02) אירא イラー [私は]恐れる 動詞・クァル(基本)・未完了・一人称・通性・単数
詩編3:7(03) מ:רבבות メ・リヴヴォト 幾万の故に 前置詞+数詞(基数)・女性・複数
詩編3:7(04) עם アム 民の 名詞(普通)・男性・単数
詩編3:7(05) אשר アシェール それは〜者 関係詞
詩編3:7(06) סביב サヴィーヴ 周りに 副詞
詩編3:7(07) שתו シャートゥー [彼等は]配置する 動詞・クァル(基本)・完了・三人称・通性・複数
詩編3:7(08) על:י アラー・イ 私に向かって 前置詞+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編3:8(01) קומה クーマー [あなたは]立ち上がって下さい 動詞・クァル(基本)・命令・男性・単数
詩編3:8(02) יהוה アドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=(よ) 名詞(固有)
詩編3:8(03) הושיע:ני ホシㇶエー・ニー [あなたは]救い出させて下さい、私を 動詞・ヒフィル(使役)・命令・男性・単数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編3:8(04) אלהי エロハイ 私の神[々](よ) 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編3:8(05) כי־ キー・ なぜなら〜から 接続詞
詩編3:8(06) הכית ヒッキータ [あなたは]撃たさせる 動詞・ヒフィル(使役)・完了・二人称・男性・単数
詩編3:8(07) את־ エト・ 〜を 目的
詩編3:8(08) כל־ コル・ ことごとく 名詞(普通)・男性・単数
詩編3:8(09) איב:י オイェヴァ・イ 私の敵たちの 名詞(普通)・男性・複数+接尾辞・一人称・通性・単数
詩編3:8(10) לחי レーㇰヒー 頬を 名詞(普通)・女性・単数
詩編3:8(11) שני シㇶンネイ 両歯を 名詞(普通)・両性・双数
詩編3:8(12) רשעים レシャイーム 邪悪な[者たちの] 形容詞・男性・複数
詩編3:8(13) שברת シㇶッバルタ [あなたは]完全に砕く 動詞・ピエル(強調)・完了・二人称・男性・単数
詩編3:9(01) ל:יהוה ラ・ァドナイ 主ヤㇵウェㇵ=在る者=に(属します) 前置詞+名詞(固有)
詩編3:9(02) ה:ישועה ハ・イェシュアー その救いは 定冠詞+名詞(普通)・女性・単数
詩編3:9(03) על־ アル・ 〜の上に 前置詞
詩編3:9(04) עמ:ך アムメ・ㇰハー あなたの民 名詞(普通)・男性・単数+接尾辞・二人称・男性・単数
詩編3:9(05) ברכת:ך ヴィルㇰハテー・ㇰハ あなたの祝福が(在るように) 名詞(普通)・女性・単数+接尾辞・二人称・男性・単数
詩編3:9(06) סלה セーラ セラ 間投詞
日本語訳 詩編第3編
☞1節
(文語訳) ダビデその子アブサロムを避しときのうた
(口語訳) 〇 ダビデがその子アブサロムを避けてのがれたときの歌
☞2節
(文語訳) 一 ヱホバよ我にあたする者のいかに蔓延れるや我にさからひて起りたつもの多し
(口語訳) 一 主よ、わたしに敵する者のいかに多いことでしょう。わたしに逆らって立つ者が多く、
☞3節
(文語訳) 二 わが靈魂をあげつらひて かれは~にすくはるゝことなしといふ者ぞおほき セラ
(口語訳) 二 「彼には神の助けがない」と、わたしについて言う者が多いのです。〔セラ
☞4節
(文語訳) 三 されどヱホバよ なんぢは我をかこめる盾わが榮わが首をもたげ給ふものなり
(口語訳) 三 しかし主よ、あなたはわたしを囲む盾、わが栄え、わたしの頭を、もたげてくださるかたです。
☞5節
(文語訳) 四 われ聲をあげてヱホバによばはればその聖山より我にこたへたまふセラ
(口語訳) 四 わたしが声をあげて主を呼ばわると、主は聖なる山からわたしに答えられる。〔セラ
☞6節
(文語訳) 五 われ臥していね また目さめたり ヱホバわれを支へたまへばなり
(口語訳) 五 わたしはふして眠り、また目をさます。主がわたしをささえられるからだ。
☞7節
(文語訳) 六 われをかこみて立かまへたる千萬の人をも我はおそれじ
(口語訳) 六 わたしを囲んで立ち構える/ちよろずの民をもわたしは恐れない。
☞8節
(文語訳) 七 ヱホバよねがはくは起たまへ わが~よわれを救ひたまへなんぢ曩にわがすべての仇の頰骨をうち惡きものの齒ををりたまへり 救はヱホバにあり ねがはくは恩惠なんぢの民のうへに在んことを セラ
(口語訳) 七 主よ、お立ちください。わが神よ、わたしをお救いください。あなたはわたしのすべての敵のほおを打ち、悪しき者の歯を折られるのです。
☞9節
(文語訳) 七 ヱホバよねがはくは起たまへ わが~よわれを救ひたまへなんぢ曩にわがすべての仇の頰骨をうち惡きものの齒ををりたまへり 救はヱホバにあり ねがはくは恩惠なんぢの民のうへに在んことを セラ
(口語訳) 八 救は主のものです。どうかあなたの祝福が/あなたの民の上にありますように。〔セラ
Office Murakami