「コーラン經」 午下品 第百三 [アル・アサル] 默伽
「コーラン經」は日本初のコーラン全文翻訳本です
「コーラン經」は<譯者・坂本健一>{上下二巻}として世界聖典全集刊行會から(大正九年)発行されました
「コーラン經」の構成は凡例、目次、114品(章)の本文、附録として各品(章)の解題と註釋、イスラム教とコーランについての詳細な後書きから成っています。
ここでは114品(章)別に本文と解題と註釋をまとめて紹介します
本文の漢字・ルビ・送り仮名は大正時代そのままの形を復刻できるように努めました
午下品[アル・アサル](1-4節)の本文
大慈悲~の名に於て
一 午後によりて誓ふ。
二 洵に人は損亡(ほろび)にあり、
三 信じて正しきを行ひ
四 互に眞理を勸め(とも)に堅忍を持するの外は。
午下品[アル・アサル](1-4節)の解題(題名の由来、啓示時期、内容解説)
アルアサル al Asar にはまた時、若しくは歲の義あり。更に長篇の殘闕か。
古き默伽天啓に屬すべし。
 内容 人利益を欲して損亡を招く、正しき者は然らず。
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