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四つの福音書による一つのイエス物語320 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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320 |
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ペテロ墓に行く |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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24;12 |
20;3〜10 |
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第二四章一二節 |
第二〇章三〜一〇節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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路加傳iケ書第二四章 |
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十二 ペテロ起て趨り墓に往かゞまりて枲布のかたよせ在を見て其遇ところの事を奇みつゝ歸れり |
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約翰傳iケ書第二〇章 |
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三 ペテロと彼一人の弟子いでゝ墓に往 |
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四 二人ともに趨る他の弟子ペテロより疾趨て先に墓に至ぬ |
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五 俯て屍を裹し布を置るを見たれども入ず |
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六 シモンペテロ彼に後て來り墓にいり裹し布を置るを見たり |
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七 その首を裹し手巾は屍を裹し布と同に置ず離て別の處に疊て置り |
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八 是に於て先に墓に來れる他の弟子も入これを見て信ぜり |
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九 錄してイエスの死より甦るべき事あるを彼等いまだ知ざる也 |
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十 斯て弟子は己の宿に歸れり |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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ルカ傳iケ書第二四章 |
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一二 〔ペテロは起ちて墓に走りゆき、屈みて布のみあるを見、ありし事を怪しみつつ歸れり〕 |
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ヨハネ傳iケ書第二〇章 |
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三 ペテロと、かの弟子といでて墓にゆく。 |
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四 二人ともに走りたれど、かの弟子ペテロより疾く走りて先に墓にいたり、 |
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五 屈みて布の置きたるを見れど、內には入らず。 |
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六 シモン・ペテロ後れ來り、墓に入りて布の置きたるを視、 |
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七 また首を包みし手拭は布とともに在らず、他のところに卷きてあるを見る。 |
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八 先に墓にきたれる彼の弟子もまた入り、之を見て信ず。 |
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九 彼らは聖書に錄したる、死人の中よりその甦へり給ふべきことを未だ悟らざりしなり。 |
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一〇 遂に二人の弟子おのが家にかへれり。 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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ルカによる福音書第二四章 |
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一二 〔ペテロは立って墓へ走って行き、かがんで中を見ると、亜麻布だけがそこにあったので、事の次第を不思議に思いながら帰って行った。〕 |
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ヨハネによる福音書第二〇章 |
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三 そこでペテロともうひとりの弟子は出かけて、墓へむかって行った。 |
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四 ふたりは一緒に走り出したが、そのもうひとりの弟子の方が、ペテロよりも早く走って先に墓に着き、 |
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五 そして身をかがめてみると、亜麻布がそこに置いてあるのを見たが、中へははいらなかった。 |
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六 シモン・ペテロも続いてきて、墓の中にはいった。彼は亜麻布がそこに置いてあるのを見たが、 |
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七 イエスの頭に巻いてあった布は亜麻布のそばにはなくて、はなれた別の場所にくるめてあった。 |
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八 すると、先に墓に着いたもうひとりの弟子もはいってきて、これを見て信じた。 |
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九 しかし、彼らは死人のうちからイエスがよみがえるべきことをしるした聖句を、まだ悟っていなかった。 |
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一〇 それから、ふたりの弟子たちは自分の家に帰って行った。 |
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Office Murakami |