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四つの福音書による一つのイエス物語293 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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293 |
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弟子たちを守るよう父に祈る |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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17;6〜19 |
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第一七章六〜一九節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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約翰傳iケ書第一七章 |
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六 なんぢ世より選て我に賜し人々に我なんぢの名を顯せり彼等は爾の屬にして爾これを已に我に賜ふ彼等また爾の道を守れり |
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七 彼等いま爾の我に賜し者は皆爾より出しと知 |
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八 蓋われ爾が我に賜し言を彼等に予たればなり彼等これを受また我爾より出し事を誠に知かつ爾の我を遣しゝことを信じたり |
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九 我かれらの爲に祈る我祈るは世の爲に非ず爾の我に賜し者の爲なる耳それ彼等は爾の屬なれば也 |
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十 凡て我屬は爾の屬なんぢの屬は我屬なり且われ彼等に由て榮を受 |
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十一 われ今より世に在ず彼等は世にをり我は爾に就る聖父よ爾の我に賜し者を爾の名に在しめ之を守て我儕の如く彼等をも一になし給へ |
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十二 我かれらと偕に在し時かれらを爾の名に在しめて之を守たり爾の我に賜し者を我守りしが其中一人だに亡たる者なし唯沈淪の子ほろびたり是聖書に應せん爲なり |
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十三 我いま爾に就る我世に在て此事を語れるは我喜樂を彼等に充しめん爲なり |
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十四 われ爾の道を彼等に授たり世は彼等を惡む蓋わが世の屬に非ざる如く彼等も世の屬に非ざれば也 |
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十五 われ爾に彼等を世より取たまへと祈らず惟かれらを守て惡に陷らす勿れと祈る |
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十六 われ世の屬に非ざる如く彼等も世の屬に非ず |
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十七 爾の眞理をもて彼等を潔め給へ爾の言は眞理なり |
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十八 なんぢ我を世に遣しゝ如く我も彼等を世に遣せり |
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十九 我かれらの爲に自己を潔これ眞理に因て彼等の聖られん爲なり |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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ヨハネ傳iケ書第一七章 |
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六 世の中より我に賜ひし人々に我、御名をあらはせり。彼らは汝の有なるを我に賜へり、而して彼らは汝の言を守りたり。 |
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七 今かれらは、凡て我に賜ひしものの汝より出づるを知る。 |
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八 我は我に賜ひし言を彼らに與へ、彼らは之を受け、わが汝より出でたるを眞に知り、なんぢの我を遣し給ひしことを信じたるなり。 |
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九 我かれらの爲に願ふ、わが願ふは世のためにあらず、汝の我に賜ひたる者のためなり、彼らは即ち汝のものなり。 |
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一〇 我がものは皆なんぢの有、なんぢの有は我がものなり、我かれらより榮光を受けたり。 |
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一一 今より我は世に居らず、彼らは世に居り、我は汝にゆく。聖なる父よ、我に賜ひたる汝の御名の中に彼らを守りたまへ。これ我等のごとく、彼らの一つとならん爲なり。 |
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一二 我かれらと偕にをる間、われに賜ひたる汝の御名の中に彼らを守り、かつ保護したり。其のうち一人だに亡びず、ただ亡の子のみ亡びたり、聖書の成就せん爲なり。 |
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一三 今は我なんぢに往く、而して此等のことを世に在りて語るは、我が喜スを彼らに全からしめん爲なり。 |
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一四 我は御言を彼らに與へたり、而して世は彼らを憎めり、我の世のものならぬごとく、彼らも世のものならぬに因りてなり。 |
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一五 わが願ふは、彼らを世より取り給はんことならず、惡より免らせ給はんことなり。 |
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一六 我の世のものならぬ如く、彼らも世のものならず。 |
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一七 眞理にて彼らを潔め別ちたまへ、汝の御言は眞理なり。 |
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一八 汝われを世に遣し給ひし如く、我も彼らを世に遣せり。 |
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一九 また彼等のために我は己を潔めわかつ、これ眞理にて彼らも潔め別たれん爲なり。 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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ヨハネによる福音書第一七章 |
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六 わたしは、あなたが世から選んでわたしに賜わった人々に、み名をあらわしました。彼らはあなたのものでありましたが、わたしに下さいました。そして、彼らはあなたの言葉を守りました。 |
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七 いま彼らは、わたしに賜わったものはすべて、あなたから出たものであることを知りました。 |
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八 なぜなら、わたしはあなたからいただいた言葉を彼らに与え、そして彼らはそれを受け、わたしがあなたから出たものであることをほんとうに知り、また、あなたがわたしをつかわされたことを信じるに至ったからです。 |
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九 わたしは彼らのためにお願いします。わたしがお願いするのは、この世のためにではなく、あなたがわたしに賜わった者たちのためです。彼らはあなたのものなのです。 |
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一〇 わたしのものは皆あなたのもの、あなたのものはわたしのものです。そして、わたしは彼らによって栄光を受けました。 |
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一一 わたしはもうこの世にはいなくなりますが、彼らはこの世に残っており、わたしはみもとに参ります。聖なる父よ、わたしに賜わった御名によって彼らを守って下さい。それはわたしたちが一つであるように、彼らも一つになるためであります。 |
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一二 わたしが彼らと一緒にいた間は、あなたからいただいた御名によって彼らを守り、また保護してまいりました。彼らのうち、だれも滅びず、ただ滅びの子だけが滅びました。それは聖書が成就するためでした。 |
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一三 今わたしはみもとに参ります。そして世にいる間にこれらのことを語るのは、わたしの喜びが彼らのうちに満ちあふれるためであります。 |
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一四 わたしは彼らに御言を与えましたが、世は彼らを憎みました。わたしが世のものでないように、彼らも世のものではないからです。 |
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一五 わたしがお願いするのは、彼らを世から取り去ることではなく、彼らを悪しき者から守って下さることであります。 |
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一六 わたしが世のものでないように、彼らも世のものではありません。 |
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一七 真理によって彼らを聖別して下さい。あなたの御言は真理であります。 |
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一八 あなたがわたしを世につかわされたように、わたしも彼らを世につかわしました。 |
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一九 また彼らが真理によって聖別されるように、彼らのためわたし自身を聖別いたします。 |
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Office Murakami |