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四つの福音書による一つのイエス物語287 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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287 |
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「もはや譬で話さない」 |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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16;25〜30 |
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第一六章二五〜三〇節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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約翰傳iケ書第一六章 |
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二五 譬喩をもて此事を爾曹に語しが譬喩を用ずして爾曹に語り父に就て明かに示す時いたらん |
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二六 其日なんぢら我名に託て求ん我なんぢらの爲に父に求ふと曰ず |
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二七 蓋父みづから爾曹を愛すれば也これ爾曹われを愛し且父より我來しことを信ずるに因 |
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二八 われ父より出て世に臨れり復世を離て父に往ん |
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二九 弟子かれに曰けるは爾いま明かに言て讐喩をいはず |
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三十 我儕いま爾の知ざる所なく且人の爾に問は用なきことを知これに因て我儕~より爾の出來しことを信ず |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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ヨハネ傳iケ書第一六章 |
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二五 我これらの事を譬にて語りたりしが、また譬にて語らず、明白に父のことを汝らに吿ぐるとき來らん。 |
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二六 その日には汝等わが名によりて求めん。我は汝らの爲に父に請ふと言はず、 |
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二七 父みづから汝らを愛し給へばなり。これ汝等われを愛し、また我の父より出で來りしことを信じたるに因る。 |
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二八 われ父より出でて世にきたれり、また世を離れて父に往くなり』 |
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二九 弟子たち言ふ『視よ、今は明白に語りて聊かも譬をいひ給はず。 |
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三〇 我ら今なんぢの知り給はぬ所なく、また人の汝に問ふを待ち給はぬことを知る。之によりて汝の~より出できたり給ひしことを信ず』 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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ヨハネによる福音書第一六章 |
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二五 わたしはこれらのことを比喩で話したが、もはや比喩では話さないで、あからさまに、父のことをあなたがたに話してきかせる時が来るであろう。 |
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二六 その日には、あなたがたは、わたしの名によって求めるであろう。わたしは、あなたがたのために父に願ってあげようとは言うまい。 |
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二七 父ご自身があなたがたを愛しておいでになるからである。それは、あなたがたがわたしを愛したため、また、わたしが神のみもとからきたことを信じたためである。 |
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二八 わたしは父から出てこの世にきたが、またこの世を去って、父のみもとに行くのである」。 |
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二九 弟子たちは言った、「今はあからさまにお話しになって、少しも比喩ではお話しになりません。 |
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三〇 あなたはすべてのことをご存じであり、だれもあなたにお尋ねする必要のないことが、今わかりました。このことによって、わたしたちはあなたが神からこられたかたであると信じます」。 |
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Office Murakami |