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四つの福音書による一つのイエス物語279 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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279 |
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「私を愛する人は父もその人を愛する」 |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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14;15〜24 |
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第一四章一五〜二四節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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約翰傳iケ書第一四章 |
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十五 若なんぢら我を愛するならば我誡を守れ |
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十六 われ父に求ん父かならず別に慰る者を爾曹に賜て窮なく爾曹と偕に在しむべし |
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十七 此は即ち眞理の靈なり世これを接ること能ず蓋これを見ず且しらざるに因されど爾曹は之を識そは彼なんぢらと偕に在かつ爾曹の衷に在ばなり |
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十八 我なんぢらを捨て孤子とせず再なんぢらに就ん |
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十九 暫せば世われを見ことなし然ど爾曹は我を見われ生れば爾曹も生ん |
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二十 その日に爾曹われ吾父に在なんぢら我に在われ爾曹に在ことを知べし |
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二一 我誡を有ちて之を守る者は即ち我を愛するなり我を愛する者は我父に愛せらる我も亦これを愛して彼に自己を示すべし |
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二二 イスカリオテならざるユダ彼に曰けるは主よ如何して自己を我儕に示し世には示さゞる乎 |
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二三 イエス答て彼に曰けるは若人われを愛せば我言を守ん且わが父は之を愛せん我儕きたりて彼と偕に住べし |
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二四 我を愛せざる者は我言を守らず爾曹の聞ところの言は我言に非ず我を遣しゝ父の言なり |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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ヨハネ傳iケ書第一四章 |
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一五 汝等もし我を愛せば、我が誡命を守らん。 |
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一六 われ父に請はん、父は他に助主をあたへて、永遠に汝らと偕に居らしめ給ふべし。 |
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一七 これは眞理の御靈なり、世はこれを受くること能はず、これを見ず、また知らぬに因る。なんぢらは之を知る、彼は汝らと偕に居り、また汝らの中に居給ふべければなり。 |
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一八 我なんぢらを遺して孤兒とはせず、汝らに來るなり。 |
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一九 暫くせば世は復われを見ず、されど汝らは我を見る、われ活くれば汝らも活くべければなり。 |
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二〇 その日には、我わが父に居り、なんぢら我に居り、われ汝らに居ることを汝ら知らん。 |
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二一 わが誡命を保ちて之を守るものは、即ち我を愛する者なり。我を愛する者は我が父に愛せられん、我も之を愛し、之に己を顯すべし』 |
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二二 イスカリオテならぬユダ言ふ『主よ、何故おのれを我らに顯して、世には顯し給はぬか』 |
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二三 イエス答へて言ひ給ふ『人もし我を愛せば、わが言を守らん、わが父これを愛し、かつ我等その許に來りて住處を之とともに爲ん。 |
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二四 我を愛せぬ者は、わが言を守らず。汝らが聞くところの言は、わが言にあらず、我を遣し給ひし父の言なり。 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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ヨハネによる福音書第一四章 |
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一五 もしあなたがたがわたしを愛するならば、わたしのいましめを守るべきである。 |
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一六 わたしは父にお願いしよう。そうすれば、父は別に助け主を送って、いつまでもあなたがたと共におらせて下さるであろう。 |
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一七 それは真理の御霊である。この世はそれを見ようともせず、知ろうともしないので、それを受けることができない。あなたがたはそれを知っている。なぜなら、それはあなたがたと共におり、またあなたがたのうちにいるからである。 |
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一八 わたしはあなたがたを捨てて孤児とはしない。あなたがたのところに帰って来る。 |
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一九 もうしばらくしたら、世はもはやわたしを見なくなるだろう。しかし、あなたがたはわたしを見る。わたしが生きるので、あなたがたも生きるからである。 |
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二〇 その日には、わたしはわたしの父におり、あなたがたはわたしにおり、また、わたしがあなたがたにおることが、わかるであろう。 |
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二一 わたしのいましめを心にいだいてこれを守る者は、わたしを愛する者である。わたしを愛する者は、わたしの父に愛されるであろう。わたしもその人を愛し、その人にわたし自身をあらわすであろう」。 |
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二二 イスカリオテでない方のユダがイエスに言った、「主よ、あなたご自身をわたしたちにあらわそうとして、世にはあらわそうとされないのはなぜですか」。 |
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二三 イエスは彼に答えて言われた、「もしだれでもわたしを愛するならば、わたしの言葉を守るであろう。そして、わたしの父はその人を愛し、また、わたしたちはその人のところに行って、その人と一緒に住むであろう。 |
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二四 わたしを愛さない者はわたしの言葉を守らない。あなたがたが聞いている言葉は、わたしの言葉ではなく、わたしをつかわされた父の言葉である。 |
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Office Murakami |