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四つの福音書による一つのイエス物語268 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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268 |
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ユダに裏切られる |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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14;10〜11 |
26;14〜16 |
22;3〜6 |
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第一四章一〇〜一一節 |
第二六章一四〜一六節 |
第二二章三〜六節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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馬可傳iケ書第一四章 |
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十 さて十二の一人なるイスカリオテのユダ イエスを付さんとて祭司の長に往しに |
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十一 彼等これを聞てスび銀子を予んと約せしかばユダはイエスを付さんと機を窺へり |
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馬太傳iケ書第二六章 |
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十四 其とき十二弟子の一人なるイスカリオテのユダと云るもの祭司の長等の所に往て曰けるは |
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十五 我なんぢらに彼を賣さば幾何を與るか遂に銀三十にて約したり |
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十六 此時よりイエスを賣さんと機を窺ひぬ |
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路加傳iケ書第二二章 |
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三 偖サタン十二の中のイスカリオテと稱るユダに入ぬ |
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四 かれ祭司の長たちと殿司等に往如何してかイエスを付さんと語ければ |
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五 彼等喜びて銀子を予んと約す |
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六 ユダ諾ひて人々の居ざる時にイエスを付さんと機を窺へり |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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マルコ傳iケ書第一四章 |
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一〇 爰に十二弟子の一人なるイスカリオテのユダ、イエスを賣らんとて祭司長らの許にゆく。 |
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一一 彼等これを聞きて喜び、銀を與へんと約したれば、ユダ如何してか機好くイエスを付さんと謀る。 |
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マタイ傳iケ書第二六章 |
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一四 ここに十二弟子の一人イスカリオテのユダといふ者、祭司長らの許にゆきて言ふ、 |
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一五 『なんぢらに彼を付さば、何ほど我に與へんとするか』彼ら銀三十を量り出せり。 |
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一六 ユダこの時よりイエスを付さんと好き機を窺ふ。 |
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ルカ傳iケ書第二二章 |
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三 時にサタン、十二の一人なるイスカリオテと稱ふるユダに入る。 |
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四 ユダ乃ち祭司長・宮守頭どもに往きて、イエスを如何して付さんと議りたれば、 |
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五 彼ら喜びて銀を與へんと約す。 |
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六 ユダ諾ひて群衆の居らぬ時にイエスを付さんと好き機をうかがふ。 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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マルコによる福音書第一四章 |
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一〇 ときに、十二弟子のひとりイスカリオテのユダは、イエスを祭司長たちに引きわたそうとして、彼らの所へ行った。 |
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一一 彼らはこれを聞いて喜び、金を与えることを約束した。そこでユダは、どうかしてイエスを引きわたそうと、機会をねらっていた。 |
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マタイによる福音書第二六章 |
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一四 時に、十二弟子のひとりイスカリオテのユダという者が、祭司長たちのところに行って |
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一五 言った、「彼をあなたがたに引き渡せば、いくらくださいますか」。すると、彼らは銀貨三十枚を彼に支払った。 |
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一六 その時から、ユダはイエスを引きわたそうと、機会をねらっていた。 |
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ルカによる福音書第二二章 |
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三 そのとき、十二弟子のひとりで、イスカリオテと呼ばれていたユダに、サタンがはいった。 |
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四 すなわち、彼は祭司長たちや宮守がしらたちのところへ行って、どうしてイエスを彼らに渡そうかと、その方法について協議した。 |
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五 彼らは喜んで、ユダに金を与える取決めをした。 |
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六 ユダはそれを承諾した。そして、群衆のいないときにイエスを引き渡そうと、機会をねらっていた。 |
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Office Murakami |