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四つの福音書による一つのイエス物語264 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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264 |
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「私と父とは一つ」 |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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10;22〜30 |
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第一〇章二二〜三〇節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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約翰傳iケ書第一〇章 |
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二二 冬のころ修殿節の時 |
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二三 イエス殿のソロモンの廓を行きけるに |
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二四 ユダヤ人かれを環圍みて曰けるは我儕を幾時まで疑はするや爾もしキリストならば明かに我儕に吿よ |
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二五 イエス答けるは我なんぢらに告しかども爾曹信ぜず父の名に託て我が行ふ事われに就て證するなり |
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二六 然ざ爾曹信ぜず此は爾曹に言し如く我羊に非ざれば也 |
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二七 我羊は我聲を聽われは彼等を識かれら我に從ひ |
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二八 われ奴等に永生を賜ふ彼等いつまでも亡びず亦これを我手より奪ふ者なし |
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二九 我に彼等を賜し我父は萬有よりも大なり又わが父の手より之を奪うる者なし |
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三十 我と父とは一なり |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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ヨハネ傳iケ書第一〇章 |
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二二 その頃エルサレムに宮潔の祭あり、時は冬なり。 |
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二三 イエス宮の內、ソロモンの廊を歩みたまふに、 |
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二四 ユダヤ人ら之を取圍みて言ふ『何時まで我らの心を惑はしむるか、汝キリストならば明白に吿げよ』 |
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二五 イエス答へ給ふ『われ旣に吿げたれど汝ら信ぜず、わが父の名によりて行ふわざは、我に就きて證す。 |
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二六 されど汝らは信ぜず、我が羊ならぬ故なり。 |
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二七 わが羊はわが聲をきき、我は彼らを知り、彼らは我に從ふ。 |
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二八 我かれらに永遠の生命を與ふれば、彼らは永遠に亡ぶることなく、又かれらを我が手より奪ふ者あらじ。 |
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二九 彼らを我にあたへ給ひし我が父は、一切のものよりも大なれば、誰にても父の御手よりは奪ふこと能はず。 |
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三〇 我と父とは一つなり』 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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ヨハネによる福音書第一〇章 |
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二二 そのころ、エルサレムで宮きよめの祭が行われた。時は冬であった。 |
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二三 イエスは、宮の中にあるソロモンの廊を歩いておられた。 |
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二四 するとユダヤ人たちが、イエスを取り囲んで言った、「いつまでわたしたちを不安のままにしておくのか。あなたがキリストであるなら、そうとはっきり言っていただきたい」。 |
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二五 イエスは彼らに答えられた、「わたしは話したのだが、あなたがたは信じようとしない。わたしの父の名によってしているすべてのわざが、わたしのことをあかししている。 |
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二六 あなたがたが信じないのは、わたしの羊でないからである。 |
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二七 わたしの羊はわたしの声に聞き従う。わたしは彼らを知っており、彼らはわたしについて来る。 |
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二八 わたしは、彼らに永遠の命を与える。だから、彼らはいつまでも滅びることがなく、また、彼らをわたしの手から奪い去る者はない。 |
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二九 わたしの父がわたしに下さったものは、すべてにまさるものである。そしてだれも父のみ手から、それを奪い取ることはできない。 |
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三〇 わたしと父とは一つである」。 |
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Office Murakami |