四つの福音書による一つのイエス物語258
マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました
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258
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昼は宮の境内で夜はオリブ山で過ごす
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか
ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ  ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ
馬可傳iケ書 馬太傳iケ書 路加傳iケ書 約翰傳iケ書
マルコ傳iケ書 マタイ傳iケ書 ルカ傳iケ書 ヨハネ傳iケ書
マルコによる福音書 マタイによる福音書 ルカによる福音書 ヨハネによる福音書
21;37〜38
第二一章三七〜三八節
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう
路加傳iケ書第二一章
三七 イエス晝は殿にてへ夜は出て橄欖と云る山に宿ぬ
三八 民みな彼に聽んとて朝はやく殿に來れり
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう
ルカ傳iケ書第二一章
三七 イエス晝は宮にてヘへ、夜は出でてオリブといふ山に宿りたまふ。
三八 民はみな御ヘを聽かんとて、朝とく宮にゆき、御許に集れり。
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう
ルカによる福音書第二一章
三七 イエスは昼のあいだは宮で教え、夜には出て行ってオリブという山で夜をすごしておられた。
三八 民衆はみな、み教えを聞こうとして、いつも朝早く宮に行き、イエスのもとに集まった。
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