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四つの福音書による一つのイエス物語247 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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247 |
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引き渡された時「何を言おうか心配するな」 |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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13;9〜11 |
10;16〜20 |
12;11〜12 |
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第一三章九〜一一節 |
第一〇章一六〜二〇節 |
第一二章一一〜一二節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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馬可傳iケ書第一三章 |
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九 爾曹みづから愼めよ蓋なんぢら集議所に付され又會堂にて撻たれ且證を爲んため我事に因て侯および王の前に曳立らるべし |
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十 而して音はまづ萬民に宣傳ざるを得ず |
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十一 人なんぢらを曳解さば以前より何を言んと慮また思煩ふ勿れ惟なんぢら其とき賜ふ所の言を曰べし蓋ものいふ者は爾曹に非ず聖靈なり |
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馬太傳iケ書第一〇章 |
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十六 われ爾曹を遣すは羊を狼の中に入るが如し故に蛇の如く智く鴿の如く馴良かれ |
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十七 愼て人に戒心せよ蓋人なんぢらを集議所に解し又その會堂にて鞭つべければ也 |
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十八 又わが緣故に因て侯伯および王の前に曳るべし是かれらと異邦人に證をなさんが爲なり |
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十九 人なんぢらを解さば如何なにを言んと思ひ煩らふ勿れ其とき言べき事は爾曹に賜るべし |
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二十 是なんぢら自ら言に非ず爾曹の父の靈その衷に在て言なり |
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路加傳iケ書第一二章 |
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十一 人なんぢらを會堂また執政および權ある者の前に曳携なば如何こたへ何を言んと思ひ煩ふ勿れ |
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十二 其時に說べき言は聖靈なんぢらに示すべし |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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マルコ傳iケ書第一三章 |
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九 汝等みづから心せよ、人々なんぢらを衆議所に付さん。なんぢら會堂に曳かれて打たれ、且わが故によりて、司たち及び王たちの前に立てられん、これは證をなさん爲なり。 |
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一〇 斯て音は先もろもろの國人に宣傳へらるべし。 |
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一一 人々なんぢらを曳きて付さんとき、何を言はんと預じめ思ひ煩ふな、唯そのとき授けらるることを言へ、これ言ふ者は汝等にあらず聖靈なり。 |
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マタイ傳iケ書第一〇章 |
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一六 視よ、我なんぢらを遣すは、羊を豺狼のなかに入るるが如し。この故に蛇のごとく慧く、鴒のごとく素直なれ。 |
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一七 人々に心せよ、それは汝らを衆議所に付し、會堂にて鞭たん。 |
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一八 また汝等わが故によりて、司たち王たちの前に曳かれん。これは彼らと異邦人とに證をなさん爲なり。 |
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一九 かれら汝らを付さば、如何なにを言はんと思ひ煩ふな、言ふべき事は、その時さづけらるべし。 |
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二〇 これ言ふものは汝等にあらず、其の中にありて言ひたまふ汝らの父の靈なり。 |
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ルカ傳iケ書第一二章 |
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一一 人なんぢらを會堂、或は司、あるひは權威ある者の前に引きゆかん時、いかに何を答へ、または何を言はんと思ひ煩ふな。 |
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一二 聖靈そのとき言ふべきことをヘへ給はん』 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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マルコによる福音書第一三章 |
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九 あなたがたは自分で気をつけていなさい。あなたがたは、わたしのために、衆議所に引きわたされ、会堂で打たれ、長官たちや王たちの前に立たされ、彼らに対してあかしをさせられるであろう。 |
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一〇 こうして、福音はまずすべての民に宣べ伝えられねばならない。 |
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一一 そして、人々があなたがたを連れて行って引きわたすとき、何を言おうかと、前もって心配するな。その場合、自分に示されることを語るがよい。語る者はあなたがた自身ではなくて、聖霊である。 |
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マタイによる福音書第一〇章 |
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一六 わたしがあなたがたをつかわすのは、羊をおおかみの中に送るようなものである。だから、へびのように賢く、はとのように素直であれ。 |
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一七 人々に注意しなさい。彼らはあなたがたを衆議所に引き渡し、会堂でむち打つであろう。 |
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一八 またあなたがたは、わたしのために長官たちや王たちの前に引き出されるであろう。それは、彼らと異邦人とに対してあかしをするためである。 |
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一九 彼らがあなたがたを引き渡したとき、何をどう言おうかと心配しないがよい。言うべきことは、その時に授けられるからである。 |
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二〇 語る者は、あなたがたではなく、あなたがたの中にあって語る父の霊である。 |
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ルカによる福音書第一二章 |
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一一 あなたがたが会堂や役人や高官の前へひっぱられて行った場合には、何をどう弁明しようか、何を言おうかと心配しないがよい。 |
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一二 言うべきことは、聖霊がその時に教えてくださるからである」。 |
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Office Murakami |