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四つの福音書による一つのイエス物語245 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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245 |
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神殿が崩れさることを予め告げる |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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13;1〜2 |
24;1〜2 |
21;5〜6 |
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第一三章一〜二節 |
第二四章一〜二節 |
第二一章五〜六節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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馬可傳iケ書第一三章 |
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一 イエス聖殿より出ければ一人の弟子かれに曰けるは師よ觀たまへ此石この殿宇いかに盛んならず乎 |
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二 イエス答て曰けるは爾曹この大なる殿宇を見か一の石も石の上に圮れずしては遺じ |
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馬太傳iケ書第二四章 |
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一 イエス殿より出ければ其弟子すゝみて殿の搆造を彼に觀せんとしたりしに |
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二 イエス彼等に曰けるは爾曹すべて此等を見ざるか我まことに爾曹に吿ん此處に一の石も石の上に圯れずしては遣らじ |
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路加傳iケ書第二一章 |
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五 また或人殿の美石と奉納物を以て修飾ることを語しに |
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六 イエス曰けるは爾曹の見る所のもの石を石の上にも遺ず圯さるゝ日いたらん |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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マルコ傳iケ書第一三章 |
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一 イエス宮を出で給ふとき、弟子の一人いふ『師よ、見給へ、これらの石、これらの建造物、いかに盛ならずや』 |
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二 イエス言ひ給ふ『なんぢ此等の大なる建造物を見るか、一つの石も崩されずしては石の上に殘らじ』 |
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マタイ傳iケ書第二四章 |
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一 イエス宮を出でてゆき給ふとき、弟子たち宮の建造物を示さんとて御許に來りしに、 |
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二 答へて言ひ給ふ『なんぢら此の一切の物を見ぬか。誠に汝らに吿ぐ、此處に一つの石も崩されずしては石の上に遺らじ』 |
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ルカ傳iケ書第二一章 |
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五 或る人々、美麗なる石と獻物とにて宮の飾られたる事を語りしに、イエス言ひ給ふ、 |
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六 『なんぢらが見る此等の物は、一つの石も崩されずして石の上に殘らぬ日きたらん』 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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マルコによる福音書第一三章 |
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一 イエスが宮から出て行かれるとき、弟子のひとりが言った、「先生、ごらんなさい。なんという見事な石、なんという立派な建物でしょう」。 |
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二 イエスは言われた、「あなたは、これらの大きな建物をながめているのか。その石一つでもくずされないままで、他の石の上に残ることもなくなるであろう」。 |
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マタイによる福音書第二四章 |
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一 イエスが宮から出て行こうとしておられると、弟子たちは近寄ってきて、宮の建物にイエスの注意を促した。 |
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二 そこでイエスは彼らにむかって言われた、「あなたがたは、これらすべてのものを見ないか。よく言っておく。その石一つでもくずされずに、そこに他の石の上に残ることもなくなるであろう」。 |
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ルカによる福音書第二一章 |
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五 ある人々が、見事な石と奉納物とで宮が飾られていることを話していたので、イエスは言われた、 |
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六 「あなたがたはこれらのものをながめているが、その石一つでもくずされずに、他の石の上に残ることもなくなる日が、来るであろう」。 |
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Office Murakami |