|
|
|
|
|
|
|
四つの福音書による一つのイエス物語240 |
|
|
|
|
|
|
|
マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
|
|
|
|
|
|
|
* |
240 |
* |
メシアはダビデの子か教える |
* |
上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
|
ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
|
馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
|
マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
|
マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
|
12;35〜37 |
22;41〜46 |
20;41〜44 |
|
第一二章三五〜三七節 |
第二二章四一〜四六節 |
第二〇章四一〜四四節 |
* |
英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
|
馬可傳iケ書第一二章 |
|
三五 イエス殿に在て教誨を爲る時かれらに答て曰けるは何ぞ學者はキリストをダビデの裔といふ乎 |
|
三六 夫ダビデ聖靈に感じて自いふ主わが主に曰けるは我なんぢの敵を爾の足凳となすまで我右に坐せよと |
|
三七 如此ダビデ自ら彼を主と稱たり然ば如何で其裔ならんや多の人々喜びてイエスに聞ことを爲り |
|
|
馬太傳iケ書第二二章 |
|
|
四一 パリサイの人の集れる時イエス彼等に問て曰けるは |
|
|
四二 爾曹キリストについて如何おもふ乎これ誰の子なるか彼等イエスに曰けるはダビデの裔なり |
|
|
四三 彼等に曰けるは然ばダビデ靈に感じて何故これを主と稱へし乎ダビデ言 |
|
|
四四 主わが主に曰けるは我なんぢの敵を爾の足凳となすまで我みぎに坐すべしと |
|
|
四五 然ばダビデ既に之を主と稱たれば如何その子ならん乎 |
|
|
四六 誰一言これに答ること能はず此日より敢て又とふ者なかりき |
|
|
|
路加傳iケ書第二〇章 |
|
|
|
四一 ィェス彼等に曰けるは人々如何なればキリストをダビデの裔と言や |
|
|
|
四二四三 ダビデ自ら詩の篇に主わが主に曰けるは我なんぢの敵を爾の足と爲まで我が右に坐すべしと言り |
|
|
|
四三 |
|
|
|
四四 然ばダビデ之を主と稱たれば如何で某裔ならん乎 |
* |
日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
|
マルコ傳iケ書第一二章 |
|
三五 イエス宮にてヘふるとき、答へて言ひ給ふ『なにゆゑ學者らはキリストをダビデの子と言ふか。 |
|
三六 ダビデ聖靈に感じて自らいへり「主わが主に言ひ給ふ、我なんぢの敵を汝の足の下に置くまでは、我が右に坐せよ」と。 |
|
三七 ダビデ自ら彼を主と言ふ、されば爭でその子ならんや』大なる群衆は喜びてイエスに聽きたり。 |
|
|
マタイ傳iケ書第二二章 |
|
|
四一 パリサイ人らの集りたる時、イエス彼らに問ひて言ひ給ふ、 |
|
|
四二 「なんぢらはキリストに就きて如何に思ふか、誰の子なるか』かれら言ふ『ダビデの子なり』 |
|
|
四三 イエス言ひ給ふ『さらばダビデ御靈に感じて何故かれを主と稱ふるか。曰く |
|
|
四四 「主、わが主に言ひ給ふ、われ汝の敵を汝の足の下に置くまでは、我が右に坐せよ」 |
|
|
四五 斯くダビデ彼を主と稱ふれば、爭でその子ならんや』 |
|
|
四六 誰も一言だに答ふること能はず、その日より敢て復イエスに問ふ者なかりき。 |
|
|
|
ルカ傳iケ書第二〇章 |
|
|
|
四一 イエス彼らに言ひたまふ『如何なれば人々、キリストをダビデの子と言ふか。 |
|
|
|
四二 ダビデ自ら詩篇に言ふ、「主わが主に言ひ給ふ、 |
|
|
|
四三 われ汝の敵を汝の足臺となすまでは、わが右に坐せよ」 |
|
|
|
四四 ダビデ斯く彼を主と稱ふれば、爭でその子ならんや』 |
* |
日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
|
マルコによる福音書第一二章 |
|
三五 イエスが宮で教えておられたとき、こう言われた、「律法学者たちは、どうしてキリストをダビデの子だと言うのか。 |
|
三六 ダビデ自身が聖霊に感じて言った、『主はわが主に仰せになった、あなたの敵をあなたの足もとに置くときまでは、わたしの右に座していなさい』。 |
|
三七 このように、ダビデ自身がキリストを主と呼んでいる。それなら、どうしてキリストはダビデの子であろうか」。大ぜいの群衆は、喜んでイエスに耳を傾けていた。 |
|
|
マタイによる福音書第二二章 |
|
|
四一 パリサイ人たちが集まっていたとき、イエスは彼らにお尋ねになった、 |
|
|
四二 「あなたがたはキリストをどう思うか。だれの子なのか」。彼らは「ダビデの子です」と答えた。 |
|
|
四三 イエスは言われた、「それではどうして、ダビデが御霊に感じてキリストを主と呼んでいるのか。 |
|
|
四四 すなわち『主はわが主に仰せになった、あなたの敵をあなたの足もとに置くときまでは、わたしの右に座していなさい』。 |
|
|
四五 このように、ダビデ自身がキリストを主と呼んでいるなら、キリストはどうしてダビデの子であろうか」。 |
|
|
四六 イエスにひと言でも答えうる者は、なかったし、その日からもはや、進んでイエスに質問する者も、いなくなった。 |
|
|
|
ルカによる福音書第二〇章 |
|
|
|
四一 イエスは彼らに言われた、「どうして人々はキリストをダビデの子だと言うのか。 |
|
|
|
四二 ダビデ自身が詩篇の中で言っている、『主はわが主に仰せになった、 |
|
|
|
四三 あなたの敵をあなたの足台とする時までは、わたしの右に座していなさい』。 |
|
|
|
四四 このように、ダビデはキリストを主と呼んでいる。それなら、どうしてキリストはダビデの子であろうか」。 |
|
|
|
|
|
|
|
Office Murakami |