| 四つの福音書による一つのイエス物語222 | ||||||||
| マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました | ||||||||
| マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます | ||||||||
| 物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています | ||||||||
| 福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました | ||||||||
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| 222 | ||||||||
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| イエスのことを人々あれこれ言う | ||||||||
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| 上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか | ||||||||
| ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ | ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ | ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ | ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ | |||||
| 馬可傳iケ書 | 馬太傳iケ書 | 路加傳iケ書 | 約翰傳iケ書 | |||||
| マルコ傳iケ書 | マタイ傳iケ書 | ルカ傳iケ書 | ヨハネ傳iケ書 | |||||
| マルコによる福音書 | マタイによる福音書 | ルカによる福音書 | ヨハネによる福音書 | |||||
| 7;40〜53 | ||||||||
| 第七章四〇〜五三節 | ||||||||
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| 英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう | ||||||||
| 約翰傳iケ書第七章 | ||||||||
| 四十 民の中にて多の人この言を聞て此は誠に彼預言者なりと曰 | ||||||||
| 四一 或は斯はキリストなりと曰あるひはキリストはガリラヤより出べけんや | ||||||||
| 四二 聖書にキリストはダビデの裔にてダビデの住しクベテレヘムより出んと錄しゝに非ずやと曰 | ||||||||
| 四三 是に於て民ども彼に緣て爭ひ別たり | ||||||||
| 四四 その中に彼を執んとする者も有けれど措手せし者なかりき | ||||||||
| 四五 下吏ども祭司の長とパリサイの人等の所に返ければ彼等下吏に曰けるは何ぞ彼を曳來らざる乎 | ||||||||
| 四六 下吏こたへて曰けるは未だ斯人の如く言し人あらず | ||||||||
| 四七 パリサイの人いひけるは爾曹も亦惑されし乎 | ||||||||
| 四八 有司またパリサイの人の中に彼を信ずる者あらんや | ||||||||
| 四九 律法を識ざる此衆の人は罰すべき者なり | ||||||||
| 五十 その中の一人にて夜イエスに就しニコデモと云る者かれらに曰けるは | ||||||||
| 五一 其人に聽ず其行を知ざる 先に之を審判は我儕の律法ならん乎 | ||||||||
| 五二 彼等こたへて曰けるは爾も亦ガリラヤより出し者なるか考見よ預言者はガリラヤより出ることなし | ||||||||
| 五三 是に於て各人家に歸れり | ||||||||
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| 日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう | ||||||||
| ヨハネ傳iケ書第七章 | ||||||||
| 四〇 此等の言をききて群衆のうちの或人は『これ眞にかの預言者なり』といひ、 | ||||||||
| 四一 或人は『これキリストなり』と言ひ、又ある人は『キリスト爭でガリラヤより出でんや、 | ||||||||
| 四二 聖書にキリストはダビデの裔またダビデの居りし村ベツレヘムより出づと云へるならずや』と言ふ。 | ||||||||
| 四三 斯くイエスの事によりて、群衆のうちに紛爭おこりたり。 | ||||||||
| 四四 その中には、イエスを捕へんと欲する者もありしが、手出する者なかりき。 | ||||||||
| 四五 而して下役ども、祭司長・パリサイ人らの許に歸りたれば、彼ら問ふ『なに故かれを曳き來らぬか』 | ||||||||
| 四六 下役ども答ふ『この人の語るごとく語りし人は未だなし』 | ||||||||
| 四七 パリサイ人等これに答ふ『なんぢらも惑はされしか、 | ||||||||
| 四八 司たち又はパリサイ人のうちに一人だに彼を信ぜし者ありや、 | ||||||||
| 四九 律法を知らぬこの群衆は詛はれたる者なり』 | ||||||||
| 五〇 彼等のうちの一人にて曩にイエスの許に來りしニコデモ言ふ、 | ||||||||
| 五一 『われらの律法は先その人に聽き、その爲すところを知るにあらずば、審く事をせんや』 | ||||||||
| 五二 かれら答へて言ふ『なんぢもガリラヤより出でしか、査べ見よ、預言者はガリラヤより起る事なし』 | ||||||||
| 五三 〔斯ておのおの己が家に歸れり。 | ||||||||
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| 日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう | ||||||||
| ヨハネによる福音書第七章 | ||||||||
| 四〇 群衆のある者がこれらの言葉を聞いて、「このかたは、ほんとうに、あの預言者である」と言い、 | ||||||||
| 四一 ほかの人たちは「このかたはキリストである」と言い、また、ある人々は、「キリストはまさか、ガリラヤからは出てこないだろう。 | ||||||||
| 四二 キリストは、ダビデの子孫から、またダビデのいたベツレヘムの村から出ると、聖書に書いてあるではないか」と言った。 | ||||||||
| 四三 こうして、群衆の間にイエスのことで分争が生じた。 | ||||||||
| 四四 彼らのうちのある人々は、イエスを捕えようと思ったが、だれひとり手をかける者はなかった。 | ||||||||
| 四五 さて、下役どもが祭司長たちやパリサイ人たちのところに帰ってきたので、彼らはその下役どもに言った、「なぜ、あの人を連れてこなかったのか」。 | ||||||||
| 四六 下役どもは答えた、「この人の語るように語った者は、これまでにありませんでした」。 | ||||||||
| 四七 パリサイ人たちが彼らに答えた、「あなたがたまでが、だまされているのではないか。 | ||||||||
| 四八 役人たちやパリサイ人たちの中で、ひとりでも彼を信じた者があっただろうか。 | ||||||||
| 四九 律法をわきまえないこの群衆は、のろわれている」。 | ||||||||
| 五〇 彼らの中のひとりで、以前にイエスに会いにきたことのあるニコデモが、彼らに言った、 | ||||||||
| 五一 「わたしたちの律法によれば、まずその人の言い分を聞き、その人のしたことを知った上でなければ、さばくことをしないのではないか」。 | ||||||||
| 五二 彼らは答えて言った、「あなたもガリラヤ出なのか。よく調べてみなさい、ガリラヤからは預言者が出るものではないことが、わかるだろう」。 | ||||||||
| 五三 〔そして、人々はおのおの家に帰って行った。 | ||||||||
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