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四つの福音書による一つのイエス物語219 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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219 |
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「私は遣わした方のもとから来た」 |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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7;25〜31 |
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第七章二五〜三一節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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約翰傳iケ書第七章 |
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二五 此時エルサレムの或人曰けるは此は人々の殺んと謀る者に非ずや |
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二六 今かれ明にいふ而して之を尤る者なし有司等は彼を誠にキリストなりと知ならん乎 |
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二七 然ど我儕は此人の何處より來しを知もしキリストの來らん時は誰も其何處より來るを知者なからん |
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二八 此時イエス殿にて教をりしが大聲に呼いひけるは爾曹われを知また我いづこより來るを知されど我は己に由て來しに非ず我を遣しゝ者は眞なる者にて爾曹の知ざる所なり |
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二九 我は彼を知そは我は彼より出彼は我を遣しゝ者なれば也 |
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三十 是に於て彼等イエスを執へんと謀れり然ど其時いまだ至ざるが故に措手する者なかりき |
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三一 民の中おほくの人かれを信じ曰けるはキリストの來らん時その行ところの休徵この人より多らん乎 |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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ヨハネ傳iケ書第七章 |
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二五 爰にエルサレムの或る人々いふ『これは人々の殺さんとする者ならずや。 |
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二六 視よ、公然に語るに之に對して何をも言ふ者なし、司たちは此の人のキリストたるを眞に認めしならんか。 |
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二七 然れど我らは此の人の何處よりかを知る、キリストの來る時には、その何處よりかを知る者なし』 |
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二八 爰にイエス宮にてヘへつつ呼はりて言ひ給ふ『なんぢら我を知り、亦わが何處よりかを知る。されど我は己より來るにあらず、眞の者ありて我を遣し給へり。汝らは彼を知らず、 |
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二九 我は彼を知る。我は彼より出で、彼は我を遣し給ひしに因りてなり』 |
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三〇 爰に人々イエスを捕へんと謀りたれど、彼の時いまだ到らぬ故に手出する者なかりき。 |
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三一 斯て群衆のうち多くの人々イエスを信じて『キリスト來るとも、此の人の行ひしより多く徵を行はんや』と言ふ。 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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ヨハネによる福音書第七章 |
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二五 さて、エルサレムのある人たちが言った、「この人は人々が殺そうと思っている者ではないか。 |
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二六 見よ、彼は公然と語っているのに、人々はこれに対して何も言わない。役人たちは、この人がキリストであることを、ほんとうに知っているのではなかろうか。 |
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二七 わたしたちはこの人がどこからきたのか知っている。しかし、キリストが現れる時には、どこから来るのか知っている者は、ひとりもいない」。 |
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二八 イエスは宮の内で教えながら、叫んで言われた、「あなたがたは、わたしを知っており、また、わたしがどこからきたかも知っている。しかし、わたしは自分からきたのではない。わたしをつかわされたかたは真実であるが、あなたがたは、そのかたを知らない。 |
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二九 わたしは、そのかたを知っている。わたしはそのかたのもとからきた者で、そのかたがわたしをつかわされたのである」。 |
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三〇 そこで人々はイエスを捕えようと計ったが、だれひとり手をかける者はなかった。イエスの時が、まだきていなかったからである。 |
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三一 しかし、群衆の中の多くの者が、イエスを信じて言った、「キリストがきても、この人が行ったよりも多くのしるしを行うだろうか」。 |
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Office Murakami |