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四つの福音書による一つのイエス物語216 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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216 |
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無花果を呪う |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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11;12〜14 |
21;18〜19 |
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第一一章一二〜一四節 |
第二一章一八〜一九節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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馬可傳iケ書第一一章 |
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十二 明日かれらベタニヤより出し時イエス饑たり |
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十三 遙に葉ある無花果の樹を見てその樹に何か有んとて來しに葉の他なにも見ざりき是無花果樹の時に非れば也 |
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十四 イエス此樹に對て今よりのち永久も爾の果を食ふ人あらざれといふ弟子これを聞り |
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馬太傳iケ書第二一章 |
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十八 翌あさキ城へ返るとき飢ければ |
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十九 路の旁にある一の無花果の樹を見て其處に來りしに葉の他に何も見ざりしかば今よりのち永久も果を結ぶことを得ざれと之に曰たまひければ無花果立刻に枯ぬ |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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マルコ傳iケ書第一一章 |
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一二 あくる日かれらベタニヤより出で來りし時、イエス飢ゑ給ふ。 |
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一三 遙に葉ある無花果の樹を見て、果をや得んと其のもとに到り給ひしに、葉のほかに何をも見出し給はず、是は無花果の時ならぬに因る。 |
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一四 イエスその樹に對ひて言ひたまふ『今より後いつまでも、人なんぢの果を食はざれ』弟子たち之を聞けり。 |
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マタイ傳iケ書第二一章 |
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一八 朝早く、キにかへる時イエス飢ゑたまふ。 |
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一九 路の傍なる一もとの無花果の樹を見て、その下に到り給ひしに、葉のほかに何をも見出さず、之に對ひて『今より後いつまでも果を結ばざれ』と言ひ給へば、無花果の樹たちどころに枯れたり。 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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マルコによる福音書第一一章 |
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一二 翌日、彼らがベタニヤから出かけてきたとき、イエスは空腹をおぼえられた。 |
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一三 そして、葉の茂ったいちじくの木を遠くからごらんになって、その木に何かありはしないかと近寄られたが、葉のほかは何も見当らなかった。いちじくの季節でなかったからである。 |
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一四 そこで、イエスはその木にむかって、「今から後いつまでも、おまえの実を食べる者がないように」と言われた。弟子たちはこれを聞いていた。 |
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マタイによる福音書第二一章 |
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一八 朝はやく都に帰るとき、イエスは空腹をおぼえられた。 |
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一九 そして、道のかたわらに一本のいちじくの木があるのを見て、そこに行かれたが、ただ葉のほかは何も見当らなかった。そこでその木にむかって、「今から後いつまでも、おまえには実がならないように」と言われた。すると、いちじくの木はたちまち枯れた。 |
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Office Murakami |