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四つの福音書による一つのイエス物語214 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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214 |
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エルサレムに入る |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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11;1〜11 |
21;1〜11 |
19;28〜40 |
12;12〜19 |
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第一一章一〜一一節 |
第二一章一〜一一節 |
第一九章二八〜四〇節 |
第一二章一二〜一九節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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馬可傳iケ書第一一章 |
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一 かれら橄欖山のベテパケとベタニヤに至りエルサレムに近ける時イエス二人の弟子を遣さんとして |
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二 彼等に曰けるは爾曹對面の村に往かしこに入ば頓て人の未だ乘ざる所の繫げる驢馬の子を見べし其を解て牽來れ |
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三 もし誰か爾曹に何ゆゑ然する乎といふ者あらば主の用なりと曰さらば直に其を此に遣るべし |
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四 彼等ゆきて門の外の岐路に繋げる驢馬の子を見て之を解ければ |
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五 其處に立る人々のうち或人かれらに曰けるは此驢馬の子を解て如何する乎 |
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六 弟子イエスの命ぜし如く曰しかば遂に許たり |
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七 弟子驢馬の子をイエスに牽きたりて己が衣を其上に置ければイエスこれに乘り |
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八 人々おほくは其衣を路上に布あるひは樹の枝を伐て路上に布 |
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九 かつ前にゆき後に從ふ人々呼り曰けるはホザナよ主の名に託て來る者はなり |
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十 主の名に託て來る我儕の父なるダビデの國はなり至上處にホザナよ |
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十一 イエス エルサレムに至り聖殿に入て悉くみまはし時すでに暮に及ければ十二と偕にベタニヤに出往り |
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馬太傳iケ書第二一章 |
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一 かれら橄欖山のベテパゲに至りエルサレムに近ける時イエス二人の弟子を遣さんとして |
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二 彼等に曰けるは爾曹むかふの村に往やがて繫たる驢馬の其子と偕にあるに遇ん夫を解て我に牽きたれ |
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三 若なんぢらに何とか言ものあらば主の用なりと曰さらば直に之を遣すべし |
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四 預言者の言に視よ爾の王は柔和にして驢馬すなはち驢馬の子に乘なんぢに來るとシヲンの女に吿よと |
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五 云るに應せん爲に如此なせる也 |
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六 弟子ゆきてイエスの命ぜし如くなし |
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七 驢馬と其子を牽きたり己の衣をその上に置ければイエスこれに乘り |
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八 衆人おほくは其衣を途に布あるひは樹枝を伐て途に布ぬ |
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九 かつ前にゆき後に從ふ人々呼いひけるはダビデの裔ホザナよ主の名に託て來る者はなり至上處にホザナよ |
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十 イエス エルサレムに至れるときキ城こぞりて竦動いひけるは是誰ぞや |
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十一 衆人いひけるは此はガリラヤのナザレより出たる預言者イエスなり |
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路加傳iケ書第一九章 |
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二八 イエス此事を言しのち衆人に先だちてエルサレムに上れり |
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二九 橄欖と名る山に靠るベテパゲとベタニヤに近づける時その弟子二人を遣さんとて曰けるは |
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三十 對面の村にゆけ彼處に入ば人の未だ乘ざる所の繫たる驢駒に遇べし其を解て牽來れ |
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三一 もし誰か爾曹に何ゆゑ解やと問者あらば如此こたふべし主の用なり |
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三二 遣されたる者往ければ果て其語たまへる如く遇ぬ |
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三二 かれら驢駒を解とき其主等かれらに何ぞ驢駒を解やと曰しかば |
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三四 答て主の用なりと曰て |
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三五 之をイエスに牽來り己が衣を驢駒に置ィエスを其上に乘 |
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三六 イエス往けるとき衆人その衣を路上に布り |
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三七 イエス エルサレムに近づき橄欖山を下らんとする時大衆の弟子みな喜び其見し所の奇跡なる凡の能に因て大聲に~を讚て曰けるは |
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三八 主の名に託て來る王はなり天に於ては和平に至上所には榮光あるべし |
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三九 大衆の中より或パリサイの人イエスに曰けるは師よ爾の弟子を責めよ |
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四十 彼等に答けるは我なんぢらに吿ん此輩もし默止なば石號呼べし |
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約翰傳iケ書第一二章 |
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十二 明日おほくの人々節筵に來りイエスのエルサレムに來らんとするを聞 |
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十三 椶櫚の葉を取ゆきて彼を迎ホザナよ主の名に託て來るイスラエルの王はなりと呼れり |
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十四 イエス驢馬の子を得て之に乘 |
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十五 錄してシオンの女よ懼るゝ勿れ視よ爾の王は驢馬の子に乘て來るとあるが如し |
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十六 弟子たち初は此事を曉ざりしがイエス榮を受し後に彼等此事の彼について錄され且その事を人々彼に行ひたりしを憶起せり |
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十七 イエスのラザロを墓より呼出して甦らしゝ時かれと偕に居し者ども證を爲り |
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十八 この休徵を行しことを聞しに因て人々彼を迎たるなり |
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十九 是に於てパリサイの人たがひに曰けるは爾曹が謀る所のuなきを知ずや見よ世は皆かれに從へり |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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マルコ傳iケ書第一一章 |
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一 彼らエルサレムに近づき、オリブ山の麓なるベテパゲ及びベタニヤに到りし時、イエス二人の弟子を遣さんとして言ひ給ふ、 |
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二 『むかひの村にゆけ、其處に入らば、頓て人の未だ乘りたることなき驢馬の子の繫ぎあるを見ん、それを解きて牽き來れ。 |
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三 誰かもし汝らに「なにゆゑ然するか」と言はば「主の用なり、彼ただちに返さん」といへ』 |
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四 弟子たち往きて、門の外の路に驢馬の子の繫ぎあるを見て解きたれば、 |
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五 其處に立つ人々のうちの或者『なんぢら驢馬の子を解きて何とするか』と言ふ。 |
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六 弟子たちイエスの吿げ給ひし如く言ひしに、彼ら許せり。 |
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七 斯て弟子たち驢馬の子をイエスの許に牽ききたり、己が衣をその上に置きたれば、イエス之に乘り給ふ。 |
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八 多くの人は己が衣を、或人は野より伐り取りたる樹の枝を途に敷く。 |
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九 かつ前に往き後に從ふ者ども呼はりて言ふ、『ホサナ、讚むべきかな、主の御名によりて來る者」 |
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一〇 讚むべきかな、今し來る我らの父ダビデの國。「いと高き處にてホサナ』 |
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一一 遂にエルサレムに到りて宮に入り、凡ての物を見囘し、時はや暮に及びたれば、十二弟子と共にベタニヤに出で往きたまふ。 |
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マタイ傳iケ書第二一章 |
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一 彼らエルサレムに近づき、オリブ山の邊なるベテパゲに到りし時、イエス二人の弟子を遣さんとして言ひ給ふ、 |
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二 『向の村にゆけ、頓て繫ぎたる驢馬のその子とともに在るを見ん、解きて我に牽ききたれ。 |
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三 誰かもし汝らに何とか言はば「主の用なり」と言へ、さらば直ちに之を遣さん』 |
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四 此の事の起りしは預言者によりて云はれたる言の成就せん爲なり。曰く、 |
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五 『シオンの娘に吿げよ、「視よ、汝の王、なんぢに怒り給ふ。柔和にして驢馬に乘り、軛を負ふ驢馬の子に乘りて」』 |
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六 弟子たち往きて、イエスの命じ給へる如くして、 |
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七 驢馬とその子とを牽ききたり、己が衣をその上におきたれば、イエス之に乘りたまふ。 |
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八 群衆の多くはその衣を途にしき、或者は樹の枝を伐りて途に敷く。 |
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九 かつ前にゆき後にしたがふ群衆よばはりて言ふ、『ダビデの子にホサナ、讚むべきかな、主の御名によりて來る者。いと高き處にてホサナ』 |
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一〇 遂にエルサレムに入り給へば、キ擧りて騷立ちて言ふ『これは誰なるぞ』 |
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一一 群衆いふ『これガリラヤのナザレより出でたる預言者イエスなり』 |
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ルカ傳iケ書第一九章 |
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二八 イエス此等のことを言ひてのち、先だち進みてエルサレムに上り給ふ。 |
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二九 オリブといふ山の麓なるベテパゲ及びベタニヤに近づきし時、イエス二人の弟子を遣さんとして言ひ給ふ、 |
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三〇 『向ひの村にゆけ。其處に入らば一度も人の乘りたる事なき驢馬の子の繫ぎあるを見ん、それを解きて牽ききたれ。 |
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三一 誰かもし汝らに「なにゆゑ解くか」と問はば、斯く言ふべし「主の用なり」と』 |
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三二 遣されたる者ゆきたれば、果して言ひ給ひし如くなるを見る。 |
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三三 かれら驢馬の子をとく時、その持主ども言ふ『なにゆゑ驢馬の子を解くか』 |
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三四 答へて言ふ『主の用なり』 |
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三五 かくて驢馬の子をイエスの許に牽ききたり、己が衣をその上にかけて、イエスを乘せたり。 |
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三六 その往き給ふとき、人々おのが衣を途に敷く。 |
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三七 オリブ山の下りあたりまで近づき來り給へば、群れゐる弟子等みな喜びて、その見しところの能力ある御業につき、聲高らかに~を讚美して言ひ始む、 |
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三八 『讚むべきかな、主の名によりて來る王。天には平和、至高き處には榮光あれ』 |
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三九 群衆のうちの或るパリサイ人ら、イエスに言ふ『師よ、なんぢの弟子たちを禁めよ』 |
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四〇 答へて言ひ給ふ『われ汝らに吿ぐ、此のともがら默さば、石叫ぶべし』 |
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ヨハネ傳iケ書第一二章 |
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一二 明くる日、祭に來りし多くの民ども、イエスのエルサレムに來り給ふをきき、 |
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一三 棕梠の枝をとりて出で迎へ、『ホサナ、讚むべきかな、主の御名によりて來る者」イスラエルの王』と呼はる。 |
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一四 イエスは小驢馬を得て之に乘り給ふ。これは錄して、 |
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一五 『シオンの娘よ、懼るな。視よ、なんぢの王は驢馬の子に乘りて來り給ふ』と有るが如し。 |
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一六 弟子たちは最初これらの事を悟らざりしが、イエスの榮光を受け給ひし後に、これらの事のイエスに就きて錄されたると、人々が斯く爲ししとを思ひ出せり。 |
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一七 ラザロを墓より呼び起し、死人の中より甦へらせ給ひし時に、イエスと偕に居りし群衆、證をなせり。 |
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一八 群衆のイエスを迎へたるは、斯る徵を行ひ給ひしことを聞きたるに因りてなり。 |
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一九 パリサイ人ら互に言ふ『見るべし、汝らの謀ることのuなきを。視よ、世は彼に從へり』 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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マルコによる福音書第一一章 |
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一 さて、彼らがエルサレムに近づき、オリブの山に沿ったベテパゲ、ベタニヤの附近にきた時、イエスはふたりの弟子をつかわして言われた、 |
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二 「むこうの村へ行きなさい。そこにはいるとすぐ、まだだれも乗ったことのないろばの子が、つないであるのを見るであろう。それを解いて引いてきなさい。 |
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三 もし、だれかがあなたがたに、なぜそんな事をするのかと言ったなら、主がお入り用なのです。またすぐ、ここへ返してくださいますと、言いなさい」。 |
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四 そこで、彼らは出かけて行き、そして表通りの戸口に、ろばの子がつないであるのを見たので、それを解いた。 |
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五 すると、そこに立っていた人々が言った、「そのろばの子を解いて、どうするのか」。 |
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六 弟子たちは、イエスが言われたとおり彼らに話したので、ゆるしてくれた。 |
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七 そこで、弟子たちは、そのろばの子をイエスのところに引いてきて、自分たちの上着をそれに投げかけると、イエスはその上にお乗りになった。 |
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八 すると多くの人々は自分たちの上着を道に敷き、また他の人々は葉のついた枝を野原から切ってきて敷いた。 |
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九 そして、前に行く者も、あとに従う者も共に叫びつづけた、「ホサナ、主の御名によってきたる者に、祝福あれ。 |
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一〇 今きたる、われらの父ダビデの国に、祝福あれ。いと高き所に、ホサナ」。 |
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一一 こうしてイエスはエルサレムに着き、宮にはいられた。そして、すべてのものを見まわった後、もはや時もおそくなっていたので、十二弟子と共にベタニヤに出て行かれた。 |
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マタイによる福音書第二一章 |
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一 さて、彼らがエルサレムに近づき、オリブ山沿いのベテパゲに着いたとき、イエスはふたりの弟子をつかわして言われた、 |
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二 「向こうの村へ行きなさい。するとすぐ、ろばがつながれていて、子ろばがそばにいるのを見るであろう。それを解いてわたしのところに引いてきなさい。 |
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三 もしだれかが、あなたがたに何か言ったなら、主がお入り用なのです、と言いなさい。そう言えば、すぐ渡してくれるであろう」。 |
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四 こうしたのは、預言者によって言われたことが、成就するためである。 |
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五 すなわち、「シオンの娘に告げよ、見よ、あなたの王がおいでになる、柔和なおかたで、ろばに乗って、くびきを負うろばの子に乗って」。 |
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六 弟子たちは出て行って、イエスがお命じになったとおりにし、 |
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七 ろばと子ろばとを引いてきた。そしてその上に自分たちの上着をかけると、イエスはそれにお乗りになった。 |
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八 群衆のうち多くの者は自分たちの上着を道に敷き、また、ほかの者たちは木の枝を切ってきて道に敷いた。 |
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九 そして群衆は、前に行く者も、あとに従う者も、共に叫びつづけた、「ダビデの子に、ホサナ。主の御名によってきたる者に、祝福あれ。いと高き所に、ホサナ」。 |
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一〇 イエスがエルサレムにはいって行かれたとき、町中がこぞって騒ぎ立ち、「これは、いったい、どなただろう」と言った。 |
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一一 そこで群衆は、「この人はガリラヤのナザレから出た預言者イエスである」と言った。 |
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ルカによる福音書第一九章 |
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二八 イエスはこれらのことを言ったのち、先頭に立ち、エルサレムへ上って行かれた。 |
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二九 そしてオリブという山に沿ったベテパゲとベタニヤに近づかれたとき、ふたりの弟子をつかわして言われた、 |
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三〇 「向こうの村へ行きなさい。そこにはいったら、まだだれも乗ったことのないろばの子がつないであるのを見るであろう。それを解いて、引いてきなさい。 |
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三一 もしだれかが『なぜ解くのか』と問うたら、『主がお入り用なのです』と、そう言いなさい」。 |
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三二 そこで、つかわされた者たちが行って見ると、果して、言われたとおりであった。 |
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三三 彼らが、そのろばの子を解いていると、その持ち主たちが、「なぜろばの子を解くのか」と言ったので、 |
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三四 「主がお入り用なのです」と答えた。 |
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三五 そしてそれをイエスのところに引いてきて、その子ろばの上に自分たちの上着をかけてイエスをお乗せした。 |
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三六 そして進んで行かれると、人々は自分たちの上着を道に敷いた。 |
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三七 いよいよオリブ山の下り道あたりに近づかれると、大ぜいの弟子たちはみな喜んで、彼らが見たすべての力あるみわざについて、声高らかに神をさんびして言いはじめた、 |
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三八 「主の御名によってきたる王に、祝福あれ。天には平和、いと高きところには栄光あれ」。 |
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三九 ところが、群衆の中にいたあるパリサイ人たちがイエスに言った、「先生、あなたの弟子たちをおしかり下さい」。 |
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四〇 答えて言われた、「あなたがたに言うが、もしこの人たちが黙れば、石が叫ぶであろう」。 |
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ヨハネによる福音書第一二章 |
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一二 その翌日、祭にきていた大ぜいの群衆は、イエスがエルサレムにこられると聞いて、 |
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一三 しゅろの枝を手にとり、迎えに出て行った。そして叫んだ、/「ホサナ、/主の御名によってきたる者に祝福あれ、/イスラエルの王に」。 |
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一四 イエスは、ろばの子を見つけて、その上に乗られた。それは |
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一五 「シオンの娘よ、恐れるな。見よ、あなたの王が/ろばの子に乗っておいでになる」/と書いてあるとおりであった。 |
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一六 弟子たちは初めにはこのことを悟らなかったが、イエスが栄光を受けられた時に、このことがイエスについて書かれてあり、またそのとおりに、人々がイエスに対してしたのだということを、思い起した。 |
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一七 また、イエスがラザロを墓から呼び出して、死人の中からよみがえらせたとき、イエスと一緒にいた群衆が、そのあかしをした。 |
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一八 群衆がイエスを迎えに出たのは、イエスがこのようなしるしを行われたことを、聞いていたからである。 |
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一九 そこで、パリサイ人たちは互に言った、「何をしてもむだだった。世をあげて彼のあとを追って行ったではないか」。 |
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Office Murakami |