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四つの福音書による一つのイエス物語206 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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206 |
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ラザロを甦らせる |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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11;38〜44 |
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第一一章三八〜四四節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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約翰傳iケ書第一一章 |
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三八 イエスまた心を慟しめて墓に至る墓は洞にて其口の所に石を置り |
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三九 イエス曰けるは石を去よ死し者の兄弟マルタ曰けるは主よ彼ははや臭し死てより已に四日を經たり |
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四十 イエス彼に曰けるは爾もし信ぜば~の榮を見べしと我なんぢに言しに非ずや |
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四一 遂に其石を死し者を置たる所より移去たりイエス天を仰ぎて曰けるは父よ已に我に聽り我これを爾に謝す |
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四二 我なんぢが恒に我に聽ことを知しかるに我かく言は傍に立る人をして爾の我を遣しゝことを信ぜしめんとて也 |
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四三 如此いひて大聲に呼いひけるはラザロよ出よ |
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四四 死者布にて手足を縛れ面は手布にて裹れて出イエス彼等に曰けるは彼を釋て行しめよ |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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ヨハネ傳iケ書第一一章 |
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三八 イエスまた心を傷めつつ墓にいたり給ふ。墓は洞にして石を置きて塞げり。 |
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三九 イエス言ひ給ふ『石を除けよ』死にし人の姊妹マルタ言ふ『主よ、彼ははや臭し、四日を經たればなり』 |
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四〇 イエス言ひ給ふ『われ汝に、もし信ぜば~の榮光を見んと言ひしにあらずや』 |
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四一 ここに人々、石を除けたり。イエス目を擧げて言ひたまふ『父よ、我にきき給ひしを謝す。 |
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四二 常にきき給ふを我は知る。然るに斯く言ふは、傍らに立つ群衆の爲にして、汝の我を遣し給ひしことを之に信ぜしめんとてなり』 |
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四三 斯く言ひてのち、聲高く『ラザロよ、出で來たれ』と呼はり給へば、 |
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四四 死にしもの布にて足と手とを卷かれたるまま出で來る、顏も手拭にて包まれたり。イエス『これを解きて往かしめよ』と言ひ給ふ。 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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ヨハネによる福音書第一一章 |
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三八 イエスはまた激しく感動して、墓にはいられた。それは洞穴であって、そこに石がはめてあった。 |
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三九 イエスは言われた、「石を取りのけなさい」。死んだラザロの姉妹マルタが言った、「主よ、もう臭くなっております。四日もたっていますから」。 |
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四〇 イエスは彼女に言われた、「もし信じるなら神の栄光を見るであろうと、あなたに言ったではないか」。 |
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四一 人々は石を取りのけた。すると、イエスは目を天にむけて言われた、「父よ、わたしの願いをお聞き下さったことを感謝します。 |
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四二 あなたがいつでもわたしの願いを聞きいれて下さることを、よく知っています。しかし、こう申しますのは、そばに立っている人々に、あなたがわたしをつかわされたことを、信じさせるためであります」。 |
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四三 こう言いながら、大声で「ラザロよ、出てきなさい」と呼ばわれた。 |
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四四 すると、死人は手足を布でまかれ、顔も顔おおいで包まれたまま、出てきた。イエスは人々に言われた、「彼をほどいてやって、帰らせなさい」。 |
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Office Murakami |