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四つの福音書による一つのイエス物語189 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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189 |
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裁判官と寡婦の譬を語る |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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18;1〜8 |
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第一八章一〜八節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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路加傳iケ書第一八章 |
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一 イエスまた人の恒に祈禱して沮喪すまじき爲に譬を彼等に語けるは |
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二 或邑に~を畏れず人を敬はざる裁判人ありけるが |
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三 其邑に嫠婦ありて我を我仇より救たまへと曰て彼に至しに |
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四 かれ久く肯はざりしかど其のち心の中に思けるは我~を畏ず人をも敬はざれど |
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五 此嫠われを煩せば彼が絶ず來て我を聒さゞる爲に之を救はん |
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六 主いひけるは不義なる裁判人の言し事を聽 |
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七 况て~は晝夜祈る所の選たる者を久く忍とも終に救ざらんや |
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八 我なんぢらに吿ん~は速に彼等を救はん然ど人の子きたらんとき信を世に見んや |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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ルカ傳iケ書第一八章 |
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一 また彼らに落膽せずして常に祈るべきことを、譬にて語り言ひ給ふ、 |
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二 『或町に~を畏れず、人を顧みぬ裁判人あり。 |
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三 その町に寡婦ありて、屢次その許にゆき「我がために仇を審きたまへ」と言ふ。 |
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四 かれ久しく聽き入れざりしが、其ののち心の中に言ふ「われ~を畏れず、人を顧みねど、 |
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五 此の寡婦われを煩はせば、我かれが爲に審かん、然らずば絕えず來りて我を惱さん」と』 |
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六 主いひ給ふ『不義なる裁判人の言ふことを聽け、 |
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七 まして~は夜晝よばはる選民のために、縱ひ遲くとも遂に審き給はざらんや。 |
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八 我なんぢらに吿ぐ、速かに審き給はん。然れど人の子の來るとき地上に信仰を見んや』 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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ルカによる福音書第一八章 |
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一 また、イエスは失望せずに常に祈るべきことを、人々に譬で教えられた。 |
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二 「ある町に、神を恐れず、人を人とも思わぬ裁判官がいた。 |
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三 ところが、その同じ町にひとりのやもめがいて、彼のもとにたびたびきて、『どうぞ、わたしを訴える者をさばいて、わたしを守ってください』と願いつづけた。 |
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四 彼はしばらくの間きき入れないでいたが、そののち、心のうちで考えた、『わたしは神をも恐れず、人を人とも思わないが、 |
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五 このやもめがわたしに面倒をかけるから、彼女のためになる裁判をしてやろう。そしたら、絶えずやってきてわたしを悩ますことがなくなるだろう』」。 |
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六 そこで主は言われた、「この不義な裁判官の言っていることを聞いたか。 |
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七 まして神は、日夜叫び求める選民のために、正しいさばきをしてくださらずに長い間そのままにしておかれることがあろうか。 |
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八 あなたがたに言っておくが、神はすみやかにさばいてくださるであろう。しかし、人の子が来るとき、地上に信仰が見られるであろうか」。 |
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Office Murakami |