| 四つの福音書による一つのイエス物語184 | ||||||
| マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました | ||||||
| マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます | ||||||
| 物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています | ||||||
| 福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました | ||||||
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| 184 | ||||||
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| 借金を負う僕の譬を語る | ||||||
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| 上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか | ||||||
| ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ | ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ | ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ | ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ | |||
| 馬可傳iケ書 | 馬太傳iケ書 | 路加傳iケ書 | 約翰傳iケ書 | |||
| マルコ傳iケ書 | マタイ傳iケ書 | ルカ傳iケ書 | ヨハネ傳iケ書 | |||
| マルコによる福音書 | マタイによる福音書 | ルカによる福音書 | ヨハネによる福音書 | |||
| 18;23〜35 | ||||||
| 第一八章二三〜三五節 | ||||||
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| 英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう | ||||||
| 馬太傳iケ書第一八章 | ||||||
| 二三 是故に天國は王その民と會計を調んとするが如し | ||||||
| 二四 調べ始しとき千萬金の負債したる者を王に曳來りしに | ||||||
| 二五 償ひ方なかりければ之に命じて其身その妻孥とあらゆる所有をみな鬻て償へと曰り | ||||||
| 二六 その臣俯伏て拜し曰けるは請われを寛し給はゞ皆償ふべし | ||||||
| 二七 是に於てその臣の主憐みて之を釋その負債を免したり | ||||||
| 二八 其臣いでゝ己より銀一百の負債したる友に遇ければ之を執へ喉をとり負債を返せと曰 | ||||||
| 二九 その友足下に俯伏て求いひけるは我を寛し給はゞ皆償ふべし | ||||||
| 三十 然るに之を肯はずして往その負債を償ふまで彼を獄に入ぬ | ||||||
| 三一 外の友その爲る事を見て甚だ哀み往て此事を皆その主に吿しかば | ||||||
| 三二 主かれを召て曰けるは惡き臣よ爾われに求しに因て我その負債を悉く免したり | ||||||
| 三三 我なんぢを憐みし如く爾も亦友を憐むべきに非ずや | ||||||
| 三四 その主いかりて負債をみな償ふまで彼を獄吏に付せり | ||||||
| 三五 若おのおの其心より兄弟を赦ずば我が天の父も亦なんぢらに此の如く行給ふべし | ||||||
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| 日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう | ||||||
| マタイ傳iケ書第一八章 | ||||||
| 二三 この故に天國はその家來どもと計算をなさんとする王のごとし。 | ||||||
| 二四 計算を始めしとき一萬タラントの負債ある家來つれ來られしが、 | ||||||
| 二五 償ひ方なかりしかば、其の主人、この者と、その妻子と凡ての所有とを賣りて償ふことを命じたるに、 | ||||||
| 二六 その家來ひれ伏し、拜して言ふ「寛くし給へ、さらば悉とく償はん」 | ||||||
| 二七 その家來の主人、あはれみて之を解き、その負債を免したり。 | ||||||
| 二八 然るに其の家來いでて、己より百デナリを負ひたる一人の同僚にあひ、之をとらへ、喉を締めて言ふ「負債を償へ」 | ||||||
| 二九 その同僚ひれ伏し、願ひて「寛くし給へ、さらば償はん」と言へど、 | ||||||
| 三〇 肯はずして往き、その負債を償ふまで之を獄に入れたり。 | ||||||
| 三一 同僚ども有りし事を見て甚く悲しみ、往きて有りし凡ての事をその主人に吿ぐ。 | ||||||
| 三二 ここに主人かれを呼び出して言ふ「惡しき家來よ、なんぢ願ひしによりて、かの負債をことごとく免せり。 | ||||||
| 三三 わが汝を憫みしごとく汝もまた同僚を憫むべきにあらずや」 | ||||||
| 三四 斯くその主人、怒りて、負債をことごとく償ふまで彼を獄卒に付せり。 | ||||||
| 三五 もし汝等おのおの心より兄弟を赦さずば、我が天の父も亦なんぢらに斯のごとく爲し給ふべし』 | ||||||
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| 日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう | ||||||
| マタイによる福音書第一八章 | ||||||
| 二三 それだから、天国は王が僕たちと決算をするようなものだ。 | ||||||
| 二四 決算が始まると、一万タラントの負債のある者が、王のところに連れられてきた。 | ||||||
| 二五 しかし、返せなかったので、主人は、その人自身とその妻子と持ち物全部とを売って返すように命じた。 | ||||||
| 二六 そこで、この僕はひれ伏して哀願した、『どうぞお待ちください。全部お返しいたしますから』。 | ||||||
| 二七 僕の主人はあわれに思って、彼をゆるし、その負債を免じてやった。 | ||||||
| 二八 その僕が出て行くと、百デナリを貸しているひとりの仲間に出会い、彼をつかまえ、首をしめて『借金を返せ』と言った。 | ||||||
| 二九 そこでこの仲間はひれ伏し、『どうか待ってくれ。返すから』と言って頼んだ。 | ||||||
| 三〇 しかし承知せずに、その人をひっぱって行って、借金を返すまで獄に入れた。 | ||||||
| 三一 その人の仲間たちは、この様子を見て、非常に心をいため、行ってそのことをのこらず主人に話した。 | ||||||
| 三二 そこでこの主人は彼を呼びつけて言った、『悪い僕、わたしに願ったからこそ、あの負債を全部ゆるしてやったのだ。 | ||||||
| 三三 わたしがあわれんでやったように、あの仲間をあわれんでやるべきではなかったか』。 | ||||||
| 三四 そして主人は立腹して、負債全部を返してしまうまで、彼を獄吏に引きわたした。 | ||||||
| 三五 あなたがためいめいも、もし心から兄弟をゆるさないならば、わたしの天の父もまたあなたがたに対して、そのようになさるであろう」。 | ||||||
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