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四つの福音書による一つのイエス物語166 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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166 |
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人の子が虐げられることを予め告げる(二) |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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9;30〜32 |
17;22〜23 |
9;44〜45 |
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第九章三〇〜三二節 |
第一七章二二〜二三節 |
第九章四四〜四五節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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馬可傳iケ書第九章 |
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三十 彼等こゝを去てガリラヤを過この事をイエス人の知を欲ざりき |
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三一 蓋その弟子に教て人の子は人の手に付され彼等に殺され殺されてのち第三日に甦るべしと曰たまふが故なり |
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三二 其とき弟子等この言を曉らず亦問ことを恐たり |
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馬太傳iケ書第一七章 |
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二二 ガリラヤを周流ときイエス彼等に曰けるは人の子人の手に解され |
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二三 かつ殺されて第三日に甦るべし弟子これを聞て甚だ哀めり |
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路加傳iケ書第九章 |
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四四 此言を爾曹耳に藏めよ夫人の子は人の手に付されん |
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四五 彼等この言を悟ざりし悟ざるやう隱されたる也彼等もまた懼て此事を問ざりき |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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マルコ傳iケ書第九章 |
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三〇 此處を去りて、ガリラヤを過ぐ。イエス人の此の事を知るを欲し給はず。 |
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三一 これは弟子たちにヘをなし、かつ『人の子は人々の手にわたされ、人々これを殺し、殺されて、三日ののち甦へるべし』と言ひ給ふが故なり。 |
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三二 弟子たちは、その言を悟らず、また問ふ事を恐れたり。 |
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マタイ傳iケ書第一七章 |
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二二 彼らガリラヤに集ひをる時、イエス言ひたまふ『人の子は人の手に付され、 |
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二三 人々は之を殺さん、斯て三日めに甦へるべし』弟子たち甚く悲しめり。 |
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ルカ傳iケ書第九章 |
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四四 『これらの言を汝らの耳にをさめよ。人の子は人々の手に付さるべし』 |
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四五 かれら此の言を悟らず、辧へぬやうに隱されたるなり。また此の言につきて問ふことを懼れたり。 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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マルコによる福音書第九章 |
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三〇 それから彼らはそこを立ち去り、ガリラヤをとおって行ったが、イエスは人に気づかれるのを好まれなかった。 |
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三一 それは、イエスが弟子たちに教えて、「人の子は人々の手にわたされ、彼らに殺され、殺されてから三日の後によみがえるであろう」と言っておられたからである。 |
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三二 しかし、彼らはイエスの言われたことを悟らず、また尋ねるのを恐れていた。 |
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マタイによる福音書第一七章 |
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二二 彼らがガリラヤで集まっていた時、イエスは言われた、「人の子は人々の手にわたされ、 |
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二三 彼らに殺され、そして三日目によみがえるであろう」。弟子たちは非常に心をいためた。 |
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ルカによる福音書第九章 |
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四四 「あなたがたはこの言葉を耳におさめて置きなさい。人の子は人々の手に渡されようとしている」。 |
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四五 しかし、彼らはなんのことかわからなかった。それが彼らに隠されていて、悟ることができなかったのである。また彼らはそのことについて尋ねるのを恐れていた。 |
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Office Murakami |