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四つの福音書による一つのイエス物語160 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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160 |
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エリヤについて答える |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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9;9〜13 |
17;9〜13 |
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第九章九〜一三節 |
第一七章九〜一三節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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馬可傳iケ書第九章 |
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九 山を下る時にイエス彼等に命じて人の子の死より甦る迄は爾曹の見し事を人に告る勿れと曰り |
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十 弟子等この言を守かつ互に論じ曰けるは死より甦ると云は何の事か |
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十一 彼等イエスに問て曰けるはエリヤは前に來るべしと學者の曰るは何ぞや |
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十二 イエス答て曰けるは實にエリヤは前に來りて萬事を復振また人の子に就ては其各樣の苦難を受かつ輕慢らるる事を書しるされたり |
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十三 然ど我なんぢらに告んエリヤ既に來しに彼に就て錄されたりし如く人々意の任に之を待へり |
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馬太傳iケ書第一七章 |
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九 山を下る時にイエス彼等に命じて人の子の死より甦るまでは爾曹の見し事を人に吿べからずと言り |
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十 其弟子とふて曰けるは然ばエリヤは先に來るべしと學者の云るは何ぞや |
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十一 イエス答て曰けるは實にエリヤは來て萬事を改むべし |
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十二 然ど我なんぢらに吿んエリヤは既に來しに人これを知ずたゞ意の任に彼を待へり此の如く人の子もまた彼等より苦難を受べし |
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十三 是に於て弟子バプテスマのヨハネを指て曰たまへるを悟れり |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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マルコ傳iケ書第九章 |
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九 山をくだる時、イエス彼らに、人の子の、死人の中より甦へるまでは、見しことを誰にも語るなと戒め給ふ。 |
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一〇 彼ら此の言を心にとめ『死人の中より甦へる』とは、如何なる事ぞと互に論じ合ふ。 |
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一一 斯てイエスに問ひて言ふ『學者たちは、何故エリヤまづ來るべしと言ふか』 |
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一二 イエス言ひ給ふ『實にエリヤ先づ來りて、萬の事をあらたむ。然らば人の子につき、多くの苦難を受け、かつ蔑せらるる事の錄されたるは何ぞや。 |
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一三 されど我なんぢらに吿ぐ、エリヤは旣に來れり。然るに彼に就きて錄されたる如く、人々心のままに之を待へり』 |
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マタイ傳iケ書第一七章 |
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九 山を下るとき、イエス彼らに命じて言ひたまふ『人の子の、死人の中より甦へるまでは、見たることを誰にも語るな』 |
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一〇 弟子たち問ひて言ふ『さらば、エリヤ先づ來るべしと學者らの言ふは何ぞ』 |
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一一 答へて言ひたまふ『實にエリヤ來りて萬の事をあらためん。 |
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一二 我なんぢらに吿ぐ、エリヤは旣に來れり。然れど人々これを知らず、反つて心のままに待へり。斯のごとく人の子もまた人々より苦しめらるべし』 |
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一三 爰に弟子たちバプテスマのヨハネを指して言ひ給ひしなるを悟れり。 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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マルコによる福音書第九章 |
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九 一同が山を下って来るとき、イエスは「人の子が死人の中からよみがえるまでは、いま見たことをだれにも話してはならない」と、彼らに命じられた。 |
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一〇 彼らはこの言葉を心にとめ、死人の中からよみがえるとはどういうことかと、互に論じ合った。 |
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一一 そしてイエスに尋ねた、「なぜ、律法学者たちは、エリヤが先に来るはずだと言っているのですか」。 |
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一二 イエスは言われた、「確かに、エリヤが先にきて、万事を元どおりに改める。しかし、人の子について、彼が多くの苦しみを受け、かつ恥ずかしめられると、書いてあるのはなぜか。 |
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一三 しかしあなたがたに言っておく、エリヤはすでにきたのだ。そして彼について書いてあるように、人々は自分かってに彼をあしらった」。 |
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マタイによる福音書第一七章 |
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九 一同が山を下って来るとき、イエスは「人の子が死人の中からよみがえるまでは、いま見たことをだれにも話してはならない」と、彼らに命じられた。 |
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一〇 弟子たちはイエスにお尋ねして言った、「いったい、律法学者たちは、なぜ、エリヤが先に来るはずだと言っているのですか」。 |
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一一 答えて言われた、「確かに、エリヤがきて、万事を元どおりに改めるであろう。 |
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一二 しかし、あなたがたに言っておく。エリヤはすでにきたのだ。しかし人々は彼を認めず、自分かってに彼をあしらった。人の子もまた、そのように彼らから苦しみを受けることになろう」。 |
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一三 そのとき、弟子たちは、イエスがバプテスマのヨハネのことを言われたのだと悟った。 |
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Office Murakami |