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四つの福音書による一つのイエス物語156 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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156 |
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人の子が虐げられることを予め告げる(一) |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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8;31〜33 |
16;21〜23 |
9;22 |
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第八章三一〜三三節 |
第一六章二一〜二三節 |
第九章二二節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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馬可傳iケ書第八章 |
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三一 また人の子の必ず多の苦難をうけ長老祭司の長學者どもに棄られ且殺されて三日の後に甦ることを彼等に示し始たまへり |
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三二 明に之を示し給しかばペテロ イエスを援て諫んとせしに |
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三三 イエス回顧その弟子を見てペテロを戒め曰けるはサタンよ我後に退け爾は~の情を思ず反て人の情を思ふ |
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馬太傳iケ書第一六章 |
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二一 此時よりイエス其弟子に己のエルサレムに往て長老祭司の長學者等より多の苦みを受かつ殺され第三日に甦る等なすべき事を示し始む |
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二二 ペテロ イエスを援とめて主よ宜らず此事爾に來るまじと曰ければ |
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二三 イエス反顧てペテロに曰たまひけるはサタンよ我後に退け爾は我に礙く者なり夫爾は~の事を思はず人の事を思へり |
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路加傳iケ書第九章 |
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二二 又曰けるは人の子かならず多の苦を受て長老祭司の長學者どもに棄られ且殺され第三日に甦るべし |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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マルコ傳iケ書第八章 |
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三一 斯て人の子の必ず多くの苦難をうけ、長老・祭司長・學者らに棄てられ、かつ殺され、三日の後に甦ヘるべき事をヘへはじめ、 |
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三二 此の事をあらはに語り給ふ。爰にペテロ、イエスを傍にひきて戒め出でたれば、 |
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三三 イエス振反りて弟子たちを見、ペテロを戒めて言ひ給ふ『サタンよ、わが後に退け、汝は~のことを思はず、反つて人のことを思ふ』 |
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マタイ傳iケ書第一六章 |
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二一 この時よりイエス・キリスト、弟子たちに、己のエルサレムに往きて、長老・祭司長・學者らより多くの苦難を受け、かつ殺され、三日めに甦へるべき事を示し始めたまふ。 |
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二二 ペテロ、イエスを傍にひき戒め出でて言ふ『主よ、然あらざれ、此の事なんぢに起らざるべし』 |
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二三 イエス振反りてペテロに言ひ給ふ『サタンよ、我が後に退け、汝はわが躓物なり、汝は~のことを思はず、反つて人のことを思ふ』 |
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ルカ傳iケ書第九章 |
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二二 『人の子は必ず多くの苦難をうけ、長老・祭司長・學者らに棄てられ、かつ殺され、三日めに甦へるべし』 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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マルコによる福音書第八章 |
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三一 それから、人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちに捨てられ、また殺され、そして三日の後によみがえるべきことを、彼らに教えはじめ、 |
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三二 しかもあからさまに、この事を話された。すると、ペテロはイエスをわきへ引き寄せて、いさめはじめたので、 |
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三三 イエスは振り返って、弟子たちを見ながら、ペテロをしかって言われた、「サタンよ、引きさがれ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている」。 |
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マタイによる福音書第一六章 |
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二一 この時から、イエス・キリストは、自分が必ずエルサレムに行き、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえるべきことを、弟子たちに示しはじめられた。 |
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二二 すると、ペテロはイエスをわきへ引き寄せて、いさめはじめ、「主よ、とんでもないことです。そんなことがあるはずはございません」と言った。 |
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二三 イエスは振り向いて、ペテロに言われた、「サタンよ、引きさがれ。わたしの邪魔をする者だ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている」。 |
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ルカによる福音書第九章 |
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二二 「人の子は必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちに捨てられ、また殺され、そして三日目によみがえる」。 |
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Office Murakami |