| 四つの福音書による一つのイエス物語147 | ||||||||
| マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました | ||||||||
| マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます | ||||||||
| 物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています | ||||||||
| 福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました | ||||||||
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| 147 | ||||||||
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| ファリサイ派のパン種を戒める | ||||||||
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| 上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか | ||||||||
| ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ | ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ | ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ | ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ | |||||
| 馬可傳iケ書 | 馬太傳iケ書 | 路加傳iケ書 | 約翰傳iケ書 | |||||
| マルコ傳iケ書 | マタイ傳iケ書 | ルカ傳iケ書 | ヨハネ傳iケ書 | |||||
| マルコによる福音書 | マタイによる福音書 | ルカによる福音書 | ヨハネによる福音書 | |||||
| 8;14〜21 | 16;5〜12 | 12;1 | ||||||
| 第八章一四〜二一節 | 第一六章五〜一二節 | 第一二章一節 | ||||||
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| 英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう | ||||||||
| 馬可傳iケ書第八章 | ||||||||
| 十四 さて弟子パンを携ふることを忘たゞ一のパンのみ舟に有き | ||||||||
| 十五 イエス彼等を戒めて曰けるは戒心してパリサイの人の麪酵とヘロデの麪酵を愼めよ | ||||||||
| 十六 弟子たがひに論じて曰けるは是パンを携へざりし故ならん | ||||||||
| 十七 イエス之を知て彼等に曰けるは何ぞ互にパンを携へざりし事を論ずるや未だ悟ざるか爾曹の心なほ頑か | ||||||||
| 十八 日ありて視ざるか耳ありて聽えざる乎また覺ざる乎 | ||||||||
| 十九 我五千人に五のパンを擘あたへし時その餘屑を幾筐ひろひしや答けるは十二なり | ||||||||
| 二十 又四千人に七のパンを擘あたへし時その餘屑を幾籃ひろひしや答けるは七なり | ||||||||
| 二一 イエス彼等に曰けるは何ぞ悟ざる乎 | ||||||||
| 馬太傳iケ書第一六章 | ||||||||
| 五 その弟子むかふの岸に到しにパンを携ふることを忘たり | ||||||||
| 六 イエス彼等に曰けるは戒心してパリサイとサドカイの人の麪酵を愼めよ | ||||||||
| 七 弟子たがひに論じて曰けるは是パンを携へざりし故ならん | ||||||||
| 八 イエスこれを知て曰けるは信仰うすき者よ何ぞ互にパンを携へざりしことを論ずる乎 | ||||||||
| 九 未だ悟らざるか五千人に五のパンを予しとき幾筐ひろひし乎 | ||||||||
| 十 また四千人に七のパンを予しとき幾籃ひろひしや爾曹これを記ざるか | ||||||||
| 十一 パリサイとサドカイの人の麪酵を愼めとはパンにつきて言るに非るを何ぞ悟らざる | ||||||||
| 十二 是に於て弟子その麪酵にはあらでパリサイとサドカイの人の教を謹めと言るなるも悟れり | ||||||||
| 路加傳iケ書第一二章 | ||||||||
| 一 そのとき數萬の人々相踐あふ程に集れりイエス先弟子に曰けるは爾曹パリサイの人の麪酵を謹めよ是僞善なり | ||||||||
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| 日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう | ||||||||
| マルコ傳iケ書第八章 | ||||||||
| 一四 弟子たちパンを携ふることを忘れ、舟には唯一つの他パンなかりき。 | ||||||||
| 一五 イエス彼らを戒めて言ひたまふ『愼みてバリサイ人のパンだねと、ヘロデのパンだねとに心せよ』 | ||||||||
| 一六 弟子たち互に、これはパン無き故ならんと語り合ふ。 | ||||||||
| 一七 イエス知りて言ひたまふ『何ぞパン無き故ならんと語り合ふか、未だ知らぬか、悟らぬか、汝らの心なほ鈍きか。 | ||||||||
| 一八 目ありて見ぬか、耳ありで聽かぬか。又なんぢら思ひ出でぬか、 | ||||||||
| 一九 五つのパンを擘きて、五千人に與へし時、その餘を幾筐ひろひしか』弟子たち言ふ『十二』 | ||||||||
| 二〇 『七つのパンを擘きて四千人に與へし時、その餘を幾籃ひろひしか』弟子たち言ふ『七つ』 | ||||||||
| 二一 イエス言ひたまふ『未だ悟らぬか』 | ||||||||
| マタイ傳iケ書第一六章 | ||||||||
| 五 弟子たち彼方の岸に到りしに、パンを携ふることを忘れたり。 | ||||||||
| 六 イエス言ひたまふ『愼みてパリサイ人とサドカイ人とのパン種に心せよ』 | ||||||||
| 七 弟子たち互に『我らはパンを携へぎりき』と語り合ふ。 | ||||||||
| 八 イエス之を知りて言ひ給ふ『ああ信仰うすき者よ、何ぞパン無きことを語り合ふか。 | ||||||||
| 九 未だ悟らぬか、五つのパンを五千人に分ちて、その餘を幾筐ひろひ、 | ||||||||
| 一〇 また七つのパンを四千人に分ちて、その餘を幾籃ひろひしかを覺えぬか。 | ||||||||
| 一一 我が言ひしはパンの事にあらぬを何ぞ悟らざる。唯パリサイ人とサドカイ人とのパンだねに心せよ』 | ||||||||
| 一二 爰に弟子たちイエスの心せよと言ひ給ひしは、パンの種にはあらで、パリサイ人とサドカイ人とのヘなることを悟れり。 | ||||||||
| ルカ傳iケ書第一二章 | ||||||||
| 一 その時、無數の人あつまりて、群衆ふみ合ふばかりなり。イエスまづ弟子たちに言ひ出で給ふ『なんぢら、パリサイ人のパンだねに心せよ、これ僞善なり。 | ||||||||
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| 日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう | ||||||||
| マルコによる福音書第八章 | ||||||||
| 一四 弟子たちはパンを持って来るのを忘れていたので、舟の中にはパン一つしか持ち合わせがなかった。 | ||||||||
| 一五 そのとき、イエスは彼らを戒めて、「パリサイ人のパン種とヘロデのパン種とを、よくよく警戒せよ」と言われた。 | ||||||||
| 一六 弟子たちは、これを自分たちがパンを持っていないためであろうと、互に論じ合った。 | ||||||||
| 一七 イエスはそれと知って、彼らに言われた、「なぜ、パンがないからだと論じ合っているのか。まだわからないのか、悟らないのか。あなたがたの心は鈍くなっているのか。 | ||||||||
| 一八 目があっても見えないのか。耳があっても聞えないのか。また思い出さないのか。 | ||||||||
| 一九 五つのパンをさいて五千人に分けたとき、拾い集めたパンくずは、幾つのかごになったか」。弟子たちは答えた、「十二かごです」。 | ||||||||
| 二〇 「七つのパンを四千人に分けたときには、パンくずを幾つのかごに拾い集めたか」。「七かごです」と答えた。 | ||||||||
| 二一 そこでイエスは彼らに言われた、「まだ悟らないのか」。 | ||||||||
| マタイによる福音書第一六章 | ||||||||
| 五 弟子たちは向こう岸に行ったが、パンを持って来るのを忘れていた。 | ||||||||
| 六 そこでイエスは言われた、「パリサイ人とサドカイ人とのパン種を、よくよく警戒せよ」。 | ||||||||
| 七 弟子たちは、これは自分たちがパンを持ってこなかったためであろうと言って、互に論じ合った。 | ||||||||
| 八 イエスはそれと知って言われた、「信仰の薄い者たちよ、なぜパンがないからだと互に論じ合っているのか。 | ||||||||
| 九 まだわからないのか。覚えていないのか。五つのパンを五千人に分けたとき、幾かご拾ったか。 | ||||||||
| 一〇 また、七つのパンを四千人に分けたとき、幾かご拾ったか。 | ||||||||
| 一一 わたしが言ったのは、パンについてではないことを、どうして悟らないのか。ただ、パリサイ人とサドカイ人とのパン種を警戒しなさい」。 | ||||||||
| 一二 そのとき彼らは、イエスが警戒せよと言われたのは、パン種のことではなく、パリサイ人とサドカイ人との教のことであると悟った。 | ||||||||
| ルカによる福音書第一二章 | ||||||||
| 一 その間に、おびただしい群衆が、互に踏み合うほどに群がってきたが、イエスはまず弟子たちに語りはじめられた、「パリサイ人のパン種、すなわち彼らの偽善に気をつけなさい。 | ||||||||
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