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四つの福音書による一つのイエス物語146 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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146 |
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なぜ見分けることができないのかと責める |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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16;1〜4 |
12;54〜56 |
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第一六章一〜四節 |
第一二章五四〜五六節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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馬太傳iケ書第一六章 |
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一 パリサイとサドカイの人きたりてイエスを試んとて天の休徵を我儕に見せよと曰ければ |
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二 彼等に答けるは爾曹暮には夕紅に由て晴ならんと言 |
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三 晨には朝紅また曇に由て今日は雨ならんといふ僞善者よ空の景色を別ことを知て時の休徵を別ち能はざる乎 |
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四 姦惡なる世は休徵を求るとも預言者ヨナの休徵のほか休徵を予られじ遂に彼等を離れて去ね |
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路加傳iケ書第一二章 |
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五四 イエスまた衆人に曰けるは雲の西より起るを見ば直に雨ふらんと爾曹いふ果て然り |
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五五 南より風ふけば暑からんと爾曹いふ果て然り |
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五六 僞善者よ天地の色象を別ことを知て此時を別ち能ざるは何ぞや |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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マタイ傳iケ書第一六章 |
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一 パリサイ人とサドガイ人と來りてイエスを試み、天よりの徵を示さんことを請ふ。 |
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二 答へて言ひたまふ『夕には汝ら「空あかき故に、晴ならん」と言ひ、 |
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三 また朝には「そら赤くして曇る故に、今日は風雨ならん」と言ふ。なんぢら空の氣色を見分くることを知りて、時の徵を見分くること能はぬか。 |
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四 邪曲にして不義なる代は徵を求む、然れどヨナの徵の外に徵は與へられじ』斯て彼らを離れて去り給ひぬ。 |
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ルカ傳iケ書第一二章 |
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五四 イエスまた群衆に言ひ給ふ『なんぢら雲の西より起るを見れば、直ちに言ふ「急雨きたらん」と、果して然り。 |
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五五 また南風ふけば、汝等いふ「强き暑あらん」と、果して然り。 |
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五六 僞善者よ、汝ら天地の氣色を辨ふることを知りて、今の時を辨ふること能はぬは何ぞや。 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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マタイによる福音書第一六章 |
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一 パリサイ人とサドカイ人とが近寄ってきて、イエスを試み、天からのしるしを見せてもらいたいと言った。 |
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二 イエスは彼らに言われた、「あなたがたは夕方になると、『空がまっかだから、晴だ』と言い、 |
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三 また明け方には『空が曇ってまっかだから、きょうは荒れだ』と言う。あなたがたは空の模様を見分けることを知りながら、時のしるしを見分けることができないのか。 |
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四 邪悪で不義な時代は、しるしを求める。しかし、ヨナのしるしのほかには、なんのしるしも与えられないであろう」。そして、イエスは彼らをあとに残して立ち去られた。 |
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ルカによる福音書第一二章 |
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五四 イエスはまた群衆に対しても言われた、「あなたがたは、雲が西に起るのを見るとすぐ、にわか雨がやって来る、と言う。果してそのとおりになる。 |
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五五 それから南風が吹くと、暑くなるだろう、と言う。果してそのとおりになる。 |
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五六 偽善者よ、あなたがたは天地の模様を見分けることを知りながら、どうして今の時代を見分けることができないのか。 |
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Office Murakami |