四つの福音書による一つのイエス物語145
マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました
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145
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徴で信じた多くの人々の心の中を見抜く
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか
ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ  ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ
馬可傳iケ書 馬太傳iケ書 路加傳iケ書 約翰傳iケ書
マルコ傳iケ書 マタイ傳iケ書 ルカ傳iケ書 ヨハネ傳iケ書
マルコによる福音書 マタイによる福音書 ルカによる福音書 ヨハネによる福音書
2;23〜25
第二章二三〜二五節
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう
約翰傳iケ書第二章
二三 イエス逾越にエルサレムに在しに多の人かれの行し休徵を見て其名を信ぜり
二四 イエス自己を彼等に托ず蓋すべての人を知
二五 また人の心の中を知が故に人について證を立るを求ざれば也
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう
ヨハネ傳iケ書第二章
二三 過越のまつりの間、イエス、エルサレムに在すほどに、多くの人その爲し給へる徵を見て御名を信じたり。
二四 然れどイエス己を彼らに任せ給はざりき。それは凡ての人を知り、
二五 また人の衷にある事を知りたまへば、人に就きて證するを要せざる故なり。
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう
ヨハネによる福音書第二章
二三 過越の祭の間、イエスがエルサレムに滞在しておられたとき、多くの人々は、その行われたしるしを見て、イエスの名を信じた。
二四 しかしイエスご自身は、彼らに自分をお任せにならなかった。それは、すべての人を知っておられ、
二五 また人についてあかしする者を、必要とされなかったからである。それは、ご自身人の心の中にあることを知っておられたからである。
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