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四つの福音書による一つのイエス物語144 |
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マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました |
マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます |
物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています |
福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました |
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144 |
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天からの徴を求めることに答える |
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上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか |
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ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ |
ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ |
ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ |
ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ |
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馬可傳iケ書 |
馬太傳iケ書 |
路加傳iケ書 |
約翰傳iケ書 |
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マルコ傳iケ書 |
マタイ傳iケ書 |
ルカ傳iケ書 |
ヨハネ傳iケ書 |
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マルコによる福音書 |
マタイによる福音書 |
ルカによる福音書 |
ヨハネによる福音書 |
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8;10〜13 |
12;38〜39 |
11;29〜30 |
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第八章一〇〜一三節 |
第一二章三八〜三九節 |
第一一章二九〜三〇節 |
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英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう |
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馬可傳iケ書第八章 |
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十 イエス直に其弟子と共に舟に乘てダルマヌタの方に往しに |
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十一 パリサイの人いでゝ彼を試んがため天よりの休徵を求めて詰はじむ |
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十二 イエス心の中に深く嘆息して曰けるは此世の人なんぞ休徵を求るや誠に我なんぢらに告ん休徵は此世の人に必ず興られじ |
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十三 イエス彼等を離れて復舟に乘むかふの岸に濟れり |
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馬太傳iケ書第一二章 |
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三八 此時ある學者とパリサイの人答て曰けるは師よ休徵をなして我儕に見せんことを爾に請ふ |
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三九 答て彼等に曰けるは奸惡なる世は休徵を求されど預言者ヨナの休徵の外は之に休徵を與られじ |
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路加傳iケ書第一一章 |
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二九 人々擁集れる時イエス曰けるは今の世は惡し奇跡を求るとも預言者ヨナの奇跡の外に奇跡は予られじ |
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三十 蓋ヨナがニネベの人に奇跡と爲し如く人の子は今の世に奇跡と爲べし |
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日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう |
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マルコ傳iケ書第八章 |
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一〇 直ちに弟子たちと共に舟に乘りて、ダルマヌタの地方に往き給へり。 |
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一一 パリサイ人いで來りて、イエスと論じはじめ、之を試みて天よりの徵をもとむ。 |
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一二 イエス心に深く歎じて言ひ給ふ『なにゆゑ今の代は徵を求むるか、誠に汝らに吿ぐ、徵は今の代に斷えて與へられじ』 |
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一三 斯て彼らを離れ、また舟に乘りて彼方に往き給ふ。 |
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マタイ傳iケ書第一二章 |
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三八 爰に或る學者・パリサイ人ら答へて言ふ『師よ、われら汝の徵を見んことを願ふ』 |
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三九 答へて言ひたまふ『邪曲にして不義なる代は徵を求む、されど預言者ヨナの徵のほかに徵は與へられじ。 |
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ルカ傳iケ書第一一章 |
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二九 群衆おし集まれる時、イエス言ひ出でたまふ『今の代は邪曲なる代にして徵を求む。されどヨナの徵のほかに徵は與へられじ。 |
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三〇 ヨナがニネベの人に徵となりし如く、人の子もまた今の代に然らん。 |
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日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう |
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マルコによる福音書第八章 |
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一〇 すぐ弟子たちと共に舟に乗って、ダルマヌタの地方へ行かれた。 |
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一一 パリサイ人たちが出てきて、イエスを試みようとして議論をしかけ、天からのしるしを求めた。 |
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一二 イエスは、心の中で深く嘆息して言われた、「なぜ、今の時代はしるしを求めるのだろう。よく言い聞かせておくが、しるしは今の時代には決して与えられない」。 |
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一三 そして、イエスは彼らをあとに残し、また舟に乗って向こう岸へ行かれた。 |
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マタイによる福音書第一二章 |
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三八 そのとき、律法学者、パリサイ人のうちのある人々がイエスにむかって言った、「先生、わたしたちはあなたから、しるしを見せていただきとうございます」。 |
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三九 すると、彼らに答えて言われた、「邪悪で不義な時代は、しるしを求める。しかし、預言者ヨナのしるしのほかには、なんのしるしも与えられないであろう。 |
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ルカによる福音書第一一章 |
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二九 さて群衆が群がり集まったので、イエスは語り出された、「この時代は邪悪な時代である。それはしるしを求めるが、ヨナのしるしのほかには、なんのしるしも与えられないであろう。 |
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三〇 というのは、ニネベの人々に対してヨナがしるしとなったように、人の子もこの時代に対してしるしとなるであろう。 |
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Office Murakami |