| 四つの福音書による一つのイエス物語143 | |||||||||
| マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの四つの福音書を一つのイエス物語に纏めました | |||||||||
| マルコ→マタイ→ルカ→ヨハネの順にイエス物語は発展していきます | |||||||||
| 物語の初めから終りまでを331の話に分け話の一つ一つを四福音書の日本語訳を並べる形で紹介しています | |||||||||
| 福音書の日本語訳は英国聖書會社「新約全書」(明治三十九年発行)、日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)、日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)を並べて比較できるようにしました | |||||||||
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| 143 | |||||||||
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| 四千人にパンを食べさせる | |||||||||
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| 上の言葉が四福音書の中でどう記されているか、記されていないか | |||||||||
| ΚΑΤΑ ΜΑΡΚΟΝ | ΚΑΤΑ ΜΑΤΘΑΙΟΝ | ΚΑΤΑ ΛΟΥΚΑΝ | ΚΑΤΑ ΙΩΑΝΝΗΝ | ||||||
| 馬可傳iケ書 | 馬太傳iケ書 | 路加傳iケ書 | 約翰傳iケ書 | ||||||
| マルコ傳iケ書 | マタイ傳iケ書 | ルカ傳iケ書 | ヨハネ傳iケ書 | ||||||
| マルコによる福音書 | マタイによる福音書 | ルカによる福音書 | ヨハネによる福音書 | ||||||
| 8;1〜9 | 15;32〜39 | ||||||||
| 第八章一〜九節 | 第一五章三二〜三九節 | ||||||||
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| 英国聖書會社「舊新約全書」(明治三十九年発行)の「新約全書」で見てみましょう | |||||||||
| 馬可傳iケ書第八章 | |||||||||
| 一 當時あつまれる人々甚だ多りしが何の食物も有ざりければイエス其弟子を召て曰けるは | |||||||||
| 二 我この多の人々を憐む既に三日われと共に居しゆゑ今なにも食物なし | |||||||||
| 三 もし飢しまゝ其家に歸さば途間にて憊ん其中に遠處より來れる者あれば也 | |||||||||
| 四 その弟子かれに答けるは此野にて何處よりパンを得この人々を飽しめん乎 | |||||||||
| 五 イエス彼等に問けるはパン幾何あるや七と答ふ | |||||||||
| 六 イエス人々に命じて地に坐せしめ七のパンを取て謝し之をわり人々の前に陳しめんが爲その弟子に與ければ即ち人々の前に陳り | |||||||||
| 七 また小き魚を些須もてり之をも祝して人々の前に陳と曰 | |||||||||
| 八 人々これを食て飽その餘屑を七の籃に拾り | |||||||||
| 九 之を食る者おほよそ四千人なり乃ちイエス之を歸しぬ | |||||||||
| 馬太傳iケ書第一五章 | |||||||||
| 三二 イエスその弟子を呼て曰けるは我この衆人を憫む彼等われと偕に居こと三日にして食ふものなし飢させて去しむることを欲ず恐くは途間にて惱ん | |||||||||
| 三三 其弟子かれに曰けるは野にて此多くの人に飽するほどのパンを何處より得んや | |||||||||
| 三四 イエス彼等に曰けるはパン幾何あるや答けるは七と些少の魚あり | |||||||||
| 三五 イエス人々に命じて地に坐しめ | |||||||||
| 三六 七のパンと魚を取て謝し之を擘て其弟子に予しかば弟子これを人々に予ふ | |||||||||
| 三七 食てみな飽たり餘の屑を拾しに七の籃に盈り | |||||||||
| 三八 之を食るもの婦と孩子の外に四千人ありき | |||||||||
| 三九 イエス人々を去しめ舟に登てマグダラの境に至れり | |||||||||
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| 日本聖書協會「新約聖書」改譯(大正六年)で見てみましょう | |||||||||
| マルコ傳iケ書第八章 | |||||||||
| 一 その頃また大なる群衆にて食ふべきものなかりしかば、イエス弟子たちを召して言ひ給ふ、 | |||||||||
| 二 『われ此の群衆を憫む、旣に三日われと偕にをりて食ふべき物なし。 | |||||||||
| 三 飢ゑしままにて、其の家に歸らしめば、途にて疲れ果てん。其の中には遠くより來れる者あり』 | |||||||||
| 四 弟子たち答へて言ふ『この寂しき地にては、何處よりパンを得て、この人々を飽かしむべき』 | |||||||||
| 五 イエス問ひ給ふ『パン幾個あるか』答へて『七つ』といふ。 | |||||||||
| 六 イエス群衆に命じて地に坐せしめ、七つのパンを取り、謝して之を裂き、弟子たちに與へて群衆の前におかしむ。弟子たち乃ちその前におく。 | |||||||||
| 七 また小き魚すこしばかりあり、祝して之をも、その前におけと言ひ給ふ。 | |||||||||
| 八 人々、食ひて飽き、擘きたる餘を拾ひしに、七つの籃に滿ちたり。 | |||||||||
| 九 その人おほよそ四千人なりき。イエス彼らを歸し、 | |||||||||
| マタイ傳iケ書第一五章 | |||||||||
| 三二 イエス弟子たちを召して言ひ給ふ『われ比の群衆をあはれむ、旣に三日われと偕にをりて食ふべき物なし。飢ゑたるままにて歸らしむるを好まず、恐くは途にて疲れ果てん』 | |||||||||
| 三三 弟子たち言ふ『この寂しき地にて、斯く大なる群衆を飽かしむべき多くのパンを、何處より得べき』 | |||||||||
| 三四 イエス言ひ給ふ『パン幾つあるか』彼らいふ『七つ、また小き魚すこしあり』 | |||||||||
| 三五 イエス群衆に命じて地に坐せしめ、 | |||||||||
| 三六 七つのパンと魚とを取り、謝して之をさき弟子たちに與ヘ給へば、弟子たち之を群衆に與ふ。 | |||||||||
| 三七 凡ての人くらひて飽き、裂きたる餘を拾ひしに、七つの籃に滿ちたり。 | |||||||||
| 三八 食ひし者は、女と子供とを除きて四千人なりき。 | |||||||||
| 三九 イエス群衆をかへし、舟に乘りてマガダンの地方に往き給へり. | |||||||||
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| 日本聖書協会「新約聖書」口語訳(昭和二十九年)で見てみましょう | |||||||||
| マルコによる福音書第八章 | |||||||||
| 一 そのころ、また大ぜいの群衆が集まっていたが、何も食べるものがなかったので、イエスは弟子たちを呼び寄せて言われた、 | |||||||||
| 二 「この群衆がかわいそうである。もう三日間もわたしと一緒にいるのに、何も食べるものがない。 | |||||||||
| 三 もし、彼らを空腹のまま家に帰らせるなら、途中で弱り切ってしまうであろう。それに、なかには遠くからきている者もある」。 | |||||||||
| 四 弟子たちは答えた、「こんな荒野で、どこからパンを手に入れて、これらの人々にじゅうぶん食べさせることができましょうか」。 | |||||||||
| 五 イエスが弟子たちに、「パンはいくつあるか」と尋ねられると、「七つあります」と答えた。 | |||||||||
| 六 そこでイエスは群衆に地にすわるように命じられた。そして七つのパンを取り、感謝してこれをさき、人々に配るように弟子たちに渡されると、弟子たちはそれを群衆に配った。 | |||||||||
| 七 また小さい魚が少しばかりあったので、祝福して、それをも人々に配るようにと言われた。 | |||||||||
| 八 彼らは食べて満腹した。そして残ったパンくずを集めると、七かごになった。 | |||||||||
| 九 人々の数はおよそ四千人であった。それからイエスは彼らを解散させ、 | |||||||||
| マタイによる福音書第一五章 | |||||||||
| 三二 イエスは弟子たちを呼び寄せて言われた、「この群衆がかわいそうである。もう三日間もわたしと一緒にいるのに、何も食べるものがない。しかし、彼らを空腹のままで帰らせたくはない。恐らく途中で弱り切ってしまうであろう」。 | |||||||||
| 三三 弟子たちは言った、「荒野の中で、こんなに大ぜいの群衆にじゅうぶん食べさせるほどたくさんのパンを、どこで手に入れましょうか」。 | |||||||||
| 三四 イエスは弟子たちに「パンはいくつあるか」と尋ねられると、「七つあります。また小さい魚が少しあります」と答えた。 | |||||||||
| 三五 そこでイエスは群衆に、地にすわるようにと命じ、 | |||||||||
| 三六 七つのパンと魚とを取り、感謝してこれをさき、弟子たちにわたされ、弟子たちはこれを群衆にわけた。 | |||||||||
| 三七 一同の者は食べて満腹した。そして残ったパンくずを集めると、七つのかごにいっぱいになった。 | |||||||||
| 三八 食べた者は、女と子供とを除いて四千人であった。 | |||||||||
| 三九 そこでイエスは群衆を解散させ、舟に乗ってマガダンの地方へ行かれた。 | |||||||||
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